ロスガード90にはどういったメリット、デメリットがあるのかな?
「一条工務店の『ロスガード90』は標準仕様だけど、本当に良い設備なの?」
そんな不安を抱えていませんか?家づくりは一生に一度の大きな買い物だからこそ、設備選びで失敗したくないですよね。
結論からお伝えすると、ロスガード90は非常に優秀な「換気システム」です。
しかし、その性能が良いぶん、維持費やお手入れの手間といった「デメリット」もあります。
実際に住んでみて「いらない」と感じてしまう理由は、性能そのものよりも「お金」や「日々の掃除」に隠れていることが多いんですよね。
たとえば、フィルター交換代や、将来の故障・修理代。これらを考えずに採用すると、後から「こんなはずじゃなかった」と後悔に繋がりかねません。
まずは、多くの人が魅力を感じる「3つのメリット」を見ていきましょう。
- 熱交換効率90%: 部屋の温度を逃がさず、エアコンの効きを良くする
- 温度・湿度調整: 湿度も交換して家中の温度差を減らし、乾燥やジメジメを和らげる
- 空気清浄機能: 高性能フィルターが花粉やPM2.5を99%カットする
これらは快適な空気環境を守るために、非常に頼もしい機能と言えるでしょう。
一方で、しっかりと目を向けるべき「現実的な課題」も存在します。
- 初期コスト: 設置に1マス(約0.5坪)必要で、坪単価で計算すると約20万円かかる
- 掃除の手間: 排気口のフィルターや防虫袋の掃除・交換が定期的に必要になる
- 将来的な費用: 寿命の目安は15年で、本体などの交換費用が高額になる
- 総コスト: 導入費と維持費を合わせると、30年間で約200万円かかる
さらに、設置場所によっては音が「うるさい」と感じたり、ダクトの中の汚れや、結露でカビが生えるリスクもゼロではありません。
2003年の法改正により、すべての新築住宅において「24時間換気システム」の設置は義務付けられました。
つまり、どのハウスメーカーで建てても換気扇は必ずつきます。
しかし、ここで少し立ち止まって考えてみませんか?
換気システムをつけることは義務ですが、ロスガード90のような導入費用が高く、維持が面倒な「第1種換気」を選ぶことまでは義務ではありません。
- 「導入費用が安くて、維持の手間もかからない『第3種換気』でも十分だったのでは?」
- 「その浮いたお金で、キッチンやお風呂をもっとグレードアップできたのでは?」
そうやって後から後悔しないために、家づくりの初期段階でやっておくべきなのが「他社のプランとの比較」です。
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当ブログの管理人


【一条工務店の換気システム】ロスガード90の3つのメリット
一条工務店の家づくりにおいて、切っても切り離せない存在である『ロスガード90』。
専門的な言葉で言うと「熱交換型第一種換気システム」となりますが、ざっくりイメージするなら「家全体に埋め込まれた、巨大な空気清浄機」と考えると分かりやすいでしょう。
壁や天井の中を張り巡らされた「ダクト」を通じて、家中の空気を計画的に入れ替える重要な役割を担っています。
ロスガード90「3つのメリット」
ただ換気するだけでなく、私たちの暮らしにどのような恩恵をもたらしてくれるのか。
ここからは、住み心地を大きく左右する3つのメリットについて、1つずつ詳しく解説していきます。
特徴1:「熱交換効率90%」で夏も冬も快適に
ロスガード90の最大のメリットは「エアコンで調整した快適な室温を、換気で捨てずに済む」という点です。
一般的な換気扇だと、冬場に「せっかく暖まった空気」をそのまま外へ捨てて、代わりに「氷点下の冷気」を部屋に入れてしまいますよね。
これって、穴の空いたバケツに必死でお湯を貯めているようなもので、光熱費がもったいない上に、どうしても窓際が寒くなってしまいます。
でも、ロスガード90なら世界が変わります。
- 全熱交換:室内の「温度」と「湿度」を回収して再利用
- 空気清浄:フィルターで外気をろ過してから取り込む
- 加湿機能:オプションで全自動加湿もOK
最大の特徴は、なんといっても「熱交換率90%」という驚異的な数値。
たとえば、真冬に外が「0度」という極寒でも、捨ててしまう室内の熱をうまく再利用して「18度」まで温めてから取り込んでくれるんです。

これなら「ヒヤッとする不快な冷気」を感じることはまずありません。
もちろん夏場も同じで、冷房で冷やした涼しさを逃しません。
それでいて稼働コストは「月額200〜300円」程度 。
冷暖房の効率が良くなる分を考えれば、正直言って実質タダみたいな感覚で使い倒せますよ。
うるケアは「加湿+換気」に対応
標準仕様のロスガード90ですが、もし予算が許すなら、有償オプションの「うるケア」は本気でおすすめしたい設備です。
全館床暖房の唯一の弱点とも言える「冬場の強烈な乾燥」。これを全自動で解決してくれるなんて、まさに神オプション。
導入費用は、10万円。
「オプションで10万か…」と躊躇する気持ちも分かりますが、住んでからの生活を考えると、決して高い買い物じゃないと断言できます。


各部屋に加湿器を置いて管理する「コスト」と「手間」が全部なくなることはかなり大きいですよね。
もし加湿器で対策しようとすると、本体代だけで数万円飛びますし、何より日々のメンテナンスが地味に辛いですよね。
- 毎日の給水作業が重くて大変
- 定期的なフィルター掃除のヌメリが不快
- タンクのカビ取り・洗浄が面倒
うるケアなら、換気システムが勝手に家全体を加湿してくれるので、こういう「名もなき家事」から完全に解放されます。これ、想像以上に快適です。
ただ、採用する前に一つだけ「覚悟しておくべき点」があります。
それは、仕様上うるケアを選ぶと「さらぽか空調(全館空調システム)」が採用できなくなること。
「冬の潤い」のために「うるケア」を取るか、「夏の除湿性能」のために「さらぽか」を取るか。
ここは究極の選択になるので、お住まいの地域の気候や、自分たちが「乾燥」と「湿気」のどっちに弱いか、じっくり家族会議してみてくださいね。
特徴2:家中の温度差がほとんどなく快適
一条工務店の家が家中どこでも快適なのは、ロスガード90が「空気の温度」をうまくコントロールしてくれているからです。
その理由は、建物の高い断熱性能に加えて、換気の時に熱を再利用する「熱交換率90%」という驚異的な仕組みにあります。
- 高気密・断熱:外の暑さや寒さを家の中に入れない
- 熱交換率90%:外の空気を「室温」に近づけてから取り込む
この二つのタッグによって、真冬であってもリビングと廊下、さらにはトイレまで温度差がほとんど生まれません。
玄関だけは構造上少しひんやりすることもありますが、それでも他の部屋との差はわずかな「誤差」のようなものです。
つまり、一条工務店の暮らしがこれほど心地よいのは、ロスガード90が熱を逃がさず、効率よく空気を入れ替えてくれているからだと言えるでしょう。
特徴3:除去率99%の高性能フィルターで空気清浄

ロスガード90の最大の武器は、外から取り込んだ空気を徹底的に綺麗にして、家中へ届けてくれる「高性能フィルター」にあります。
本体の扉を開けるとセットされているのが、PM2.5にまで対応した専用フィルター。その性能は以下の通り。
- 花粉:99%除去
- カビ:99%除去
- 黄砂:99%除去
- PM2.5:95%除去
一方で、一般的な空気清浄機に使われている「HEPAフィルター」は、0.3μmの微粒子を99.97%以上も集じんできる性能を持っています。
ロスガード90の除去率が99%であることを考えると、「空気清浄機よりも少しだけ性能が低いのかな?」というイメージを持たれるかもしれません。
たしかに単体の除去率だけで比べれば、空気清浄機に軍配が上がるでしょう。
しかし、ロスガード90の本当の強みは「家全体の空気を約2時間でまるごと入れ替えられる」という圧倒的なパワーにあります。
空気清浄機は、どうしても「置いている部屋だけ」の空気を綺麗にします。
一方でロスガード90なら、家族が過ごす部屋はもちろん、廊下や玄関、湿気がこもりやすい脱衣所まで、家中の空気をわずか2時間でクリーンにできます。
「家の中、どこにいても空気が綺麗」
これこそが、ロスガード90の大きなメリットと言えるでしょう。
【一条工務店の換気システム】ロスガード90がいらない4つの理由
次に、一条工務店で家を建てるなら避けては通れない『ロスガード90がいらないと言われる4つの理由』を本音で解説します。
家づくりの経験者として正直に言わせてもらうと、ロスガード90はメリット以上に「デメリットや注意点」のインパクトがとにかく大きいんですよね…。
なぜ「ロスガード90=いらない」と感じてしまうのか、その理由は主に以下の4つに集約されます。
ロスガード90「4つのいらない理由」
ご覧の通り、ロスガード90は導入費だけでなく、将来的な維持費(ランニングコスト)がかなり高額です。
「契約前にこの金額を知っていたら、もっと慎重に他社のハウスメーカーも比較したのに……」という人もいることでしょう。
ロスガードは一条工務店の「標準仕様」。たとえ不要だと思っても、一条で建てる以上は購入を避けることができないのが悩ましいところですよね。
メンテナンスについても、定期的なフィルター掃除や防虫袋の交換を怠ると、排気口の汚れやカビの発生リスクにも繋がります。
メリットの裏にある「コストと手間」という現実にしっかり向き合っておくことが、後悔しない家づくりのポイントと言えるでしょう。
理由1:設置に1マス必要で約20万円かかる

一条工務店の家づくりにおいて、まず知っておくべきなのが「ロスガードの設置には、図面上の1マスが必要」という事実です。
つまり、本来なら収納や居住スペースにできたはずの場所を削って、ロスガード本体を置かなければならないということ。
一条工務店の平均的な坪単価を75万円として計算すると、「1マス=約20万円」のコストがかかっている計算になります。
つまり、設置場所を確保するだけで約20万円を支払っていると言っても過言ではありません。
また、ロスガードの設置場所にはルールがあり、2階建て以上の建物の場合は「2階」への設置が基本となります。
間取りを考える際、貴重な2階の1マスがロスガードで埋まってしまうのは、坪単価が高いからこそ大きなデメリットと言えるでしょう。
理由2:毎月のフィルター交換に手間がかかる
ロスガードを快適に使い続けるためには、定期的な「フィルターの掃除・交換」が欠かせませんが、これが正直かなり大変です。
一条工務店の家は、各部屋に給気口と排気口が設置されています。
そのため、3ヶ月から6ヶ月ごとのスパンで、家中のフィルターをチェックして回る必要があります。
具体的な交換周期とコストを一覧にまとめました。
| 項目 | 交換周期 | 1枚単価 |
|---|---|---|
| 給気高性能フィルター | 6か月 | 1,182円 |
| 給気PM2.5対応フィルター | 3か月 | 1,306円 |
| 防虫袋 | 6か月 | 137円 |
| キッチン用給気フィルター | 6か月 | 563円 |
| 排気フィルター | 6か月 | 185円×2箇所 |
32坪ほどの一般的な広さのわが家でも、年間で合計「約40回(箇所)」ものお手入れが必要です。
共働きや子育て中で忙しい時期に、これだけの頻度で掃除をこなすのはかなり大きな負担ですよね。
さらに、フィルターの交換費用だけで「年間 約1万円」のランニングコストがかかり続けるのも無視できないポイントですよね。
また、防虫袋の中には外から吸い込まれた虫が溜まるため、虫が苦手な方にとっては精神的なハードルも高いメンテナンス作業になります。
理由3:寿命は15年と短く、全交換は90万と高額
ロスガード90は、残念ながら「一生モノ」ではありません。
耐用年数は約15年と意外に短く、交換が必要になった時のコストがかなり重くのしかかります。
一条工務店が公表している、主要パーツの交換目安をまとめました。
| 項目 | 交換周期 | 概算費用 |
|---|---|---|
| 本体 | 10~15年 | 約25万円 |
| 熱交換器 | 15年 | 約8万円 |
| ダクト | 30年 | 約25万円 |
これらはあくまで目安ですが、30年間というスパンで計算すると、なんと「合計91万円」もの維持費がかかることになります。
住宅ローンの支払いに加えて、15年おきに数十万円単位の大きな出費が重なるのは、家計にとってかなりのプレッシャーですよね。
「空気をきれいにする」という対価として、これだけの高額なメンテナンス費用を払い続ける必要があることは、契約前にしっかり覚悟しておかなければならないポイントと言えるでしょう。
理由4:導入・維持コストは総額200万と高額
これまで解説してきたロスガードの導入費・維持費をすべて合算すると、30年間でかかる総額は約200万円にもなります。
あらためて数字を並べてみると、その負担の大きさに驚くはずです。
- 導入費用:58万円
- 設置場所(1マス):20万円
- メンテナンス費:91万円
- フィルター交換費:30万円
正直なところ、僕は一条工務店と契約してからこの「トータルコストの重さ」を知りました……。
もし契約前にこの現実を突きつけられていたら、他のハウスメーカーを真剣に検討していた可能性はかなり高いです。
だって、200万円ですよ?
これだけのお金があれば、最新の大型テレビや最高級のドラム式洗濯機だって余裕で買えてしまいます。「空気清浄機」としての役割に200万円も払えるほど、わが家の家計に余裕はありません……。
一条工務店は「建てた後のメンテナンス費がお得」というイメージが強いですよね。
確かに、屋根材や外壁材の修繕費は安く抑えられています。一方で、今回紹介したロスガードや太陽光パネル、床暖房といった「主要設備の維持費」は、実はかなり高額なんです。
「メンテナンス費が安い」という言葉の裏にある、設備ごとの維持費もしっかり把握しておく必要があります。よければ以下の記事を参考にしてください。
-

【一条工務店】メンテナンス費用は30年で393万円?修繕費を全公開
続きを見る
まとめ:ロスガード90の後悔しない選び方
一条工務店の「ロスガード90」は、家中をクリーンな空気で満たし、夏も冬も快適な室温を保ってくれる極めて優秀な換気システムです。
しかし、その快適さと引き換えに「1マスの専有面積」「年間約40回のお手入れ」「30年で約200万円のコスト」という重い現実があることも忘れてはいけません。
最後に、ロスガード90を導入する上で押さえておきたいポイントをまとめます。
- 性能面:熱交換率90%と高性能フィルターにより、家中の温度差と空気の汚れを最小限に抑えられる。
- コスト面:導入費や場所代だけでなく、15年ごとの本体交換や毎年のフィルター代など、長期的な維持費を予算に組み込む必要がある。
- 手間面:防虫袋の交換や各居室のフィルター掃除など、定期的なメンテナンスを継続できるかが鍵。
一条工務店は「メンテナンス費が安い」と言われがちですが、ロスガードのような主要設備の維持にはまとまった支出が伴います。
「この快適さに200万円の価値を感じられるか?」
「自分たちで日々のお手入れをこなしていけるか?」
この2点を事前にしっかり家族で話し合っておくことが、入居したあとに「こんなはずじゃなかった」と後悔しないための最大の防衛策になりますよ。
理想の家づくりに向けて、メリット・デメリットの両方を納得した上で、最高に快適な住まいを手に入れてください。

