
最近、ガルバが人気で良いらしいじゃん…。
こんな疑問を解決する記事です。
本記事の結論は『ガルバリウム屋根は魅力的だけど、一条工務店の家とは相性が悪い』です。
なぜならガルバリウムは耐久性が高いものの「断熱性・防音性」が低いため、一条工務店の魅力がダウンするからです。
具体的な耐久年数やメリット・デメリットは、本記事で解説します。
本記事の内容
- 一条工務店のガルバリウムの種類
- ガルバリウムのメリット・デメリット
- 一条とガルバの相性が分かる
記事を読み終えると「一条工務店の家でベストな屋根材は何か?」が分かるようになります。
筆者の紹介
- マイホーム:一条工務店(i-smart)
- 住宅ローン:4,300万
- 家の特徴 :2階建て
- 家族構成 :3人暮らし

【一条工務店】屋根のガルバリウムはアリ?ナシ?
そもそも僕が「ガルバリウム屋根を考えた理由」は、
と考えたからです。
その違いを下記の画像でご覧ください。
「片屋根のみ」の外観デザイン
「片屋根」の外観デザインですね。
「屋根全面=太陽光パネル」を選ぶと、このような片屋根になります。

その理由は全面に太陽光パネルを設置するため屋根の凹凸感が出せず、シンプルな形になるからです。

「片屋根×フラット屋根」の外観デザイン
次は「片屋根×フラット屋根」の外観デザインです。
共に一条工務店の展示場の画像なので、
サイズ感・配色が同じですが「屋根のデザイン」が違いで外観の雰囲気がまるで違います。

この「フラット屋根」は、下記の2種類から選べます。
- パラペット屋根
→デザイン性が高い+耐久性が低い - ガルバリウム屋根
→デザイン性が低い+耐久性が高い
特徴の「良し・悪し」のが正反対なので、
ガルバリウム屋根の特徴・種類に合わせて、パラペット屋根との違いも解説しますね。
僕なりの結論を先に言うと、
『一条工務店の家にガルバリウム屋根は相性が悪い』です(/・ω・)/
屋根材を比較するポイントは、下記の3つです。
- 屋根のデザイン性の違い
- 屋根材の耐久性の違い
- 音の問題(特に雨の日)
順番に解説しますね。

【デザイン性】ガルバリウム屋根はタイル外壁と相性が悪い
一条工務店のガルバリウム屋根は『タイル外壁と外観デザイン(カラー)の相性が悪い』です。
理由は「ガルバリウム屋根=ホワイト1色のみ」で、違和感ある配色になるためです。
下記の一条工務店の公式サイトの画像で確認しましょう。

ガルバリウム屋根のデザイン
「ホワイト色のフラット屋根=ガルバリウム」です。
下から見上げると、下記の画像の通りです。
屋根のホワイトカラーが少し見えてますね(/・ω・)/
なお一条工務店の外壁カラーは、下記の「5色」から選べます。
- ホワイト
- オレンジ
- ブラウン
- ブラック
- ピンク
外壁は「5色」なのに、
ガルバリウムは「ホワイト 1色のみ」なので「タイル外壁×屋根カラー」の色の相性が悪めです(/・ω・)/

パラペット屋根のデザイン

対するパラペット屋根は、下記の「3色」から選べます。
- アーバングレー
- ホワイト
- ブラック
「暗い色・中間色・明るい色」から選べ、どの外壁カラーを選んでもピッタリの屋根カラーが選べそうですよね。
暗めのタイル色↑でも、明るいタイル色↓でも違和感無く、パラペット屋根がマッチしてますね。
屋根カラーが3色から選べるので、外壁の色と合わせやすいですね。

【屋根の耐久性】ガルバリウム屋根は長持ち
ガルバリウム屋根が人気なワケは『耐久性の高さ+導入コストの安さ』です。
屋根材で耐久性が高い順番で並べると、下記の通り。
- 強化ガラス :60年~
- 瓦 :60年
- ガルバリウム:40年
- パラペット :30年
- スレート :30年
一条工務店の無料で採用できる屋根材は「③ガルバリウム・④パラペット・⑤スレート」で、この中ではガルバリウムが最も耐久性が高いです。

これらのメンテナンス周期は、下記の通りです。
- ガルバリウム:20年ごと
- パラペット :10年ごと
- スレート :10年ごと
「耐久性・メンテ周期」共にガルバリウムが優秀ですね(/・ω・)/

一条工務店の家のメンテナンス費は『本当は高額なメンテナンス費用【維持費をぶっちゃけます】』を参考にして下さい。
【屋根からの音問題】ガルバリウム屋根は雨音が気になる
ガルバリウム屋根を導入する最大の懸念は『屋根から聞こえる音問題』です。
特に雨の音問題は、
ガルバリウムを選ぶ時の最大の不安ポイント…(´・ω・`)
- 小雨 → 音は気にならない
- 普通の雨 → 大雨に聞こえる
- 強めの雨 → 台風・夕立に聞こえる
ザックリ言うと、
他の屋根材より「雨の音が大きく聞こえる」感覚です。
「寝る時に雨が降っていると、音がかなり気になる」と言う人が多いですね。
一条工務店の家とガルバリウムの相性【人気が無い3つの理由】
ここからは『一条工務店の家とガルバリウムの相性』を深堀りします。
ここ取り上げるのは、下記の3つのポイントです。
本記事の内容
- ガルバリウムは40年でも、一条の太陽光は60年以上
- ガルバリウムは軽いけど、強化ガラスも軽い
- ガルバリウムは断熱性が低く、一条工務店と相性が悪い
「耐久性・耐震性・断熱性」の3点より、一条工務店の家にはガルバリウムの相性が悪いと僕は感じました。
耐久性:ガルバリウムは40年でも、一条の太陽光は60年以上
ガルバリウムは『耐久性 40年』と魅力的ですが一条工務店の太陽光パネル(屋根一体型)を選ぶと『強化ガラス 60年~』と最も耐久性が高い屋根材になります。
一条工務店で採用できる屋根材の種類は、下記の通りです。
- 強化ガラス :60年~
- 瓦 :60年
- ガルバリウム:40年
- パラペット :30年
- スレート :30年
太陽光は意見が分かれがちですが、一条工務店で家を建てる人は導入率が高いオプションです。その理由は、下記の4つです。
- 一条は太陽光の導入コストが安い
- 「固定売電+自家発電」でお得 ← 上限13kwの理由
- 屋根材が強化ガラスでメンテ不要
- 強化ガラスが割れたら家財保険で修理
ポイントは「③」で、例えば「20年経った窓のサッシは劣化しても、ガラスはキレイなまま」ですよね。
つまり屋根一体型の太陽光は「メンテフリー+自家発電」で最高の屋根材なんです(/・ω・)/
耐震性:ガルバリウムは軽いけど、強化ガラスも軽い
軽いの屋根材を選ぶと、家の耐震性が強くなります。
逆に屋根材が重いほど家の構造への負担が大きくなって耐震性が下がるので、屋根材は軽い方が良いです。
屋根材の重量の目安は、下記の通りです。(1㎡あたりの重量)
- 瓦 :60kg
- スレート :20kg
- 強化ガラス :15kg
- ガルバリウム:5kg
最軽量はガルバリウムですが、一条工務店の強化ガラスもかなり軽いです(/・ω・)/
何を重視するかでも変わりますが、僕なら「耐久性+自家発電+耐震性」と一石三鳥の太陽光パネルを選びますね♪
断熱性:ガルバリウムは断熱性が低く、一条工務店と相性が悪い
ガルバリウムの屋根は「断熱性が低く、夏の暑さに弱い」です。
一条工務店ではガルバリウムを「1種類しか(白色のみ)」選べません。
その理由は一条工務店とガルバリウムの相性がスゴく悪いからで、下記の特徴を見れば納得するはずです。
- ガルバリウム
→ 断熱性が低い - 一条工務店
→ 断熱性が高くて人気な家

「ガルバリウムは世間で人気なので、それに合わせて1種類だけ用意した」と考えると、納得がいきます。
つまり一条工務店の家とガルバリウムは相性が悪いといって間違いなさそうです。
【まとめ】一条工務店の家でガルバリウムはかなり微妙…
一条工務店の家にガルバリウム屋根を採用するのは、かなり微妙です…。
でも「何を重視するか?」で全く違う選び方になるのが、家づくりです。
下記に屋根材を選ぶ3つのケースを用意しました。
- 「耐久性」を重視
→太陽光 - 「見た目」を重視
→太陽光+パラペット - 「見た目+耐久性」を重視
→太陽光+ガルバリウム
ちなみに我が家は「太陽光+パラペット」の組み合わせです。
【補足】軒を重視するなら「太陽光+スレート屋根(コロニアルグラッサ)」を選ぶべき

最後にサクッと補足ですが「軒の長さ」を重視したい人は「太陽光+スレート屋根」の組み合わせがベストです。
その理由は、軒を延長するオプション費が格段に安くなるからです。
下記の通り、一条工務店の家は軒がほぼゼロ(標準仕様)です。

そのため有料オプションでは軒を「最大90㎝まで」延長できます。そのオプション料は、下記の通りです。
- 太陽光・スレート屋根
→1坪 5000円 - パラペット・ガルバリウム
→1坪 1/2坪単価(約35万)
なんと1坪あたり「5000円と約35万」という、価格差に僕はビビりました(笑)
「一条工務店の軒」について、詳しく知りたい方はこちらの記事をどーぞ(/・ω・)/
軒を延長したい人は、選ぶ屋根の種類に注意だねっ!
ちなみにスレート屋根は「コロニアルクァッド」と「コロニアルグラッサ」の2種類から選べます。
コロニアルクァッド
コロニアルクァッドは「全8種類」です。
スレート屋根は「標準仕様」なので、無料で採用できますよ。

コロニアルグラッサ

こちらは同じスレート屋根でも耐久性がアップした、コロニアルグラッサです。
種類は「全5種類」と少し減りますが、オプション費は「坪/5,200円」と有料です( ゚Д゚)
