先に結論を言うと『一条工務店でマイホームを建てるかは、標準仕様に満足できるかで判断すべき』です。
なぜなら一条工務店は標準仕様に超高級仕様の設備が数多く含まれており、その充実した標準仕様が坪単価を高くする原因だからです。
代表的な一条工務店の標準仕様だと、例えば「タイル外壁/100〜200万円相当」や「ロスガード/50〜80万円相当」などがあり、下記の通りです。
- 全モデルで「耐震等級3」をクリア
- 業界最高クラスの「高気密・高断熱」
- 高断熱に欠かせない「3枚窓+ハニカムシェード」
- 快適&省エネの換気「ロスガード」
- 真冬でも快適な「全館床暖房」
- 天井高は「240〜265㎝」と低め
- 最高品質の「キッチン・洗面台・シューズBOX」
- 修繕コストが安い「全面タイル外壁」
- 修繕コストが安い「ガルバリウム屋根」
ここで注意すべき点が「標準仕様に必要な設備が多い=お得」である一方で「標準仕様に不要な設備が多い=割高」だということです。
- 標準仕様がいる →一条が「割安・お得」
- 標準仕様がいらない→一条が「割高・損」
つまり、上記の一条工務店の標準仕様にいらない設備・仕様が多く含まれるなら「他社の住宅メーカーで家を建てると、建築コストが数百万円単位で安くなる」とも言えますよね。
とは言え、明確な建築コストは「間取り・外観・オプション」などで大きく変わるので、実際に打ち合わせを進めないと分かりません、、、
そこで、より詳しい建築コスト(坪単価)が知りたい方はタウンライフ家づくりを活用しましょう。
こちらは「間取り設計・見積書」の作成を住宅メーカーに所属する設計士に「無料」で依頼できるサービスで、家づくりの情報収集にピッタリです。
実際に僕も家づくりの情報収集で タウンライフ家づくり を活用したところ、下記のような資料をたくさん頂くことができました。
することは、タウンライフ家づくりの入力フォーム( こちら )に「マイホームのイメージや条件を入力するだけ」です。
例えば「20帖以上のリビングで、吹き抜けを作りたい」や「動線を重視した水回りを作りたい」など、何でもOKです。
自分たちの要望を元に「設計士に作ってもらう専用プラン」ほど、家づくりで役に立つ情報はないので、1度は使っておきましょう。
「自分達の条件」と近い家が標準仕様で建てられる住宅メーカーを選ぶと、追加料金を最小限にでき、良い家を安く建てられるはずです!
当ブログの管理人
【一条工務店】9つの標準仕様|有料オプションがいらない家づくり
本編で解説する『一条工務店の9つの標準仕様』は、下記の9つです。
一条工務店の最大の特徴は「高級な標準仕様」なので「標準仕様の中身を理解すること」が一条工務店の良し・悪しを判断する最大のポイントです。
その1:全モデルで「耐震等級3」をクリア
一条工務店の標準仕様の1つ目は『全モデルで耐震等級3をクリアしており、安心の耐震性』です。
その理由は「耐震等級3」以上の家を建てられる住宅メーカーは多いものの、実際に間取りを設計すると「耐震等級3を下回る家になってしまう」ことが多いからです。
例えば、下記のようなケースが多いです。
もしくは、耐震等級3の「設計+証明」を行うのに、下記の追加コストが必要になる住宅メーカーすらあります。
- 性能表示計算 :10万円
- 許容応力度計算:20万円
- 書類発行申請 : 5万円
このように住宅メーカー各社が耐震等級3をアピールする一方で、実は「耐震等級3をクリアできない」や「耐震等級3の家を建てるには追加コストがかかる」というケースが多いんですよね。
ですが、一条工務店は「全モデル・建てる全ての家」が標準仕様で耐震等級3をクリアしているため、追加料金がかかる心配はありません。
いずれ起きると予想される大地震にも安心して暮らせますよね。
【一条工務店】2倍耐震(ミッドプライウォール)で地震に強い家に~デメリットはないのか~
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その2:業界最高クラスの「高気密・高断熱」
一条工務店の標準仕様の2つ目は『業界最高クラスの高気密・高断熱』です。
夏も冬も快適に暮らせる家を作るには「気密性」と「断熱性」が最も重要です。
その理由は、どれだけ高性能な「換気・空調」設備を導入しても、気密性や断熱性が低い家だと空調の効きが悪いだけじゃなく、過剰な運転が必要になる事で「省エネ性が低く、不快な家」になるからです。
- 「気密性」が低い家
家の隙間が多く、暖房で温めた空気が外に逃げる - 「断熱性」が低い家
外気の影響を受け易く、室温が下がりやすい
一条工務店の家は「気密性」と「断熱性」が高いため、真夏や真冬でも空調の効きが良く、省エネかつ快適に暮らせます。
その理由は、高性能な断熱材(高性能ウレタンフォーム)を「外壁・天井・床」の全てに採用することで、「C値(気密性)」と「UA値(断熱性)」が共に業界トップクラスだからです。
そこで各住宅メーカーの「C値(気密性)」や「UA値(断熱性)」を比較すると、下記の通りです。
Ua値 (断熱性) | Q値 (断熱性) | C値 (気密性) | |
---|---|---|---|
一条工務店 | 0.25 | 0.51 | 0.59 |
三井ホーム | 0.43 | 1.61 | 2.00 |
スウェーデンハウス | 0.43 | 1.32 | 0.71 |
セキスイハイム(木造) | 0.46 | 1.60 | 0.99 |
桧家住宅 | 0.56 | 1.90 | 5.00 |
セキスイハイム(鉄骨) | 0.61 | 2.20 | 2.00 |
住友林業 | 0.75 | 1.91 | - |
積水ハウス | 0.75 | 2.40 | - |
ミサワホーム | 0.75 | 2.4 | - |
パナソニックホームズ | 0.87 | 2.7 | - |
ヘーベルハウス | 0.87 | 2.7 | 5.00 |
トヨタホーム | - | 1.86 | 5.00 |
いずれも値が低いほど高性能で、Ua値が「0.25」というのは「寒冷地(北海道や東北)の寒さを乗り切れる家」をイメージすると分かりやすいです。
一条工務店の高気密・高断熱の家だと、例えば「全館床暖房」のような大規模な全館空調を使っても1ヶ月の電気代は「2万円前後(オール電化)」とかなり安く抑えられることが魅力です。
ちなみに他社の住宅メーカーだと、一条工務店と同じくらい高性能な断熱材を導入するには、有料オプションで「約50~100万円」の追加料金がかかるケースが多いです。
一条工務店は、業界トップクラスの気密性・断熱性を「標準仕様」で採用できるので、気密性や断熱性にこだわりたい人はおすすめの住宅メーカーです。
その3:高断熱に欠かせない「3枚窓+ハニカムシェード」
一条工務店の標準仕様の3つ目は『高断熱に欠かせない3枚窓とハニカムシェード』です。
その理由は、熱は「窓から70%が出入りする」と言われており、家の快適性は「窓の性能で決まる」と言っても過言じゃないからです。
- 夏:窓から「73%」の熱が侵入する
- 冬:窓から「58%」の熱が逃げる
「窓」と聞くと、何となく軽視してしまいがちですが、快適で省エネ性に優れた住まいを作るにはかなり重要なポイントです。
一条工務店では「3枚窓+樹脂サッシ」を標準仕様にしており、これは世界の寒冷地の窓と比較しても、かなり性能が高いです。
例えば、真冬に窓ガラスに触れても冷たさをほとんど感じず、窓ガラスや樹脂サッシが結露する様子もありません。
このように「3枚窓+樹脂サッシ」でバツグンの断熱性を誇るものの、窓は「ガラス」である以上は冷気を完全に遮断できません。そこでハニカムシェードの出番です。
一条工務店では「ハニカムシェード」という、独自のシェードを全ての窓に標準搭載することで、窓からの冷気・熱をシャットアウトできます。
また、ハニカムシェードは用途毎に種類があり、光を通さない「遮熱タイプ」やリモコンで操作できる「電動タイプ」などをオプションで選べます。
例えば、寝室には「遮熱タイプ」、吹き抜けには「電動タイプ」といったように、窓の用途に合わせて採用できるので使い勝手もバツグンです。
上記をまとめると、一条工務店は「3枚窓+樹脂サッシ+ハニカムシェード」で窓の断熱対策もバッチリで、これらは全て標準仕様に含まれます。
それぞれの窓にカーテンを買うとなると「4LDK=30万円前後」が相場です。全ての窓にハニカムシェードが標準仕様で、カーテンの購入コストを節約できるのは、嬉しいですよね。
【一条工務店】ハニカムシェードで後悔しない「5つの注意点」
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その4:快適&省エネの換気「ロスガード90」
一条工務店の標準仕様の4つ目は『快適&省エネを高めるロスガード90』です。
ロスガード90とは、一条工務店の全モデルで標準仕様の熱交換換気システムで「快適性・省エネ性」に優れた住まいを作るには欠かせない設備です。
なぜなら「暑い外気・冷たい外気」を屋内に取り込むような換気システムを採用すると、どれだけ高気密・高断熱の家でも「快適性・省エネ性」が共に損なわれるからです。
例えば「従来式の換気扇(ファンが回る)」だと、冬の冷たい空気がそのまま部屋に入ることで室温を下げてしまうことで、暖房にかかる電気代も高くなります。
ですが一条工務店のロスガード90だと、外気を「最適な温度・湿度」に切り替えた後に室内へ取り込むので、部屋の快適性を損なうことがありません。
- 外気の「温度」を切り替える
- 外気の「湿度」を切り替える
具体的には「外気温が0度、室温が20度」の場合、ロスガード90を通して換気することで外気を18度に切り替えて室内に取り込むことができます。
続いて、湿度に関しては最大80〜82%の湿度交換効率を誇り、暮らし易い湿度にコントロールすることができます。
どれだけ気密性・断熱性の高い家を建てても、換気システムの性能が低いと、家の快適で省エネな家にはなりません。
その点、一条工務店は「高気密・高断熱・換気システム」という、快適性に関する3大要素が全て標準仕様に含まれており、かなりコスパが高いと言えますね。
【一条工務店の換気システム】ロスガード90がいらない4つの理由【寿命が短すぎる】
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その5:真冬でも快適な「全館床暖房」
一条工務店の標準仕様の5つ目は『真冬でも快適な全館床暖房』です。
全館床暖房は、真冬を快適に過ごせるだけじゃなく、24時間運転でも電気代が安いため、一条工務店の標準仕様で最も満足度が高い設備です。
なぜなら全館床暖房は、名前の通り「家全体」に床暖房が設置されており、真冬でも寒さを感じない快適な住まいを作れるからです。
全館床暖房の施工エリアはリビングやダイニングはもちろん、他にも廊下やキッチン、トイレ、脱衣所など家のほぼ全面です。
こちらの銀色のパネルが全館床暖房の設置エリアです。部屋や廊下の隅から隅まで床暖房が設置されていることが分かりますね。
そして先に解説した「高気密・高断熱・換気システム」との相乗効果で、1ヶ月の電気代も「2万円前後」とかなり安く抑えられるため、省エネ性も兼ね備えています。
例えば「真冬でも、ジャージ・Tシャツ・素足」で過ごせるくらい室温が安定しており、就寝時も夏・冬で同じ布団が使えるくらい快適です。個人的には「物を減らせる」点がかなり嬉しいですね。
そのため全館床暖房が標準仕様である注文住宅でも「坪単価に64万円の導入コストが含まれている」ことを理解し、納得した上で一条工務店との契約に進みましょう。
【一条工務店】全館床暖房を付けると後悔する「7つのいらない理由」
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その6:天井高は「240〜265㎝」
一条工務店の標準仕様の6つ目は『天井高/240〜265㎝』です。
一条工務店の天井高は「家を建てる工法」で異なり、下記の通りです。
1階 | 2階 | |
---|---|---|
2×6工法 | 240㎝ | 240㎝ |
在来軸組み工法 | 265㎝ | 250㎝ |
その理由は、2×6工法は「家の性能(気密・断熱・耐震)」を得意とする一方で、在来軸組み工法は「自由度の高い間取り設計」を得意とするからです。
つまり建てる工法が違うと「得意・不得意」も違ってきます。
例えば「アイスマート(2×6工法)」と「グランセゾン(在来軸組み工法)」を比較すると、下記の通りです。
アイスマート | グランセゾン | |
---|---|---|
工法 | 2×6 | 在来軸組み |
天井高 | 1階/240㎝ 2階/240㎝ | 1階/265㎝ 2階/250㎝ |
断熱性 (Ua値) | 0.25 | 0.38 |
気密性 (C値) | 0.59 | 0.61 |
耐震性 | 耐震等級3 (アイスマート>グランセゾン) | |
間取りの自由度 | △(低い) | ○(高い) |
つまりアイスマートは「住まいの性能」を重視する一方で、グランセゾンでは「間取り設計の自由度の高さ」を重視していることが分かります。
性能と設計の自由度は相反する関係なので「家づくりで何を重視するか」をしっかり検討した上で判断しましょう。
一条工務店の天井高について詳しく知りたい方は「【一条工務店】天井高を作るオプション3選+間取り設計の5つのコツ」を参考にして下さい。
【一条工務店】天井高を作るオプション3選+間取り設計の5つのコツ
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その7:最高級の「キッチン・洗面化粧台・シューズボックス」
一条工務店の標準仕様の7つ目は『最高品質のキッチン・洗面化粧台・シューズボックス』です。
一条工務店では、プラン毎にコンセプトが異なる設備が標準仕様に含まれており、高品質でカッコ良いデザインが特徴的です。
その理由は、一条工務店は海外の自社工場で「小品種×大量生産」を行うことで、高品質な設備を低コストで生産できる仕組みがあるからです。
例えば「グランセゾンの標準仕様の設備」は、グレイスシリーズの「1種類」だけ、カラーは「全4色」だけと、いずれも種類が少なめです。
これらグレイスシリーズの設備は、下記の全4色から選べます。
- ホワイト
- サンド
- グレージュ
- ダーク
このように「種類」を減らすことで生産コストを抑えることができ、標準仕様の設備でもこの「品質の高さ」を提供できています。
特に他社の住宅メーカーの標準仕様の設備と比較すると、違いがより明確に分かることでしょう。
続いて、アイスマートの標準仕様であるスマートシリーズの設備は、下記の通りです。
こちらのスマートキッチンとグランドカップボードは、下記の全4色から選べます。
- プレミアムホワイト
- プレミアムブラック
- プレミアムブラウン
- プレミアムレッド
こちらのスマートシリーズのリュックドレッサーとシューズウォールに関しては、カラーは「プレミアムホワイトのみ」に限られます。
そのため種類の少なさをデメリットに感じる人は、一条工務店の標準仕様の中身をしっかりと理解した上で判断しましょう。
その8:修繕コストが安い「全面タイル外壁」
一条工務店の標準仕様の8つ目は『修繕コストが安くなる全面タイル外壁』です。
一条工務店は「全面タイル外壁」で修繕コストを安く抑えられ、タイルを標準仕様で採用できるのはコスパがかなり高いです。
なぜなら、タイル外壁は「耐久性/60年」という特徴からメンテナンス費を安くできる一方で、一般的な住宅メーカーだと「100〜200万円」の導入コストがかかる高級オプションだからです。
一条工務店のタイル外壁は「標準タイル(石目調ボーダータイル)」と「ハイドロテクトタイル」の2種類があり、下記の通りです。
石目調ボーダータイル | ハイドロテクトタイル | |
---|---|---|
カラー | 1色 (ホワイトのみ) | 5色 |
耐久性 | 60年間 | 60年間 |
導入コスト | 標準仕様 | 坪/1.3万円 |
ハイドロテクトタイルのカラーは全5色から選べ、下記の通りです。
- ブラック(TD-12)
- ピンク(TD-14)
- ホワイト(TD-11)
- オレンジ(TD-13)
- ブランウン(TD-15)
ちなみに我が家は「ブラック色×ホワイト色」の2トーンの組み合わせを採用しました。
続いてハイドロテクトタイルを使った一条工務店の外観デザインを何パターンかチェックしておきましょう。
ちなみにハイドロテクトタイルは一条工務店で注文住宅を建てる人の90%以上が採用する超人気の外壁材です。
では「ハイドロテクトタイルは何に優れているのか」というと、TOTOの光触媒によるセルフクリーニング機能です。
- 空気中の水分で膜を形成し、汚れの吸着を抑える
- 紫外線で汚れを分解し、汚れを落ち易くする
- 雨で汚れを浮かせて、洗い流す
簡単にいうと「太陽の光で汚れを分解し、雨で汚れを洗い流す」ことで、新築当時と同じ綺麗な外壁の状態を維持することができます。
こちらのハイドロテクトタイルをグランスマートやグランセゾンでは標準仕様の外壁材として採用できます。
アイスマートでは「坪/1.3万円」のオプション費用がかかるものの、他社の住宅メーカーでタイル外壁を導入するには100〜200万円がかかることを考えるとかなり割安と言えるでしょう。
- 25坪:325000円
- 30坪:390000円
- 35坪:455000円
- 40坪:520000円
【標準タイル vs ハイドロテクト】一条工務店のタイル外壁を決める9つのポイント
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【一条工務店のメンテナンス費用】30年で300万円かかる「6つの理由」
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その9:修繕コストが安い「ガルバリウム屋根」
一条工務店の標準仕様の9つ目は『修繕コストが安いガルバリウム屋根』です。
一条工務店は、屋根材に「ガルバリウム鋼板」を標準仕様で採用できるので、メンテナンス費用を安く抑えることができます。
なぜならガルバリウム鋼板は「耐久性/20〜30年」という高寿命の素材で、錆びのメンテナンスを正しく行えば「40年以上」の耐久性があるからです。
例えば、最も主流な屋根材である「スレート」だと、およそ10〜15年毎に塗り替えが必要になり、1回あたりのメンテナンス費用は「50〜100万円」と高額です。
ガルバリウム鋼板は、耐久性に加えて「素材の軽さ=建物の負担が減る=耐震性アップ」というメリットもあるので、個人的におすすめの屋根材です。
更に詳しく知りたい方は「一条工務店のガルバリウム屋根」を解説する記事を参考にして下さい。
【一条工務店の屋根材】ガルバリウム屋根と太陽光パネルを選ぶ「5つの理由」
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【一条工務店】バルコニー・ベランダが必要ない4つの理由【用途を決めて、最小限に】
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【一条工務店】グレード毎に異なる標準仕様
一条工務店の標準仕様はグレード毎に少し異なります。
その理由は、グレード毎に家づくりのコンセプトが少し異なるからです。
本記事で紹介する標準仕様の違いは、下記の4つです。
グランセゾン特有の標準仕様/計4種類
グランセゾンは、外装や内装の「デザイン性」を重視したモデルということもあり、カッコ良い見た目に仕上がる標準仕様が多いです。
グランセゾンで特有の標準仕様の設備は、下記の4つです。
グランセゾン特有「4つの標準仕様」
- デザインルーバー
- 木目調の軒天
- グラリオカウンター
- ハイドア
その1:デザインルーバー
デザインルーバーとは、全面タイルの外観にアクセントを取り入れられる縦ラインのルーバーです。
グランセゾンでは幅3間(幅545センチ)を標準仕様で採用でき、デザインは「全3種類」から選べます。
- ウォールタイプ(DL-WA)
- スクリーンタイプ(DL-SC)
- オープニングタイプ(DL-OP)
ちなみにデザインルーバーが有料オプションであるアイスマートだと、「幅182㎝あたり/13〜19.2万円」と高額のオプション費がかかります。
続いて、デザインルーバーのカラーは、下記の「全3色」です。
- ブラックオーク(木目調シート)
- メープル(木目調シート)
- アーバングレー(塗装仕上げ)
それでは下記でデザインルーバーの実際の活用例をチェックしておきましょう。
デザインルーバーだけじゃなく、他にもグランセゾンならではの木目調の軒天や1階屋根のパラペットルーフとの相性も良く、かなりカッコ良いデザインに仕上がっています。
その2:木目調の軒天
「屋根の裏側」を軒天と言い、こちらに木目調を採用できるのがグランセゾンの特徴です。
木目調の軒天は、下記の全3色から選べます。
- ダークブラウン
- チャコールグレー
- イエローブラウン
木目調の軒天の実際の活用例は、下記の通りです。
ちなみに軒天のデザイン比較として、アイスマートの塗装版サイディングの軒天は、下記の通りです。
こちらは「デザインの違い」なので、どちらが良いかは好みで分かれるものの、木目調サイディングのデザインの方が高級感がある印象です。
その3:グラリオカウンター
キッチン表面の材質に、パナソニック製の「グラリオカウンター」を標準仕様で採用できます。
表面に撥水性バツグンの塗装がされており、キッチン汚れが落ちやすくなり、日々の掃除がラクになります。
- ホワイト
- ベージュ
- ブラック
ちなみにアイスマートで人気の「御影石カウンター(有料オプション/10〜15万円)」と比較しても、「性能・見た目」共に遜色なく、これが標準仕様に含まれるのはかなりコスパが高いです。
その4:ハイドア
ハイドアとは「床→天井まで続く、高さ265センチのドア」です。
更に有料オプションで「スリッドルーバー/5.5〜7万円」を併用すると、抜群の開放感があるリビングに仕上がるはずです。
アイスマート特有の標準仕様/スリッドスライダー
続いては、アイスマート特有の標準仕様である「スリッドスライダー」です。
こちらは「カッコ良いデザインの引き戸」で、標準仕様で1カ所だけ採用できます。
ドアを勢いよく閉めても「ドンッ」と閉まらないソフトクロージング機能を搭載しているので、普段の使い勝手もバツグンです。
カラーは全2色から選べ、下記の通りです。
- スギナチュラル
- ピュアホワイト
ちなみに我が家は、片側スリッドスライダーの「ピュアホワイト色・かすみガラス」をリビング用のドアに採用しました。
スリッドスライダーにピュアホワイトを選んだことで、周囲の建具やフローリング材、壁紙と配色や雰囲気も合わせ易く、まとまりある雰囲気のリビングに仕上がりました。
アイパレット特有の標準仕様/太陽光システム&吹き抜け
アイパレットとは、一条工務店の分譲住宅(建売)で「太陽光システム&吹き抜け」が標準仕様に含まれます。
他にも「全面タイル外壁、全館床暖房、全館換気システム」も標準仕様に含まれており、建売とは思えないほど高スペックな住まいです。
主に「3LDK or 4LDK」の間取りが多く、吹き抜けを採用したプランが多いです。家づくりの条件が合えば、かなりお得なので、気になる人は要チェックです。
ハグミー特有の標準仕様/2倍耐震
ハグミーとは、45周年記念モデルの規格住宅で、一条工務店の家が「坪単価/50万円」で建てられる安さが魅力のプランです。
ハグミーでは「2倍耐震」とは、建築基準法で定められている2倍の壁量に増やすことで、耐震性に優れた住まいを建てることができます。
ハグミーは坪単価を安く抑えたプランであることから2×4工法で建てられるものの、2倍耐震で壁量を増やすことで全ての間取りが耐震等級3をクリアしています。
【一条工務店】HUGme(ハグミー)の「3つの特徴・5つの標準仕様・8つのオプション」
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【一条工務店】いらない標準仕様を減らして、減額する方法
続いて、一条工務店の『標準仕様の減額オプション』を解説します。
こちらは「必要のない標準仕様」を不採用にすることで、建築コストを減額できる仕組みです。
例えば「設備のデザインが自分のイメージとは合わないな…」といったケースは、下記の減額オプションを活用しましょう。
減額オプションの設備
システムキッチン | -75万円 |
---|---|
システムバス | -60万円 |
給湯器 | -50万円 |
洗面所 | -30万円 |
シューズボックス | -17万円 |
2階トイレ | -8万円 |
食洗機 | -6万円 |
具体的には「一条工務店の標準仕様のキッチンを不採用にして建築費を75万円安くし、その差額で他社メーカーのキッチンを導入する」といったイメージです。
一条工務店の設備は「高品質・大容量・使い勝手バツグン」であるものの、「デザイン」や「カラー」は種類が少ないです。
何かしらの理由でいらないと感じる設備があれば、こちらの減額オプションを活用することで、より自分にピッタリな家を建てられるはずです。
【結論】一条工務店で建てる基準は「標準仕様に満足できるか」で決まる
本記事の結論は『一条工務店で建てる基準は「標準仕様に満足できるか」で決まる』です。
なぜなら、一条工務店は数多くの豪華な設備が標準仕様に含まれており、これら標準仕様が坪単価が高くなる要因だからです。
その標準仕様の設備は、下記の9つです。
- 全モデルで「耐震等級3」をクリア
- 業界最高クラスの「高気密・高断熱」
- 高断熱に欠かせない「3枚窓+ハニカムシェード」
- 快適&省エネの換気「ロスガード」
- 真冬でも快適な「全館床暖房」
- 天井高は「240〜265㎝」と低め
- 最高品質の「キッチン・洗面台・シューズBOX」
- 修繕コストが安い「全面タイル外壁」
- 修繕コストが安い「ガルバリウム屋根」
もし「一条工務店の標準仕様には、いらない設備が多い」と感じる人は、一条工務店の家は ”割高” です。
その一方で、これら標準仕様を必要だと感じる人なら、あらゆる住宅メーカーの中でも「一条工務店が最も割安&お得」だと言えます。
他社の住宅メーカーと「坪単価」や「建築コスト」を比較したい人は、 タウンライフ家づくり で専用プランを取り寄せて実際の価格を見比べた上で判断しましょう。