グランスマートとは、2022年1月に発売された新商品で一条工務店の最上位モデルです。
グランスマートの特徴をざっくりと説明すると、下記のアイスマートとグランセゾンの両方の良さを合わせ持つ住まいです。
- i-smart(アイスマート)
「気密性、断熱性、耐震性」に優れた住まい - GRAND SAISON(グランセゾン)
高級感、デザイン性に優れた住まい
つまりグランスマートを選ぶことで気密性や断熱性、耐震性、高級感、デザイン性の全てに優れた住まいが建てられると言っても過言ではありません。
グランスマート | グランセゾン | アイスマート | |
---|---|---|---|
坪単価 | 85万円 | 80万円 | 75万円 |
外壁 | ハイドロテクト | 石目調タイル | |
屋根材 | ガルバリウム、スレート パラペット、太陽光パネル | スレート、パラペット 太陽光パネル | ガルバリウム、スレート パラペット、太陽光パネル |
全館床暖房 | 標準仕様 | ||
全館さらぽか空調 | オプション | 非対応 | オプション |
壁断熱 | 外内ダブル断熱 (EPS:内140mm、外50mm) | EPS (120mm) | 外内ダブル断熱 (EPS:内140mm、外50mm) |
天井断熱 | 硬質ウレタン (235㎜) | EPS (145㎜) | 硬質ウレタン (235㎜) |
床断熱 | 硬質ウレタン (内140mm、外50mm) | EPS (120㎜) | 硬質ウレタン (内140mm、外50mm) |
樹脂サッシ | 防犯トリプル (クリプトンガス) | ||
工法 | 2×6 | 在来軸組 | 2×6 |
天井高・1階 | 240㎝ | 265㎝ | 240㎝ |
天井高・2階 | 240㎝ | 250㎝ | 240㎝ |
フローリング | モクリア | EBコート | |
石目調フローリング | 標準仕様 | 非対応 | |
ロスガード90 | 標準仕様 | ||
うるケア | 標準仕様 | オプション | |
ハニカムシェード | 標準仕様 | ||
軒天 | 木目調orサイディング | サイディング | |
太陽光パネル | オプション対応 | ||
断熱性(Q値) | 0.51 | 0.98 | 0.51 |
断熱性(Ua値) | 0.25 | 0.38 | 0.25 |
気密性(C値) | 0.59 | 0.61 | 0.59 |
スリッドスライダー | 1箇所標準 | 設定なし | 1箇所標準 |
このようにグランスマートは一条工務店の最上位グレードということもあり、グランセゾンやアイスマートだと有料オプションとなる設備や仕様もグランスマートではその多くが標準仕様に含まれます。
つまり「どういった住まいを建てたいか」によって選ぶべきプランも違ってくるので、それぞれのプランの特徴を理解した上で判断しましょう。
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当ブログの管理人
【グランスマートの坪単価は85万円】グランセゾン、アイスマートと建築費を比較
まず最初に、本パートではグランスマートの建築費について解説します。
一条工務店の最上位グレードということもあり、グランスマートの坪単価は85万円前後と高めです。
一条工務店の人気モデルであるグランセゾンやアイスマートと建築コストを比較すると、およそ100~300万円ほど建築費が高くなります。
そこで本パートでは「グランスマートでマイホームを建てるには、どれくらいの建築費がかかるのか」を解説します。
その1:坪単価は85万円前後
グランスマートの坪単価は85万円前後です。
平屋を建てる場合だと2階建ての坪単価よりも+5万円高くなるため、坪単価は90万円前後で考えておきましょう。
こちらの坪単価を元に2階建てと平屋の建築コストを計算すると、下記の通りです。
2階建て | 平屋 | |
---|---|---|
25坪 | 2,125万円 | 2,250万円 |
30坪 | 2,550万円 | 2,700万円 |
35坪 | 2,975万円 | 3,150万円 |
40坪 | 3,400万円 | 3,600万円 |
注意すべきは、建物本体価格とは別に諸経費や付帯工事、外構工事、その他の費用などが必要で、おおよその金額として+20~30%が上乗せされることです。
例えば、30坪の2階建てだと追加で+510~765万円(概算)が上乗せされるため、建築費は3,060~3,315万円となります。
そして実際に家を建てるには、他にも土地代や住宅ローンの諸費用、保険料などの建物以外の費用も必要なので、建築費の総額は更に高くなると考えておきましょう。
その2:グランセゾンやアイスマートとの価格差は、約100~300万円
続いて、グランスマートの建築費は、一条工務店の人気モデルであるグランセゾンやアイスマートとどれくらいの価格差が開くのかをチェックしておきましょう。
それぞれのモデルの坪単価は、下記の通りです。
- グランスマート:85万円前後
- グランセゾン :80万円前後
- アイスマート :75万円前後
こちらの坪単価を元に建築費を計算すると、下記の通りです。
25坪 | 30坪 | 35坪 | 40坪 | |
---|---|---|---|---|
グランスマート | 2,125万円 | 2,550万円 | 2,975万円 | 3,400万円 |
グランセゾン | 2,000万円 | 2,400万円 | 2,800万円 | 3,200万円 |
アイスマート | 1,875万円 | 2,250万円 | 2,625万円 | 3,000万円 |
最も人気である建坪30~35坪だと、グランスマートとグランセゾン、アイスマートではおおよそ300~350万円の価格差が開くことが分かります。
ここでの注意点は、一条工務店の坪単価は「毎月」見直しが行われるため、坪単価の上昇で建築費が高くなる可能性が高いことです。
例えば「月の切り替わりと同時に坪単価が3万円値上げされ、建築費が100万円以上も高くなってしまった…」という話もたまに聞きます。
このように一条工務店では坪単価の見直しが毎月行われるため、最新のグランスマートの建築費を知りたい方は タウンライフ家づくり で一条工務店から専用プランを取り寄せておきましょう。
一条工務店に限らず、タウンライフ家づくりでは他社の住宅メーカーからも間取り図面や見積書、建築模型などを取り寄せできます。
それぞれの住宅メーカーが得意とする家づくりの特徴を知るのにもってこいのサービスなので、ぜひお試しください。
全てのサービスが無料で使えるので、料金がかからないので安心です。
【一条工務店のグランスマート】快適な住まい作る「4つの標準仕様」
一条工務店は、快適に暮らせる家づくりを得意とする住宅メーカーです。
その理由は、業界トップクラスの気密性と断熱性で外気の影響を受けにくいことに加え、ロスガード90や床暖房などの全館空調システムが標準仕様で採用できるからです。
例えば「全館床暖房」は、リビングや洋室はもちろん、他にも廊下や脱衣所、トイレ、ウォークインクローゼットなど、家全体に床暖房が設置されることで真冬でも半袖で過ごせるくらい快適です。
そこで本パートでは、一条工務店の住まいが快適である理由を下記の「4つの標準仕様」から解説します。
その1:業界トップクラスの気密性・断熱性
グランスマートで快適な住まいが作れる1つ目の標準仕様は『業界トップクラスの気密性・断熱性』です。
家の性能を表す指標に「Ua値(=断熱性)」と「C値(=気密性)」があり、いずれも値が小さいほど性能が高いことを表します。
グランスマートのUa値とC値は、下記の通りです。
- Ua値(=断熱性):0.25
- C値(=気密性):0.59
グランスマートの断熱性と気密性は一条工務店の中で最高レベル、そして住宅業界全体で見ても業界トップクラスの水準を誇ります。
こちらを補足すると、断熱性(Ua値)は日本の省エネ基準で「0.87以下」、ZEH基準で「0.60以下」と定められており、グランスマートは「0.25」なので余裕でクリアです。
そして気密性(C値)は、一般的に「0.7以下」であれば高気密住宅に分類されると言われる中、グランスマートは「0.59」なのでこちらも余裕をもってクリアしています。
続いて、グランスマートの断熱性と気密性を住宅メーカー各社と比較すると、下記の通りです。
Ua値 (断熱性) | Q値 (断熱性) | C値 (気密性) | |
---|---|---|---|
一条工務店 | 0.25 | 0.51 | 0.59 |
三井ホーム | 0.43 | 1.61 | 2.00 |
スウェーデンハウス | 0.43 | 1.32 | 0.71 |
セキスイハイム(木造) | 0.46 | 1.60 | 0.99 |
桧家住宅 | 0.56 | 1.90 | 5.00 |
セキスイハイム(鉄骨) | 0.61 | 2.20 | 2.00 |
住友林業 | 0.75 | 1.91 | - |
積水ハウス | 0.75 | 2.40 | - |
ミサワホーム | 0.75 | 2.4 | - |
パナソニックホームズ | 0.87 | 2.7 | - |
ヘーベルハウス | 0.87 | 2.7 | 5.00 |
トヨタホーム | - | 1.86 | 5.00 |
このようにグランスマートの気密性と断熱性は、日本の住宅メーカーや世界水準と比較してもトップクラスの性能を誇ることが分かります。
では「なぜグランスマートは気密性と断熱性に優れているのか」というと、下記の2つの理由が挙げられます。
- 外内ダブル断熱構法
- 防犯ツインLow‐Eトリプル樹脂サッシ
ぱぱっと
理由1:外内ダブル断熱構法
グランスマートでは「天井・壁・床」を高性能な断熱材である高性能ウレタンフォームで魔法瓶のように包み込むことで、夏や冬でも外気温の影響を受けにくい快適な住まいが作れます。
- 天井:235㎜
- 壁 :140㎜+50㎜
- 床 :140㎜
、特に外気温の影響を受けやすい外壁は「内140ミリ+外50ミリ」のダブル断熱で合計190ミリと極厚の断熱で包むことで、次世代省エネルギー基準よりも熱が2.5倍以上も伝わりにくい構造で作ることができます。
そして断熱材には、湿気を含みにくく、変形しにくい高性能ウレタンフォームを採用することで、高い断熱性能を長く維持することができます。
その理由は、最も主流の断熱材である「グラスウール(繊維系の断熱材)」を使うと結露した水分を吸収して変形し易く、断熱材が変形してできた隙間によって断熱性能が低下してしまうからです。
ですが一条工務店の高性能ウレタンフォームだと、吸水性がグラスウールの120分の1以下で湿気を含みにくいため、時間の経過とともに断熱性能が低下する心配がありません。
このようにグランスマートでは高性能かつ高寿命の高性能ウレタンフォームを全面に採用することで、高い断熱性能を長く維持できる住まいが作れます。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :非対応(EPS120㎜)
- アイスマート :標準仕様
理由2:防犯ツインLow‐Eトリプル樹脂サッシ
グランスマートでは、ガラスとガラスの間にアルゴンガスを入れて断熱性能を強化した3層窓の「防犯ツインLow‐Eトリプル樹脂サッシ」を標準搭載します。
一条工務店が窓にこだわる理由は、熱が最も出入りする場所は「窓」と言われており、窓の性能が低いことで快適性と省エネ性が大きく損なわれるからです。
具体的には「夏は熱の73%が窓から侵入し、冬は暖気の58%が窓から逃げる」と言われており、下記の通りです。
- 夏:窓から熱の73%が侵入する
- 冬:窓から暖気の58%が逃げる
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :標準仕様
その2:キレイな空気を届けるロスガード90うるケア
グランスマートで快適な住まいが作れる2つ目の標準仕様は『キレイな空気を届けるロスガード90うるケア』です。
なぜならロスガード90は、温度交換機と湿度交換機、高性能フィルターを通して換気を行うことで、夏や冬の外気を室温に調整して供給できる全館換気システムだからです。
ロスガード90には3つの特徴があり、下記の通りです。
- 「温度」交換機能
→外気を室温に近づける(熱交換率90%) - 「湿度」交換機能
→夏は除湿、冬は保湿して最適な湿度に調整する - 高性能フィルター
→空気が綺麗にする
ロスガード90の最大の特徴は「①熱交換率90%を誇る温度交換機能」で、詳しくは下記の通りです。
例えば「真冬に0度の外気」を取り込む場合、熱交換率90%のロスガード90を通過させることで「18度の空気」に切り替えて室内に取り込めるので、部屋の快適性が損なわれることがありません。
従来式の換気扇で換気すると、キンキンに冷えた0度の外気をそのまま室内に取り込むことで部屋が冷えたり、冷えた部屋をもう1度暖める際に無駄な電気を使うことで電気代が割高になります。
どの換気方法を選ぶかで住まいの省エネ性能が大きく変わります。参考までに、1か月の冬の電気代で比較すると下記の通りです。
- 従来式の換気扇(温度交換機能なし)
→およそ5.9万円の電気代がかかる - ロスガード90(熱交換率90%)
→およそ1.9万円の電気代がかかる
このようにロスガード90は、外の新鮮な空気を取り込んで全館換気が行えること、そして換気しても室内の快適性を損なわないこと、省エネ性に優れた換気システムだということが分かります。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :標準仕様
ロスガード90うるケア
ロスガード90うるケアとは、ナノサイズのミストで湿度をコントロールできる全館加湿システムです。(一条工務店とパナソニックで共同開発)
ざっくり言うと、上記で紹介したロスガード90に「加湿機能」が追加された設備がロスガード90うるケアです。
ロスガード90うるケアの魅力は、給水やフィルターなどのメンテナンスが不要の加湿器だということです。
その理由は、加湿ユニットの水を1日1回自動で排水し、送風で機器内を乾燥させることでカビや雑菌の繁殖を抑えられるからです。
例えば「一般的な置き型の加湿器」だと、タンクの給水が1日に何回も必要だったり、週1回はフィルター掃除が必要だったり、部屋毎に加湿器を設置したりと何かと手間がかかります。
ですがロスガード90うるケアだと、給水もフィルター掃除も必要ありません。
そしてロスガード90うるケアは省エネ性にも優れており、家全体を24時間加湿しても1か月の電気代はわずか300円ほどとかなり安いです。
このようにロスガード90うるケアは、文句の付け所がない加湿器なのでかなりオススメです。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :非対応
- アイスマート :オプション対応(₊10万円)
その3:家全体が暖かくて快適な全館床暖房
グランスマートで快適な住まいが作れる3つ目の標準仕様は『家全体が暖かくて快適な全館床暖房』です。
全館床暖房とは、名前の通り「家全体」に設置される床暖房です。
部屋や廊下はもちろん、トイレやお風呂、脱衣所、ウォークインクローゼットなど家全体を床暖房の24時間運転で暖めることで、冬でも快適に過ごせる住まいが作れます。
床暖房はエアコン暖房とは違い、遠赤外線で「足元から優しく暖める」ので床からの寒さを感じることが無ければ、長時間の暖房運転でも体がダルくなることもありません。
他にも、子供が火傷することや火事が起きることも無し、ホコリが舞い上がって空気を汚す心配もありません。
そして一条工務店の気密性と断熱性に優れた住まいとロスガード90による熱交換換気も加わり、1か月の電気代は2万円前後と省エネ性能にも優れています。(建坪32坪でオール電化の1か月の電気代)
一条工務店の全館床暖房は、一般的な暖房機器にありがちなデメリットや不満の多くを解消することで、多くの人から莫大な支持を得ている全館空調と言っても過言ではありません。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :標準仕様
その4:耐震等級3をクリアした地震に強い家
グランスマートで快適な住まいが作れる4つ目の標準仕様は『耐震等級3をクリアした地震に強い家』です。
その理由は、壁倍率5倍の強靭な耐力壁を使ったツインモノコック構造(壁+床+天井を結びつけた強靭な箱型構造)で建てることで、地震の揺れを上手く分散できる住まいだからです。
ツインモノコック構造と従来式の木造軸組構造を比較すると、下記の通りです。
- 左:従来の木造軸組構造
→揺れを「点」で受けるため、接合部に力が集中する - 右:一条のツインモノコック構造
→揺れを「面」で受けるため、力を分散できる
ちなみに住宅メーカーを決める際は「耐震等級3をアピールする住宅メーカーでも希望する間取りによっては耐震等級3を下回る家になる」ことが多いので注意してください。
例えば「リビングを広く設計すると耐震等級3を下回るため、耐震等級3をクリアするには構造躯体を強化する必要があり、追加料金が必要になる」といったイメージです。
ですが一条工務店だと、構造上必要なタレ壁や耐力壁は標準仕様(追加料金なし)で採用でき、全ての住まいが耐震等級3をクリアしているので安心できます。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :標準仕様
有料オプション:2倍耐震
2倍耐震とは、ミッドプライウォールという強靭な耐力壁を採用することで「耐震等級5相当」で更に地震に強い住まいが建てられる有料オプションです。
耐震等級5とは、建築基準法で最低ラインとされる耐震等級1よりも「2倍の耐震性能」を持つ建物のことを言います。
では「耐震等級5相当になることで、耐震性能がどれだけ違うのか」というと、下記の通りです。
- 耐震等級1 = 1倍(基準値)
→ 震度5強を耐える - 耐震等級2 = 1.25倍
→ 震度6弱を耐える - 耐震等級3 = 1.5倍(一条の標準)
→ 震度6強を耐える - 耐震等級5相当 = 2倍
→震度7を耐える
- 耐震等級3(=一条の標準仕様)
→震度7の地震で家が倒壊しない、だけど外壁・壁紙が損傷する - 耐震等級5相当(=一条のオプション)
→震度7の地震で家が倒壊せず、外壁・壁紙も損傷しない
2倍耐震には「坪3,000円×建坪」のオプション費用がかかり、下記の通りです。
- 25坪:75,000円
- 30坪:90,000円
- 35坪:105,000円
- 40坪:120,000円
2倍耐震のオプション費用に約10万円前後かかるものの、大地震で壁紙や外壁が損傷すると修理費用に10~20万円ほどかかることを考えると、2倍耐震を採用する価値は充分あると言えるでしょう。
- グランスマート:オプション対応
- グランセゾン :非対応
- アイスマート :オプション対応
【一条工務店のグランスマート】外観デザインが分かる「3つの標準仕様」
続いて、本パートではグランスマートの外観デザインについて、下記の3つを解説します。
グランスマートの外観は、耐久性の高さと外観デザインのカッコ良さを両立しています。
その理由は、耐久性60年間と高寿命のハイドロテクトタイルを標準仕様で採用できることに加え、お洒落でカッコ良い外観が作れるデザインルーバーや木目調軒天を組み合わせられるからです。
実際の写真も使いつつ、詳しく解説しますね。
その1:ハイドロテクトタイル
グランスマートの外観デザインの1つ目の特徴は『ハイドロテクトタイル』です。
ハイドロテクトタイルとは、TOTOの光触媒技術を搭載しており、自然を利用したセルフクリーニング機能を持つ外壁材のことです。
- 光触媒層でちり、ホコリの吸着を抑える
- 紫外線で油汚れを分解し、落ちやすくする
- 雨水で外壁の汚れを洗い流す
このようにハイドロテクトタイルは、自分で外壁材の掃除をしなくても新築当時のキレイな外観をキープし続けることができます。
そして外壁材に「タイル」を採用した一条工務店の住まいは、数十年後のメンテナンス費用が安く抑えられることも大きな魅力です。
その理由は、タイル外壁は60年と耐久性に優れているため、メンテナンスを行う頻度を最小限に抑えられるからです。
60年間でかかるメンテナンス費用を最も主流の外壁材であるサイディング外壁と比較すると、下記の通りです。
- サイディング外壁:約809万円
- タイル外壁 :約68万円
サイディング外壁だと、およそ10年毎にサイディング外壁の塗装や張り替え、シーリングの打ち換え、足場の組み立て費用が必要になります。
ですがタイル外壁だと、メンテナンスを「30年目の1回だけ」と最小限に抑えられるため、メンテナンス費用を大幅に安く抑えられます。
ハイドロテクトタイルは、グランスマートとグランセゾンだと標準仕様の外壁材として採用できます。
アイスマートだと「坪1.3万円」のオプション料金がかかり、建坪32坪の住まいだと「41.6万円(建坪32坪×1.3万円)」となります。
ハイドロテクトタイルのカラーは、下記の5色から選べます。
- ブラック(TD-12)
- ピンク(TD-14)
- ホワイト(TD-11)
- オレンジ(TD-13)
- ブラウン(TD-15)
ちなみに我が家は「ブラック×ホワイト」の2色を採用しました。
一条工務店の住まいの外観デザインが公式サイトでいくつか掲載されているので、下記でチェックしておきましょう。
有料オプション:グレイスタイル
グレイスタイルとは、シンボリックな印象を与えるタイル外壁で、グランスマートの有料オプションとして採用できます。
こちらは耐久性60年という高寿命の外壁材であることに加え、ワンポイントで採用するとかなりカッコ良い外観を作れる大判タイルです。
グレイスタイルは施工面積によってオプション料金が変わり、1㎡あたり35,000円かかります。
上記の画像だと施工面積がおおよそ20㎡くらいなので、オプション料金は「70万円(20㎡ × 35,000円)」ほどです。
個人的には、オプション料金の高さが気になるものの、予算に余裕がある人は検討しても良いかもしれません。
その2:デザインルーバー
グランスマートの外観デザインで2つ目の特徴は『デザインルーバー』です。
デザインルーバーを採用することでカッコ良い外観デザインを作れることに加え、周囲から視線を遮ることでプライバシー防止にも最適です。
デザインルーバーは、下記の3種類から選べます。
- ウォールタイプ(DL-WA)
- スクリーンタイプ(DL-SC)
- オーブニングタイプ(DL-OP)
続いてデザインルーバーのカラーは、下記の3色です。
- ブラックオーク(木目調シート)
- メープル(木目調シート)
- アーバングレー(塗装シート)
最後にデザインルーバーのオプション費用ですが、どこに採用するかで金額が変わり、下記の通りです。
- ウォールタイプ :211,200円
- スクリーンタイプ :211,200円
- オープニングタイプ:143,000円
こちらは1間(幅182センチ)あたり金額なので、ルーフガーデンなどの開口部分に採用する場合はおおよそ30〜50万円前後かかることを想定しておきましょう。
デザインルーバーは外観デザインをカッコ良く仕上げる設備なので、予算に余裕がある人はグレイスタイルと合わせて導入を検討すると良いかもしれません。
- グランスマート:オプション対応
- グランセゾン :標準仕様(計3間まで)
- アイスマート :オプション対応
その3:木目調の軒天
グランスマートの外観デザインの3つ目の特徴は『木目調の軒天』です。
軒天(のきてん)とは、屋根の裏側(天井)のことを言います。
グランスマートの軒天は「木目調サイディング」と「塗装板サイディング」の2種類から選べます。
軒天1:木目調サイディング
木目調サイディングの軒天は、下記の3色から選べます。
- ダークブラウン
- チャコールグレー
- イエローブラウン
チャコールグレーは「ほぼブラック」に見える暗めのグレー色なので、軒天のデザインを目立たせたい人は「ダークブラウン」や「イエローブラウン」の明るめを選びましょう。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :非対応
軒天2:塗装版サイディング
続いては、軒天の塗装版サイディングです。
- ホワイト
- ベージュ
- グレー
- ダークグレー
塗装版サイディングは「普通の軒天」といった印象なので、軒天を目立たせるのではなくシンプルな外観に仕上げたい人におすすめです。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :非対応
【一条工務店のグランスマート】内装設備が分かる「8つの標準仕様」
続いて、グランスマートの内装設備を下記の8つよりチェックしましょう。
グランスマートは、グレイスシリーズの設備を標準仕様で採用できます。
木目の柄と木本来の凹凸感を一致させた「木目同調エンボスパネル」で作られた高級感ある設備が最大の魅力です。
本パートではグランスマートでマイホームを建てると「どういった特徴の内装が作れるのか」をチェックしておきましょう。
その1:グレイスキッチン
グランスマートの特徴が分かる1つ目の設備は『グレイスキッチン』です。
グレイスキッチンは、木目同調エンボスパネルのカッコ良いデザインに加えて、収納量の多さと使い勝手の良さを兼ね備えたキッチンです。
グレイスキッチンは、下記の6つをチェックするとキッチンの特徴がよく分かります。
- 高級感ある木目
- 収納キャビネット
- グラリオカウンター
- キッチンボード
- グラビオエッジ
- 雰囲気バツグンの間接照明
特徴1:高級感ある木目調デザイン
グレイスキッチンの表面には「グレイステクスチャー」という木目調の柄と木本来の凹凸感を合わせた「木目調エンボスパネル」が使われます。
キッチンは、ダイニングやリビングの「顔」となる場所です。
グレイスキッチンを採用することで1ランク上の高級感を出すことができるので、日々の満足度がアップすること間違いないでしょう。
グレイスキッチンのカラーは、下記の4色から選べます。
ちなみに我が家のグレイスキッチンはグレージュ色を採用しており、下記の通りです。
特徴2:収納キャビネット
グレイスキッチンには、キッチンの内側と外側の両方に多くの収納キャビネットを搭載しており、たくさんの物を収納できます。
ただキッチン外側のキャビネットは奥行きが浅くて使いにくく、何を収納すれば良いのか未だに分かっていません。
特徴3:グラリオカウンター
グレイスキッチンの天板(ワークトップ)には、パナソニック製のグラリオカウンターが標準搭載されます。
表面素材に有機ガラス素材が使われることで水や油をはじきやすく、汚れも付着しにくいので日々の掃除がラクになります。
グラリオカウンターのカラーは、下記の3色から選べます。
我が家はブラック色を採用しており、グレイスキッチンのグレージュ色と色合いが良い感じにマッチしています。
特徴4:キッチンボード
キッチンボードは、キッチン側面のツルツルしたボードのことで、下記の5色から選べます。
- スノーホワイト
- シェルグラニット
- ランブルペーパー
- ビアンコカララ
- エンペラドールボニート
ちなみにキッチンボードの施工面積をオプションで延長することもでき、我が家は下記の赤枠のエリアを15,000円の追加料金で延長しました。
キッチンボードを延長した理由は、標準仕様だと赤枠内に通常の壁紙が貼られることで、調理中に飛び散って付着した汚れが取れにくくなるからです。
キッチンボードだと表面がツルツルした素材で汚れが取れ易かったり、水拭きや洗剤で掃除できるので日々の掃除もやり易いです。
そしてキッチン側面がオールブラックで統一されることで、グレイスキッチンの見た目も更にカッコ良く仕上がります。
特徴5:グラビオエッジ
まず最初にグラビオエッジとは、グレイスキッチン外側に施工されるタイル柄のアクセントボードのことです。
グラビオエッジ4種類のデザインと4色から選ぶことができ、下記の通りです。
- Blocco(ブロッコ)
ホワイト、アイボリー、ライトブラウン、チャコール - Flusso(フルッソ)
ホワイト、ベージュ、ダークグレー、ココアブラウン - Calse(カルセ)
アイボリー、ベージュ、ライトグレー、ブロンズ - Curva(カーヴァ)
ホワイト、アイボリー、ベールピンク、フロスティホワイト
ちなみに我が家は、一条工務店の展示場でも見かけることが多い「Blocco(ブロッコ)のチャコールグレー色」を採用しました。
こちらは「砂岩をモチーフとした凹凸あるレンガ積み調」のデザインで、グレイスキッチンのグレージュ色と相性がかなり良い感じです。
そしてキッチン背面にあるグレイスカップボードのグラビオエッジにも、キッチンと同じブロッコのチャコールグレー色を採用することでキッチン全体の統一感を出しました。
他にグラビオエッジの採用方法としては、玄関ホールやテレビボード裏の壁面にアクセントとして採用することも多く、オプション費用としては10㎡あたり13万円ほどかかります。
特徴6:雰囲気バツグンの間接照明
グレイスキッチンは、キッチン外側の飾り棚とキッチン内側の両方に間接照明が搭載されています。
キッチン外側には暖色系の照明が採用されていることで、リビングやダイニングが良い感じの雰囲気になります。
キッチン内側の照明には「昼光色」が採用されており、調理作業などで手元の見やすさを重視した照明カラーが採用されています。
ちなみにグレイスキッチンの外側と内側にはそれぞれコンセントが付いており、ダイニングテーブル用やキッチンの調理用に使えて便利です。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :オプション対応(+26万円)
一条工務店のグレイスキッチンについて詳しく知りたい方は『【一条工務店】グレイスキッチンの「9つの標準仕様」と「7つのオプション」』の記事を参考にして下さい。
【一条工務店】グレイスキッチンの「9つの標準仕様」と「7つのオプション」
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その2:グレイスカップボード
グランスマートの内装デザインで2つ目の特徴は『グレイスカップボード』です。
こちらはグレイスキッチンと同じ木目調エンボスパネルを使って作られたカップボードです。
グレイスキッチンのデザインやカラーと統一することで、まるでモデルハウスのような統一感と高級感のあるキッチンを作れます。
グレイスカップボードは、全てのプランでオプション対応となっており、オプション費用は下記の通りです。
横幅 | オプション費用 |
---|---|
幅90センチ | 174,000円 |
幅135センチ | 242,000円 |
幅180センチ | 293,000円 |
幅225センチ | 380,000円 |
幅275センチ | 449,000円 |
カップボードの奥行は「45㎝ or 65㎝」の2種類から選ぶことができ、使いやすさを重視するなら奥行き65センチがおすすめです。
グレイスカップボードの上段と下段の中間部分には「グラビオエッジ」を採用することができ、こちらもキッチンと同じデザインとカラーを選んでおくと統一感がアップします。
ちなみに一条工務店の工場見学会で行われる抽選会に参加して1等に当選すると、横幅180センチのカップボード(29.3万円相当)が無料で貰えます。
抽選で外れても10~20万円相当のオプション品を無料で貰うチャンスなので、必ず参加しておきましょう。
グレイスカップボードの間接照明には、グレイスキッチンの外側と同じ電球色が採用されるのでキッチン全体の雰囲気の統一感もばっちりです。
- グランスマート:オプション対応
- グランセゾン :オプション対応
- アイスマート :オプション対応
その3:グレイスドレッサー
グランスマートの内装デザインで3つ目の特徴は『グレイスドレッサー(洗面化粧台)』です。
グレイスドレッサーは、12サイズ(幅90~210㎝)から選ぶことができ、どのサイズを選んでも標準仕様に含まれます。
「全てのサイズが標準仕様なら最も大きなサイズのドレッサーを選ぶとお得じゃん!」と思うかもしれませんが、この考え方は建築費が高くなる原因なので注意して下さい。
その理由は、一条工務店は建物の建築費を「坪単価×建坪」で計算するため、グレイスドレッサーのサイズが大きくなることで建坪が大きくなり、建築費も高くなるからです。
ちなみに我が家では「W444R」のグレイスドレッサーを採用しており、下記の通りです。
グレイスドレッサーの中でW444Rは最も大きな収納スペースを備えているため、季節物の衣類の保管や部屋着、日用品のストックなどあらゆる物の保管に適しています。
中央上段の収納棚は、目線の高さまで引き下ろせるので身長160センチほどの妻でも脚立を使わずに物の出し入れができます。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :オプション対応
その4:グレイスシューズボックス
グランスマートの内装デザインで4つ目の特徴は『グレイスシューズボックス』です。
グレイスシューズボックスは、20サイズ(幅90~255㎝)から選ぶことができ、グランスマートでは全てのサイズが標準仕様で採用できます。
- 2枚扉(幅900)
G120B、G120、GM121L、GM122L - 3枚扉(幅1350)
G131、G132、GM133L、GM134 - 4枚扉(幅1800)
G141、G142、GM143L、GM144L、GM145L - 5枚扉(幅2250)
G151、G152、GM153L、GM155L - 6枚扉(幅2550)
GM163L、GM166L、GM165L
ちなみに我が家では「6枚扉・幅2550/GM166L」のグレイスシューズボックスを採用しており、下記の通りです。
GM166Lは最も収納量に優れたシューズボックスで、靴の収納棚だけでは使い切れないほどの収納スペースがあります。
そのため我が家ではシューズボックスとして使うのは「左の1列だけ」で、その他は日用品などのストック保管庫として使っています。
そしてGM166Lの天板カウンターには、高級感あふれる「御影石(みかげいし)」が標準搭載されていることで、玄関の高級感を1ランク上に引き上げることができます。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :オプション対応
その5:モクリアフローリングと石目調フローリング
グランスマートの内装デザインで5つ目の特徴は『モクリアフローリングと石目調フローリング』です。
フローリング材のデザイン性はもちろん、他にも板幅や材質によって部屋の雰囲気が大きく変わる重要な要素です。
グランスマートの標準仕様の床材であるモクリアフローリングと石目調フローリングについてチェックしておきましょう。
モクリアフローリング
モクリアフローリングは、高級感あるデザイン性とサラサラした良質な肌触りに加えて、メンテナンス頻度を減らせる高耐久フローリングとして、一条工務店で最も人気のフローリング材です。
合計5層の多層構造により防汚性に優れているので、ワックス掛けなどのメンテナンスは必要ありません。
モクリアフローリングは、下記の4色から選べます。
- ホワイトウォールナット
- ライトウォールナット
- グレーウォールナット
- ビターウォールナット
ちなみに我が家では、モクリアフローリングの「グレーウォールナット色」を採用しており、グレイスシリーズの「グレージュ色」との相性が良い感じです。
モクリアフローリングは板幅が18センチと幅広のデザインで設計されており、EBコートフローリング(アイスマートで標準仕様のフローリング材)の板幅15センチと比較すると約3センチも幅が広いです。
板幅が広いフローリング材ほど高級感や空間の広がり感を出しやすいと言われているので、この点もモクリアフローリングを採用した理由の1つです。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :坪1.1万円
石目調フローリング
石目調フローリングとは、防水性に優れた水回りに最適な床材で、見た目のカッコ良さと実用性を兼ね備えています。
グランスマートやグランセゾンだと「トイレや洗面所、脱衣所、キッチン」の床材に標準仕様として採用でき、下記の4色から選べます。
- ホワイト
- ベージュ
- グレー
- ブラック
我が家では、石目調フローリングの「ブラック色」を全ての水回りに採用しました。
設備のパネル色とフローリング材を「明るい木目」で統一し、そこに石目調フローリングの「ブラック色」を加えて全体を引き締めることで、バランスの取れた配色に仕上がりました。
その理由は、1つの空間で使われるカラーが3色を超えると、統一感の無いデザインの住まいになり易いからです。
そこで我が家では、設備に「グレージュ色」、床材に「グレーウォールナット色もしくはブラック色」、壁紙に「ホワイト色」を採用することで、1つの空間に使われる色が「最大3色」に収まるよう設計しました。
注意点としては、石目調フローリングにブラック色を採用すると「髪の毛」や「ゴミ」が床に落ちていることに気が付きにくいということです。
つまりゴミが目立ちにくいというメリットがある一方で、掃除の際にゴミを見つけにくいというデメリットの両方が挙げられます。
- グランスマート:標準仕様
- グランセゾン :標準仕様
- アイスマート :非対応
その6:システムクローゼット
グランスマートの内装デザインの6つ目の特徴は『システムクローゼット』です。
同じ一条工務店の住まいでも、グランスマートとアイスマートでは標準仕様の収納が少し異なります。
グランスマートでは、ハンガーポールを手前に引き出して衣類を取り出せるクローゼットが採用でき、下記の通りです。
収納内にデットスペースを作ることなく奥行をめいっぱい使用できることと、物の出し入れのし易さに優れたクローゼットです。
その7:和室
グランスマートの内装デザインで7つ目の特徴は『和室』です。
グランスマートとアイスマートの和室の違いは、下記の通りです。
和室の違いは「畳の種類」です。
グランスマートだと「ギンネズ」という色の半畳タタミを採用でき、落ち着きのあるダークグリーン色の畳により高級感ある和室を作ることができます。
和室の雰囲気を重視したい人は「格子引き戸」のドアもオプションで採用できるので、合わせて検討しても良いかもしれません。
その8:スリッドスライダー
グランスマートの内装デザインで8つ目の特徴は『スリッドスライダー』です。
スリッドスライダーとは、取っ手のない天井吊り下げ式のスライドドアです。
床から天井まで伸びる高さ240㎝のスリッドスライダーを採用することで、住まいの高級感と広さを演出できます。
グランスマートやアイスマートでは「1ヶ所まで」を標準仕様で採用でき、2ヶ所目以降は有料オプションとなります。
- 片側:53,900円
- 両側:107,800円
スリッドスライダーのカラーは、下記の2種類から選べます。
スリッドのガラス部分は「透明」と「かすみ」の2種類から選べます。
我が家は、片側タイプのスリッドスライダーをリビング用のドアに採用しました。
- 種類 :片側タイプ
- 色合い:ピュアホワイト
- ガラス:かすみ
周囲の壁紙に「ホワイト」を選ぶことで、スリッドスライダーの「ピュアホワイト」と統一感があります。
ドアを閉めた時の最後がゆっくりと閉まるソフトクロージング機能を搭載しており、ドアを勢いよく閉めても「ドンッ」と音が鳴る心配がありません。
- グランスマート:標準仕様(1箇所)
- グランセゾン :オプション対応
- アイスマート :標準仕様(1箇所)
【一条工務店】グランスマートでオススメの「8つのオプション」
続いて、一条工務店のグランスマートでおすすめしたいオプションを8つ紹介します。
グランスマートは、一条工務店の最上位モデルということもあり充実の標準仕様が採用できるものの、標準仕様だけでは快適な住まいは作れません。
その理由は、標準仕様には多くの人が必要とする「万人向けの設備」しか含まれておらず、快適に暮らせるマイホームを作るには住む人の生活スタイルに合わせてオプションを採用すべきだからです。
そこで本パートで紹介する「一条工務店の住まいで人気の8つのオプション」を元にグランスマートでの家づくりをイメージしてみてください。
一条工務店のオプションについて、より詳しく知りたい人は「【2024年版】一条工務店で大満足のオプション20選【隠れオプションあり】」の記事も参考になるはずです。
【2024年版】一条工務店で大満足のオプション20選【隠れオプションあり】
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その1:吹き抜け+ファイン手摺り+大開口FIX窓
グランスマートでおすすめしたい1つ目のオプションは『吹き抜け+ファイン手摺り+大開口FIX窓』です。
その理由は、一条工務店の住まいは気密性と断熱性に優れており、大きな吹き抜けや大開口の窓を採用しても住まいの快適性が損なわれることがないからです。
そこで我が家では「8帖の吹き抜け」を作り、下記の5つのオプションを採用しました。
- FIX窓 /5万円
- オープンステア/2万円
- ファイン手摺り/16.6万円
- 天井クロス変更/0.8万円
- 電動ハニカム /1万円(箇所)
最大のこだわりは、吹き抜けの2階部分に「JF5961」と「JF2461(3連窓)」という大開口の窓を採用し、日中は照明いらずで暮らせる明るいダイニングを作ったことです。
左のFIX窓「JF5961」はグランスマートとアイスマートのみに対応しており、オプション費用に5万円かかります。
吹き抜けで手が届かないということもあり、2階の窓のハニカムシェードを全て電動式に変更しました。
電動式ハニカムシェードへの変更は1か所あたり1万円かかるので、合計で4万円です。
ダイニングに設置したオープン階段には、側面が透明アクリル板のオープンステア(有料オプション/2万円)を採用することで圧迫感が出ないように設計しました。
そしてオープンステアを上がった先にある2階廊下の手摺りには、同じく透明のアクリル板のファイン手摺り(3グリッド)を採用しました。
透明のファイン手摺りを採用することで2階廊下のスペースと吹き抜けを視覚的に繋げることができ、吹き抜けを1階から見上げた時の開放感が更にアップしました。
吹き抜けの天井クロスには、サンゲツの木目調クロス「IC-5015」を採用しました。
その2:ランドリールーム
グランスマートでおすすめしたい2つ目のオプションは『ランドリールーム』です。
その理由は、一条工務店の全館換気システムのロスガード90を使って24時間換気することで、室内干しでも短時間で乾く住まいだからです。
我が家の場合、夜20時に洗濯物を干すと翌日の朝6時頃には大半の洗濯物が乾いています。
ちなみに一条工務店でランドリールームを作るには、大きく2つの方法があります。
- ウォークインクローゼットをランドリールームとして使う
- 広めの脱衣所に物干し金物を設置してランドリールームとして使う
我が家は「①ウォークインクローゼット」をベースにしてランドリールームを作りました。
その理由は、今はランドリールームとして使いたくても、10~20年後の生活スタイルが今と同じとは限らないからです。
例えば「子供が大きくなって夫婦2人暮らしになり、洗濯物が少なくなったことでドラム式洗濯機を使って乾燥させる暮らし」に変わっていることも考えられます。
このように間取り設計では「今の需要」を満たしつつも、明確に分からない「未来の需要(=暮らしの変化)」にも対応できるように、柔軟性の高い間取りを作るように心掛けました。
その3:e-エントリー(一体型)
グランスマートでおすすめの3つ目のオプションは『e-エントリー(一体型)』です。
こちらは玄関カギの施錠をリモコン式の電子キーに変更できるオプションで、使い勝手は車のスマートキーと同じです。
e-エントリーがおすすめの理由は、玄関カギの施錠・開錠のたびにカギを探したり、取り出す手間が無くなるからです。
例えば、両手が荷物で塞がっていてもe-エントリーの電子キーがカバンやポケットに入っていれば、ドアのボタンを押すだけで玄関カギの開け閉めが行えます。
日々の暮らしで使用回数が多い玄関カギのような設備にお金をかけると、暮らしの満足度アップを感じやすいのでおすすめですよ。
- 一体型:70,000円
- 別体型:60,000円
その4:全館さらぽか空調
グランスマートでおすすめしたい4つ目のオプションは『全館さらぽか空調』です。
一条工務店の注文住宅では全館床暖房が標準仕様で搭載されます。
こちらは名前の通りでリビングや洋室はもちろん、他にもキッチンや廊下、脱衣所、トイレ、ウォークインクローゼットの中にも床暖房が搭載される全館空調システムです。
この全館床暖房を夏仕様に作り変えた全館空調システムが全館さらぽか空調になります。
- デシカント除湿で湿度を除去して快適に
- 床冷却で部屋を冷やして涼しく
全館さらぽか空調は「坪/1.5万円」のオプション費用がかかるため、住まいの建坪が大きくなるにつれて導入費用が高くなります。
- 25坪:375,000円
- 30坪:450,000円
- 35坪:525,000円
- 40坪:600,000円
中にはオプション費用を聞いて「全館さらぽか空調はオプション費用が高い…」と感じる人がいるかもしれませんが、住まいの部屋数が多いほどお得(割安)になる設備と言えます。
その理由は、全館さらぽか空調を1台導入するだけで家全体を空調できるため、部屋ごとに壁掛けエアコンを設置する費用が不要になるからです。
壁掛けエアコンを設置する場合、エアコンの購入と取り付けの費用(1台あたり7~9万円)が部屋の数だけ必要になることに加えて、更に10~15年後にはエアコンの買い替えや処分などの費用がかかります。
- エアコン本体代金 :7~8万円
- 屋外の配管カバー :6千円~6万円
- 2階設置の追加工事:2~3万円
- 買い替えの取外し :5千円~1万円
- エアコンの処分代 :2~3千円
→1台あたり9~13万円
全館さらぽか空調の電気代は月2~3万円ほどと省エネ性にも優れているため、空調設備にかかるランニングコスト全般を安く抑えることができます。
その5:屋根一体型の太陽光パネル+ガルバリウム屋根
グランスマートでおすすめしたい5つ目のオプションは『屋根一体型の太陽光パネル+ガルバリウム鋼板』です。
その理由は、屋根一体型太陽光パネルの表面に雨や紫外線で劣化しにくい強化ガラスが採用されていることで、屋根のメンテナンス費用を0円に抑えられるからです。
例えば「築50年を超える民家」は、屋根材や外壁材は劣化が見られても「窓のガラス部分」はキレイな状態を維持していることが多いですよね。
そこで20~30年間でかかるメンテナンス費用を最も主流であるスレート屋根と比較すると、下記の通りです。
- 一条工務店の屋根一体型太陽光パネル
→ 0円 - 最も主流なスレート屋根
→ 約70~140万円
このように屋根一体型太陽光パネルを採用することで屋根の定期メンテナンスが不要となり、最も主流であるスレート屋根と比較すると耐久性がかなり優れています。
上記の理由より我が家は、屋根に屋根一体型太陽光パネルとガルバリウム鋼板を組み合わせて設計しました。
太陽光パネル (強化ガラス) | ガルバリウム | |
---|---|---|
オプション費 | 約200万円 | 標準仕様 |
屋根材の耐久性 | 永久 | 40年 |
メンテナンス費 | 無料 | 安い |
重量 | 軽い | 比較的 軽い |
屋根一体型太陽光パネルとガルバリウム鋼板は耐久性に優れていることに加えて軽量素材でもあります。建物の構造躯体への負荷が小さく抑えられるため、屋根材の重みで耐震性を損なう心配もありません。
もしかすると「屋根一体型太陽光パネルの導入費用に200万円は高い…」と感じるかもしれませんが、こちらの導入費は約10年間の売電収入で回収できる想定なので心配ありません。
上記の通り、導入した9年7カ月後に売電収入が導入費を上回り、導入30年後には約364万円もの売電収入が得られる見込みです。
そして屋根一体型太陽光パネルに付属する蓄電池を上手く活用することで、更なる節電も期待できます。
例えば、電気代の安い夜間電力を蓄電池に溜めておき、太陽光パネルが発電しない日中や夕方に蓄電池の電気を使うことで電気代の節約に繋げることも可能です。
話をまとめると、屋根一体型太陽光パネルを導入するメリットとして下記の5つが挙げられます。
- 屋根材のメンテナンス費用が0円に
- 軽量素材で建物の耐震性が高くなる
- 30年間で約364万円もの売電収入が入る
- 売電収入をチェックするのが楽しい
- 蓄電池で夜間電力を使えて節電に
屋根一体型太陽光パネルの導入費用は少し負担になるものの、10年以上の長期で見れば採用するメリットの方が大きいので、おすすめのオプション設備です。
その6:自在棚
グランスマートでおすすめしたい6つ目のオプションは『自在棚』です。
その理由は、導入にかかるオプション費用が2万円前後と安く、あらゆるシチュエーションに対応できる使い勝手バツグンの収納棚だからです。
自在棚は、基本セットの棚柱セット7,800円に、下記の棚板を追加して設計します。
幅78センチ (1マス) | 幅123センチ (1.5マス) | 幅169センチ (2マス) | |
---|---|---|---|
奥行30センチ | AS1030 (2,500円) | AS1045 (3,800円) | AS1060 (5,100円) |
奥行45センチ | AS1530 (3,100円) | AS1545 (4,400円) | AS1560 (5,700円) |
奥行60センチ | AS2030 (3,800円) | AS2045 (5,100円) | AS2060 (6,400円) |
ちなみに我が家で採用した自在棚の組み合わせは、下記の通りです。
- 棚柱セット/7,800円
- AS1530/3,100円(×4枚)
自在棚の耐荷重は、棚1枚あたり20㎏と十分な耐荷重があり、棚の高さも足元~天井付近まで1㎝単位で調整できます。
このように棚の横幅と高さを用途に応じて変更できて自由度がかなり高いので、例えばパントリーやランドリールーム、脱衣所などへの導入を検討しても良いでしょう。
参考までに、グレイスキッチン専用の家電収納はというと、下記の3種類から選べます。
- 家電収納タイプ(A075):236,300円
- フロートタイプ(F075):212,000円
- トールタイプ(T090) :177,000円
グレイスキッチンと同じ木目調エンボスパネルで作られた家電収納棚を採用すると、統一感と高級感を両立したモデルハウスのようなキッチンが作れます。
ちなみに自在棚の側面の壁を延長(無料)しておくと、後からロールスクリーンを取り付けて棚の中身も隠せるので、合わせて検討すると良いかもしれません。
その7:書庫ユニット
グランスマートでおすすめしたい7つ目のオプションは『書庫ユニット』です。
その理由は、グレイスシリーズの設備と同じ木目調エンボスパネルで作られた机と書棚で書斎を作ることで、住まい全体を木目でカッコ良い雰囲気に統一できるからです。
書庫ユニットのカラーは、下記の4色から選べます。
- ホワイト
- サンド
- グレージュ
- ダーク
そして書庫ユニットは、デスクと書棚で5つの組み合わせから選ぶことができ、下記の通りです。
- デスク+小書棚(SG-2060)
→ 70,000円 - デスク+中書棚(SG-4560)
→ 75,000円 - デスク+大書棚(SG-6060)
→ 87,000円 - 中書棚(SG-4510)
→ 42,000円 - 大書棚(SG-6010)
→ 49,000円
例えば、キッチン横にワークスペースを作りつつも、リビング全体の雰囲気を崩したくない人は書庫ユニットがピッタリです。
書庫ユニットの机と書棚のサイズは、下記の通りです。
- 横幅:170センチ
- 奥行:60センチ
- 高さ:70センチ
- 横幅:159センチ
- 高さ:119センチ
- 1マス:37.5センチ×37.5センチ
ちなみに我が家では書庫ユニットを採用しておらず、その理由は下記の2つです。
- 机の奥行60センチは狭く、高さ70センチは低い
- 机と書棚を壁に固定しされるため、移動できない
上記の②を補足すると、今は書斎として使いたい部屋も10~20年も経てば用途が変わっている可能性が高いからです。
そのため「今の需要を満たしつつも、変わりゆく生活スタイルに対応できる柔軟性の高い住まい」を考えた結果、我が家では書庫ユニットを不採用にしました。
- グランスマート:オプション対応
- グランセゾン :オプション対応
- アイスマート :オプション対応
その8:網戸
グランスマートでおすすめしたい8つ目のオプションは『網戸』です。
もしかすると「え…、一条工務店は網戸が有料オプションなの?」と驚くかもしれません。
その理由は、ロスガード90(全館換気システム)という全館換気システムを全てのプランで標準搭載するため、窓を開けて換気する必要がない住まいだからです。
そもそも窓を開けて換気を行うと、害虫が室内に侵入したり、空気が汚れるなど多くのデメリットがあります。
他にも、冬に換気を行うとキンキンに冷えた外気を取り込むことで部屋が冷えてしまい、再び部屋を暖める際にムダな電力を使うことになり、住まいの省エネ性も下がります。
このような理由から一条工務店ではロスガード90で全館換気することで窓を開けて換気する必要なくなった結果、網戸はオプションでの対応となります。
ですが我が家では「窓を開けない暮らし」を想像できなかったので、念のため網戸を有料オプションで採用しました。
- 全ての窓に設置:建坪×3,000円
- 勝手口 :別途15,000円
例えば、建坪32坪の住まいの全ての窓に網戸を設置する場合だと、9.6万円(坪3,000円×32坪)」のオプション費用がかかります。
【一条工務店】グランスマートで建てる前に知っておきたい「4つの注意点」
最後に、一条工務店のグランスマートで家を建てる前に知っておきたい注意点を4つ解説します。
一条工務店は、建築戸数が業界トップで大人気の住宅メーカーですが、全ての人におすすめできません。
その理由は、家づくりは住宅メーカーごとに得意分野が異なるため、あなたが「どういった家を建てたいか」によって選ぶべき住宅メーカーが変わってくるからです。
そこで本パートでは、グランスマートで家づくりをする4つの注意点を解説します。
その1:間取り設計の自由度が低い
グランスマートで建てる時の1つ目の注意点は『間取り設計の自由度が低い』です。
その理由は、2×6工法で建てるグランスマートは間取り設計の自由度よりも「性能」を重視した住まいだからです。
具体的には、下記の3つの特徴が挙げられます。
- 間取りを45㎝単位でしか設計できない
- タレ壁や耐力壁が必要になる
- 窓のサイズが小さくなる
ですが、こちらは「在来軸組み工法で建てるグランセゾンと比較した場合」なので、過度に気にする必要は無いでしょう。
自分たちがイメージする間取りが作れるのかを知りたい人は、一条工務店から間取りプランを取り寄せた上で判断しましょう。
その2:設備やデザインの種類が少ない
グランスマートで建てる時の2つ目の注意点は『設備やデザインの種類が少ない』です。
その理由は、一条工務店では厳選した設備や設計を自社で大量生産することで、良い家を割安な価格で建てられる住宅メーカーだからです。
例えば、グランスマートでは「タイル外壁」が標準仕様ですが、一般的な住宅メーカーでは100~200万円前後の高額なオプション費用がかかります。
そもそもタイル外壁の導入費用が高額である理由は、耐久性60年という高寿命な外壁材でメンテナンス費用を安く抑えられるからです。
一般的な外壁材であるサイディング外壁とメンテナンス費用を比較すると、下記の通りです。
- サイディング外壁:約809万円
- タイル外壁 : 約68万円
一条工務店ではグランスマートはもちろん、他にもグランセゾンやアイスマート、アイキューブ、アイスマイル、ハグミ―などでもタイル外壁を標準仕様で採用できます。
高級仕様のタイル外壁が標準仕様で採用できる一方で「デザインは2種類のみ、カラーは全5色」と、タイル外壁の種類は少なめです。
- デザイン:計2種類
石目調ボーダータイル、ハイドロテクトタイル - カラー:計5色
ブラック、ホワイト、ブラウン、ピンク、オレンジ
このようにタイル外壁のデザイン数やカラーを厳選して生産の効率化を行うことで、高級素材であるタイルを標準仕様の外壁材として提供できるというわけです。
せっかくなので下記で一条工務店のタイル外壁のデザイン性をいくつかチェックしておきましょう。
一条工務店ではタイル外壁に限らず、他にも設備や部材の種類を減らして生産効率性を高めることで、良いモノを安く提供できる住宅メーカーと言えるでしょう。
そのため一条工務店は注文住宅で建てても設備や外観デザインの種類が限定的です。
一条工務店の標準仕様やオプションの内容をしっかりと理解し、自分たちが考える家づくりとズレがないかをチェックした上で契約に進みましょう。
その3:充実した標準仕様が住宅価格を押し上げる
グランスマートで建てる時の3つ目の注意点は『充実した標準仕様が住宅価格を押し上げる』です。
その理由は、標準仕様の導入費用は全て坪単価に含まれており、グランスマートの標準仕様に不要な設備が多く含まれる人ほど割高な住まいだからです。
グランスマートは一条工務店の最上位モデルということもあり、標準仕様が最も充実したプランです。
グランスマートの標準仕様は、下記の通りです。
- 業界トップクラスの「高気密・高断熱」
- 空気をキレイにする「ロスガード90」
- 家全体が暖かくなる「全館床暖房」
- 地震に強い「耐震等級3」
- 汚れが付かない「ハイドロテクトタイル」
- 高級感ある住設(グレイスキッチン、グレイスカップボード、グレイスドレッサーなど)
ここでの問いは「あなたが考える家づくりにグランスマートの標準仕様が必要ですか」です。
「グランスマートの標準仕様を欲しいと思う人」は、グランスマートで建てることで割安でお得なマイホームが建てられることでしょう。
ですが上記の標準仕様を見て「不要な設備がある」や「オーバースペックだ」と感じる人はグランスマートのプランが割高である可能性が高いです。
なぜなら標準仕様に含まれる設備の導入費用は、全て坪単価に含まれているからです。
このように一条工務店で家を建てるとお得な人がいる一方で、家づくりの条件によっては損する人もいます。そのためグランスマートの標準仕様をしっかりと理解した上で判断しましょう。
その4:坪単価が高頻度で値上げされる
グランスマートで建てる時の4つ目の注意点は『坪単価が高頻度で値上げされる』です。
その理由は、一条工務店では坪単価の見直しが毎月のように行われており、過去に坪単価が値下げられたことが無いからです。
例えば、アイスマートの坪単価は2012年に約60万円だったにも関わらず、2023年には約75万円に値上げされています。
もし建坪32坪の住まいを建てる場合、建築費が480万円も値上げされた計算です、、、
ちなみに我が家が一条工務店で打ち合わせをしていた約1年の短期間でも、坪単価が2回も値上げされました…。
一条工務店でマイホームを検討する人は、グランスマートの坪単価が翌月にも値上げされる可能性があることを念頭においた上で検討を進めましょう。
【結論】グランスマートは「標準仕様の中身」を見て、割安・割高を判断しよう
本記事の結論は『グランスマートは「標準仕様の中身」を見て、割安・割高を判断しよう』です。
その理由は、標準仕様の導入費用は全て坪単価に含まれているため、標準仕様に不要な設備が多いと感じる人ほど割高な住まいだからです。
特に、グランスマートは一条工務店の最上位モデルで「最も標準仕様が充実したプラン」なので、標準仕様の中身を理解した上で判断するようにして下さい。
- 業界トップクラスの「高気密・高断熱」
- 空気をキレイにする「ロスガード90」
- 家全体が暖かくなる「全館床暖房」
- 地震に強い「耐震等級3」
- 汚れが付かない「ハイドロテクトタイル」
- 高級感ある住設(グレイスキッチン、グレイスカップボード、グレイスドレッサーなど)
グランスマートの建築費を知りたい方、グランセゾンやアイスマートと建築費を比較したい方は、 タウンライフ家づくり で間取りプランや見積書を取り寄せてみると良いでしょう。
我が家が家づくりを行った際も活用しており、その時の実際の写真は下記の通りです。
こちらは「リビング20帖以上、3LDK以上、ランドリールーム・書斎付き」という条件を元に、住宅メーカーの設計士に専用設計してもらった家づくり計画書です。
することは簡単で、家づくりの条件や希望を こちら に入力するだけです。
全てのサービスが無料で使えるので、良ければお試しください。