- 一条の後悔ポイントは?
- 決める時の注意点は?
- デメリットも知りたいな…
こんな疑問・悩みにお答えする記事です。
本記事では『一条工務店で後悔しないための10個の注意点』を解説します。
本記事の内容
- 一条の標準仕様は本当に必要なのか
- パラペット・スレートは必要最小限に
- 書庫ユニットは部屋の用途が限られる
- 音が気になる人は防音対策が必須
- 吹き抜けは、とにかく音が響く
- さらぽか空調だけで真夏はシンドイ
- Wi-Fiの電波が届かない
- 全員が毎日使う玄関は後悔が多い
- ハニカムシェードは必要最低限に
- シャッターは付けると後悔する
「契約前の人も・契約後の人も」参考になる内容をまとめました。
結局のところ、家は「合うか・合わないか」です。
万人受けする住宅メーカーはないので、ご自身の生活スタイルにピッタリな住宅メーカーを選ぶようにしましょう。
なお、住宅メーカーの比較には「こちら」をお使いください。
「家づくりの特徴・間取り・建築コスト・修繕計画」などの有益情報を取り寄せできる、住宅メーカー比較に持ってこいのサービスです。
一条工務店で後悔しないために【10個の注意点まとめ】
本記事は、下記の順番で解説を進めます。
本記事の内容
順番通りに読む必要ナシなので、お好きな箇所からどうぞ。
一条の標準仕様は本当に必要なのか
「一条工務店の標準仕様は本当に必要か?」を再確認しておきましょう。
モデルハウス仕様が「標準仕様」
これは一条工務店の特徴で「標準仕様には充実した設備が揃っている」が最大の売りということですね。
標準仕様の主な設備は、下記の通りです。
- 外壁タイル(推定100~200万)
→高耐久でメンテフリー - 全館床暖房(推定150~250万)
→冬でも家中が暖かい - ロスガード(推定60万)
→全館換気で空気がキレイ
ここでの問いは「この設備って本当に必要なの?」です。
標準仕様は無料ではなく、有料です。
「オプション」という形で追加料金を払っていないだけで、坪単価の中にきっちりと含まれています。
つまり「一条の充実した標準仕様の設備が不要なら、割高な家を買うことになる」ということです。
これは他社の住宅メーカーでも同じことが言えますが、標準仕様がどこより充実した一条工務店は「特に」ですね。
パラペットルーフ・スレートは必要最小限に
続いて、「屋根」の話です。
「パラペットルーフ・スレート」は耐用年数が短く、メンテナンス費用が高くなるので導入箇所は必要最低限にしましょう。
一条工務店で導入できる「屋根の種類・耐用年数」は、下記の通りです。
- 強化ガラス :メンテフリー
- パラペット :10年
- スレート :10年
- ガルバリウム:20~30年
※強化ガラスは、太陽光パネルの表面の材質
特にパラペットは人気の屋根材にも関わらず、耐用年数が「10年」と短いです。
つまり10年毎に「塗装の塗り直し・防水工事」が必要になり、作業面積で変わるものの、およそ10〜30万のメンテナンス費用が必要です。
もし屋根内に浸水すると大掛かりな工事が必要になり、100万ほどの工事代が必要になるケースもあります。その上、凹んだ形状でゴミが溜まりやすかったりと、何かとデメリットが多いんですよね。
実際に住み始めて気付き、後悔ポイントにあげる人が多い項目ですね。
僕は対策として「強化ガラス(太陽光)+ガルバリウム」を導入しました。
後悔しないために、下記の「ガルバリウム」の記事を参考にして下さい。
書庫ユニットは部屋の用途が限られる
書斎に人気のオプションである『書庫ユニット』は、我が家では不採用です。
その理由は、下記の通りです。
- 導入コストが高い(7〜10万)
- 机、棚が固定式で動かせない
- 机の高さが低く、奥行きが浅い
- 部屋の用途が限られる
- 机の表面がザラザラしている
「今は書斎で使う部屋」でも、10年後は何で使う部屋になるか不明ですよね。
例えば「物置として使いたくなっても、書庫ユニットが邪魔で使えない」といったケースは、わりとありそうですよね。
つまり長期的に見た時に「部屋の用途が限定されるリスク」があり、後の後悔に繋がる可能性が高いです。
詳しくは、下記の「書庫ユニット」の記事を参考にしてください。
音が気になる人は防音対策が必須
「物音が気になる人」は、防音対策を行った方が良いかもです。
なんせ、一条工務店の家は音が響きます。
気密性が高い家なので、音が反響してしまい「1階→2階」まで響くイメージです。
- 1階リビングのテレビ音が2階まで聞こえる
- 1階トイレを流す音が2階まで聞こえる
といった、感じですね。
こちらは「高気密」がゆえのデメリットなので、気になる人は対策が必要です。
具体的な方法は、下記の通りです。
- 防音ドアを採用する
- 防音ルームを作る
- 隙間テープを活用する
- 吹き抜けを作らない
- ドアを増やし、音を遮断する
特に日々の生活音が気になる人は、設計段階で対策しておかないと後で後悔するかもしれません。
一条工務店の「音の対策」は、下記の記事を参考にしてください。
吹き抜けは、とにかく音が響く
吹き抜けは、かなり音が響きます。
少し大げさですが「家中の音が全ての部屋で聞こえる」と言ってもいいくらいです。
- 高気密の家 :音が響く
- 吹き抜けの家:更に音が響く
「高気密 × 吹き抜け」は、生活音が聞こえるという点ではサイアクです。
「開放感」を理由に採用率が高いものの、実際に住んでみて「吹き抜けを付けなければ良かった…」と後悔する人も多いようですね。
ちなみに我が家は「吹き抜けリビング」ですが、そこそこ満足しています。
詳しくは、下記の記事を参考にして下さい。
さらぽか空調だけで真夏はシンドイ
さらぽか空調だけで真夏を過ごすのはシンドイです。
一条工務店では「床を冷やして全館空調」する、さらぽか空調という仕組みがあります。言わば、床暖房の「冷房.ver」ですね。
最初は「さらぽか空調の床冷房があれば、エアコンがいらないじゃん!」と言っていた人でも、後から「壁掛けエアコンを追加する」ケースが多いです。
「外気温が35度を超えると効き目が悪くなる」という意見が多くあり、具体的には下記の通りです。
- 真夏は「さらぽか空調+壁掛けエアコン」を併用が必要
- 床は冷たくなるけど、室温は暑い
- 設定温度を下げたら、床が結露した
- 特に寝る時(ベッドの上)が暑い
「想像以上に効きが悪い…」と後から後悔したくない人は、真夏に一条工務店の宿泊体験施設を利用してみるのがオススメです。
詳しくは、下記の記事を参考にして下さい。
Wi-Fiの電波が届かない
一条工務店は『Wi-Fiの電波が遮断される家』です。
その原因は「標準仕様の全館床暖房」にあります。
床に埋め込まれている「床暖房用のプレート」が悪さをして、Wi-Fiの電波が「1階↔2階」で遮断されます。
こちらの解決策は、下記の通りです。
- 情報ボックスの位置を工夫する
- 吹き抜けを採用する
- 平屋で家を建てる
- Wi-Fiルーターを2台設置する
- メッシュWi-Fiを使う
一条工務店は「情報ボックスの位置=Wi-Fiの拠点」になるため、後から変更することができません。
間取りの後悔に繋がらないように、設計士に伝えておきましょう。
詳しくは、下記の記事を参考にして下さい。
全員が毎日使う玄関は後悔が多い
玄関は最も「後悔」が多くなりがちな場所です。
その理由は「家族全員が毎日使う場所」だから想定外のことだったり、不満が出やすかったりするんですよね。
例えば、下記の通りです。
- 玄関が狭い・暗い…
- 収納が足りなかった…
- 親子ドアを選べば良かった…
- 手洗い場を作れば良かった…
- 玄関を開けたら部屋が丸見え…
- 玄関より部屋を広くすれば良かった…
などなど、
ちなみに僕は「親子ドアにするか?親ドアのみにするか?」でスゴく悩みました。
比較した内容を下記の記事にまとめているので、参考にして下さい。
ハニカムシェードは必要最低限に【必要ナシ】
ハニカムシェードは必要最低限がオススメです。
「無料だから全ての部屋に付けておこうっ!」は、後悔ポイントに繋がるかも、、、
僕が感じたハニカムシェードのデメリットは、下記の通りです。
- 普段の開閉が手間だ
- 開閉でレールから外れる
- 汚れが付きやすい
- 水洗いができない
- 締め切ると結露に繋がる
- 電動タイプは壊れると高額
実際のところ「ハニカムシェードよりカーテンの方が使い易い」と感じるシーンが多いんですよね。
僕が感じる「ハニカムシェードがいらない理由」を下記の記事にまとめました。
シャッターは付けると後悔する【必要ナシ】
一条工務店の家はシャッターが必要ありません。
一応、シャッターを有料オプションで採用すると、後で「シャッターはいらなかったな、、、」と後悔するはずです。
その理由は、下記の2つです。
- 超強力3枚ガラスで割れない
- 50~150万と高額オプション
一条工務店の窓ガラスは「風速70m/秒」に耐える強度があります。
一般的な台風が「風速40〜50m/秒」なので、強度的に全く問題ナシです。
そして「窓ガラスが簡単に割れない→シャッターは必要ナシ→採用者が少ない」ということもあり、オプション費が割高です。
具体的には「1箇所/5〜13万」ほどで導入でき、一般的な35坪の家だと「50〜150万」も必要なんですよね。かなり、お高いです。
一条工務店のシャッターに関しては、下記の記事を参考にして下さい。