そこで本記事では、一条工務店の特徴や各プランの違い、オプション、満足度する間取り設計のコツ、他社の住宅メーカーとの比較を紹介します。
「一条工務店でマイホームを建てたいけど、住まいの特徴や違いが良く分からんっ!」という人は、良ければ参考にして下さい。
【ステップ1】一条工務店で人気の6つのプラン
まず最初に、一条工務店で人気の6つのプランをチェックしておきましょう。
一条工務店では2024年7月時点で全10種類のプランがあり、その中でも特に人気なのは下記の6つのプランです。
- グランスマート
- グランセゾン
- アイスマート
- アイキューブ
- アイスマイル
- ハグミー
中でも、特に人気のあるプランがグランスマートとグランセゾン、アイスマートです。これらのプランの違いを一覧にまとめると、下記の通りです。
グランスマート | グランセゾン | アイスマート | |
---|---|---|---|
坪単価 | 85万円 | 80万円 | 75万円 |
外壁 | ハイドロテクト | 石目調タイル | |
屋根材 | ガルバリウム、スレート パラペット、太陽光パネル | スレート、パラペット 太陽光パネル | ガルバリウム、スレート パラペット、太陽光パネル |
全館床暖房 | 標準仕様 | ||
全館さらぽか空調 | オプション | 非対応 | オプション |
壁断熱 | 外内ダブル断熱 (EPS:内140mm、外50mm) | EPS (120mm) | 外内ダブル断熱 (EPS:内140mm、外50mm) |
天井断熱 | 硬質ウレタン (235㎜) | EPS (145㎜) | 硬質ウレタン (235㎜) |
床断熱 | 硬質ウレタン (内140mm、外50mm) | EPS (120㎜) | 硬質ウレタン (内140mm、外50mm) |
樹脂サッシ | 防犯トリプル (クリプトンガス) | ||
工法 | 2×6 | 在来軸組 | 2×6 |
天井高・1階 | 240㎝ | 265㎝ | 240㎝ |
天井高・2階 | 240㎝ | 250㎝ | 240㎝ |
フローリング | モクリア | EBコート | |
石目調フローリング | 標準仕様 | 非対応 | |
ロスガード90 | 標準仕様 | ||
うるケア | 標準仕様 | オプション | |
ハニカムシェード | 標準仕様 | ||
軒天 | 木目調orサイディング | サイディング | |
太陽光パネル | オプション対応 | ||
断熱性(Q値) | 0.51 | 0.98 | 0.51 |
断熱性(Ua値) | 0.25 | 0.38 | 0.25 |
気密性(C値) | 0.59 | 0.61 | 0.59 |
スリッドスライダー | 1箇所標準 | 設定なし | 1箇所標準 |
とはいえ、マイホームを検討する段階の人からすると、これだけでは何がどのように違うのかが分かりにくいはず。
そこで本ブログでは、下記の記事で一条工務店のプランの違いを分かり易く紹介しています。
【一条工務店のグランスマート】15個の標準仕様と8個のオプション|グランセゾンやアイスマートとの違いを比較
続きを見る
【一条工務店】グランスマートvsグランセゾン「比較すると分かる13の違い」
続きを見る
【一条工務店】グランスマートとアイスマート「6つの違い」
続きを見る
【一条工務店】アイスマートが分かる「9つの標準仕様」と「9つのオプション」
続きを見る
【一条工務店】アイスマイルが分かる「8つの特徴」
続きを見る
【一条工務店】HUGme(ハグミー)の「3つの特徴・5つの標準仕様・8つのオプション」
続きを見る
【ステップ2】一条工務店の標準仕様を知ると、人気の理由が分かる
一条工務店は標準仕様が充実しており、コストパフォーマンスに優れた住まいとして大人気の住宅メーカーです。
その理由は、他社の住宅メーカーだと有料オプションになるような高級設備を標準仕様で採用できるプランが多いからです。
例えば、タイル外壁です。タイルは高級素材のため、一般的な住宅メーカーだとオプション費用に100〜200万円ほどかかるケースが多いです。
ですが一条工務店では、グランスマートやグランセゾン、アイスマート、アイキューブ、アイスマイル、ハグミーなどの多くの人気モデルでタイル外壁が標準仕様に含まれています。
一条工務店の標準仕様には他にも多くの設備や仕様が含まれており、主には下記の6つが挙げられます。
- 耐震等級3
- 高気密・高断熱
- トリプル樹脂サッシ
- ロスガード90
- 全館床暖房
- タイル外壁
当ブログでは一条工務店の標準仕様を下記の複数の記事で紹介しているので、詳しく知りたい方は参考にしてください。
【一条工務店】9つの標準仕様|有料オプションがいらない家づくり
続きを見る
【世界トップクラス】一条工務店の窓が分かる9つの特徴【8つの実例あり】
続きを見る
一条工務店が選ばれる"9つの特徴"+12|人気の理由は「充実した標準仕様」にあり
続きを見る
【一条工務店の屋根材】ガルバリウム屋根と太陽光パネルを選ぶ「5つの理由」
続きを見る
【一条工務店のメンテナンス費用】30年で300万円かかる「6つの理由」
続きを見る
【一条工務店】軒が大事な「5つの理由」と軒を延長する「4つのオプション」
続きを見る
【一条工務店の耐震性】地震に強い家が建てられる「6つの理由」
続きを見る
【ステップ3】一条工務店のデメリットや注意点を知ろう
僕は一条工務店のグランスマートでマイホームを建てて、日々の暮らしに大満足しています。
ですが一条工務店の住まいも完璧ではなく、中には「デメリット」や「家づくりで苦手な部分」があるので事前に知っておくことが重要です。
その理由は、住宅メーカーによって家づくりの得意・不得意が大きく違ってくるので、「どのようなマイホームを建てたいか」を元に住宅メーカーを決めるべきだからです。
これは一条工務店に限らず、全ての住宅メーカーで言えることです。
例えば、住まいの性能(気密性や断熱性)が高く、省エネで快適に暮らせる住まいを建てたい人は一条工務店がピッタリです。
ですが「間取り設計の自由度の高さ」や「独自性のある外観デザイン」などを重視したい方は、他社の住宅メーカーを候補にしても良いかもしれません。
このように「家づくりで何を重視するか」によって選ぶべき住宅メーカーが異なるので、一条工務店でマイホームを建てるデメリットや注意点を事前に知っておくことは非常に重要です。
つまり「誰かにとってはデメリットでも、自分たちにとってはデメリットに感じない」のなら、気にする必要がないですよね。
当ブログでは、複数の記事で一条工務店のデメリットや注意点、後悔ポイントを紹介しているので、下記の記事を参考にしてください。
一条工務店のメリット「10選」とデメリット「21選」
続きを見る
一条工務店と契約することをやめた「13の理由」
続きを見る
一条工務店の後悔ポイント12選+5【一条ルールに注意】
続きを見る
【9つの方法】一条工務店の「Wi-Fi電波が弱い・ネットに繋がらない」を解決する
続きを見る
【一条工務店】バルコニー・ベランダが必要ない4つの理由【用途を決めて、最小限に】
続きを見る
【一条工務店】全館床暖房を付けると後悔する「7つのいらない理由」
続きを見る
【一条工務店】ハニカムシェードで後悔しない「5つの注意点」
続きを見る
【一条工務店の換気システム】ロスガード90がいらない4つの理由【寿命が短すぎる】
続きを見る
【一条工務店】全館さらぽか空調を不採用にした「6つの理由」
続きを見る
【防音・反響を検証】一条工務店の家は「音」対策が必要かも…
続きを見る
一条工務店でマイホームを建てるには、どれだけ年収が必要なのか?【結論:400万円あれば大丈夫】
続きを見る
【ステップ4】一条工務店の人気オプションでマイホームをカスタマイズ
一条工務店は標準仕様が充実した住宅メーカーですが、標準仕様だけでは大満足の住まいを建てることができません。
その理由はシンプルで、標準仕様には万人向けの設備や仕様しか含まれていないためです。
我が家の場合だと、ランドリールームや書斎、吹き抜けなどをオプションで採用しました。
このようにオプションを活用して自分たちの生活スタイルに合った住まいを作らないと、日々の暮らしでストレスを感じてしまうかもしれません。
そこで当ブログでは、一条工務店で採用すると満足度の高いオプションを下記の記事で紹介しています。
【2024年版】一条工務店で大満足のオプション20選【隠れオプションあり】
続きを見る
【一条工務店】ランドリールームを作る「3つのメリット+9つのコツ」
続きを見る
【一条工務店】太陽光発電と蓄電池を導入する「7つのメリット+8つの注意点」
続きを見る
【標準タイル vs ハイドロテクト】一条工務店のタイル外壁を決める9つのポイント
続きを見る
【一条工務店】2倍耐震(ミッドプライウォール)で地震に強い家に~デメリットはないのか~
続きを見る
【一条工務店】グレイスキッチンの「9つの標準仕様」と「7つのオプション」
続きを見る
【一条工務店の吹き抜け】導入前に知っておくべき「3つの特徴・5つのメリット・7つの注意点」
続きを見る
【一条工務店】書庫ユニットを不採用にした「7つの理由」
続きを見る
一条工務店はシャッターが全て有料である【要らない5つの理由とは?】
続きを見る
【ステップ5】一条工務店で満足度の高い間取りを作る「9つのコツ」
満足度の高いマイホームを作るには、何よりも間取りが重要です。
その理由は、住みやすさを最も左右するのが間取りであり、家を建てた後で変更することができないからです。
例えば、どれだけ良い住宅メーカーで最高級のオプションを採用しても間取りが微妙だと住まいの満足度が大幅に低下することでしょう。
住宅メーカーのプランは「家づくりの選択肢」を提供してくれるだけで、実際に暮らし易いマイホームを作るには自分たちで間取りを考えることが重要です。
そこで当ブログでは、一条工務店の家づくりで間取りを考える際のポイントを下記の記事で紹介しています。
【一条工務店の玄関】9つの特徴と間取り設計の「9つのポイント」
続きを見る
【一条工務店】2階リビングの間取り「メリット4選+デメリット5選」
続きを見る
【坪単価が分かる】一条工務店の建築コストを坪単価より徹底解説
続きを見る
【一条工務店】天井高を作るオプション3選+間取り設計の5つのコツ
続きを見る
【一条工務店】間取り設計のアイデア「15選」と失敗談「7選」
続きを見る
【一条工務店】トイレ0.75畳は狭いのか?「オススメしたい2つの理由」
続きを見る
【一条工務店】部屋干しを選ぶ「4つのメリット」
続きを見る
一条工務店で後悔しないために【10個の注意点まとめ】
続きを見る
【一条工務店】家を安く建てる9つの方法
続きを見る
【一条工務店】ローコスト住宅が建てられる「3つのプラン」
続きを見る
【一条工務店】1,000万円台で家は建つのか【リアルな条件付きで検証します】
続きを見る
一条工務店だと予算1,500万で家が建てられる?|解決策は「平屋+規格住宅」にあり
続きを見る
【一条工務店】土地込みで3,000~3,500万で建てられるのか
続きを見る
大満足のマイホームを作る方法【でも間取り設計は難しい】
続きを見る
【契約前にチェック】一条工務店と人気の住宅メーカー6社を比較
一条工務店は素晴らしい家が建てられる住宅メーカーですが、家づくりの全ての分野において優れているわけではありません。
これは先にも解説した通りで、住宅メーカーには得意な分野と苦手な分野があるため、「家づくりで何を重視するか」によって選ぶべき住宅メーカーも変わってくるからです。
例えば、気密性や断熱性などの性能を重視しつつ、メンテナンス費用を安く抑えたい人は一条工務店がおすすめです。
ですが大手の住宅メーカーと比べて、一条工務店は間取り設計の自由度が低めです。
もし、間取り設計の自由度の高さを重視したいという人なら「住友林業」がおすすめです。
ですが住友林業は最高品質の木材をふんだんに使うことから、坪単価は100万円前後と高めです。そのため予算に余裕をもって家づくりを進める必要があります。
このように住宅メーカーでは「何かは得意だけど、何かは苦手」ということが多々あります。
そのため家づくりを行う際は、住宅メーカーを比較した上で「自分たちの家づくりの条件だと、どこの住宅メーカーで建てると相性が良いのか」を判断するようにしてください。
当ブログでは、一条工務店と他社の住宅メーカーの比較を下記の記事で紹介しています。
【一条工務店とライバル6社】競合他社を比較して一条で建てた「たった1つの理由」
続きを見る
天井高が得意なハウスメーカー・工務店【全25社を比較してみた】
続きを見る
【高気密・高断熱のお家を建てたい人向け】住宅メーカーの4つの失敗しない選び方
続きを見る
【ライバルを徹底比較】セキスイハイムvs一条工務店は、どちらで建てるべき?【一条を選んだ8つの理由】
続きを見る
【ヘーベルハウス vs 一条工務店】7つの特徴を徹底比較【住宅メーカーの決め手が分かる】
続きを見る
【三井ホームvs一条工務店】どっちの住宅メーカーを選ぶ?【安く建てるコツを伝授】
続きを見る
【リフォームできないは嘘】一条工務店は他社でもリフォームできる
続きを見る