一条工務店

【一条工務店】9つの標準仕様|有料オプションがいらない家づくり

悩むオヤジ
一条工務店の「標準仕様」には、どういった設備・仕様が含まれるの?一条工務店は「モデルハウス仕様が標準仕様」とアピールしているけど、標準仕様で満足できる家が建つのかを知りたいな…。

先に結論を言うと、一条工務店でマイホームを建てるかの判断は『標準仕様に満足できるかどうか』です。

なぜなら、一条工務店は標準仕様に超高級仕様の設備が数多く含まれており、標準仕様が坪単価を高くしている原因だからです。

代表的な一条工務店の標準仕様だと、例えば「タイル外壁/100〜200万円相当」や「ロスガード/50〜80万円相当」などがあり、下記の通りです。

【一条工務店】9つの標準仕様

  • 全モデルで「耐震等級3」をクリア
  • 業界最高クラスの「高気密・高断熱」
  • 高断熱に欠かせない「3枚窓+ハニカムシェード」
  • 快適&省エネの換気「ロスガード」
  • 真冬でも快適な「全館床暖房」
  • 天井高は「240〜265㎝」と低め
  • 最高品質の「キッチン・洗面台・シューズBOX」
  • 修繕コストが安い「全面タイル外壁」
  • 修繕コストが安い「ガルバリウム屋根」
こちらは、一条工務店の人気シリーズである「グランスマート・グランセゾン・アイスマート・アイキューブ」の標準仕様ですっ!
あつぎり

ここで注意すべき点が「標準仕様に必要な設備が多い=お得」である一方で「標準仕様に不要な設備が多い=割高」だということです。

一条工務店を判断するポイント

  • 標準仕様がいる  →一条が「割安・お得」
  • 標準仕様がいらない→一条が「割高・損」

つまり、上記の一条工務店の標準仕様にいらない設備・仕様が多く含まれるなら「他社の住宅メーカーで家を建てると、建築コストが数百万円単位で安くなる」とも言えますよね。

とは言え、明確な建築コストは「間取り・外観・オプション」などで大きく変わるので、実際に打ち合わせを進めないと分かりません、、、

そこで、より詳しい建築コスト(坪単価)が知りたい方はタウンライフ家づくりを活用しましょう。

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自分たちの要望を元に「設計士に作ってもらう専用プラン」ほど、家づくりで役に立つ情報はないので、1度は使っておきましょう。

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「自分達の条件」と近い家が標準仕様で建てられる住宅メーカーを選ぶと、追加料金を最小限にでき、良い家を安く建てられるはずです!

あつぎり

当ブログの管理人

一条工務店のグランスマートで暮らす、あつぎり(@atsugili01)が解説しますっ!
あつぎり

【一条工務店】9つの標準仕様|有料オプションがいらない家づくり

本編で解説する『一条工務店の9つの標準仕様』は、下記の9つです。

一条工務店の最大の特徴は「高級な標準仕様」なので「標準仕様の中身を理解すること」が一条工務店の良し・悪しを判断する最大のポイントです。

【本記事の前提】
一条工務店の「グランスマート・グランセゾン・アイスマート・アイキューブ」の標準仕様を元に解説を進めます。

その1:全モデルで「耐震等級3」をクリア

一条工務店の標準仕様の1つ目は『全モデルで耐震等級3をクリアしており、安心の耐震性』です。

その理由は「耐震等級3」以上の家を建てられる住宅メーカーは多いものの、実際に間取りを設計すると「耐震等級3を下回る家になってしまう」ことが多いからです。

例えば、下記のようなケースが多いです。

リビングを広く、天井を高くすると、どうしても耐震等級3を下回る家になってしまう。そして、耐震等級3をクリアするには、高額の追加コストが必要になる。

もしくは、耐震等級3の「設計+証明」を行うのに、下記の追加コストが必要になる住宅メーカーすらあります。

耐震等級3の証明にかかる費用

  • 性能表示計算 :10万円
  • 許容応力度計算:20万円
  • 書類発行申請 : 5万円

このように住宅メーカー各社が耐震等級3をアピールする一方で、実は「耐震等級3をクリアできない」や「耐震等級3の家を建てるには追加コストがかかる」というケースが多いんですよね。

ですが、一条工務店は「全モデル・建てる全ての家」が標準仕様で耐震等級3をクリアしているため、追加料金がかかる心配はありません。

いずれ起きると予想される大地震にも安心して暮らせますよね。

【一条工務店】2倍耐震(ミッドプライウォール)で地震に強い家に~デメリットはないのか~

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その2:業界最高クラスの「高気密・高断熱」

一条工務店の標準仕様の2つ目は『業界最高クラスの高気密・高断熱』です。

夏も冬も快適に暮らせる家を作るには「気密性」と「断熱性」が最も重要です。

なぜなら、どれだけ高性能な「換気・空調」設備を導入しても、気密性や断熱性が低い家だと空調の効きが悪いだけじゃなく、過剰な運転が必要になる事で「省エネ性が低く、不快な家」になるからです。

  • 「気密性」が低い家
    家の隙間が多く、暖房で温めた空気が外に逃げる
  • 「断熱性」が低い家
    外気の影響を受け易く、室温が下がりやすい

一条工務店の家は「気密性」と「断熱性」が高いため、真夏や真冬でも空調の効きが良く、省エネかつ快適に暮らせます。

その理由は、高性能な断熱材(高性能ウレタンフォーム)を「外壁・天井・床」の全てに採用することで、「C値(気密性)」と「UA値(断熱性)」が共に業界トップクラスだからです。

一条工務店の断熱材|高性能ウレタンフォーム

一条工務店の断熱材|高性能ウレタンフォーム

そこで各住宅メーカーの「C値(気密性)」や「UA値(断熱性)」を比較すると、下記の通りです。

Ua値
(断熱性)
Q値
(断熱性)
C値
(気密性)
一条工務店0.250.510.59
三井ホーム0.431.612.00
スウェーデンハウス0.431.320.71
セキスイハイム(木造)0.461.600.99
桧家住宅0.561.905.00
セキスイハイム(鉄骨)0.612.202.00
住友林業0.751.91-
積水ハウス0.752.40-
ミサワホーム0.752.4-
パナソニックホームズ0.872.7-
ヘーベルハウス0.872.75.00
トヨタホーム-1.865.00

いずれも値が低いほど高性能で、Ua値が「0.25」というのは「寒冷地(北海道や東北)の寒さを乗り切れる家」をイメージすると分かりやすいです。

一条工務店の高気密・高断熱の家だと、例えば「全館床暖房」のような大規模な全館空調を使っても、1ヶ月の電気代は「2万円前後(オール電化)」とかなり安いのも魅力的ですね。

ちなみに他社の住宅メーカーだと、一条工務店と同じくらい高性能な断熱材を導入するには、有料オプションで「約50~100万円」の追加料金がかかるケースが多いです。

一条工務店は、業界トップクラスの気密性・断熱性を「標準仕様」で採用できるので、気密性や断熱性にこだわりたい人はおすすめの住宅メーカーです。

家づくりで重視すべきポイントは「①気密性・断熱性→②換気→③空調」の順です。例えば、高性能な空調を付けても「換気」の性能が低いと、快適な家は作れません!
あつぎり

その3:高断熱に欠かせない「3枚窓+ハニカムシェード」

一条工務店の標準仕様の3つ目は『高断熱に欠かせない3枚窓とハニカムシェード』です。

その理由は、熱は「窓から70%が出入りする」と言われており、家の快適性は「窓の性能で決まる」と言っても過言じゃないからです。

「窓」と聞くと、何となく軽視してしまいがちですが、かなり重要なポイントです。

一条工務店の窓

一条工務店の窓

一条工務店では「3枚窓+樹脂サッシ」を標準仕様にしており、これは世界の寒冷地の窓と比較しても、かなり性能が高いです。

例えば、真冬に窓ガラスに触れても冷たさをほとんど感じず、窓ガラスや樹脂サッシが結露する様子もありません。

このように「3枚窓+樹脂サッシ」でバツグンの断熱性を誇るものの、窓は「ガラス」なので冷気を完全には遮断できません。そこで、ハニカムシェードの出番です。

一条工務店の窓|ハニカムシェード

一条工務店の窓|ハニカムシェード

一条工務店では「ハニカムシェード」という、独自のシェードを全ての窓に標準搭載することで、窓からの冷気・熱をシャットアウトできます。

一条工務店のハニカムシェード|遮光タイプ

一条工務店のハニカムシェード|遮光タイプ

また、ハニカムシェードは用途毎に種類があり、光を通さない「遮光タイプ」やリモコンで操作できる「電動タイプ」などをオプションで選べます。

一条工務店のハニカムシェード|電動タイプ

一条工務店のハニカムシェード|電動タイプ

例えば、寝室には「遮光タイプ」、吹き抜けには「電動タイプ」といったように、窓の用途に合わせて採用できるので使い勝手もバツグンです。

上記をまとめると、一条工務店は「3枚窓+樹脂サッシ+ハニカムシェード」で窓の断熱対策もバッチリで、これらは全て標準仕様に含まれます。

それぞれの窓にカーテンを買うとなると「4LDK=30万円前後」が相場です。全ての窓にハニカムシェードが標準仕様で、カーテンの購入コストを節約できるのは、嬉しいですよね。

ちなみに、アイスマイルだとハニカムシェードは「1カ所/2.5万円」と有料オプションになります!
あつぎり
【一条工務店】ハニカムシェードを付けると後悔する【5つのいらない理由】

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その4:快適&省エネの換気「ロスガード」

一条工務店の標準仕様の4つ目は『快適&省エネを高めるロスガード』です。

ロスガードとは、一条工務店の全モデルで標準仕様の全館換気システムで「快適性・省エネ性」に優れた住まいを作るには欠かせない設備です。

なぜなら「暑い外気・冷たい外気」を屋内に取り込むような換気システムを採用すると、どれだけ高気密・高断熱の家でも「快適性・省エネ性」が共に損なわれるからです。

例えば「従来式の換気扇(ファンが回る)」だと、冬の冷たい空気がそのまま部屋に入ることで寒さを感じやすく、暖房にかかる電気代も高くなります。

ですが、一条工務店の「ロスガード」だと、外気を「最適な温度・湿度」に切り替えた後に室内へ取り込むので、部屋の快適性を損なうことがありません。

一条工務店の標準仕様|ロスガード

一条工務店の標準仕様|ロスガード
ロスガードの基本性能

  • 外気の「温度」を切り替える
  • 外気の「湿度」を切り替える

どれだけ気密性・断熱性の高い家を建てても、換気システムの性能が低いと、家の快適で省エネな家にはならないので注意しましょう。

その点、一条工務店は「高気密・高断熱・換気システム」という、快適性に関する3大要素が全て標準仕様に含まれており、かなりコスパが高いと言えますね。

ちなみに、他社の住宅メーカーだと「セキスイハイム」は、一条工務店と家づくりの特徴が似ているので、契約する前に一条工務店と必ず比較しておきましょう。

なぜなら、家づくりのコンセプト(気密性・断熱性・換気・全館空調・タイル外壁・太陽光など)が似ているだけじゃなく、加えて「初期保証30年間(一条/10年)」や「木造・鉄骨から選べる(一条/木造のみ)」という優れた面もあるからです。

セキスイハイムの「坪単価」は、一条工務店より少し高くなるものの、35年ローンで考えると「毎月の支払いは、数千円の差」なので、あまり気にならない価格差ですよ。

【一条工務店の換気システム】ロスガード90がいらない4つの理由【寿命が短すぎる】

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その5:真冬でも快適な「全館床暖房」

一条工務店の標準仕様の5つ目は『真冬でも快適な全館床暖』です。

全館床暖房は、真冬を快適に過ごせるだけじゃなく、24時間運転でも電気代が安いため、一条工務店の標準仕様で最も満足度が高い設備です。

なぜなら全館床暖房は、名前の通り「家全体」に床暖房が設置されており、真冬でも寒さを感じない快適な住まいを作れるからです。

そして、先に解説した「高気密・高断熱・換気システム」との相乗効果で、1ヶ月の電気代も「2万円前後」とかなり安く抑えられるため、省エネ性も兼ね備えています。

例えば「真冬でも、ジャージ・Tシャツ・素足」で過ごせるくらい室温が安定しており、就寝時も夏・冬で同じ布団が使えるくらい快適です。個人的には「物を減らせる」点がかなり嬉しいですね。

ちなみに、全館床暖房が有料オプションである「HUGme(ハグミー)」だと「坪/2万円(32坪の家=64万円)」の導入コストが必要です。

そのため、全館床暖房が標準仕様である注文住宅でも「坪単価に64万円の導入コストが含まれている」ことを理解し、納得した上で一条工務店との契約に進みましょう。

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その6:天井高は「240〜265㎝」

一条工務店の標準仕様の6つ目は『天井高/240〜265㎝』です。

一条工務店の天井高は「家を建てる工法」で異なり、下記の通りです。

1階2階
2×6工法240㎝240㎝
在来軸組み工法265㎝250㎝

その理由は、2×6工法は「家の性能(気密・断熱・耐震)」を得意とする一方で、在来軸組み工法は「自由度の高い間取り設計」を得意とするからです。

つまり、建てる工法が違うと「得意・不得意」も違ってきます。

例えば「アイスマート(2×6工法)」と「グランセゾン(在来軸組み工法)」を比較すると、下記の通りです。

アイスマートグランセゾン
工法2×6在来軸組み
天井高1階/240㎝
2階/240㎝
1階/265㎝
2階/250㎝
断熱性
(Ua値)
0.250.38
気密性
(C値)
0.590.61
耐震性耐震等級3
(アイスマート>グランセゾン)
間取りの自由度△(低い)○(高い)

補足すると「断熱性(Ua値)」と「気密性(C値)」は、値が小さいほど性能が高いです。2つのモデルに差があれど、共に業界トップクラスなので、心配ありません!
あつぎり

天井高の違いは「部屋の開放感」に直結するので、家づくりで「何を重視するか?」を考えた上で、判断しましょう。

一条工務店の天井高を詳しく知りたい方は「【一条工務店】天井高を作るオプション3選+間取り設計の5つのコツ」を参考にして下さい。

【一条工務店】天井高を作るオプション3選+間取り設計の5つのコツ

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そして、アイスマートとグランセゾンは「住設のデザイン」も大きく異なり、こちらをプラン選びの決め手にする人が多いです。下記で解説します。

その7:最高級の「キッチン・洗面台・シューズBOX」

一条工務店の標準仕様の7つ目は『最高品質のキッチン・洗面台・シューズBOX』です。

一条工務店では、プラン毎にコンセプトが異なる住設が標準仕様に含まれており、この住設の「品質の高さ」を理由に一条工務店を選ぶ人も多いです。

なぜなら、一条工務店では海外工場で「小品種×大量生産」を行うことで、高品質な住設を低コストで提供できる仕組みがあるからです。

例えば「グランセゾンの住設」は、グレイスシリーズの設備の「1種類」だけ、カラーは「全4色」だけと、いずれも少なめです。

グランセゾンの標準仕様|グレイスキッチン

グランセゾンの標準仕様|グレイスキッチン

グランセゾンの標準仕様|全4色

グランセゾンの標準仕様|全4色

このように「住設の種類が少ない」という特徴は、一条工務店の全プランで共通なので、下記でチェックしておきましょう。

標準仕様の「キッチン」

一条工務店の標準仕様のキッチン|グレイスキッチン(左)、スマートキッチン(右)

一条工務店の標準仕様のキッチン|グレイスキッチン(左)、スマートキッチン(右)

標準仕様の「洗面台」

一条工務店の標準仕様の洗面化粧台(ドレッサー)|グレイスドレッサー(左)、リュックスドレッサー(右)

一条工務店の標準仕様の洗面化粧台(ドレッサー)|グレイスドレッサー(左)、リュックスドレッサー(右)

標準仕様の「シューズボックス」

一条工務店の標準仕様のシューズボックス|グレイスシューズボックス(左)、シューズウォール(右)

一条工務店の標準仕様のシューズボックス|グレイスシューズボックス(左)、シューズウォール(右)

例えば、家は「アイスマート」で建てて、有料オプションで「グランセゾンの住設」を選ぶことも可能です。

その8:修繕コストが安い「全面タイル外壁」

一条工務店の標準仕様の8つ目は『修繕コストが安くなる全面タイル外壁』です。

一条工務店は「全面タイル外壁」で修繕コストを安く抑えられ、タイルを標準仕様で採用できるのはコスパがかなり高いです。

なぜなら、タイル外壁は「耐久性/60年」という特徴からメンテナンス費を安くできる一方で、一般的な住宅メーカーだと「100〜200万円」はかかる高級オプションだからです。

一条工務店のタイル外壁は「標準タイル(石目調ボーダータイル)」と「ハイドロテクトタイル」の2種類があり、下記の通りです。

石目調ボーダータイルハイドロテクトタイル
カラー1色
(ホワイトのみ)
5色
耐久性60年間60年間
導入コスト標準仕様坪/1.3万円

ハイドロテクトタイルは「坪/13,000円(32坪の家で41.6万円)」で採用できる有料オプションですが、グランスマートやグランセゾンだと標準仕様に含まれます。

一条工務店のハイドロテクトタイル|全5色

一条工務店のハイドロテクトタイル|全5色

一条工務店のハイドロテクトタイル|セルフクリーニング機能

一条工務店のハイドロテクトタイル|セルフクリーニング機能

ハイドロテクトタイルは「光触媒」によるセルフクリーニング効果で「自然の力で汚れを分解し、洗い流す」ことで、新築当時と同じキレイな外観を維持できるタイル外壁です。

耐久性が「共に60年間」と考えると、個人的にはコスパ重視で「標準タイル(石目調ボーダータイル)」がオススメです。

【標準タイル vs ハイドロテクト】一条工務店のタイル外壁を決める9つのポイント

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【一条工務店のメンテナンス費用】30年で300万円かかる「6つの理由」

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その9:修繕コストが安い「ガルバリウム屋根」

一条工務店の標準仕様の9つ目は『修繕コストが安いガルバリウム屋根』です。

一条工務店は、屋根材に「ガルバリウム鋼板」を標準仕様で採用できるので、メンテナンス費用を安く抑えることができます。

なぜなら、ガルバリウム鋼板は「耐久性/20〜30年」という高寿命の素材で、錆びのメンテナンスを正しく行えば「40年以上」の耐久性があるからです。

例えば、最も主流な屋根材である「スレート」だと、およそ10〜15年毎に塗り替えが必要になり、1回あたりのメンテナンス費用は「50〜100万円」と高額です。

ガルバリウム鋼板は、耐久性に加えて「素材の軽さ=建物の負担が減る=耐震性アップ」というメリットもあるので、個人的におすすめの屋根材です。

更に詳しく知りたい方は「一条工務店のガルバリウム屋根」を解説する記事を参考にして下さい。

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【一条工務店】グレード毎に異なる標準仕様

続いて、一条工務店で『グレード毎に異なる標準仕様』を紹介します。

グランセゾン特有の標準仕様/計5種類

グランセゾンは、設備やデザイン性を重視したモデルと言うこともあり、グランセゾン特有の標準仕様が多いです。

グランセゾン特有の標準仕様は、下記の5つです。

  • デザインルーバー
  • 木目調の軒天
  • 御影石の玄関ポーチ
  • グラリオカウンター
  • ハイドア

その1:デザインルーバー

デザインルーバーとは、全面タイルの外観にアクセントを作る縦ラインのルーバーで「3種類・3色」から選べます。

ちなみに、デザインルーバーが有料オプションであるアイスマートだと、幅182㎝あたり「13〜19.2万円」と高額の導入コストがかかるオプションです。

その2:木目調の軒天

「屋根の裏側」を軒天と言い、こちらに木目調を採用できるのがグランセゾンの特徴です。

こちらは「デザインの違い」なので、どちらが良いかは好みで分かれるものの、アイスマートの塗装板よりも高級感がありますね。

その3:御影石の玄関ポーチ

玄関ポーチに「御影石」という、高級感バツグンの石材を標準仕様から選べます。

注意点は「石=水分を吸収する」という点で、玄関に水が溜まると、中には「シミ」になって跡が残るケースも…。

例えば「雨で濡れた靴」や「玄関の水洗い後」などは、水切りを日常的に行うようにしましょう。

その4:グラリオカウンター

キッチン表面の材質に、パナソニック製の「グラリオカウンター」を標準仕様で採用できます。

表面に撥水性バツグンの塗装がされており、キッチン汚れが落ちやすくなり、日々の掃除がラクになります。

ちなみに、アイスマートで人気の「御影石カウンター(有料オプション/10〜15万円)」と比較しても、「性能・見た目」共に遜色なく、これが標準仕様に含まれるのはかなりコスパが高いです。

その5:ハイドア

ハイドアとは「床→天井まで続くドア」です。

グランセゾンの天井高265cmに、ハイドアを採用し、更に有料オプションで「スリッドルーバー/5.5〜7万円」を併用すると、抜群の開放感があるリビングを作れます。

アイスマート特有の標準仕様/スリッドスライダー

続いては、アイスマート特有の標準仕様である「スリッドスライダー」です。

こちらは「カッコ良いデザインの引き戸」で、標準仕様で1カ所だけ採用できます。

アイパレット特有の標準仕様/太陽光システム&吹き抜け

アイパレットとは、一条工務店の分譲住宅(建売)で「太陽光システム&吹き抜け」が標準仕様です。

他にも「全面タイル外壁、全館床暖房、全館換気システム」も標準仕様に含まれており、建売とは思えないほど高スペックです。

主に「3LDK or 4LDK」の間取りが多く、吹き抜けを採用したプランが多いです。家づくりの条件が合えば、かなりお得なので、気になる人は要チェックです。

ハグミー特有の標準仕様/2倍耐震

ハグミーとは、45周年記念モデルの規格住宅で、一条工務店の家が「坪単価/50万円」で建てられる安さが魅力のプランです。

ハグミーでは「2倍耐震」とは、建築基準法で定められている2倍の壁量を使って、つよい地震に強い家を建てる

【一条工務店】いらない標準仕様を減らして、減額する方法

続いて、一条工務店の『減額オプション』を解説します。

こちらは、いらないと感じる標準仕様を不採用にすることで、建築コストを減額できる仕組みです。

例えば「設備のデザインが自分のイメージとは合わないな…」といったケースは、下記の減額オプションを活用しましょう。

減額オプションの設備

システムキッチン-75万円
システムバス-60万円
給湯器-50万円
洗面所-30万円
シューズボックス-17万円
2階トイレ-8万円
食洗機-6万円

具体的には「一条工務店の標準仕様のキッチンを不採用にし、リクシル製のキッチンを採用する」といったイメージです。

一条工務店の設備は「高品質・大容量・使い勝手バツグン」であるものの、「デザイン」や「カラー」は種類が少ないです。

何かしらの理由でいらないと感じる設備があれば、こちらの減額オプションを活用することで、より自分にピッタリな家を建てられるはずです。

【結論】一条工務店で建てる基準は「標準仕様に満足できるか」で決まる

本記事の結論は『一条工務店で建てる基準は「標準仕様に満足できるか」で決まる』です。

なぜなら、一条工務店は数多くの豪華な設備が標準仕様に含まれており、これら標準仕様が坪単価が高くなる要因だからです。

その標準仕様の設備は、下記の9つです。

【一条工務店】9つの標準仕様

  • 全モデルで「耐震等級3」をクリア
  • 業界最高クラスの「高気密・高断熱」
  • 高断熱に欠かせない「3枚窓+ハニカムシェード」
  • 快適&省エネの換気「ロスガード」
  • 真冬でも快適な「全館床暖房」
  • 天井高は「240〜265㎝」と低め
  • 最高品質の「キッチン・洗面台・シューズBOX」
  • 修繕コストが安い「全面タイル外壁」
  • 修繕コストが安い「ガルバリウム屋根」

もし「一条工務店の標準仕様には、いらない設備が多い」と感じる人は、一条工務店の家は ”割高” です。

その一方で、これら標準仕様を必要だと感じる人なら、あらゆる住宅メーカーの中でも「一条工務店が最も割安&お得」だと言えます。

他社の住宅メーカーと「坪単価」や「建築コスト」を比較したい人は、 タウンライフ家づくり で専用プランを取り寄せしましょう。

  • この記事を書いた人

あつぎり

一条工務店のグランスマート(2階建て・32坪)|住宅ローン 4,350万円の返済に励む、平凡な30歳サラーリマンの記録ブログ

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