
満足度が高そうな設備だけど、床暖房がいらない理由を知りたいな…。
といった疑問を解決できる記事です。
まず本記事の結論を言うと『一条工務店の全館床暖房は、住む人によって合う・合わないが分かれる』です。
やや中途半端な答えですが、記事を読み終えると明確な答えが分かるはずです。
そもそも全館床暖房って、家に絶対に必要な設備ではありません。言わば、嗜好品です。
なぜなら、最近のお家は20年・30年前よりも気密性・断熱性が格段に高くなっており、寒い冬でも普通の暖房器具で快適に暮らせるからです。
例えば、お家の性能を表すC値(=気密性)とUA値(=断熱性)は一条工務店が業界トップクラスですが、これは他社の住宅メーカーと数値に差があるだけで体感ベースでは違いがさほど感じられません。
そして最近は、暖房器具の性能が高くなっていることもあり、真冬でも一般的なエアコン・ファンヒーターの暖房で充分に快適なんですよね。
最大の注意点は、全館床暖房は標準仕様であるものの、その導入コストは坪単価に含まれており、その金額が高額である可能性が高いということです。
全館床暖房の導入コストは非公表ですが、一般的な床暖房のオプション費が「1畳/5~10万円」だと考えると、「少なくとも100万円以上の導入コストがかかっているのでは?」と想像できますよね。
上記の「1畳/5~10万円」から単純計算すると、32坪のお家では「315~630万円(32坪=63畳)」です。
いずれにせよ、全館床暖房は導入コストが高額なので、全館床暖房の「いる?いらない?」が一条工務店と契約するかを判断するポイントになるはずです。

そこで、本記事では「全館床暖房がいらない6つの理由」を解説しているので、住宅メーカーを検討中の方は参考にしてみて下さい。
全館床暖房がいらない6つの理由
- お部屋の空気がかなり乾燥する
- 電気代が割高になるケースがある
- Wi-Fiの電波が遮断され、ネット通信が遅い
- 想定の導入コストは100万円オーバー?
- メンテナンス費が「30年/約70万」と高額
- 全館床暖房以外にお金を使う方が満足度が高いかも…
本記事を読み終えると『一条工務店と契約して、全館床暖房付きのお家を建てる価値があるのか?』を判断できるようになります。
記事の後半では「一条工務店を選ばない方が幸せな人の特徴」も解説済みなので、ぜひ参考にして下さい。
なお、僕は一条工務店でマイホームを建てているので「アンチ」ではありません。
当ブログの管理人


全館床暖房を付けると後悔する【6つのいらない理由】
一条工務店の全館床暖房は、家全体が暖かくて快適です。
なぜなら、全館床暖房はお部屋が暖かいのはもちろん、キッチンやトイレ、廊下といったお家全体を暖かくできる暖房器具だからです。
例えば、お風呂あがりに寒くて凍えることが無ければ、寝起きが寒くてお布団から出られないということもありません。
なので、僕は全館床暖房に大満足です。ですが、これだけ大規模な設備なので住む人によって「全館床暖房が合う・合わない」で意見が分かれるのも事実です。
そこで本記事で解説する「全館床暖房がいらない6つの理由」から判断してみて下さい。
全館床暖房がいらない6つの理由
例えば「全館床暖房よりも、他の設備や家具・家電にお金を使う方が満足する!」と考える人も多く、お家づくりでは「何を優先して住宅メーカーを選ぶか?」が重要なポイントとなります。
なお、一条工務店は大半のモデルが「全館床暖房=標準仕様(購入が必須)」なので、全館床暖房が一条工務店を判断するキーポイントになるはずです。
- GRAND SMART(グランスマート)
- i-smart(アイスマート)
- GRAND SAISON(グランセゾン)
- i-cube(アイキューブ)
- i-smile(アイスマイル)
そのため、全館床暖房のメリット・デメリットを充分に理解した上で、一条工務店と契約するようにして下さい。
全館床暖房のメリットは、一条工務店の営業さんから既に聞いていると思うので、僕は「全館床暖房がいらない6つの理由」をサクサクっと解説しますね!

自分たちの暮らしとお家づくりのコンセプトがピッタリな住宅メーカーを見つけ下さいっ!
全館床暖房を付けると後悔する理由①お部屋の空気がかなり乾燥する
さっそくですが、全館床暖房を付けると後悔する1つ目の理由は『お部屋の空気がかなり乾燥する』です。
なぜなら、全館床暖房は「お家全体・24時間」暖める全館空調で、その暖房範囲の広さと連続運転から空気が乾燥し易くなるからです。
一般的な床暖房のように「使う時だけ電源をONにする」のではなく、全館床暖房は秋~春までずっと電源ONのままです。(電源をON・OFFで切り替えるより、連続運転の方が電気代も安いから)
これだけ大規模な暖房器具を24時間ずっと動かし続けるので、お家の中は常に乾燥しており、冬は「加湿器」が欠かせません。
加湿器を付け忘れると、朝起きた時に乾燥で喉が痛いのもしばしば…。
そのため全館床暖房を使うと、下記の4つを我慢する必要があります。
- 加湿器の購入・買い替えコスト
- 給水する手間(1日/2~3回)
- フィルター掃除の手間(週1くらい)
- 加湿器による窓枠の結露
ちなみに我が家では「計3台」の加湿器を使っており、上記のコスト・手間が計3台分かかります、、、
全館床暖房は、家全体を暖かくするメリットがある一方で、「お部屋が乾燥する」というデメリットをどう捉えるかがポイントになりそうです。

全館床暖房を付けると後悔する理由②電気代が割高になるケースがある
全館床暖房を付けると後悔する2つ目の理由は『電気代が割高になるケースがある』です。
なぜなら、全館床暖房は大きなお家・部屋数が多いお家は電気代が割安になる一方で、逆に小さなお家・部屋数が少ないお家は電気代が割高になるからです。
例えば「お家の広さ」と「全館床暖房の電気代」の関係は、下記のイメージです。
- 30坪:1か月の電気代/15,000円
- 40坪:1か月の電気代/18,000円
全館床暖房は動かすことに一定の電気代がかかるものの、お家が広く・部屋数が増えても電気代は比例して高くなりません。
つまり、小さなお家や部屋数が少ないお家ほど、全館床暖房は電気代が割高になると考えておいた方が良いです。

全館床暖房を付けると後悔する理由③Wi-Fiの電波が遮断され、ネットの通信速度が遅い
全館床暖房を付けると後悔する3つ目の理由は『1階↔2階でWi-Fiの電波が遮断されて、ネットの通信速度が遅い(2階建てのケース)』です。
なぜなら、2階の床暖房パネル(=2階の床)がWi-Fiの電波を遮断してしまうことで、インターネットの通信速度が遅くなってしまうからです。
一条工務店|全館床暖房のパネル
例えば「1階:Wi-Fiルーターを設置、2階:スマホでWi-Fiに接続する」ケースだと、2階でスマホを使う際に通信速度が遅くてストレスを感じるはずです。
最悪の場合、そもそも2階からだとWi-Fiに繋がらないケースも…。
こちらの対策は、下記の3つです。
- 階段近くに情報ボックスを設置する
- 吹き抜けを採用する
- Wi-Fiルーターを2台設置する
少し補足すると、①・②は床暖房パネルが無いエリアに情報ボックス(Wi-Fiルーターの拠点)を設置する方法です。
すると、Wi-Fi電波が全館床暖房のパネルが無いエリアを飛び交うので、1階・2階共にノーストレスでWi-Fiに接続できるはずです。
全館床暖房を付けると後悔する理由④想定の導入コストは100万円オーバー?
全館床暖房を付けると後悔する4つ目の理由は『想定の導入コストは100万円オーバー(?)』です。
なぜなら、全館床暖房は一条工務店の標準仕様ではあるものの、導入コストは坪単価に含まれており、有料の設備と同じだからです。
一条工務店では全館床暖房の導入コストが非公表なので、ここでは一般的な全館空調の導入コストを元に推測します。
- 全館空調:120~250万円
- 床暖房 :1畳/5~10万円
上記を元に考えると、一条工務店の全館床暖房は「少なくとも100万円以上の導入コストがかかっているのでは?」と推測できます。
つまり「100万円以上の導入コストを払ってでも、全館床暖房が欲しいか?」が一条工務店との契約に至る決め手とも言えますよね。
もし「全館床暖房は別に無くても良いけど、標準仕様でお得だから…」という安易な考えだと、数十年後にかかる全館床暖房の高額なメンテナンス費に後悔する可能性が高いので注意です。
「お家づくりに何を優先するか?」で住宅メーカーを選ぶようにしましょう!

家づくりに失敗しないには、少なくとも5~10社の住宅メーカーを比較し、その中から自分たちの条件にピッタリな住宅メーカーと契約するようにしましょう。
なぜなら、お家づくりのコンセプトは住宅メーカー毎に大きく異なり、施工する内容で得意・不得意が変わるからです。
例えば、開放的なリビングを作りたいなら「三井ホーム」、空間を有効活用して部屋や収納を増やしたいなら「ミサワホーム」といった具合です。
自ら住宅展示場に足を運んで住宅メーカーを調べても良いですし、まずは タウンライフ家づくり を使って「間取りプラン・見積書・カタログ」を取り寄せして、住宅メーカーの大まかな特徴を把握するのもありです。
僕もタウンライフ家づくりを使ったところ、下記のような資料が届きました。

タウンライフ家づくりで届いた「間取り・見積書・建築模型」
こちらは全てのサービスが完全無料で使えるだけじゃなく、有益な情報がスマホ3分の入力手続きだけで受け取れるのは、コスパ良すぎですよね。
オススメの活用法は、下記の2ステップです。
- タウンライフ家づくり
で住宅メーカーの候補を絞り込む
- 絞り込んだ住宅メーカーの展示場に足を運んで、詳しい話を聞く
他にも「住宅メーカー毎に建築コストの目安を知りたい」や「自分たち専用の間取りプランを提案して欲しい」といった目的で使っても便利です。
なんにせよ「知らなかった…」は最大の後悔に繋がるので、まずは知ることが大事ですよね。
>>> 2023年:最新の坪単価を確認する【完全無料】
基本的な情報収集やお値段の比較は、タウンライフ家づくりを活用するとラクできますよっ!
全館床暖房を付けると後悔する理由⑤メンテナンス費が「30年/約70万」と高額
全館床暖房を付けると後悔する5つ目の理由は『メンテナンス費が「30年/約70万」と高額である』です。
これは知っておかないと、後で絶対に後悔するので事実をお伝えしますね。
こちらの金額は、一条工務店のメンテナンス窓口で確認した内容で、詳しい項目・金額は下記の通りです。
頻度 | 修理費 | |
---|---|---|
①不凍液の注入 | 毎年 | 1㎏/400円 |
②不凍液の全交換 | 10年 | 5万円 |
③エアコン故障 | 10年 | +10万円 |
④配管の全交換 | 50年 | 40万円 |
「③エアコンの故障」を少し補足すると、全館床暖房はエアコン空調と床暖房運転の両方の運転ができる室外機を使います。
こちらは1台で2種類の空調運転ができるエアコンなので、一般的なエアコンよりもお値段が10万円ほど高いです。
エアコンの故障や配管の全交換を行う頻度は個体差があるものの、上記を元に単純計算すると全館床暖房には「30年間/計70万」のメンテナンス費が必要です。
そのため全館床暖房にかかる費用は「導入コスト+電気代+メンテナンス費」の3つから、総合的に判断するようにしましょう。

一条工務店のメンテナンス費が気になる方は、下記の記事を参考にして下さい。
-
【一条工務店】本当は高額なメンテナンス費用【維持費をぶっちゃけます】
続きを見る
こちらは、主要設備である「全館床暖房・ロスガード・太陽光システム・外壁タイル」における、実は知られていないメンテナンス費をまとめた記事です。
全館床暖房を付けると後悔する理由⑥全館床暖房以外にお金を使う方が満足度が高いかも…
全館床暖房を付けると後悔する最後の理由は『全館床暖房以外にお金を使う方が満足度が高いかも…』です。
なぜなら、お家を建てる目的は人生をより豊かにするためなので、自分や家族が何を優先するか次第でお金の最も有効な使い方が変わってくるからです。
例えば「家事をラクしたい」と考える人は、お家よりもドラム式洗濯機やお掃除ロボットなど自動化家電にお金をかける方が人生の満足度が高くなるはずです。
このような人は一条工務店ではなく、ローコストメーカーや大手ハウスメーカーの規格住宅などで建築コストを安く抑えて、家電製品で住まいをレベルアップさせると良いかもしれません。

なお、規格住宅やセミオーダー住宅は、ネット上に情報が少ないので、住宅展示場に足を運ぶか、 タウンライフ家づくり で情報を集めるようにしましょう。
キャンペーン期間にタイミング良く契約できると、数十万~数百万単位でお得になるケースがあるので、 こちら
からサクッと問合せてみて下さい。
>>> タウンライフ家づくり:最新のキャンペーン特典を確認する
【まとめ】一条工務店の全館床暖房は「合う・合わない」で判断が分かれる
最後に記事をまとめると、結論は『一条工務店の全館床暖房は「合う・合わない」で判断が分かれる』です。
なぜなら、全館床暖房は真冬でも家全体を暖かくできる一方で、下記の6つのデメリットがあるからです。
- お部屋の空気がかなり乾燥する
- 電気代が割高になるケースがある
- Wi-Fiの電波が遮断される
- 想定の導入コストは100万円オーバー?
- メンテナンス費が「30年/約70万」と高額
- 全館床暖房以外にお金を使う方が満足度が高いかも…
特に「導入コスト(坪単価に含まれる)+電気代+メンテナンス費」の3つコストは、一条工務店でお家を建てるかを判断するポイントになるはずです。

住宅メーカー選びで最も注意すべきは、住む人に「合うか・合わないか」です。
なぜなら、全てが完璧な住宅メーカーは存在せず、住宅メーカーの家づくりには得意・不得意があるからです。
例えば、デッドスペースをお部屋や収納に変えるテクニックは「ミサワホーム」、建築コストを安くしたいなら「タマホーム」といった具合です。
住宅メーカーの特徴は様々なので、少なくとも5~10社の住宅メーカーを比較した上で、条件がピッタリ合う住宅メーカーでお家を建てましょう。
住宅展示場に足を運んで営業マンの話を聞いても良いですし、それが手間な人は タウンライフ家づくり を活用しましょう。
こちらは僕も活用したサービスで、下記のような資料が貰えます。

タウンライフ家づくりで届いた「間取り・見積書・建築模型」
こちらは、自分たちの要望を元に「間取り設計・見積書・建築模型」を作ってくれるサービスです。もちろん、カタログも貰えます。
全てのサービスが完全無料で使えるだけじゃなく、手続きはスマホ入力3分と超カンタンなので、お家づくりで1度は使っておかないと損ですね。
オススメの活用法は、下記の2ステップです。
- タウンライフ家づくり
で住宅メーカーをザックリと絞り込む
- 条件が近い住宅メーカーの展示場に行って、詳しい話を聞く
他にも「住宅メーカー毎に建築コストの目安を知りたい」や「自分たち専用の間取りプランを提案して欲しい」といった目的で使っても便利です。
住宅メーカーにお悩みの方は、 タウンライフ家づくり で新しい発見に出会えるはずなので是非、お試し下さい。
