
全ての窓に標準仕様の設備だけど、あえて採用しない人の意見を聞きたいな…。
といった疑問を解決できる記事です。
先に結論を言うと『ハニカムシェードはお部屋や窓の用途に合わせて設置すべきで、全ての窓に取り付けると後悔する』です。
その理由は、下記の5つです。
- 窓の用途で「いる・いらない」が明確に
- 電動式が壊れると、修理費が高額になる
- クリーム色で汚れが目立ちやすい
- 水洗いできず、お手入れに手間がかかる
- 窓が結露し易くなり、カビの原因に
例えば「キッチンの勝手口」は、お家の中で最もハニカムシェードが必要な無いと感じる場所で、我が家は設計当初より不採用にしています。
その理由は、勝手口は出入りする回数が多いので開閉が手間であることと、キッチンでの調理汚れが付着し易く、ハニカムシェードは汚れると掃除が困難な材質だからです。
ハニカムシェードは「窓の断熱性アップ+目隠し」を兼ね備えた便利な設備である一方で、採用する窓を選ばないと後悔や日々のストレスに繋がる設備でもあります。
そこで本記事では、ハニカムシェードを「採用する3つのメリット」と「付けると後悔する5つの理由」を解説しており、一条工務店のお家づくりで参考になるはずです。
当ブログの管理人

ハニカムシェードを採用する3つのメリット

まず最初に『ハニカムシェードを採用する3つメリット』は、下記の通りです。
ハニカムシェードの3つのメリット
上記の通り、ハニカムシェードはカーテンと似た役割を持つ設備で、全ての窓に標準装備されています。
ですが「無料で導入できるから、全ての窓に付けておこう」は、後悔に繋がる可能性が高いので注意しましょう。
そもそもの窓の用途やハニカムシェードを使うシーンを考えた上で、ハニカムシェードが「いるのか?いらないのか?」を判断しましょう。
メリット1:窓の断熱性能がアップする
ハニカムシェードの1つ目のメリットは『窓の断熱性がアップする』です。
一条工務店の窓は「ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」という高性能な窓が使われており、一般的な窓よりも断熱性が約5倍も高いです。
ですが、断熱性は「窓<壁」に変わりないので、窓は冷気・熱気が出入りする場所です。
そこで、ハニカムシェードを窓に採用することで、窓の断熱性能をアップさせ、より快適な空間が作れます。
例えば、ハニカムシェードを閉めると、一般的に「冬は、室温が1~2度ほど暖かくなる」と言われています。
一条工務店の業界トップクラスである断熱性・気密性に加えて、ハニカムシェードを併用することで、夏や冬でも快適に暮らすことができます。
メリット2:カーテンが必要ない
ハニカムシェードの2つ目のメリットは『ハニカムシェードがあると、カーテンを付ける必要がない』です。
なぜなら、ハニカムシェードは全3種類から選べ、それぞれがカーテンと似た役割を持っているからです。
詳しくは、下記の通りです。
ハニカムシェードの種類
- 断熱ハニカムシェード
→窓の断熱性をアップさせる標準仕様 - レースハニカムシェード
→薄い生地で、レースカーテンと似た仕様 - 遮熱ハニカムシェード
→断熱性アップと遮光できるオプション仕様
例えば、リビングや廊下には「断熱ハニカム」、寝室には「遮熱ハニカム」というように、窓やお部屋の用途からハニカムシェードの種類を決めるようにしましょう。
他にも、1つの窓に「断熱ハニカム+遮熱ハニカム」の2枚を導入するダブルハニカムシェードにオプションで変更したり、開閉をリモコンで行う「電動式」に変更することもできます。
ハニカムシェードは、種類や組み合わせが豊富なので、上手く組み合わせると、カーテンの購入代金を節約できるはずです。
メリット3:ハニカムは全ての窓が標準仕様
ハニカムシェードの3つ目のメリットは『全ての窓が標準仕様に含まれる』です。
上記の通りで、一条工務店は全ての窓に断熱タイプのハニカムシェードを標準装備しており、設置に追加料金がかかりません。
ですが「標準仕様に含まれる=お得」と考えると、住宅メーカー選びに失敗する可能性が高くなるので、注意して下さい。
なぜなら、標準仕様に含まれる設備の導入コストは全て坪単価に含まれており、有料で購入しているのと同じだからです。
下記の通り、一条工務店は「モデルハウス仕様が標準仕様」と公式サイトで大々的にアピールするほど、標準仕様が充実している住宅メーカーです。
ハニカムシェード以外だと、下記の設備が標準仕様に含まれており、他社の住宅メーカーだと計500万円はする高級オプションです。
標準仕様 | 一般的な導入コスト |
---|---|
全館床暖房 | 100〜250万円 |
タイル外壁 | 100〜200万円 |
ロスガード | 50万円前後 |
住宅メーカーの標準仕様に含まれる設備は、一般的なお値段よりも割安です。
ですが、その標準仕様に「本来なら必要ない設備」が含まれると、割高な建築コストを支払うことになるので、住宅メーカーを選ぶ際は注意して下さい。
そこで、少なくとも5~10社は比較をした上で「自分たちのマイホームの条件」と「住宅メーカーのコンセプト(=標準仕様)」がピッタリ合う住まいを探しましょう。
住宅展示場で営業マンに相談しても良いですし、 それが手間な人は タウンライフ家づくり を使うと、その手間が省けますよ。
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例えば「住宅メーカー各社の坪単価を知りたい」や「自分たち専用の間取りプランを設計して欲しい」など、使い方が豊富なので気軽にお試しください。
>>> 住宅メーカーから専用プランを取り寄せ【無料です】ハニカムシェードを付けると後悔する【5つのいらない理由】
続いて『ハニカムシェードを付けると後悔する5つの理由』を解説します。
具体的には、下記の5つです。
ハニカムシェードがいらない5つの理由
ハニカムシェードを採用するメリットはあるものの、同時にいらないと感じる理由や後悔する理由も多いので、こちらを解説します。

その1:窓の用途で「いる・いらない」が明確に
ハニカムシェードを付けると後悔する1つ目の理由は『窓の用途で「いる・いらない」が分かれる』です。
なぜなら、ハニカムシェードは開閉が手間なので、使用頻度が多い窓ほど取り付けしない方が使い勝手が良いからです。
例えば「キッチンの勝手口」は、お家の中で最もハニカムシェードが不要だと感じる場所で、我が家は設計当初より不採用にしています。
全ての窓にハニカムシェードを理由もなく導入すると、ハニカムシェードの開閉が日々のストレスに繋がりかねないので、注意しましょう。
その2:電動式が壊れると、修理費が高額になる
ハニカムシェードを付けると後悔する2つ目の理由は『電動式が壊れると、修理費が高額になる』です。
なぜなら、電動式ハニカムシェードの保証期間は「2年間」と短く、それ以降は有償修理になるからです。
電動式ハニカムシェードの「導入・交換・修理」にかかる費用の目安は、下記の通りです。
- 導入:1箇所/1万
- 交換:2万前後
- 修理:5万前後
なお、電動式ハニカムシェードは「修理するよりも新品に交換する方が安い」という理由から、新品へ交換するケースが大半です。
導入コストが「1箇所/1万円」と意外と安いので、多くの窓に導入してしまいがちですが、5年後・10年後のメンテナンス費も加味して検討しましょう。
高額なメンテナンス費に後悔しないためにも、電動式ハニカムシェードは必要最低限の窓に採用するのがオススメです。


その3:クリーム色で汚れが目立ちやすい
ハニカムシェードを付けると後悔する3つ目の理由は『材質がクリーム色で、汚れが目立ちやすい』です。
なぜなら、本体カラーが「クリーム色」のみで、設置場所や雰囲気に合わせて、他の色を選べないからです。
ちなみに、アクセントクロスでダーク色(グレーやブラウンなど)を選ぶと、ハニカムシェードのクリーム色と雰囲気が合わないので注意しましょう。
もし「お部屋の雰囲気」や「汚れの目立ちにくさ」など、設置場所や用途に合わせて本体カラーが選べると、より満足度が高くなる気がします。
その4:水洗いできず、お手入れに手間がかかる
ハニカムシェードを付けると後悔する4つ目の理由は『水洗いできず、お手入れに手間がかかる』です。
なぜなら、ハニカムシェードは「水洗いNG」とされており、取扱説明書に下記の記載があるからです。
- ホコリ汚れ
→ ハンディモップで掃除する - シミ汚れ
→ 薄めた中性洗剤をスポンジに付けて拭き取る
そもそも「カーテンは定期的に洗濯するのに、ハニカムシェードは拭き取るだけで、本当に綺麗なのか?」という疑問です。
5〜10年も暮らすと、かなりの汚れがハニカムシェードに蓄積されているはずです、、、
とは言え、ハニカムシェードは水洗いができない仕様なので、キレイ好きの人は採用しない方が良いかもしれません。
その5:窓が結露し易くなり、カビの原因に
ハニカムシェードを付けると後悔する5つ目の理由は『窓・サッシが結露し易くなり、カビの原因になる』です。
なぜなら、ハニカムシェードを閉めると「断熱性がアップする=室温と外気温の差が開く」ことで、この温度差が原因で窓やサッシが結露するからです。
1つ補足をすると、一条工務店の全館床暖房は、お部屋の空気がかなり乾燥するので、冬は「加湿器」が必須です。
ですが、加湿器により空気中の水分が増えることで、窓やサッシが結露し易くなり、更にカビが発生し易くなります。
対策として、ハニカムシェードを完全に閉め切るのではなく、下から10~15㎝ほど上げておくと、空気が循環することで結露が抑えられます。
【結論】ハニカムシェードは、必要最低限の窓に導入するべき
本記事の結論は『ハニカムシェードは、必要最低限の窓に導入すべき』です。
なぜなら、ハニカムシェードを付けるとお部屋が快適になるメリットがある一方で、下記の5つのデメリットがあるからです。
- 窓の用途で「いる・いらない」が分かれる
- 電動式が壊れると、修理費が高額になる
- 材質がクリーム色で、汚れが目立ちやすい
- 水洗いできず、お手入れに手間がかかる
- 窓が結露し易くなり、カビの原因に
例えば「キッチンの勝手口」は、お家の中で最もハニカムシェードが必要な無いと感じる場所で、我が家は設計当初より不採用にしています。
その理由は、勝手口は出入りする回数が多いので開閉が手間であることと、キッチンでの調理汚れが付着し易く、ハニカムシェードは汚れると掃除が困難な材質だからです。
つまり窓の用途や使用頻度を元に、本当にハニカムシェードが必要である窓にだけ採用すべきです。
いらない窓にハニカムシェードを採用すると、日々の開閉がストレスに繋がりかねないので、注意しましょう。