本記事は、契約する前に知っておきたい一条工務店の後悔ポイントを記事にまとめました。
個人的に感じた感想だけじゃなく、SNSなどで見受けられる意見なども加えて、下記の12個の後悔ポイントについて解説します。
- 標準仕様に含まれない設備が意外と多い
- 一条ルールで間取りの自由度が低い
- 室内の音が響き易い
- 軒が無く、直射日光が暑い
- 春や秋の外気温でも室内が暑い
- 全館床暖房でWi-Fiの電波が遮断される
- 設計士の間取りの提案力が低い
- 似たようなデザインの家が建つ
- ロスガードの維持費が高く、手入れが手間
- フローリングの強度が低く、傷が付きやすい
- タレ壁で圧迫感が出やすい
- お風呂の鏡が大きく、掃除に手間がかかる
これを見て「一条工務店での家づくりには後悔ポイントが多過ぎないか…」と感じる人がいるかもしれません。
ですが、その心配はご無用です。
それは、全ての人が満足する家を建てられる住宅メーカーは、そもそも存在しないからです。
なぜなら住宅メーカーごとに家づくりのコンセプトが異なるため、住む人が「何を重視したいか」によって満足度も大きく異なるからです。
言い換えると、全ての住宅メーカーにデメリットや注意点が存在し、それらが後悔ポイントに繋がる可能性があります。
例えば、上記の「③室内の音が響き易い」は気密性に優れた住まいの共通点です。「気密性が高い=隙間が少ない」と空調の効きが良くなる一方で、室内では音が反響し易くなります。
逆に、気密性が低い家(隙間がある)ほど音が外に漏れるため、音の反響は抑えられます。ですが、その隙間から空気も逃げることで空調の効きが悪くなり、電気代も高くなりがちです。
つまり、満足度の高い家を建てるには「建てたい家の特徴」と「住宅メーカーの家づくりのコンセプト」を可能な限り一致させることが非常に重要です。
そのため本記事の内容を理解するだけじゃなく、事前に住宅展示場を回ったり、 タウンライフ家づくり で情報収集しておきましょう。
タウンライフ家づくりとは、住宅メーカー各社から専用プランを取り寄せできるサービスです。
僕も家づくりの情報収集で活用しており、その時に取り寄せた資料は下記の通りです。
自分たちの家づくりの要望をもとに間取りプランや見積書、建築模型などを専用設計してもらうことができます。
参考までに、我が家は「リビング20帖、3LDK以上、ランドリールーム・書斎付き」の条件で間取りプランの作成を依頼しました。
例えば「一条工務店ではどのような間取りをどれくらいの価格で建てられるのかを詳しく知りたい」という人にとって、タウンライフ家づくりはもってこいのサービスです。
他にも、一条工務店とライバルの住宅メーカーを比較したい人は、セキスイハイムや住友不動産などから資料を取り寄せてみても良いかもしれません。
また、住まいの性能(気密性や断熱性)にはこだわりたい一方で、価格はできるだけ抑えたいという人はアイ工務店もおすすめです。
タウンライフ家づくりで必要な手続きは、家づくりの要望を こちら に入力するだけです。
住宅展示場に行く手間を省きつつも、超有益な情報が手に入るサービスでありながら全てが無料で使えるのも嬉しいですよね。
当ブログの管理人
一条工務店の後悔ポイント12選+5【一条ルールに注意】
一条工務店で契約後・入居後に分かった後悔ポイントは、下記の12個です。
なお、どの住宅メーカーでもありがちな「コンセントの数が少なかった」や「換気扇を付ける位置を間違えた」など、ありがちな項目は除外しています。
それでは、サクサクっと確認しましょう。
その1:標準仕様に含まれない設備が意外と多い
一条工務店で1つ目の後悔ポイントが『標準仕様に含まれない設備が意外と多い』です。
公式サイトでも「モデルハウス仕様が標準仕様」と標準仕様の充実っぷりをアピールしているにも関わらず、これは意外でした、、、
なぜなら「これは暮らしに絶対に必要でしょ!」と思う設備が有料オプションだからです。
具体的には、下記の3つです。
- ベタ基礎(約30~40万円)
- 網戸(約10万円)
- シャッター(約10万円)
基礎が無いと家が建てられないのに「ベタ基礎 34万円」がオプション扱いなのか意味不明ですよね、、、
上記に書き出しただけでも、約50万円の追加コストです。
もちろん「付ける・付けない」は好みで選べるものの、自分の中で「生活に必須=標準仕様に含まれる」と思い込んでいる人も多いため、契約前に知らないと後悔ポイントになるはずです。
後悔ポイントの解決案
- 事前に見積書を要チェック
- 担当者や設計士に「見積書に含まれてない金額が無いか?」を聞き取り
その2:間取りの自由度が低い(一条ルール)
一条工務店で2つ目の後悔ポイントが『間取りの自由度が低い(一条ルール)』です。
一条工務店は間取り設計のルール(=一条ルール)がかなり厳しいです。
そのため「思い通りの間取り(空間)を作れない…」といったシーンが打ち合わせで何度もあるはず。
一条ルールが厳しい理由は、下記の3つです。
- 全ての家で高い耐震性を担保するため
- 工場生産で作れる部材の種類が限定される
- 小品種×大量生産で、生産コストを安くする
具体的には「建物は総2階で建てる(1階の広さ=2階の広さ)」や「部屋の大きさで窓の最大数が決まる」、「耐力壁・タレ壁が突出して、圧迫感を感じやすい」といったものです。
他にも「フローリングや建具は1色のみ」などデザインにおけるルールも厳しいので、一条ルールは仮契約前に要チェックです。
なぜなら、家の満足度は住宅メーカーの良し悪しより、間取りの満足度で決まるからです。一条工務店で自分達が思い描くマイホームが作れるのか、仮契約前にチェックしておかないと後悔に繋がりますよ。
後悔ポイントの解決案
- 仮契約前に希望の間取りが作れるかチェック
- 間取りの自由度が高い平屋を選ぶ
もし「理想の暮らしをイメージできてはいるものの、間取りに再現するのが難しい…」という方は、タウンライフ家づくり(※リンク)を使ってみると良いかもしれません。
こちらのサービスを簡単に解説すると
- プロの設計士に間取り設計を依頼できる
- 建築費が分かる見積書が貰える
- 全サービスが完全無料で使える
と家づくりにおいて、絶対に1回は使っておきたいサービスです。
もちろん僕も過去にタウンライフ家づくりを使っており、住宅展示場に足で出向くよりも充実した情報が手に入ったので大満足でした。
カタログ・図面だけで完成する家をイメージするのは難しいですが、建築模型があるとまるで違います。
実際に住んだ後に「あれ…、お部屋の雰囲気や動線が打ち合わせ時のイメージと違う、、、」といった、住んだ後に気が付く後悔を減らせるはずです。
その3:室内の音がかなり響く(特に吹き抜け)
一条工務店で3つ目の後悔ポイントが『室内の音がかなり響く(特に吹き抜け)』です。
一条工務店のお家は、室内の音がかなり響きます。
なぜなら一条工務店の家は、高気密で家の中の音が反響し易いからです。
家の中にいると、
- 屋外の音→遮断されて、静か
- 屋内の音→音が反響して、うるさい
具体的には「道路を走る車の音は聞こえないけど、リビングのテレビの音はかなり聞こえる」といった具合です。
高気密のお家は冷気・暖気を逃がさないメリットがある一方で、音が反響し易いという点がデメリットです。
住んでから気が付く後悔ポイントにならないよう、下記の3つを行うと良いかもしれません。
後悔ポイントの解決案
- 宿泊施設で体験する
- 入居宅訪問で体験する
- 間取りを工夫する
上記の③は「寝室とリビングを離す」や「ドアなどの仕切りを増やす」、「吹き抜けを作らない」といった間取りの工夫が考えられます。
一条工務店のお家では、吹き抜けのある間取りが人気です。
吹き抜けは、リビングが広く感じられるメリットがある一方で、音がかなり響き易い点は大きなデメリットなので注意して下さいね。
その4:軒ゼロで、直射日光がシンドイ
一条工務店で4つ目の後悔ポイントが『軒ゼロで、直射日光がシンドイ』です。
一条工務店の家は、軒がほぼゼロで直射日光がシンドイです。
なぜなら軒は、窓から入る日差しを遮る重要な役割があるにも関わらず、一条工務店のお家は軒が無いからです。
例えば真夏の直射日光も軒で遮ることで、室温の上昇を抑えることができ、快適に暮らせます。
具体的には、他社の住宅メーカーと比較すると違いが分かり易く、下記の通りです。
一条工務店の家
- 1階:軒なし
- 2階:軒なし
住友林業の家
- 1階:軒あり
- 2階:軒あり(大きい)
住友林業のお家は、1階も2階も充分な軒があり、直射日光を遮ることで快適に暮らせそうですよね。
軒は重要な役割があるものの、地味な存在なので打ち合わせでスルーしがちです。そのため住んでから軒の大切さに気付き、軒が無いことを後悔ポイントにあげる人が多いんですよね。
後悔ポイントの解決案
- グランセゾンを選ぶ(軒あり)
- 軒を延長する(有料)
i-smartでも有料オプション(1坪/5,000円)で、最大90cmまで延長できます。
とはいえ、他社の住宅メーカーに比べると軒が圧倒的に短いのと1階は軒ナシなので、日差しがダイレクトに家の中に入り込みます。
我が家は軒を延長しているものの、効果をほぼ実感できていません。
その5:春・秋の快適な気候でも、家の中が暑い
一条工務店で5つ目の後悔ポイントが『春・秋の快適な気候でも、家の中が暑い』です。
春・秋の快適な気候でも、一条工務店の家の中は暑くなります。
その理由は、下記の2つです。
- 高気密・高断熱で熱が逃げない
- 軒なしで日差しが差し込む
例えば「外がポカポカ陽気で気持ち良い気温なのに、家の中は夏くらい暑い」といったケースが多々あり、春や秋でも冷房を付けるシーンが多いです。
こちらは展示場や入居宅への訪問では気が付きにくく、住み始めて気が付く後悔ポイントですよね。
後悔ポイントの解決案
- 全館さらぽか空調を採用する
- 壁掛けエアコンで全館空調できる間取りを作る
その6:床暖房パネルでWi-Fiに繋がりにくい
一条工務店で6つ目の後悔ポイントが『床暖房パネルでWi-Fiに繋がりにくい』です。
一条工務店のお家はWi-Fiに繋がりにくいため、ネット環境を作る際に工夫が必要です。
その原因は、床の中に埋め込まれている床暖房のパネルがWi-Fiの電波を遮るからです。
2階建てだと、2階床の床暖パネルがWi-Fiの邪魔をすることで、Wi-Fi電波が「1階↔︎2階」で遮断されます。
これは全館床暖房という最高の住まいを作るには仕方がない一方で、今のネット時代にWi-Fiに繋がりにくいのはストレスでしかありません、、、
そこで下記の4つの解決策が考えられます。
後悔ポイントの解決案
- 吹き抜けでWi-Fiが届きやすくする
- メッシュWi-Fiを導入する
- 「有線LAN+Wi-Fi子機」を活用する
- 平屋を建てる
ちなみに我が家は「吹き抜け+情報ボックスの位置を工夫」で、一条工務店のWi-Fi問題を解決しました。
当初より予定していた吹き抜けの近くに情報ボックス(=Wi-Fiの拠点)を配置することで、家中どこでもWi-Fiが快適に使えています。
改めて感じるのは、間取り設計は住宅メーカー選び以上に大事だということ。たとえ一条工務店で良い家を建てても、間取りが微妙だと暮らしにくく、ストレスを感じ易い家になります。
つまり家の満足度は、設計士の腕次第と言えます。
ですが、ここで残念なお知らせが…。
それは「一条工務店の設計士は、間取りの提案力が弱い」と多くの人が口を揃えて言う事実です。詳しくは、下記で解説します。
>その7:設計士の間取りの提案力が弱い
一条工務店で7つ目の後悔ポイントが『設計士の間取りの提案力が弱い』です。
繰り返しですが、一条工務店の設計士は間取りの提案力が弱いです。
そのように言う人が多い理由は、一条ルールが複雑すぎて設計士ができる提案が大幅に減るためです。
一条ルールは、家づくりで「できる・できない」の決まりが細か過ぎる上に、営業担当や設計士ですら把握し切れない膨大な数が存在します。
つまり「一条ルールが複雑→設計士でも把握し切れない→提案できるプラン数が減る」といったイメージです。
他にも、安くて良い家を作るために「少品種×大量生産」が特徴の住宅メーカーなので「イメージ通りの間取りがそもそも作れない、、、」といったケースも…。
いずれにせよ、間取りにこだわりがある人は、一条工務店と仮契約する前に「希望の間取りが再現できるのか?」を先に相談しておくことをオススメします。
後悔ポイントの解決案
- 仮契約前に希望の間取りが作れるかを相談する
- ネットで家づくり計画書を依頼する
「マイホームのイメージはあるものの、間取り図面に落とし込めてない、、、」という人は、家づくり計画書を依頼してみると良いかもしれません。
具体的には「間取り」と「見積書」をネットで取り寄せでき、完全無料で使えるサービスです。
いずれも住宅展示場で貰える既製プランではなく、僕たちの要望を元に作られたオリジナルプランなのでスゴく参考になります。
住宅メーカーのプロの設計士が作ってくれるので、絶対に知っておきたい家づくりのアイデアと出会えるはずです。
もちろん僕も使っており、下記のような資料を頂きました。
届いた資料は、
- 間取りプラン
- 見積書
- カタログ
- 照明計画書
- 建築模型
と圧巻の充実っぷりです。
これが「完全無料」とか、コスパ良すぎですよね。
気になる人は、チェックしてみて下さい。全てのサービスが無料で使えるので、使わなきゃ損ですよ。
その8:どこも似たデザインの家になる
一条工務店で8つ目の後悔ポイントが『どこも似たデザインの家になる』です。
一条工務店で建てると、どのお家も外装・内装が似たデザインになりがちです。
なぜなら、一条工務店は注文住宅と言えど、選べる設備・材料の種類がかなり少ない住宅メーカーだから
最初はデザインに満足していても、似たデザインの家が多いため「周囲とは違った自分達だけのデザインにすれば良かった…」と後悔する人が一定数います。
具体的に、下記で「外観」と「設備」を元に解説します。
外壁材
外壁材は「石目調ボーダータイル(標準) or ハイドロテクトタイル(オプション)」のいずれかを選べるものの、材質は「タイル」の1種類のみで、カラーも全5色と少なめです。
つまり「家の形」でオリジナル色を出すしかなく、結果的に似たような外観をした家が多くなります、、、
「一条工務店の家は、ひと目で分かる」と多くの人が口を揃えて言うのには、上記のような理由があるからです。
設備
設備の種類は外壁材より少し増えるものの、各グレード毎に「1種類のみ」です。
具体的には、下記の通りです。
- グランセゾン:4色
- アイスマイル:4色
- アイキューブ:3色
グレード毎に3〜4種類のカラーが選べますが、社外品の設備を自由に導入できる他社と比べると、やはり選択肢が少ないですよね。
ちなみに一条工務店でも社外品の設備を導入できますが、かなり割高な価格で購入することになります。
なぜなら、一条工務店では社外品を採用するお家が少ないため「仕入量が少ない=仕入価格が割高になる」からです。
つまり一条工務店で建てる人は、大半が一条のオリジナル設備を導入することになり、結果的にどこのお家も似たデザインの内装になるんですよね、、、
「少品種×大量生産」でコスパが良いというメリットがある一方で、オリジナル性を重視したい人はデメリットになるはずです。
その9:ロスガードのメンテナンス費が高く、フィルター掃除が大変
一条工務店で9つ目の後悔ポイントが『ロスガードのメンテナンス費が高く、フィルター掃除が大変』です。
一条工務店のロスガードは「メンテナンス費の高さ+フィルター交換の大変さ」で、後悔ポイントになりそうです。(少なくとも我が家は…)
なぜならロスガードには、下記の3つのデメリットがあるからです。
- 設置スペース(1マス)は、坪単価が約80万円の一条だと約20万円と高額に
- フィルター(1部屋/1箇所)を3〜6ヶ月毎に手入れするのは大変すぎる
- 耐用年数が15年と短く、30年間のメンテナンス費は約90万円と高額に
ロスガードは簡単に言うと、家に埋め込まれたデッカい空気清浄機です。
この空気清浄機に、上記の「導入費+フィルター交換の手間+メンテナンス費」がかかることに納得できるかというと、僕はちょっとムリです…。
ロスガードのフィルター交換が大変で、これほど高額な維持費が必要な設備だとは、契約時は全く知りませんでした、、、
そのため将来的にロスガードが故障して、高いメンテナンス費が発生した時は大きな後悔ポイントになりそうです。
その10:床材の強度が弱く、傷が付きやすい
一条工務店で10個目の後悔ポイントが『床材の強度が弱く、傷が付きやすい』です。
一条工務店の床材は強度が弱く、傷が付きやすいです。
なぜならフローリングは本物の木ではなく、複合フローリングといって「化粧シート」を貼ったものだからです。
例えば、ダイニングテーブルからスマホを落とすと、表面が簡単に凹みます。それくらいフローリング表面の強度が弱いです。
住宅展示場や入居宅訪問で伺ったお家の床を見ると分かるはずなので、チェックしてみて下さい。
後悔ポイントの解決案
- 入居前に床コーティングを行う
- 高耐久の床材(=モクリア)を選ぶ
その11:タレ壁で圧迫感を感じ易く、住んだ後も気になる
一条工務店で11個目の後悔ポイントが『タレ壁で圧迫感を感じ易く、住んだ後も気になる』です。
一条工務店のお家では、天井近くに「タレ壁」が必要になるケースが多く、これが圧迫感を生む原因になります。
これらが必要になる理由は、お家の耐震性が劣る箇所をカバーするためです。
例えば「広いリビング」や「開放感ある吹き抜け」のような広がりのある空間は、他の部屋に比べて耐震性が劣ります。
そこでタレ壁を採用することで、耐震性が弱い箇所を補えるという理由です。
こちらは打ち合わせ中に設計士から説明があるものの、実際に暮らすとやはり圧迫感を感じますね。
ちなみに我が家は、ダイニングに吹き抜けを採用したことで開放感のある空間が作れた一方で、隣接するリビングにはタレ壁が必須になりました…。(これが一条ルールです)
タレ壁がない一条工務店のお家は、かなり少ないです。「目立つ・目立たない」の差はあれど、平均で約2〜3箇所のタレ壁があるように感じます。
「タレ壁が作り出す圧迫感で後悔したくないっ!」という方は、下記の方法をお試しください。
後悔ポイントの解決案
- タレ壁が必要ない間取りプランを考える
→大きなリビング、吹き抜け、勾配天井などを作らない - 家を平屋で建てる
→2階が無いと1階への負荷が最小限になるため - 一条工務店以外の住宅メーカーを選ぶ
→タレ壁無しで建てられる注文住宅は多い
少しだけ「③」を補足すると、一条工務店と同じような間取りでもタレ壁無しで家を建てられる住宅メーカーは多くあります。
また一条工務店は、直近で坪単価を大幅に値上げしているため、建築コストが急激に高くなっています、、、
上記の2つの理由より、一条工務店に絶対のこだわりを持たない方は、タウンライフ家づくりで他社の住宅メーカーと比較しても良いかも知れません。
その12:お風呂の鏡が大きく、掃除が大変
一条工務店で12個目の後悔ポイントが『お風呂の鏡が大きく、掃除が大変』です。
一条工務店のお風呂の鏡は大きいため、日々の掃除が大変です。(=スマートバス)
なぜなら、鏡のサイズを好みで選ぶことができず、お風呂の大きさで鏡のサイズが決まるからです。お風呂は「1坪 or 1.25坪」から選べ、この横幅全面に鏡が付きます。
- お風呂の鏡サイズ
・1坪 :約180㎝
・1.25坪:約225㎝
例えば「お風呂は1.25坪で大きくしたいけど、鏡は掃除の手間を減らすために小さくしたい」といったことは、一条工務店のお風呂では再現できません。(これが一条ルールです)
上記の解決策は1つだけで、鏡がある面に窓を設置すれば鏡を小さくできます。この方法を採用した、我が家のお風呂がこちら↓です。
窓「JK2042」を設置したことで、鏡サイズをほぼ半分にできました。
打合せ中は大きな鏡に魅力を感じたものの、日々の掃除の手間を考えると後悔ポイントになりそうだったので実用性を重視した間取り設計です。
後悔ポイントの解決策
- 鏡の面に窓を設置する
- スマートバス以外を選ぶ
一条工務店の後悔ポイント5選|家づくりの実体験より
最後に一条工務店の後悔ポイントで、僕がマイホームを建てた実体験を元にした5つの後悔ポイントをまとめました。
先にサクッと書き出すと、下記の通りです。
一条工務店で建てた人のブログで事前に調べていたこともあり、どれも致命的な後悔ポイントではありません。
これから一条工務店で家を建てる人は参考になるはずなので、最後にサクッとチェックしてください。
その1:壁掛けテレビ用の補強ボードを2枚重ねにしなかった
1つ目の後悔ポイントは、リビングに壁掛けテレビ用の補強ボードを1枚のみにし、2枚重ねにしなかったことです。
補強ボードの枚数で対応する壁掛け金具が異なり、1枚だと「テレビの角度を調整できるアーム付き金具を取り付けると、壁側の強度が足りないのでは…?」という声をよく聞きます。
後から壁を補強することもできるものの「壁の補強ボードは、新築時に入れておくと価格がかなり安い」ことを考えると、少し後悔ですね。
その2:奥行90cmのベランダは狭かった
2つ目の後悔ポイントは、奥行90cmのベランダは狭かったという点です。
なぜなら、図面で「奥行90cmのベランダ」を作っても、完成したベランダの人が立てるスペースは奥行75cmしかないからです。
具体的に言うと、図面で「奥行90cmのベランダ」は「柱の中央からベランダの端まで測って奥行90cm」なので、当初のイメージよりも15㎝ほど狭くなったという話です。
こちらのベランダは、主に「玄関の雨除け+エアコン室外機の置き場所+予備の洗濯物干し場」の目的で作ったため、特に支障は無さそうです。
「洗濯物干し場としては、少し使い難いかも…?」といった程度なので、こちらは小さな後悔ポイントですね。
その3:キッチン通路が幅90cmは狭かった
キッチン通路の幅90cmは一条工務店のお家で一般的な広さであるものの、実際に使うと当初のイメージより狭く、こちらが3つ目の後悔ポイントです。
なぜなら、一条工務店の設計士さんに「キッチン幅90㎝=一般的な広さ」と聞いていたものの、この家に引っ越す前の賃貸のキッチン幅が120㎝以上あったからです。
僕の中で「賃貸=狭い、戸建て=広い」という固定概念があったため、今の家の90㎝幅のキッチン通路に一切の疑問を持つことなく家づくりが進み、上棟1か月後の現場見学の際に通路の狭さに気付きました、、、(もう既に手遅れ…)
今から家づくりをされる方に言いたいのは、固定概念は絶対にNGです。(自戒の念を込めて)
特に注文住宅は図面の中で全てのプランを決めるため、完成した後に「あれ…、打ち合わせのイメージと違うんだけど、、、」という箇所がいくつもあります。
こうなると手遅れなので、後悔ポイントを減らすためにもタウンライフ家づくりを使って、色んな設計士から違った視点でアドバイスを受けておくことをオススメします。
なぜなら設計士も考え方は、十人十色だからです。特に注文住宅は自由設計だからこそ、設計士のセンスやテクニックが家の完成度にモロに影響します。
単刀直入に言うと、ダサい設計士が作る家はダサいです。
何かに例えるなら、家づくりとファッションは同じです。ファッションセンスが無い人が考える服装は、やはりダサいです。
仮にダサいとまでは感じなくても、家も服も好みがありますよね。だから色んな設計士から間取りプランの提案を受けて、自分に合った間取りを探すことが大事なんです。
その4:シューズインクローゼットを作らなかった(作れなかった)
続いて4つ目の後悔ポイントは、シューズインクローゼットを作らなかったことです。
厳密に言うと、洗面台やシューズボックスなど1つ1つの収納を広く確保したため、シューズインクローゼットを作るスペースを確保できなかったに近いです。
なぜなら一条工務店の設備は「小〜大」まで、どのサイズを選んでも同じ料金だからです。例えば、洗面台「R111」と「W444」は、同じ料金です。
「だったら大きいサイズの洗面台を選ばなきゃ損じゃん!」と考えて、洗面台もシューズボックスも最も大きなサイズを選択しました。
その結果、シューズインクローゼットを作るスペースが確保できなくなり、諦めざるを得なかったんですよね。
僕の結論は「1つの収納を大きくするよりも色んな用途の収納を作る方が後悔を減らせる」です。
10年後・20年後の生活スタイルを予想できないだけに、色んなシチュエーションに対応できる収納を作っておく方が満足度がアップするはずです。
その5:建築コストが高く、住宅ローン返済が大変…
最後に5つ目の後悔ポイントは、一条工務店は建築コストの値上げで住宅ローンの返済が大変だということです。
我が家は33坪の一般的な2階建てで、まったく豪邸とは言えないものの、年収500万円ちょいの平凡サラリーマンには返済がキツイです。
なぜなら近年の値上げの連続で、一条工務店が「安くてコスパ良い工務店→高級路線の住宅メーカー」に変わりつつあるからです。
具体的には、下記の3つの理由が考えられます。
- i-smartの坪単価
直近10年間で「坪55万→坪75万」に値上げ - ハイドロテクトのオプション費
直近10年間で「坪3,000円→坪13,000円」に値上げ - 高級モデルのグランセゾンやグランスマートを続々と発売
部材費や人件費の値上げ、円安の進行などで仕方がない側面はあるものの、住宅ローンの返済は長い期間続くものなので負担を最小限にする努力はしておきたいですよね。
例えば「廊下を短くし、更に廊下に洗面台を設置して用途を兼ねる」といったテクニックです。
これは設計士の技量に左右されます。そのため、担当の設計士1人に家づくりを委ねるのではなく、色んな設計士から間取りプランを提案して貰えるタウンライフ家づくり(※リンク)を使ってみることをオススメします。
僕もタウンライフ家づくりを使って、全8通りの間取りプランを提案して貰いました。
それぞれの間取りの良い所(用途を兼ねるテクニック)を集結させたことで、家の坪数を「36坪→33坪」までコンパクトにすることができました。
坪単価75万円の一条工務店だと、なんと225万円も価格を抑えられた計算です。こちらは完全無料で使えるサービスなので、家づくりを進める中で1度は使っておかないと損ですよ。
【まとめ】一条工務店は良い家だけど、後悔ポイントが意外と多い
本記事では、一条工務店の計20個の後悔ポイントを紹介しました。
最後にまとめて書き出すと、下記の通りです。
一条工務店は良い家だけど、完璧な住宅メーカーではありません。
なぜなら、住宅メーカー選びは「合う・合わない」で選ぶべきだからです。
たとえ一条工務店の外観が好みで営業担当が優秀な人でも、自分たちの生活スタイルと合わない住宅メーカーを選んでしまうと、後悔ポイントの多いお家になるはずです。
住宅メーカーは何十社・何百社と存在するので、きっと自分達にピッタリな住宅メーカーが見つかるはずです。
だけど「住宅展示場に行くのは大変だし、色んな住宅メーカーを比較するには時間も足りない」という方は、タウンライフ家づくりを使ってみてください。
今までは自分の足で住宅展示場に出向いて情報を集めていた時代でした。ですが今はネットで家づくりの情報を全て取り寄せできる時代です。
こちらは「ネット手続き3分だけ」で、間取りプラン・見積書・カタログ(+建築模型)と十分過ぎる情報が手に入ります。完全無料なので、是非1度は使ってみて下さい。