
- 軒(のき)の役割は?
- 軒が大事な理由は?
- 一条の軒の特徴が知りたいな?
といった疑問を解決できる記事です。
本記事は一条工務店の『軒』について解説します。
軒は「快適性・カッコ良さ」を決める重要度が高い場所です。
その証拠に「住み始めてから軒で後悔している人が多い」という事実もあり、
例えば「直射日光が部屋に入って暑い」や「窓に雨が当たってスグに汚れる」という声が多いですね。
他にも「軒がない=全体がノッペリする=外観がダサくなる」というデメリットもあります。
詳しくは本編でお伝えしますね。
本記事の内容
- 一条の軒の基礎知識
- 軒を延長するオプション
- 他社比較で分かるデメリット
この記事を読み終えると『一条工務店の軒の特徴』が完全に理解できるはずです。
当ブログの管理人

【一条工務店の軒】延長しないと後悔するポイント
本記事では『軒(のき)』を解説します。
軒は地味なので「家を建てる時にスルーされがち」ですが、家づくりにおいての重要度はかなり高いです。
本記事の内容
- 軒の重要性・役割
- グランセゾンがオススメ
- デザインは2種類より
- オプションは3種類より
軒は家の外観デザインを決める重要な部分です。
なので「カッコ良い家を建てたい人」は、グランセゾンを選ぶか他社の住宅メーカーを選ぶと良いかもしれません。
基礎知識軒の重要性・役割とは?

最初に「軒の基礎知識」は、上記の画像の通りです。
こちらの「屋根の突き出した部分」のことを軒と言います。
軒の名称
それぞれに名前があり、上記の画像を参考にどうぞ。
- 軒天(のきてん)
→ 軒の裏側 - 軒下(のきした)
→ 軒(屋根の下)のスペース - 軒先(のきさき)
→ 軒の先端部分
こちらは覚える必要はなく、ザックリの理解でOKです。
軒の重要性と役割は?
続いて「軒はなぜ重要なのか?その役割は?」を解説すると、下記の通りです。
- 雨・雪を防ぐ
→雨よけの屋根になる
→家の雨漏りを防ぐ - 外壁・窓の汚れを防ぐ
→雨が直接、当たりにくい - 日射を防ぐ
→夏の日差しの暑さを防ぐ
→家具・床材の日焼けを防ぐ
実は軒は日々の生活において、かなり重要で「軒が無い家で、住みやすい家は無い」ともいう人もいるくらいです。
軒のデザイン一条工務店で軒を重視するならグランセゾン
次に『一条工務店の軒』について、話を深掘りします。
結論を言うと「一条工務店の家で軒にこだわる人」は、グランセゾンを選ぶべきです。
下記の「外観」画像を見れば、その理由に納得して頂けるはずです。
GRAND SAISON(グランセゾン)
グランセゾンは「1階・2階」共に軒があることで、家の「奥行き感・凹凸感」がハッキリと出ており、外観デザインがかなりカッコ良いですよね。
ポイントを書き出すと、下記の通りです。
- 1階・2階共に軒がある
- 奥行き感・凹凸感が出てカッコ良い
- 軒のメリットを活かせる商品
グランセゾンでは軒の不満は特に感じませんが、問題なのは次のアイスマートです。
i-smart(アイスマート)
アイスマートの外観は「のっぺり感」が目立ちますよね。
グランセゾンとは、真逆のデザインで「奥行き感・凹凸感」がまるで感じられません。
それは「アイスマートならでは」の理由があるからです。
- 総2階でしか建てられず、1階に軒を作れない
- 「2×6工法」で、間取り設計の制限が多い
つまりアイスマートは「1階に軒を作れない」ため、軒の重要度が高い人はグランセゾンを選ぶ方が良さそうですね。
見てお分かりの通りで、軒は一切ありませんね。
軒天の種類一条工務店の軒天は2種類より
一条工務店の軒天は「2種類」のデザインより選べます。
- 木目調サイディング
→ 3種類 - 塗装版サイディング
→ 4種類
こちらに機能性の違いはなく、デザインの好みの違いですね。
木目調サイディング:3種類
木目調サイディングは、下記の「3種類」から選べます。
- ダークブラン
- チャコールグレー
- イエローブラウン
見て頂いた通り、軒天が「木目」になっています。
下記は、とある展示場の「軒天(チャコールグレー)」です。
「軒天・玄関ドア」が木目で統一されており、スゴく相性が良いですよね。
こちらはグランセゾンで標準仕様の軒天です。
塗装版サイディング:4種類
塗装版サイディングは、下記の「4種類」から選べます。
- ホワイト
- ベージュ
- グレー
- ダークグレー
こちらは「アイスマート・アイキューブ・アイスマイル」で標準仕様の軒天ですね。
軒の種類オプションは3種類より
次に一条工務店で採用できる『軒を延長するオプション』を3つ解説します。
- 片屋根をズラして無料で延長
- 片屋根は「1坪=5,000円」で延長
- パラペットは「1坪=坪単価1/2」で延長
一条工務店の軒は「最大90㎝」まで延長することができます。
下記でその方法を解説しますね。
その①:片屋根をズラして無料で延長

1つ目は『片屋根をズラして、無料で軒を延長する方法』です。
通常だと上記の画像の通り、屋根の左右に均等に軒があります。

こちらを上記の画像の通り、屋根をズラすことで反対側の軒の奥行きを作ることができます。
何かを追加するワケではなく、設計で「屋根をかける位置を調整する」だけなので無料でできる方法です。

その②:片屋根は「1坪=5,000円」で延長
2つ目は『片屋根を「1坪/5,000円」で延長する方法』です。
上記の画像のような「片屋根(太陽光を含む)」は低コストで延長できます。

その③:パラペットは「1坪=坪単価1/2」で延長
最後は『パラペットルーフを「1坪=坪単価1/2」で延長する方法』です。
一条工務店の坪単価は「平均70万」ほどなので、おおよそ「1坪=35万」が目安です。
上記の画像のような凹んだ屋根をパラペットルーフと言い、こちらの延長コストはかなり高額です。

【一条工務店の軒】3つのデメリット

最後に一条工務店の『軒の3つのデメリット』を解説します。
紹介する内容は、下記の通りです。
他社の住宅メーカーと比較して「何がどう違うのか?」も解説しますね。

デメリット①一条工務店の軒は「最大90㎝」と短い
一条工務店の家は軒が短く、最大でも「90㎝」までしか延長できません。
こちらでは、下記の2つを解説します。
- 軒は延長しても最大90㎝まで
- 他社だと120㎝・180㎝は余裕
奥行感を出し、メリハリあるカッコ良い外観を作るには、軒は必須アイテムです。
次で他社と外観デザインを比較します。
軒は延長しても最大90㎝まで
一条工務店の軒は「最大90㎝」までしか延長できません。
- 標準:ほぼゼロ
- 延長:最大90㎝
他社の住宅メーカーでは「軒の標準仕様の奥行=90㎝」が多いと考えると、何だか残念な気持ちが強くなります…。
他社だと120㎝・180㎝は余裕
他社の住宅メーカーでは「軒の奥行120㎝・180㎝」は、延長して作れます。
下記で住友林業とセキスイハイムの2つのケースを紹介しますね。
純友林業
こちらは住友林業の外観です。
1階・2階共に軒の奥行きがしっかりと作れており、デザイン・実用面共にいい感じです。
こちらのポイントを書き出すと、下記の通りです。
- 「リビング↔1階の軒下」の繋がりで開放感あり
- ベランダ屋根が長く、雨の日も心配ナシ
- 1階・2階共に凹凸があり、カッコ良い
軒天も含め多くの木材が使われており、家の外観がかなりカッコ良いですよね。
セキスイハイム
こちらはセキスイハイムの外観です。
「大きな窓 × 軒」を組み合わせることで、多くの光を取り組みつつも「直射日光を防いだり・窓の汚れを防いだり」と色んな工夫がされているデザインですね。
一条工務店
最後に一条工務店のアイスマートです。
うーん…、住友林業やセキスイハイムと比べると外観がちょっと微妙ですよね…。
「一条工務店の外観はダサい」という人が多いのは「軒で奥行感が出せない」ことが理由かもしれません。

「家の外観・住宅メーカー」でお悩みの方に1つだけ紹介します。
- 住宅メーカーを比較したい
- 間取りを見比べたい
- 値引きしてお得に買いたい
という方は、『大満足のマイホームを作る方法【でも間取り設計は難しい】』の記事を参考にして下さい。
こちらでは「知らないと、絶対に損する方法」を紹介していますm(_ _)m

デメリット②1階に軒が無く、使い勝手が悪め
一条工務店では「総2階」のモデルが多く、いずれも1階に軒を作ることができません。
具体的には「アイスマート・アイキューブ・アイスマイル」が、こちらに該当します。
すると「何がデメリットなのか?」は、下記の通りです。
- 直射日光が入り、室温が上昇し易い
- 窓ガラスがスグに汚れる
- 外観の奥行き感が出ず、ダサい
- 雨の日に窓を開けられない

デメリット③雨よけ設置に高額な追加費用が発生
上記のような『雨よけ設置には高額な追加費用』が発生します。
例えば下記のようなケースです。
- 1階の雨よけ
→ 2階のベランダを作る必要あり - 2階のベランダ上の屋根
→ 軒を延長する
注意すべきは「②」で、こちらは先に解説した「1坪=5,000円」以外に高額のオプション費が発生します。
それは「ベランダ部分の軒を延長すると、ベランダの設置費用が坪単価1/1になる」という一条工務店のルールがあるからです。
こちらを整理すると、下記の通り。
- 通常のベランダ
→ 坪単価 1/2の費用で設置できる - ベランダ+軒の延長
→ 坪単価 1/1とコスト増になる
これは「一条ルール」といい、打合せの至るシーンで登場します。
これがかなり厄介で「他社だと作れる間取りも一条工務店では作れない」といったケースが多々現れるんですよね。
一条ルールは数が多過ぎて自社の営業マンですら把握しきれないほどなので、一条工務店を検討中の方は覚悟しておいた方が良いかもです。

【結論】一条工務店の軒はかなり残念

本記事では『一条工務店の軒』について解説しました。
結論は「一条工務店の軒はかなり残念」だと言えます。
そして一条工務店と他社の比較では「軒が無い家=外観がダサくなる」というのも納得して頂けたはずです。

最後に、こちらの解決策を2つお伝えします。
解決策①:グランセゾンを選ぶ
シンプルに一条工務店のグランセゾンを選びましょう。
世間的に「一条工務店の家=ダサい」と言われるのは、「アイスマート・アイキューブ・その他のセゾン」のことです。
グランセゾンは「外観デザイン・内装」共に完成度が高い商品なので、多くの人に満足して頂けるはずです。
解決策②:他社の住宅メーカーを選ぶ

いっそのこと、他社の住宅メーカーも候補に入れるのもアリかもしれません。
上記でお伝えした「グランセゾンを選ぶ」も1つですが、グランセゾンは最上位グレードのため「坪単価75万」とかなりお高い商品です。
そこで下記の2つの候補が考えられます。
- 他社の大手ハウスメーカー
→ 「セキスイハイム」や「住友不動産」など - 大手の規格住宅・セミオーダー
→ 「住友林業」や「三井ホーム」など
いずれも同じくらいの坪単価の家が建てられます。
規格住宅とは「設計された間取りから選ぶ家」で、種類は「数百~数千」と豊富に用意されています。
トップランクの住宅メーカーが安く買えることから、ここ数年で人気が出てきているので見比べる価値があるはずです。

これらの住宅メーカー比較には、タウンライフ家づくりをご活用ください。
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