
グランスマートとは、2022年1月に発売された一条工務店の新商品で、最上位グレードにあたります。
まず最初にグランスマートの特徴をざっくりと説明すると、アイスマートとグランセゾンのそれぞれの良さを合わせ持つ住まいです。
- i-smart(アイスマート)
「気密性、断熱性、耐震性」に優れた住まい - GRAND SAISON(グランセゾン)
高級感、デザイン性に優れた住まい
グランスマートとグランセゾン、アイスマートのそれぞれの違いが分かるように、下記の表に特徴をまとめました。
グランスマート | グランセゾン | アイスマート | |
---|---|---|---|
坪単価 | 85万円 | 80万円 | 75万円 |
外壁 | ハイドロテクト | 石目調タイル | |
屋根材 | ガルバリウム、スレート パラペット、太陽光パネル | スレート、パラペット 太陽光パネル | ガルバリウム、スレート パラペット、太陽光パネル |
全館床暖房 | 標準仕様 | ||
全館さらぽか空調 | オプション | 非対応 | オプション |
壁断熱 | 外内ダブル断熱 (EPS:内140mm、外50mm) | EPS (120mm) | 外内ダブル断熱 (EPS:内140mm、外50mm) |
天井断熱 | 硬質ウレタン (235㎜) | EPS (145㎜) | 硬質ウレタン (235㎜) |
床断熱 | 硬質ウレタン (内140mm、外50mm) | EPS (120㎜) | 硬質ウレタン (内140mm、外50mm) |
樹脂サッシ | 防犯トリプル (クリプトンガス) | ||
工法 | 2×6 | 在来軸組 | 2×6 |
天井高・1階 | 240㎝ | 265㎝ | 240㎝ |
天井高・2階 | 240㎝ | 250㎝ | 240㎝ |
フローリング | モクリア | EBコート | |
石目調フローリング | 標準仕様 | 非対応 | |
ロスガード90 | 標準仕様 | ||
うるケア | 標準仕様 | オプション | |
ハニカムシェード | 標準仕様 | ||
軒天 | 木目調orサイディング | サイディング | |
太陽光パネル | オプション対応 | ||
断熱性(Q値) | 0.51 | 0.98 | 0.51 |
断熱性(Ua値) | 0.25 | 0.38 | 0.25 |
気密性(C値) | 0.59 | 0.61 | 0.59 |
スリッドスライダー | 1箇所標準 | 設定なし | 1箇所標準 |
このようにグランスマートは「一条工務店の最上位グレード」ということもあり、標準仕様がすごく充実したプランです。
そのためアイスマートだと有料オプションの設備でもグランスマートだと標準仕様に含まれることも多く、建てる家の内容によっては建築費が逆転するケースもあります。
例えば、アイスマートでグレイスシリーズの設備やフローリング材を採用する場合、グランスマートの方が建築費が逆に安くなるケースもあるので注意して下さい。
とは言っても「どういった特徴の住まいを建てるか?」によっても、選ぶべきプランや建築費は全く異なります。
そのため自分たちに最適なプランとその価格を詳しく知りたい人は、 タウンライフ家づくり で間取り図面と見積書を取り寄せした上で判断して下さい。
参考までに、下記は僕がタウンライフ家づくりを使って依頼したプランで「リビング20帖、3LDK以上、ランドリールーム・書斎付き」という条件の元に、間取り図面や見積書、建築模型を専用設計して頂きました。

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【グランスマートの坪単価は85万円】グランセゾン、アイスマートと建築コストを比較
まず最初に、本パートでは「グランスマートの建築コスト」を解説します。
一条工務店の最上位グレードということもあり、グランスマートの坪単価は「85万円前後」と高めに設定されています。
同じく一条工務店の人気モデルであるグランセゾンやアイスマートとは「どれだけの価格差が開くのか」を最初にチェックしておきましょう。
その1:坪単価は「85万円」前後
グランスマートの坪単価は「85万円前後」です。
平屋だと坪単価が「5万円」高くなるルールがあるため、坪単価は「90万円前後」で考えておきましょう。
こちらの坪単価を元に2階建てと平屋の建築コストを計算すると、下記の通りです。
2階建て | 平屋 | |
---|---|---|
25坪 | 2,125万円 | 2,250万円 |
30坪 | 2,550万円 | 2,700万円 |
35坪 | 2,975万円 | 3,150万円 |
40坪 | 3,400万円 | 3,600万円 |
ちなみに、一般的に最も選ばれることが多い建坪32坪の住まいだと、建築費は「2720~2880万円」となります。

その2:グランセゾンやアイスマートとの価格差は、約100~200万円
グランスマートとグランセゾン、アイスマートの坪単価は、下記の通りです。
- グランスマート:「85万円」前後
- グランセゾン :「80万円」前後
- アイスマート :「75万円」前後
こちらの坪単価を元に建坪ごとの建築コストを計算すると、下記の通りです。
25坪 | 30坪 | 35坪 | 40坪 | |
---|---|---|---|---|
グランスマート | 2,125万円 | 2,550万円 | 2,975万円 | 3,400万円 |
グランセゾン | 2,000万円 | 2,400万円 | 2,800万円 | 3,200万円 |
アイスマート | 1,875万円 | 2,250万円 | 2,625万円 | 3,000万円 |
すると、それぞれのグレード毎でおおよそ150~300万円の価格差が開くことが分かりますよね。

上記の価格表は、あくまで目安の価格です。その理由は、下記の2つです。
- 坪単価は「毎月」見直しされる
- 大きい家ほど坪単価が安く、小さい家ほど坪単価が高い
例えば「5月→6月に切り替わり、坪単価が+3万円値上げされた」というようなケースがよくあります。
実際に僕が打ち合わせを行っていたわずか1年ほどの期間でも、坪単価の見直しは計2回も行われました、、、

一条工務店では坪単価が見直しが定期的に行われるため、グランスマートの建築コストを正確に知りたい方は、 タウンライフ家づくり で見積りしてみると良いかもしれません。
併せて、一条工務店の他のプランや他社の住宅メーカーなどの資料も一括で取り寄せしておくと、今後の打ち合わせで必ず役に立つはずですよ。
【一条工務店のグランスマート】快適な住まい作る「4つの標準仕様」
一条工務店は「快適に暮らせる住まい」という口コミをよく耳にしますよね。
そこで「一条工務店の住まいは、なぜ快適に暮らせるのか」を下記の4つのポイントより確認しておきましょう。

その1:業界トップクラスの高気密・高断熱
グランスマートで快適な住まいが作れる1つ目の標準仕様は『業界トップクラスの高気密・高断熱』です。
住まいの性能を表す指標が「断熱性(Ua値)」と「気密性(C値)」で、いずれも数値が小さいほど性能が高いことを表します。
グランスマートのそれぞれの値は、下記の通りです。
- 断熱性(Ua値):0.25W/㎡・K
- 気密性(C値) :0.59c㎡/㎡

グランスマートは「断熱性・気密性」共に一条工務店の中で最高レベル、そして住宅業界全体でもトップクラスの水準を誇ります。
その理由は、断熱性(Ua値)は日本の省エネ基準で「0.87以下」、ZEH基準で「0.60以下」と定められており、グランスマートは「0.25W/㎡・K」と両方の水準を余裕でクリアしているからです。
そして気密性(C値)は、一般的に「0.7以下」であれば高気密住宅に分類されます。グランスマートの気密性は「0.59c㎡/㎡」なので、同じくこちらもクリアです。
少し視野を広げると、例えば「寒いことで有名な国」で定められているC値は、下記の通りです。
- カナダ :0.9以下
- スウェーデン:0.6以下

続いて、グランスマートと住宅メーカー各社の断熱性と気密性を比較すると、下記の通りです。
Ua値 (断熱性) | Q値 (断熱性) | C値 (気密性) | |
---|---|---|---|
一条工務店 | 0.25 | 0.51 | 0.59 |
三井ホーム | 0.43 | 1.61 | 2.00 |
スウェーデンハウス | 0.43 | 1.32 | 0.71 |
セキスイハイム(木造) | 0.46 | 1.60 | 0.99 |
桧家住宅 | 0.56 | 1.90 | 5.00 |
セキスイハイム(鉄骨) | 0.61 | 2.20 | 2.00 |
住友林業 | 0.75 | 1.91 | - |
積水ハウス | 0.75 | 2.40 | - |
ミサワホーム | 0.75 | 2.4 | - |
パナソニックホームズ | 0.87 | 2.7 | - |
ヘーベルハウス | 0.87 | 2.7 | 5.00 |
トヨタホーム | - | 1.86 | 5.00 |

一条工務店の住まいが断熱性と気密性に優れている理由は、下記の2つです。
- 外内ダブル断熱構法
- 防犯ツインLow‐Eトリプル樹脂サッシ
これらはグランスマートの標準仕様で、高気密・高断熱で快適な住まいを作るにはいずれも欠かせません。
理由1:外内ダブル断熱構法
- 天井:235㎜
- 壁 :140㎜+50㎜
- 床 :140㎜
グランスマートでは「天井・壁・床」を高性能な断熱材である高性能ウレタンフォームで魔法瓶のように包み込むことで、夏や冬でも外気温の影響を受けにくい住まいが作れます。
特に、外気温の影響を受けやすい壁の断熱材は「内側/140ミリ」と「外側/50ミリ」の両方に高性能ウレタンフォームを採用しています。
一般的なグラスウールの「2倍」の断熱性能を持つウレタンフォームを合計190ミリもの厚みで採用することで、国が定める次世代省エネルギー基準より「2.5倍以上」も熱を伝えにくい壁構造となります。
また、高性能ウレタンフォームは湿気を含みにくく、変形しにくい長寿命の断熱材という魅力もあります。
グラスウールなどの繊維系の断熱材は、結露の水分を吸収することで熱伝導率が高くなり、住まいの断熱性能が年々低下します。そして水分の重みで断熱材が変形して壁の中に断熱材がない隙間できることで、更に断熱性能が低下します。
ですがグランスマートの高性能ウレタンフォームだと、吸水性がグラスウールの120分の1以下で湿気を通しにくい素材なので、経年劣化の心配はありません。
このようにグランスマートでは、高性能かつ高寿命なウレタンフォームを採用することで、高い性能を長く維持することができる優れた住まいです。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :非対応(EPS120㎜)
- アイスマート :標準仕様
理由2:防犯ツインLow‐Eトリプル樹脂サッシ
一条工務店では「3層構造」で、ガラス間に「アルゴンガス」が入った断熱性の高い窓を採用しています。
その理由は、住まいで最も熱が逃げる場所が「窓」と証明されており、快適な住まいを作るには特にアイテムだからです。
- 夏の熱 :窓から「約73%」が侵入
- 冬の暖気:窓から「約58%」が逃げる
上記のように、半分以上の熱が窓から出入りするため、快適な住まいを作るには「窓の断熱性能」が欠かせません。
一条工務店の窓は、ライバルの住宅メーカーや世界各国の水準と比較しても「性能の高さ」が数値で証明されています。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :標準仕様
その2:空気をキレイにするロスガード90うるケア
グランスマートで快適な住まいが作れる2つ目の標準仕様は『空気をキレイにするロスガード90うるケア』です。
ロスガードを簡単に解説すると、快適な温度と湿度を調整しつつ、部屋の空気をキレイにする換気システムです。
- 「温度」交換で、外気を最適温度に
- 「湿度」交換で、除湿&保湿
- 高性能フィルターで、空気をキレイに
例えば「従来のファン式の換気扇」で換気すると、夏の「暑い空気」や冬の「冷たい空気」をそのまま室内に取り込むことになります、、、
ですが、ロスガード90を通して換気することで、外気温が0度でも空気を「18度」に切り替えた後に取り込むことで、室内を快適にキープできます。
ここまでは「通常のロスガード90」の説明ですが、グランスマートだと「ロスガード90うるケア」を標準仕様で採用できます。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :標準仕様
ロスガード90うるケア

ロスガード90うるケアとは、通常のロスガード90に「加湿機能」を追加した換気システムです。
最大の特徴は、ロスガード90うるケアは「掃除いらず&給水いらず」で、日々のメンテナンスが必要ないということです。
- フィルターなどの掃除が不要
- 24時間運転でも、電気代は月/300円
- 日々の給水、水の交換が不要
例えば、一般的な「置き型の加湿器」だと、1日に何回も給水したり、週1回ペースでフィルター掃除をしたりと、何かと大変です。
ですが、ロスガード90うるケアだと、加湿器にありがちな悩みや手間を全て無くすことができます。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :非対応
- アイスマート :オプション対応

その3:家全体が暖かくなる全館床暖房
グランスマートで快適な住まいが作れる3つ目の標準仕様は『家全体が暖かくなる全館床暖房』です。
全館床暖房とは、名前の通り「家全体」に設置される床暖房です。
部屋や廊下はもちろん、トイレやお風呂、ウォークインクローゼットなどを24時間運転で部屋を床から暖めることで快適な住まいが作れます。
エアコン暖房とは違って「足元から優しく暖める」ので、床付近の寒さを感じることも無く、長時間の暖房運転でも快適に過ごせます。
他にも、暖房器具で子供が火傷することも無ければ、家事の心配も無し、ホコリが舞い上がって空気を汚す心配もありません。
しかも、一条工務店の「高気密・高断熱」と「ロスガード90」のおかげで電気代も安く抑えられ、32坪の我が家で「月/2万円前後」です。

- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :標準仕様
その4:耐震等級3をクリアした地震に強い家
グランスマートで快適な住まいが作れる4つ目の標準仕様は『耐震等級3をクリアした地震に強い家』です。
一条工務店では「建てる全ての家」に構造計算を行い、全ての家で耐震等級3をクリアしていることを確認しています。
その理由はシンプルで、一条工務店が建てる全ての家で「高い耐震性」を担保するためです。
グランスマートでは「箱型パネル」で地震の揺れを分散できる「面で受ける」構造を採用することで、地震に強い住まいを作ることができます。
ですが、世の中には「耐震等級3」をアピールしつつも、実際は「耐震等級3を下回る家になってしまう住宅メーカー」が多いので注意しましょう。
例えば「リビングを広く設計すると、耐震等級3以下の住まいになる。耐震等級3をクリアするには、追加料金がかかる。」といったケースです。
ですが一条工務店では、建てる全ての家が耐震等級3をクリアしており、追加料金がかかることも無いので安心ですよね。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :標準仕様

有料オプション:2倍耐震
2倍耐震とは「ミッドプライウォール」という強靭な耐力壁を使うことで「耐震等級5相当」の住まいが作れるオプションです。

そもそも耐震等級5とは、建築基準法で最低ラインとされる「耐震等級1」よりも、2倍の強さがある建物のことを言います。
- 耐震等級1 = 1倍(基準値)
→ 震度5強を耐える - 耐震等級2 = 1.25倍
→ 震度6弱を耐える - 耐震等級3 = 1.5倍(一条の標準)
→ 震度6強を耐える - 耐震等級5相当=2倍
→震度7を耐える
2倍耐震は、有料オプションで「家の建坪 × 坪/3,000円」を元に計算するため、32坪の住まいだと「96,000円」かかります。
では「耐震等級3と耐震等級5相当は、具体的に何が違うのか?」と言うと、下記の通りです。
- 耐震等級3
家は倒壊しない、外壁・壁紙は破損する - 耐震等級5相当
家は倒壊しない、外壁・壁紙すらも破損しない
つまり大地震が起きても「倒壊しない家」に変わりないものの、タイ等級5の家だと「外壁や壁紙が破損する」心配すらありません。
例えば、大地震が起きて外壁や壁紙が破損すると、安くとも10~20万円の修繕費がかかるケースが多いです。
そのため、10万円近くを支払って2倍耐震を採用しても「地震に強く、安心の住まい」と「外壁・壁紙が破損しない強度」の2つが手に入るため、実はコスパの良いオプションなんですよね。
- グランスマート:オプション対応
- グランセゾン :非対応
- アイスマート :オプション対応

【一条工務店のグランスマート】外観デザイン「3つの標準仕様」
本パートでは『グランスマートの外観デザイン』の特徴である下記の3つを解説します。
その1:ハイドロテクトタイル
グランスマートの外観デザインの1つ目の特徴は『ハイドロテクトタイル』です。
ハイドロテクトタイルとは、自然の力で汚れを分解して洗い流す「セルフクリーニング効果」を持つ外壁材です。
つまり、自分で外壁材を掃除しなくても、光触媒の効果により、新築当時のキレイな状態をずっとキープできます。
ハイドロテクトタイルの導入コストは、下記の通りです。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :有料(坪/1.3万円)
アイスマートだと「有料」となり、32坪の住まいだと「41.6万円(32坪 × 1.3万円)」の導入コストがかかります。
ハイドロテクトタイルは全5色から選ぶことができ、下記で外観カラーの組み合わせをチェックしておきましょう。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :オプション対応

有料オプション:グレイスタイル
全面タイルのデザインに、シンボリックな印象を与える大判タイルの「グレイス・タイル」です。
タイル外壁なので、ハイドロテクトタイルと同等の高耐久でありながら、外観のデザイン性を充実できるタイル外壁です。
グランスマートで「グレイス・タイルが使われている外観」を下記で何パターンかチェックしておきましょう。
ハイドロテクトタイルとグレイス・タイルを組み合わせることで、メリハリを出しつつもお洒落な外観が作れます。
こちらは「グランスマートのみ」採用でき、有料オプションで「1㎡/35,000円」かかります。
グランスマートの外観|グレイス・タイル(カラー番号)
例えば、上記の画像だと「○㎡」くらいなので、オプション費は「○万円(○㎡ × 35,000円)」かかります。
個人的には、正直かなり高いと感じます…。
ハイドロテクトタイルと機能性や耐久性に大きな違いは無いので、デザイン性を重視したい人は検討してみると良いでしょう。
- グランスマート:オプション対応
- グランセゾン :非対応
- アイスマート :非対応
その2:デザインルーバー
グランスマートの外観デザインの2つ目の特徴は『デザインルーバー』です。
こちらは、外観にアクセントを付けてカッコ良いデザインを作りつつ、窓やバルコニーからのプライバシー防止に役立つアイテムです。
グランセゾンでは、1階と2階の「計3間(幅546㎝)」まで標準仕様で採用でき、下記の3タイプ・3色から選べます。
なお、デザインルーバーは、グランスマートやアイスマートでは「有料オプション」となり、1間(182㎝)あたりの価格は、下記の通りです。
- ウォールタイプ :211,200円
- スクリーンタイプ :211,200円
- オープニングタイプ:143,000円

- グランスマート:オプション対応
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :オプション対応
その3:木目調の軒天
グランスマートの外観デザインの3つ目の特徴は『木目調の軒天』です。
軒天(のきてん)とは、屋根の裏側(天井)のことを言い、グランスマートとグランセゾンでは標準仕様です。
木目調サイデイングの軒天は、下記の3色から選べます。
- ダークブラウン
- チャコールグレー
- イエローブラウン
木目調サイディングのチャコールグレーは「ほぼブラック」に感じるほど暗めなので、木目を目立たせたい人は「ダークブラウン」や「イエローブラウン」を検討すると良いでしょう。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :非対応
【一条工務店のグランスマート】内装デザイン「8つの標準仕様」
続いて、グランスマートの内装デザインを下記の8つを元にチェックしましょう。
グランスマートの最大の魅力は「内装」です。
その理由は、外装に比べて内装の方が日常的に触れたり、目にする機会が多いため、お金をかけると満足度が格段にアップするからです。
グランスマートの内装には、グランセゾンと同じ設備が使われています。
そのため「アイスマートで性能が高い家を建てたいけど、グランセゾンのデザイン性も欲しい…」とお悩みの方は、グランスマートがぴったりですよ。
ここからはグランスマートでマイホームを建てた我が家の画像を添えつつ、実際の画像付きで解説しますね。

ですが、1つ1つの設備が数十万円と高額なので、見積りを依頼してモデル毎に比較してみると良いでしょう!
その1:グレイスキッチン
グランスマートの内装デザインの1つ目の特徴は『グレイスキッチン』です。
グレイスキッチンは、見た目のカッコ良さだけじゃなく、収納量バツグンで使い勝手の良いキッチンです。
グレイスキッチンのポイントは、下記の6つです。
- 高級感ある木目
- 収納キャビネット
- グラリオカウンター
- キッチンボード
- グラビオエッジ
- 雰囲気バツグンの間接照明
特徴1:高級感ある木目
表面の材質には「グレイステクスチャー」という、木目調の柄と木本来の凹凸感を合わせた「木目調エンボスパネル」が使われています。
キッチンは、ダイニングやリビングの「顔」とも言える部分です。
グレイスキッチンがあると、1~2ランク上の高級感ある住まいを作ることができ、暮らしの満足度が格段にアップすること間違いありません。
グレイスキッチンのカラーは、下記の4色から選べます。
ちなみに我が家は「グレージュ」を採用しており、実際の写真は下記の通りです。

特徴2:収納キャビネット
グレイスキッチンでは、前面とキッチン側の両方に収納が用意されており、十分過ぎるほどの収納スペースがあります。
特徴3:グラリオカウンター
グレイスキッチンの天板(ワークトップ)には、パナソニック製の「グラリオカウンター」を標準搭載しています。
こちらは、水や油をはじく有機ガラス素材を使っているため、汚れが落ちやすくなり、日々の掃除もラクチンです。
グラリオカウンターは「全3色」から選べ、下記の通りです。
我が家は「ブラック」を選んでおり、グレージュの木目とグラリオカウンターのブラックの相性も良い感じです。

特徴4:キッチンボード
キッチンボードとは、グレイスキッチンの側面に張る汚れ対策のボードです。
「調理汚れ」や「油汚れ」が壁紙に付着することを防止する役割があり、必要に応じて延長することもできます。
キッチンボードのカラーは「全5色」から選べ、我が家はシェルグラニット(黒)を選びました。
グラリオカウンターと同じで、汚れは目立ちにくい一方で「どこが汚れているか?」が分かりにくいのが難点ですね。
特徴5:グラビオエッジ
グラビオエッジとは、グレイスキッチン表面に施工する「お洒落な壁紙」のことを言います。
こちらは「計4デザイン+各4色」から選ぶことができ、玄関やテレビボード裏に採用するケースが多いです。
グランスマートやグランセゾンでは、キッチンの表面とカップボードの中段に標準仕様で施工できます。
ちなみに我が家は、展示場などで多く使われている「Blocco(ブロッコ)」を採用しました。
こちらは「砂岩がモチーフで、凹凸あるレンガ積み調」のデザインで、グレイスキッチン(グレージュ)との相性が良いです。
特徴6:雰囲気バツグンの間接照明
グレイスキッチンの間接照明は、収納キャビネット側とキッチン側の両方に埋め込まれています。
収納キャビネット側の間接照明は「柔らかい黄色」が採用されており、部屋の雰囲気を重視した照明色です。
なお、グレイスキッチンの両サイドには、コンセントが1箇所ずつ付いています。
キッチン側の間接照明は「ホワイト色」が採用されており、調理などの手元作業のし易さを重視した照明色です。
こちらもスイッチの近くに、コンセントが1箇所あります。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :オプション対応(+26万円)
その2:グレイスカップボード
グランスマートの内装デザインの2つ目の特徴は『グレイスカップボード』です。
こちらは、グレイスキッチンと同じデザイン・カラーを元に作れたカップボードです。
そのため、キッチンと同じカラーを選ぶと「まるでモデルハウス」かのような統一感と高級感ある住まいが作れます。
グレイスカップボードは、全てのモデルでオプション対応となっており、導入コストは下記の通りです。
- カップボードの幅
「90㎝・135㎝・180㎝・225㎝・270㎝」から選ぶ - カウンターの奥行き
「45㎝ or 65㎝」から選ぶ
一条工務店の工場見学会で行われる抽選会で、1等に当選すると「幅180㎝」のカップボードが無料で貰えます。
抽選で外れたとしても、10~30万円相当の景品を手に入れるチャンスなので、必ず参加しておきましょう。
グレイスカップボードの上段と下段の中間部分には「グラビオエッジ」を採用することができ、こちらもキッチンと同じデザインを選んでおくと統一感があります。
- グランスマート:オプション対応
- グランセゾン :オプション対応
- アイスマート :オプション対応
その3:グレイスドレッサー
グランスマートの内装デザインの3つ目の特徴は『グレイスドレッサー(洗面台)』です。
グレイスドレッサーは、全12サイズ(幅90~210㎝)から選ぶことができ、どのサイズを選んでも標準仕様に含まれます。
「であれば、最も大きいサイズを選んだ方がお得じゃん!」と思うかもですが、そうとは限りません。
その理由は「ドレッサーが大きくなる=建坪が大きくなる」ことから、建物の建築コストが高くなるからです。
例えば、間取りを工夫するなどして「建物のサイズを大きくすることなく、大きなグレイスドレッサーを選べる」なら、お得と言えるでしょう。
ちなみに我が家は「W444R(幅210㎝)」を採用しており、服や日用品、季節物などの収納としても使っています。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :オプション対応

その4:シューズボックス
グランスマートの内装デザインの4つ目の特徴は『シューズボックス』です。
シューズボックスは「全20サイズ(幅90~255㎝)」から選ぶことができ、同じくどのサイズを選んでも標準仕様に含まれます。
シューズボックスのカウンターの天板には「御影石カウンター」が標準搭載されており、この質感がたまりません。
例えば「キッチンの天板」に御影石を採用するのに、オプション費が「11万円」かかることを考えると、何だかお得な気分ですよね。
ちなみに我が家では「GM166L(幅255㎝)」を採用しており、廊下にシューズボックスを配置しました。
その理由は「2階建て・建坪32坪」の住まいでは、大きなシューズボックスを設置するスペースの確保が難しいからです。
そこで下記の間取り図面のように「左:シューズボックス、中:廊下、右:玄関」の配置しました。
すると、玄関ホールをコンパクトにしつつも、収納を最大化することが可能になります。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :オプション対応

その5:モクリアフローリングと石目調フローリング
グランスマート|モクリアフローリングと石目調フローリング
グランスマートの内装デザインの5つ目の特徴は『モクリアフローリングと石目調フローリング』です。
モクリアフローリング
MOQULIA(モクリア)とは、無垢木目調シートでラッピングして「サラサラした手触り」と「掃除のし易さ」に優れたフローリング材です。
計5層の多層構造のため、防汚性と耐久性に優れており、ワックス掛けの必要がないのでメンテナンスの手間も不要です。
モクリアで選べるカラーは、下記の4色です。
- ホワイトウォールナット
- ライトウォールナット
- グレーウォールナット
- ビターウォールナット
ちなみに我が家は、モクリアの「グレーウォールナット」を採用しており、設備の「グレージュ」との色合いも良い感じです。
モクリアは、グランスマートやグランセゾンだと標準仕様ですが、アイスマートだと「坪1.1万円」がかかります。
32坪 × 坪1.1万円 = 35.2万円
また、フロア毎に違うカラーを選ぶこともでき、2色で「+3万円」、3色で「+6万円」のオプション料を支払うと、1階と2階で異なるカラーに変更もできます。

- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :坪1.1万円
石目調フローリング
石目調フローリングとは、水回りに施工できる防水性に優れており、カッコ良さと実用性の両方を兼ね備えた床材です。
グランスマートやグランセゾンだと、例えば「トイレ、洗面所、脱衣所、キッチン」などに標準仕様で採用できます。
石目調フローリングは、下記の計4色から選べます。
我が家は、石目調フローリングの「ブラック」を採用しており、下記の通りです。

そこに、石目調フローリングの「ブラック」が加わることで、全体の雰囲気を引き締まり、統一感とメリハリのある空間になりました。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :非対応
その6:システムクローゼット
グランスマートの内装デザインの6つ目の特徴は『システムクローゼット』です。
アイスマートの標準仕様の収納とは仕様が異なり、下記のように手前に引き出して衣類を取り出せます。
すると、収納の奥行きをめいっぱい使うことができるので、同じ収納スペースでも多くの衣類を保管できます。
加えて「収納の奥にある荷物が取り出しにくい…」といったプチストレスも改善できるので、一石二鳥の収納と言えますね。
その7:和室
グランスマートの内装デザインの7つ目の特徴は『和室』です。
和室の違いはシンプルで「畳の種類」です。
グランスマートだと「ギンネズ」という色の半畳タタミを選べ、落ち着きのあるダークグリーンが和室に高級感を与えます。
また、和室の雰囲気にこだわりたい人は、ドアに「格子引き戸」をオプションで採用すると、標準仕様とはひと味違った空間に仕上がるはずです。
その8:スリッドスライダー
グランスマートの内装デザインの8つ目の特徴は『スリッドスライダー』です。
スリッドスライダーとは、取っ手のない天井吊り下げ式で、床のレールの無いドアです。
床から天井まで伸びる「高さ240㎝」のドアで住まいの高級感と広さを演出し、ソフトクロージング機能でドアの開け閉め音を和らげることができます。
色は、下記の「ピュアホワイト」と「スギナチュラル」の2種類から選べます。
ガラス部分は「透明」と「かすみ」の2種類ですが、個人的には部屋の中が見えない「かすみガラス」がおすすめです。
スリッドスライダーは「1箇所」まで標準仕様で、2箇所目からは下記のオプション費用がかかります。
- 片側: 53,900円
- 両側:107,800円
我が家は、1箇所だけを標準仕様で採用しており、色は「ピュアホワイト」、ガラスは「かすみ」を選びました。
周囲の壁紙に「ホワイト」を選ぶことで、スリッドスライダーの「ピュアホワイト」との統一感を意識しました。
個人的には、グランスマートの住設や建具の色を加味すると、スリッドスライダーの「スギナチュラル」は色味を合わせるのが難しいように感じます。
- グランスマート:標準仕様(1箇所)
- グランセゾン :オプション対応
- アイスマート :標準仕様(1箇所)
【一条工務店】グランスマートでオススメの「8つのオプション」
一条工務店のグランスマートでおすすめの「8つのオプション」を紹介します。
グランスマートは、一条工務店の最上位モデルであるものの、標準仕様だけでは完璧な住まいは作れません。
その理由は「標準仕様=万人受けする設備」なので、住む人の暮らしに必要な設備を追加すべきだからです。
本パートでは、一条工務店の住まいで人気で、かつグランスマートと相性の良いオプションを8つ紹介します。
その1:吹き抜け+ファイン手摺り
グランスマートでおすすめの1つ目のオプションは『吹き抜け+ファイン手摺り』です。
その理由は、グランスマートは2×6工法で建てる住まいのため、総2階(1階の広さ=2階の広さ)で建てなければならないからです。
例えば「2階よりも1階を広く設計したい」ケースだと、2階が過剰に広くなることで建築コストも割高になりますよね。
ですが、一条工務店には「グランスマート=総2階で建てる」というルールがあるため、2階だけを狭くできません、、、
そこで「吹き抜け」の出番です。
吹き抜けを作るエリアは「坪単価2分の1」と部屋を作ることに比べて、建築コストが半額になります。
加えて、リビングやダイニングの開放感や広さを演出することで、日々の暮らしの満足度も高くなりますよね。
そこで我が家は、ダイニングに8帖の吹き抜けを作り、下記の計5つの有料オプションを組み合わせています。
- ファイン手摺り/5万円
- FIX窓 /16.6万円
- オープンステア/2万円
- 天井クロス変更/0.8万円
- 電動ハニカム /1万円(箇所)
吹き抜けの2階部分に「大開口のFIX窓(JF2461×3枚、JF5961)」を採用したことで、日中は照明を付けなくても明るいダイニングを作ることができました。
吹き抜けは、建築コストの削減と暮らしの満足感アップの両立ができるオプションなのでおすすめですよ。

その2:ランドリールーム
グランスマートでおすすめの2つ目のオプションは『ランドリールーム』です。
その理由は、一条工務店の住まいでは「ロスガード(全館換気システム)」が空気を循環させることで、室内で洗濯物を干しても乾きやすいからです。
例えば「夜に洗濯物を干すと、翌朝には乾いている」ということが大半です。(季節を問わず)
また、部屋干しするとロスガードで空気が循環して、冬場は「加湿効果」も期待できます。
そのため我が家は、洗面所と隣接した「ランドリールーム(0.75帖)」を作り、1年ずっと部屋干しです。
ランドリールームと言え、こちらは「標準仕様のウォークインクローゼット」をランドリールームとして使っているだけです。
そのため、スペースさえ確保すれば、ポールや天棚を無料で取り付けてランドリールームに早変わりさせられるので、是非お試し下さい。
その3:e-エントリー(一体型)
グランスマートでおすすめの3つ目のオプションは『e-エントリー(一体型)』です。
こちらは、玄関カギの施錠を「リモコン式(電子化)」に変更するオプションです。
e-エントリーの使い勝手は「車のスマートキー」とほぼ同じです。
おすすめの理由はシンプルで、玄関のカギの開け閉めをする際に、その都度 カギを探すのは手間だからです。
例えば、両手が荷物で塞がっていても、ポケットなどにe-エントリーが入っていれば、ドアのボタンを押すだけでカギの施錠ができます。
やはり「利用回数が多い場所」にお金をかけると、暮らしの満足度が上がり易いので、e-エントリーはおすすめですよ。
その4:全館さらぽか空調
グランスマートでおすすめの4つ目のオプションは『全館さらぽか空調』です。
一条工務店で標準仕様の全館空調は「全館床暖房」のみなので、夏の空調を検討しなければなりません。
そこで、梅雨や夏も涼しく過ごしたい人は「全館さらぽか空調」を採用すると、1年ずっと最適な温度・湿度を管理でき、快適に暮らせますよ。
- 外気を冷やして、除湿しつつ換気
- 床パイプに冷水を流して部屋を冷やす
全館さらぽか空調は、有料オプションで「坪/1.5万円」かかるため、32坪の住まいだと「48万円」と高額です。
オプション費用を聞いて「高い…」と感じるかもですが、部屋数が多い住まいほど「実はお得なオプション」なんです。
例えば、後から壁掛けエアコンを設置すると、各部屋ごとに「エアコン代+工事代」がかかり、定期的に買い替え(取り外し工事費+処分代)も必要です。
- エアコン本体代金 :7~8万円
- 屋外の配管カバー :5千円~1万円
- 2階設置の追加工事:2~3万円
- 買い替えの取外し :5千円~1万円
- エアコンの処分代 :2~3千円
その上、部屋毎にエアコンの掃除や日々の電気代なども加味すると、全館さらぽか空調を選ぶ方が「快適&お得」とも言えます。

その5:屋根一体型の太陽光パネル+ガルバリウム屋根
グランスマートでおすすめの5つ目のオプションは『屋根一体型の太陽光パネル+ガルバリウム屋根』です。
その理由は、一条工務店の屋根材でメンテナンス費用を最も安くできる屋根材だからです。
一条工務店の太陽光システムは「屋根=太陽光パネル(表面素材が強化ガラス)」のため、こちらが屋根材の役割も果たします。
そこで、それぞれの「屋根材の特徴」をまとめると、下記の通りです。
太陽光パネル (強化ガラス) | ガルバリウム | |
---|---|---|
オプション費 | 約200万円 | 標準仕様 |
屋根材の耐久性 | 永久 | 40年 |
メンテナンス費 | 無料 | 安い |
重量 | 軽い | 比較的 軽い |
「ガラス」は、雨や風などで最も劣化しにくく、メンテナンスフリーの素材です。
例えば、築50年を超えたような古民家でも、屋根や外壁は劣化していても「窓のガラス部分」はキレイであることが多いですよね。

太陽光パネルの導入コストを見て「200万円は高い…」と感じるかもですが、約10年間の売電収入で原資回収できるので安心して下さい。
上記の通り、売電収入が9年7カ月後に導入コストを上回り、30年間で約364万円の売電収入が得られる見込みです。
加えて、もしも「太陽光パネルの強化ガラスが割れた」ようなケースは、家の火災保険を使って修理できるので安心です。
屋根は「見えない場所」なので、メンテナンス費用の安さを優先して「太陽光パネル+ガルバリウム」の組み合わせがおすすめですよ。
その6:自在棚
グランスマートでおすすめの6つ目のオプションは『自在棚』です。
その理由は、一条工務店で有料オプションの既設棚は価格が高く、その一方で自在棚は価格が安くてコスパが抜群に高いからです。
例えば、キッチンの家電収納棚だと、下記の通りでオプション費が20万円前後かかります。
- 家電収納タイプ(A075):236,300円
- フロートタイプ(F075):212,000円
- トールタイプ(T090) :177,000円
グランスマートのキッチンやカップボードと同じ木目調エンボスパネルが使われていて、かなりカッコ良いですよね。
でも「価格が高過ぎる…」と感じる方には「自在棚」がおすすめです。
我が家の自在棚は「横幅90㎝・奥行90㎝・棚4枚」を設置しても、オプション費は2万円と激安です。
デザインは「ごく普通」であるものの、1枚あたりの耐荷重は20㎏あり、棚の高さも足元~天井付近まで1㎝単位で調整できるので充分です。
自在棚は、とにかくコスパの高いので、シューズインクローゼットやランドリールームなどに設置しておくと、より使い易い空間に仕上がるはずです。
その7:書庫ユニット
グランスマートでおすすめの7つ目のオプションは『書庫ユニット』です。
その理由は、グランスマートの住設やフローリングと統一感から、抜群にカッコ良い作業スペースが作れるからです。
書庫ユニットは、下記の5つの組み合わせから選ぶことができます。(全モデル/オプション対応)
- デスク+小書棚(SG-2060)
→ 70,000円 - デスク+中書棚(SG-4560)
→ 75,000円 - デスク+大書棚(SG-6060)
→ 87,000円 - 中書棚(SG-4510)
→ 42,000円 - 大書棚(SG-6010)
→ 49,000円
例えば、キッチン横などに設ける「ワークスペース」などを作りつつ、リビングの雰囲気を崩したくない人にピッタリですよね。
書庫ユニットには、デスク下の棚や天棚、引き出しがあり、収納量もバツグンです。
書斎を検討する人や在宅ワークが多い人は、書庫ユニットを検討してみると良いでしょう。
- グランスマート:オプション対応
- グランセゾン :オプション対応
- アイスマート :オプション対応
その8:網戸
グランスマートでおすすめの8つ目のオプションは『網戸』です。
「え、一条工務店の家は、網戸が有料オプションなの?」と驚くかもですが、有料なんです。
その理由は、全モデルで標準仕様の「ロスガード(全館換気システム)」で換気を行うため、窓を開ける必要が無い家だからです。
むしろ窓を開けて換気すると「虫が侵入」や「空気が逆に汚れる」などの心配があるため、一条工務店は推奨していません。
そのため、網戸は有料オプションとなり、下記のオプション費用がかかります。
- 全ての窓に設置:建坪×3,000円
- 勝手口 :別途15,000円
ちなみに我が家は「全ての窓」に網戸を設置したため、オプション費として「96,000円(32坪 × 3,000円)」かかりました。
このように、一条工務店では予想外の設備や仕様が有料になることがあるので、建築コストを詳しく知りたい方は見積りした上で判断しましょう。
グランスマートで建てる「4つの注意点」
最後に、グランスマートでマイホームを建てる「4つの注意点」を解説します。
一条工務店は、2020年の建築戸数で業界1位と超人気の住宅メーカーですが、全ての人が満足するわけではありません。
その理由は、家づくりには「得意・不得意」があるため「どういった家を建てたいか?」を元に住宅メーカーを選ぶべきだからです。
本パートで紹介する「4つの注意点」を読んだ上で、グランスマートの魅力が上回っているようなら、一条工務店で建てると満足すること間違いありません。
その1:間取り設計の自由度が低い
グランスマートで建てる時の1つ目の注意点は『間取り設計の自由度が低い』です。
その理由は、2×6工法で建てるグランスマートは「間取りの自由度」よりも「住まいの性能」を重視するモデルだからです。
具体的には、下記のような家づくりの特徴が挙げられます。
- 耐震性の担保に「タレ壁」や「耐力壁」が必要になる
- 家のサイズを「45㎝単位」でしか設計できない
- 窓のサイズが競合他社に比べて小さい
ですが、これはデメリットに聞こえる一方で、一条工務店の家で「高い性能と耐震性を担保するため」に欠かせないルールでもあります。
つまり「性能・耐震性」よりも「間取りの自由度」を優先させたい人は、そこに特化したグランセゾンや他社の住宅メーカーを選ぶと良いでしょう。

その2:選べる設備の種類が少ない
グランスマートで建てる時の2つ目の注意点は『選べる設備の種類が少ない』です。
その理由は、一条工務店は「少品種×大量生産」でコストパフォーマンスの高さに優れた住宅メーカーだからです。
「タイル外壁」を例に挙げると、一般的な住宅メーカーだと「100~200万円」はする超高級オプションです。
ですが一条工務店では、タイル外壁を標準仕様として採用できるので、かなりコスパが良いと言えますよね。
その3:充実した標準仕様が割高になる
グランスマートで建てる時の3つ目の注意点は『充実した標準仕様が割高になる』です。
その理由は、標準仕様の導入コストは全て坪単価に含まれており、標準仕様に不要な設備が多く含まれるほど「割高な家」になるからです。
例えば、グランスマートの標準仕様を挙げると、下記の通りです。
- 業界トップクラスの「高気密・高断熱」
- 空気をキレイにする「ロスガード90」
- 家全体が暖かくなる「全館床暖房」
- 地震に強い「耐震等級3」の家
- 汚れが付かない「ハイドロテクトタイル」
- 高級感ある住設(グレイスキッチン、グレイスカップボード、グレイスドレッサーなど)
ここでの問いは「グランスマートの標準仕様は必要ですか?」です。
グランスマートの標準仕様を「必ず欲しい」と考える人は、グランスマートは「割安」です。
ですが、上記に「不要な設備が含まれている」と感じる人ほど、グランスマートは「割高」なので注意して下さい。
一条工務店は「標準仕様の中身」が住宅メーカーを判断するポイントになるはずです。

その4:高頻度で坪単価の値上げがある
グランスマートで建てる時の4つ目の注意点は『高頻度で坪単価の値上げがある』です。
その理由は、一条工務店では坪単価の見直しが「毎月」行われており、過去に坪単価が値下げされたことが無いからです。
例えば、アイスマートの坪単価は2012年に「60万円前後」だったにも関わらず、2022年には「75万円前後」にまで値上がりしています。
一般的な32坪の住まいだと、建物価格だけで「+480万円」も値上げされたことになります、、、
そして実際に、僕が一条工務店で打ち合わせをしていた「仮契約~上棟」までの1年ほどの短期間でも、坪単価の値上げが2回も行われました、、、
家はインフレの影響を強く受けるので仕方がないものの、坪単価が「翌月にも値上げされる」可能性があることを念頭において検討を進めましょう。

【結論】グランスマートは「標準仕様の中身」を見て、割安・割高を判断しよう
本記事の結論は『グランスマートは「標準仕様の中身」を見て、割安・割高を判断しよう』です。
その理由は、グランスマートは一条工務店の人気モデルの中でも「特に標準仕様が充実した住まい」なので、その標準仕様の中身を元に判断すべきだからです。
そこで、グランスマートの標準仕様を再確認しておくと、下記の通りです。
- 業界トップクラスの「高気密・高断熱」
- 空気をキレイにする「ロスガード90」
- 家全体が暖かくなる「全館床暖房」
- 地震に強い「耐震等級3」の住まい
- 汚れが付かない「ハイドロテクトタイル」
- 高級感ある住設(グレイスキッチン、グレイスカップボード、グレイスドレッサーなど)
これら標準仕様の導入コストは、全て坪単価に含まれており「有料と同じ扱い」なので注意して下さい。
- 標準仕様に「必要な」設備が多い人
→グランスマートを選ぶとお得(割安) - 標準仕様に「不要な」設備が多い人
→グランスマートを選ぶと損する(割高)
そのため、採用するオプション次第では「アイスマートで建てるよりも、グランスマートで建てた方がお得」というケースもあるので、実際に見積りした上で判断しましょう。
グランスマートの価格を知りたい方や一条工務店の各モデルの価格を比較したい方は、 タウンライフ家づくり を活用すると便利ですよ。
こちらは、間取り図面・見積書(建築模型)のオーダー設計を無料で依頼できるサービスです。
実際に僕が家づくり中に活用した時の写真は、下記の通りです。

タウンライフ家づくりで届いた「間取り・見積書・建築模型」
いずれも、我が家の条件を元に専用に設計された家づくり計画書です。
することは簡単で、家づくりの条件や希望をこちらに入力するだけ。およそ3分ほどの作業です。
参考までに、僕は「リビング20帖、3LDK以上、ランドリールーム・書斎付き」という条件で依頼したところ、上記の間取り(建築模型)を作って頂けました。
最終的には一条工務店と契約したものの、我が家の条件を元に専用設計された間取り図面にはアイデアが詰まっており、打ち合わせ中に何度も役に立ちました。
間取り図面には、プロの設計士のアイデアが詰まっているので、今後の家づくりで必ず役に立つはずです。
