間取り

【一条工務店のメンテナンス費用】30年で393万円かかる「6つの理由」

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家づくりで悩むオヤジ
一条工務店で家を建てるとメンテナンス費用を安く抑えられると聞いたけど、30年間でどれくらいのメンテナンス費用がかかるの?
一条工務店でマイホームを建てた僕、あつぎりが一条工務店の家にかかるメンテナンス費用について解説します!
あつぎり

我が家は一条工務店のアイスマートで建てた2階建て、建坪は32坪。

我が家のケースだと、メンテナンス費用は30年間で393万円前後かかりそうです。

この概算額は下記の6つの項目からシミュレーションしました。

【一条工務店】30年間でかかるメンテナンス費用

  • 太陽光発電:40〜50万円
  • 屋根材  :6〜10万円
  • タイル外壁:68万円
  • ロスガード:90〜115万円
  • 全館床暖房:105万円
  • ベランダ :30〜45万円

こちらの合計は339〜393万円。これを高いと感じるかもしれませんが、一般的な戸建てのメンテナンス費用と比べるとかなり安い部類です。

その理由は、一条工務店の住まいは耐久性に優れた素材が使われているからです。

特に、メンテナンス費用が高くなりがちな屋根や外壁はしっかりと考えられていて、費用も頻度も最小限に減らせるよう工夫がされています。

例えば、外壁。一般的な住宅の外壁はサイディングの採用率が高いです。ですがサイディングは価格が安い一方で耐久性が低いため、メンテナンスが10年ごとに必要です。

修繕費用は10年目に100万円前後かかり、劣化が進むことも考慮して20年目に130万円、30年目には150万円くらいかかるとすると、30年間でかかるメンテナンス費用の合計は380万円。

その一方で、一条工務店の外壁はタイルが標準仕様。耐久性に優れたタイルを使うことで10年目・20年目はメンテナンスがいらず、30年後もシーリングの打ち替えにかかる68万円だけで済みます。

参考までに、一条工務店の公式サイトではサイディング外壁とタイル外壁のメンテナンス費用が比較されています。この資料によると60年間でかかるメンテナンス費用の差額は、なんと約740万円にもなるとのこと。

このように一条工務店の外壁は耐久性に優れたタイルが使われているため、一般的な住宅と比べてメンテナンス費用を安く抑えられます。他にも屋根や太陽光発電、空調システムなどを含めると価格差はもっと開くことでしょう!
あつぎり

引用:https://sfc.jp/

改めて、メンテナンス費用に注意しなければならない理由は、建築費用は「氷山の一角」だからです。

建築費を安く抑えると耐久性が低い素材が多く使われがちです。すると将来かかるメンテナンス費用も高くなり、建築費とメンテナンス費を足した「生涯の住居費」で考えると、割高になることが多いです。

同時に「どういった間取りにするか」もかなり大事。例えば、大きなベランダを作るとそれだけメンテナンス費用も高くなります。外観を重視して2階が小さな「部分2階」で設計すると屋根全体の面積が大きくなるため、こちらもメンテナンス費用が高くなります。

ここまでの話をまとめると、メンテナンス費用を安く抑えるには「どういった特徴の家を、どんな間取りで建てるか」がものすごく重要です。

メンテナンス費用を安く抑えられる住宅メーカーは調べれば分かりますが、間取り設計はかなり奥が深いのでプロに頼るのが無難。

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あつぎり

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あつぎり

当ブログの管理人

一条工務店で注文住宅を建てた僕、あつぎり(@atsugili01)が解説します!
あつぎり

【一条工務店のメンテナンス費用】30年で393万円かかる「6つの理由」

冒頭でもお伝えした通り、我が家は一条工務店でマイホームを建てました。田舎に建てた2階建てで、建坪は32坪です。

我が家にかかる30年間のメンテナンス費用を試算したところ、総額339〜393万円万円になりそうです。

その内訳は下記の通りです。

一条工務店のメンテナンス費用

  1. 太陽光システム:40~50万円
  2. 屋根材    :6~10万円
  3. タイル外壁  :68万円
  4. ロスガード90 :90~115万円
  5. 全館床暖房  :105万円
  6. ベランダの床材:30~45万円

このシミュレーションは、我が家にかかるメンテナンス費用です。

例えば、屋根材に何を採用するか、ベランダを作るか、何坪の家を建てるかなど、建てる家によってメンテナンス費用が大きく変わってきます。

そのため本編では、我が家がどういった家を建てて、何のメンテナンスにお金がかかる見通しなのかを解説します。

また本記事の後半では、一条工務店でメンテナンス費用を安く抑える家を建てるテクニックを7つ紹介しているので、よければ一緒にご覧ください。

その1:屋根一体型太陽光システムに40〜50万円

一条工務店のメンテナンス費用|屋根一体型太陽光システム

一条工務店のメンテナンス費用|屋根一体型太陽光システム

一条工務店で建てた我が家の1つ目のメンテナンス項目は、屋根一体型太陽光システムです。

30年でかかるメンテナンス費用は、40〜50万円になりそうです。

このメンテナンス費用の詳細は下記の通りです。

頻度修理費
蓄電池20年10万
パワコン20年20万
配線15年1か所/2~3千円
分電盤20年3万
売電メーター15年2万

設備ごとにメンテナンス周期が異なるため、30年間で計算すると40〜50万円になります。

我が家は屋根の8〜9割に屋根一体型太陽光システムを採用しており、太陽光パネルのサイズは11.25kw。

屋根一体型太陽光システムとは、一般的な屋根材の上に設置する太陽光パネルとは異なり、太陽光パネルを屋根材として使う仕組みですね。

ちなみに太陽光パネルは、30年間の売電収入が364万円となる見込みなので、太陽光システム単体で見た時のコスト面は心配ありません。

一条工務店の屋根一体型太陽光システム|売電シミュレーション

一条工務店の屋根一体型太陽光システム|売電シミュレーション

具体的には、屋根一体型太陽光パネルの導入コスト222万円を9年7ヶ月の売電収入で回収し、その後の20年間で364万円の売電収入が得られる見込みです。

このように30年間のメンテナンス費用に40〜50万円かかるものの、太陽光システムの売電収入を加えるとトータル収支では300万円以上プラスになりそうです。

その2:屋根材のガルバリウム鋼板に6〜10万円

一条工務店の屋根材|左:強化ガラス、右:ガルバリウム鋼板

一条工務店の屋根材|左:強化ガラス、右:ガルバリウム鋼板

一条工務店で建てた我が家の2つ目のメンテナンス項目は、屋根材のガルバリウム鋼板です。

30年でかかるメンテナンス費用は、6〜10万円になる見込みです。

我が家は屋根材に屋根一体型太陽光パネルとガルバリウム鋼板を採用。8〜9割に屋根一体型太陽光パネルを採用し、残りの1〜2割にガルバリウム鋼板を採用しました。

屋根一体型太陽光パネル:メンテナンス費用は0円

一条工務店の屋根材|屋根一体型太陽光パネル

一条工務店の屋根材|屋根一体型の太陽光パネル

屋根一体型太陽光パネルを採用した屋根のメンテナンス費用は0円です。

その理由は、屋根一体型太陽光パネルは表面素材に強化ガラスが使われており、強化ガラスは60年以上の耐久性を誇るメンテナンスフリーの素材だからです。

例えば、築60年の古民家の窓ガラス。築60年も経つと屋根や外壁は劣化しますが、窓のガラス部分はそれほど劣化していないことが多いです。

そこで一般的に主流であるストレートやパラペット、ガルバリウムの耐久性を比較すると下記の通りです。

一条工務店の屋根一体型の太陽光パネル|耐久性の比較

一条工務店の屋根一体型の太陽光パネル|耐久性の比較

戸建てで最も主流な屋根材はスレート。スレート屋根は導入コストを安く抑えられるものの、耐久性は低い素材です。

具体的には、スレート屋根だと築10年目に再塗装、築20年目に張り替えが必要になります。耐久性の低さからメンテナンス頻度が多くなり、足場を組み立てる頻度も多くなるためメンテナンス費用も割高になります。

ですが屋根一体型太陽光パネルには強化ガラスが使われているため、これらの定期メンテナンスは必要ありません。

屋根一体型太陽光パネルの強化ガラスが割れてしまった場合は、火災保険で修理できるのでもしもの時も安心ですね!
あつぎり

ガルバリウム鋼板:メンテナンス費用は6〜10万円

一条工務店の屋根材|ガルバリウム鋼板

一条工務店の屋根材|ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板の屋根材は30年間で6〜10万円のメンテナンス費用がかかる見込みです。

ガルバリウム鋼板の耐久年数は30〜40年と高寿命ですが、築20年を過ぎると防水塗装や錆止め塗装を行う必要があります。

ガルバリウム鋼板のメンテナンス費用は一般的に1㎡/8,000~10,000円なので、我が家の8㎡のガルバリウム鋼板だと6〜10万円かかる見込みです。

一条工務店の屋根一体型の太陽光パネル|耐久性の比較

一条工務店の屋根一体型の太陽光パネル|耐久性の比較

屋根材はスレート屋根が一般的。我が家がガルバリウム鋼板を採用した理由は、耐久性が30〜40年とスレート屋根と比べて高寿命だからです。

そして屋根は家を建ててしまったら見えない場所。なのでデザイン性よりも耐久性を重視して選んでいます。

ちなみに全面を屋根一体型太陽光パネルにすればメンテナンス費用が0円だったんですが、屋根の形状的に難しかったので諦めました。

メンテナンス費用を安く抑えたい人は、屋根一体型太陽光パネルとガルバリウム鋼板の組み合わせがおすすめですよ。

一条工務店のガルバリウム鋼板について詳しく知りたい人は「【一条工務店の屋根材】ガルバリウム屋根と太陽光パネルを選ぶ「5つの理由」」の記事を参考にして下さい。

【一条工務店の屋根材】ガルバリウム屋根と太陽光パネルを選ぶ「5つの理由」

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その3:外壁のハイドロテクトタイルに68万円

一条工務店のハイドロテクトタイル

一条工務店のハイドロテクトタイル

一条工務店で建てた我が家の3つ目のメンテナンス項目は、外壁のハイドロテクトタイルです。

30年間でかかるメンテナンス費用は、68万円になりそうです。

この金額は一条工務店の公式サイトに書かれているメンテナンスシミュレーションを参考にしました。

一条工務店のタイル外壁|メンテナンス費用のシミュレーション

一条工務店のタイル外壁|メンテナンス費用のシミュレーション

このように一条工務店の全面タイル貼りの家だと、外壁のメンテナンスは30年間で68万円。

具体的には、30年目にシーリング材の打ち増し・打ち変えのみが必要で、50年先までその他のメンテナンスは不要と書かれています。

メンテナンス費用をこれだけ安く抑えられる理由は、高耐久素材のタイルが壁全面に採用されるからです。

タイルは超高級素材のため採用するには何百万円という導入コストがかかることが一般的ですが、一条工務店では多くのモデルでタイル外壁が標準仕様。

一般的な戸建て住宅で採用率が高い外壁材はサイディング。サイディングは安く導入できるメリットがある一方で、耐久性が低いことがデメリットです。

外壁にかかるメンテナンス費用を60年間で比較した場合、一条工務店の試算だと740万円もの差が出ると書かれています。

メンテナンス周期が短くなると足場を組む頻度も多くなるので、割高なメンテナンス費用がかかってくることが想像できます。

話をまとめると、一条工務店のタイル外壁は30年間で68万円のメンテナンス費用がかかるものの、これは一般的な戸建てと比べるとかなり安いことが分かりますね。

ちなみに一条工務店では石目調ボーダータイルとハイドロテクトタイルの2種類から選べますが、耐久年数はいずれも60年間と高寿命です!
あつぎり

一条工務店の外壁材で『標準仕様のタイル外壁「石目調ボーダータイル」と有料オプションの「ハイドロテクタイル」の違い』を知りたい方は、下記の記事を参考にして下さい。

【標準タイル vs ハイドロテクト】一条工務店のタイル外壁を決める9つのポイント

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その4:ロスガード90に90〜115万円

一条工務店のロスガード90うるケア

一条工務店のロスガード90うるケア(引用:https://www.ichijo.co.jp/)

一条工務店で建てた我が家の4つ目のメンテナンス項目は、ロスガード90うるケアです。

30年間でかかるメンテナンス費用は、90〜115万円になりそうです。

ロスガード90とは、一条工務店の熱交換型換気システムで、全てのモデルで標準仕様になります。

ロスガード90うるケアとは?

  • 一条で標準仕様の熱交換型換気システム
  • 熱交換換気で夏は涼しく冬は暖かく、外気を室温に合わせて室内に取り込むので快適&省エネ。冬場の暖房費を3分の1に削減。
  • 花粉除去率99%の高性能フィルターを搭載し、綺麗な空気を取り込む

ロスガード90はメンテナンス項目が多いので、定期メンテナンスと日常メンテナンスに分けて紹介します。

ロスガード90の定期メンテナンスに90〜115万円

一条工務店のロスガード90うるケア

一条工務店のロスガード90うるケア

ロスガード90の定期メンテナンスは、30年間で約90〜115万円かかります。

メンテナンス箇所で交換周期や費用が異なるため、下記の表にまとめました。

交換周期メンテナンス費用
本体10〜15年25万
熱交換器15年8万
ダクト30年25万

個人的に驚いたことは、ロスガード90の本体寿命が意外と短いこと。仮に10年ごとに25万円のメンテナンス費用が発生した場合の費用負担は、正直かなりしんどいです。

ロスガード90の保証期間は10年間なので、不具合や不安箇所があれば保証期間内に修理しておきたいですね。

ロスガード90の日常メンテナンスに30万円

ロスガード90うるケアのフィルター

ロスガード90うるケアのフィルター

ロスガード90の日常メンテナンスは、30年間で約30万円かかります。

日常メンテナンスとは、フィルター交換です。

建坪32坪の我が家の場合、ロスガード90のフィルターは合計6ヶ所あり、下記の通りです。

設置数交換周期1枚単価
給気高性能フィルター1ヶ所6か月1,182円
給気PM2.5対応フィルター3か月1,306円
防虫袋6か月137円
キッチン用給気フィルター563円
排気フィルター2ヶ所185円

フィルターごとに交換周期が異なるため、1年で計算すると合計9,728円、30年間で291,840円になります。

ちなみに我が家はロスガード90の交換用フィルター10年分(=10万円相当)を無料で貰うことができました。これは有り難すぎます。

一条工務店のロスガード90|10年分の交換用フィルター

一条工務店のロスガード90|10年分の交換用フィルター

一条工務店のキャンペーン特典の内容はわずか1ヶ月で変更されることもあるので、お得な条件で契約したい人は特典をこまめにチェックするようにしましょう。

キャンペーンでロスガード90の交換用フィルターが貰えれば10年間は無料ですが、本記事では10年間で10万円かかるものとして話を進めます。

一条工務店ではフィルターだけに限らず、例えば有料オプションが無料で採用できるようなキャンペーンも開催されます。実際に我が家は100万円を超える有料オプションをタダで採用できていて、詳しくは下記の記事にまとめました。

【一条工務店】採用して大満足のオプション20選【隠れオプションあり】

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その5:全館床暖房に105万円

一条工務店の全館床暖房

一条工務店の全館床暖房

一条工務店で建てた我が家の5つ目のメンテナンス項目は、全館床暖房です。

30年間でかかるメンテナンス費用は、約105万円になりそうです。

そのメンテナンス費用の内訳は下記の通り。

頻度修理費
不凍液の注入毎年1㎏/400円
不凍液の全交換10年5万
エアコンの故障10年30万
配管の全交換50年40万

少し補足すると、「不凍液」とは全館床暖房の配管の中を流れる液体のこと。この不凍液を暖めることで部屋を暖めることができます。

この不凍液は全館床暖房を使うと少しずつ量が減ってくるので、年1回の補充、10年後には全交換が必要です。

一条工務店の全館床暖房機能付きのエアコン

一条工務店の全館床暖房機能付きのエアコン

続いて、「エアコンの故障」とは、全館床暖房の運転にはエアコンと床暖房で兼用の室外機を使います。

このエアコンは夏の冷房運転にも対応しているため、全館床暖房に限ったメンテナンス費用ではないものの、全館床暖房の運用コストであることは違いないので、購入金額をそのままメンテナンス費用に追加しました。

その6:ベランダの床材に30〜45万円

一条工務店のベランダ

一条工務店で建てた我が家の6つ目のメンテナンス項目は、ベランダです。

30年間でかかるメンテナンス費用は、約30〜45万円になりそうです。

ベランダの床材はFRP防水が施されており、10〜15年ごとの修繕で10〜15万円のメンテナンス費用が発生する見込みです。

雨や紫外線で劣化して防水層のヒビ割れや浮き上がりが起きるため、再塗装などの工事が必要になります。

一条工務店のベランダ|タイル仕上げ

一条工務店のベランダ|タイル仕上げ
ベランダは雨漏りが起きやすい場所。構造体や断熱材へ雨水が侵入して被害を拡大させないためにも、定期メンテナンスはしっかりと行いたいですね!
あつぎり

ここまでの話をまとめると、一条工務店で建てた我が家は30年間でかかるメンテナンス費用が339〜393万円になりそうです。

【一条工務店】30年間でかかるメンテナンス費用

  • 太陽光発電:40〜50万円
  • 屋根材  :6〜10万円
  • タイル外壁:68万円
  • ロスガード:90〜115万円
  • 全館床暖房:105万円
  • ベランダ :30〜45万円

300〜400万円と聞くと「高いっ!」と感じるかもしれませんが、30年間でかかる家のメンテナンス費用としては格安です。

特に、一般的な戸建て住宅でメンテナンス費用が高くなる原因である外壁材と屋根材の耐久年数が長いため、これらがメンテナンス費用の安さに繋がっています。

次のパートでは、一条工務店の住まいでメンテナンス費用を安くする7つのテクニックを紹介します!
あつぎり

【一条工務店】メンテナンス費用を安くする「6つのテクニック」

【一条工務店】メンテナンス費用を安くする「6つのテクニック」

一条工務店でマイホームを建てる方に向けて、メンテナンス費用を安く抑える6つのテクニックを紹介します。

一条工務店は、メンテナンス費用を安く抑えられる家を建てられる住宅メーカーです。

ですが、家を一条工務店で建てたからといって、これが全ての家に当てはまるわけではありません。

その理由は、どういった間取りや仕様、デザインにするかによって将来かかるメンテナンス費用に大きな差が生まれるからです。

例えば、屋根材。一条工務店で選べる屋根材だけでも屋根一体型太陽光パネルからスレート屋根、ガルバリウム鋼板、パラペット、瓦と色んな種類があり、これらの耐久年数やメンテナンス費用は素材によって様々です。

つまり、「何を使ってどういった家を建てるのか」がすごく重要なんですよね。

そこで本パートでは一条工務店の家づくりにおいて、メンテナンス費用を安く抑える6つのテクニックを紹介します。

その1:屋根材に屋根一体型太陽光パネルを採用

一条工務店の屋根一体型の太陽光パネル

一条工務店の屋根一体型太陽光パネル

一条工務店でメンテナンス費用の安い家を建てる1つ目のテクニックは、屋根材に屋根一体型太陽光パネルを採用することです。

その理由は、屋根一体型太陽光パネルの表面には強化ガラスが使われていて、ガラスはメンテナンスフリーの高耐久素材だからです。

スレートやガルバリウム鋼板を屋根材に使うと10年目には再塗装などが必要ですが、強化ガラスだとこれらのメンテナンスが必要ありません。

一条工務店で選べる主要な屋根材の耐久年数を比較すると下記の通りです。

屋根材の耐久年数の比較

屋根材の耐久年数の比較
【屋根材の耐久年数】

  • スレート:20〜30年
  • パラペット:20〜30年
  • ガルバリウム鋼板:30〜40年
  • 屋根一体型太陽光パネル:60年以上

ちなみに我が家は耐久年数の長さを理由に、屋根一体型太陽光パネルとガルバリウム鋼板を屋根材に採用しました。

一条工務店の屋根材|左:屋根一体型の太陽光パネル、右:ガルバリウム鋼板

一条工務店の屋根材|左:屋根一体型の太陽光パネル、右:ガルバリウム鋼板

本音は屋根全面を太陽光パネルで施工したかったんですが、屋根の形状的に難しかったので泣く泣くこの組み合わせに決めました。

ガルバリウム鋼板は断熱性能や遮音性の低さをデメリットに挙げる人がいますが、この家で3年間暮らしている限りはそのデメリットは全く感じませんね。

一条工務店のアイスマートの外内ダブル断熱構法

一条工務店のアイスマートの外内ダブル断熱構法(対応商品:グランスマート、アイスマート)
一条工務店のアイスマートは天井に235mmの高性能ウレタンフォーム(外内ダブル断熱構法)が入っているため、ガルバリウム鋼板を屋根材に使ってもこれらのデメリットを感じにくいと思います!
あつぎり

その2:ベランダは最小サイズで設計する

一条工務店のベランダ/1坪

一条工務店のベランダ/1坪

一条工務店でメンテナンス費用の安い家を建てる2つ目のテクニックは、ベランダは最小サイズで設計することです。

その理由は、ベランダのメンテナンスは10年ごとに必要で、メンテナンス費用が高額になることが多いからです。

我が家のベランダは1坪。たった1坪のベランダでも築10年目にトップコートの再塗装でおよそ5万円、築20年目にはFRPの再施工が必要になるのでおよそ10万円かかります。

我が家はベランダを作らざるを得なかったので、ベランダを最小サイズで設計し、多くの用途を与えました。

具体的にはベランダを玄関屋根として使いつつ、2階の室外機を2台置けるようにしました。

このようにベランダには高額のメンテナンス費用がかかるため、明確な用途がない限りは作らない、または最小サイズで設計するのがおすすめです。

その3:エアコンは「露出配管」を選ぶ

一条工務店のエアコン|露出配管

一条工務店のエアコン|露出配管

一条工務店でメンテナンス費用を安くする3つ目の方法は『エアコンは「露出配管」を選ぶ』です。

その理由は、エアコンの取り付け・交換を行う工事の度に、隠蔽配管だと特殊な工事が必要になり、工事料金が高額になるからです。

特に、新築当初は「スッキリ仕上がった外観」に満足するものの、10~20年も使うとエアコン・配管が劣化し、下記のような問題が発生します。

隠蔽配管「6つの問題点」

  • 露出配管よりエアコン工事費が高い
  • 隠蔽配管が劣化し、配管交換が必要に
  • 配管の再利用時の「洗浄」が高額に
  • 配管周辺のトラブルに対応できない
  • 隠蔽配管を工事できる業者が少ない
  • 隠蔽配管に対応したエアコンが少ない

このように、隠蔽配管を採用した時のデメリットが多くあり、エアコンの取り付け・取り換え時に工事料金が高くなることを理解しておきましょう。

ちなみに10年以上使われた隠蔽配管は、配管の「洗浄」が必要になり、1回あたり「3万円前後」と高額なメンテナンス費用がかかります。

そのため、住まいのメンテナンス費用を安く抑えたい人は、下記のようなエアコンの配管は「露出配管」を選んでおくのが無難です。

一条工務店の露出配管|エアコンの配管カバー
我が家は、全てのエアコン配管を「露出配管」を採用しました!タイル外壁と似た色合いの配管カバーを選ぶと、スッキリした外観に仕上がりますよ!
あつぎり

その4:ダウンライトの採用数を最小限に

一条工務店のダウンライト

一条工務店のダウンライト

一条工務店でメンテナンス費用を安くする4つ目の方法は『ダウンライトの採用数を最小限にする』です。

その理由は、ダウンライトの交換には電気工事士の資格が必要で、交換作業を業者に依頼すると高額な工事費が必要になるからです。

ダウンライトの交換にかかる費用は、下記の通りです。

ダウンライトの交換コスト

  • 商品 :3,000円前後
  • 取付費:5,000円~1万円
  • 出張料:5,000円前後
こちらの「①商品」と「②取付費」は、ダウンライト1つ1つにかかる費用なので、取り付け個数が多くなるほど交換コストも高くなります!
あつぎり

ちなみに、ダウンライトは1か所だけを交換すると「明るさ・色合いがまばら」になるため、周辺のダウンライトをまとめて交換するケースが多いです。

一条工務店の照明|スポットライト・照明レール

一条工務店の照明|スポットライト・照明レール

そのため我が家は、リビング・ダイニングにダウンライトは不採用にして「スポットライト」を選びました。

その理由は、自分でメンテナンスを行える手軽さがあることと「向き・配置」や「明るさ調整」などの自由度が高く、コストパフォーマンスにも優れているからです。

一条工務店の照明|スポットライト・照明レール

一条工務店の照明|スポットライト・照明レール

こちらの照明レールにスポットライトを固定するだけなので、誰でも簡単に「取り付け・交換」が行えます。

ダウンライトとは違い、電気業者に作業を依頼する必要が無いため、今後のメンテナンス費用を安く抑えることができます。

一条工務店のダウンライト|交換型

一条工務店のダウンライト|交換型

ちなみに、廊下やウォークインクローゼット内のダウンライトは「交換型」を採用しました。

こちらは「ライト部分」の交換部品さえ購入すれば、誰でも簡単に交換を行えるため、将来のメンテナンス費用を安く抑えられます。

その5:吹き抜けの天井部に何も設置しない

一条工務店の吹き抜け

一条工務店の吹き抜け

一条工務店でメンテナンス費用を安くする5つ目の方法は『吹き抜けの天井部に何も設置しない』です。

その理由は、メンテナンスを行う度に「足場の組み立て」が必要になり、その足場の費用だけで「約5万円」の追加料金がかかるからです。

中には「吹き抜けにシーリングファンが無いと、1階と2階で温度ムラが出そう…」と考えるかもしれませんが、その心配は全く必要ありません。

現に我が家は「8帖の吹き抜け+シーリングファン無し」の住まいですが、真冬でも吹き抜けの1階と2階で温度差を全く感じません。さすが、一条工務店の高気密・高断熱の住まいです。

話をまとめると、メンテナンス費用を安く抑えたい人は「脚立を使って手が届かない場所」へは、何も設置しないようにしましょう。

一条工務店の吹き抜けについて詳しく知りたい人は「【一条工務店の吹き抜け】導入前に知っておくべき「3つの特徴・5つのメリット・7つの注意点」」の記事を参考にして下さい。

【一条工務店の吹き抜け】知っておくべき「3つの特徴・5つのメリット・7つの注意点」

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その6:全館さらぽか空調を採用する

一条工務店の全館さらぽか空調

一条工務店の全館さらぽか空調(引用:https://www.ichijo.co.jp/)

一条工務店でメンテナンス費用を安くする6つ目の方法は『全館さらぽか空調を採用する』です。

全館さらぽか空調とは、全館床暖房の配管を利用して「床の冷却+除湿」することで、夏でも涼しい住まいが作れる全館空調です。

全館さらぽか空調は、導入コストに「約48万円(坪/1.5万円)」かかるものの、将来的なメンテナンス費用を安く抑えられます。

安くなる理由は、全館さらぽか空調を採用すると、部屋ごとの「エアコンの取り付け、交換、修理費」の負担が無くなるからです。

例えば「1台/8万円のエアコン」を3部屋に取り付けると、合計で「24万」の出費です。

そして、仮に10年ごとに買い替えが必要になると、30年で「72万円」、50年で「120万円」とかなりの金額ですよね、、、

ですが全館さらぽか空調だと「専用エアコン1台」で全館空調できるので、買い替え・修理にかかる費用はこの1台分だけです。

電気代も「月2万円前後」と省エネ性に優れているので、メンテナンス費用を安く抑えつつも快適な住まいを作りたい人におすすめのオプションです!
あつぎり

【結論】一条工務店の30年間のメンテナンス費用は「273~323万円」と安い

本記事の結論は『一条工務店の30年間のメンテナンス費用は「273~323万円」と安い』です。

一条工務店のメンテナンス費用

  • 太陽光システム:40~50万円
  • 屋根材    :5~7万円
  • タイル外壁  :68万円
  • ロスガード  :90~115万円
  • 全館床暖房  :45万円
  • ベランダの床材:30~45万円

合計/278~330万円

この安さの理由は、家のメンテナンス費用で最も高額になる「屋根材」と「外壁材」にメンテナンスフリーで高耐久な素材が使われているからです。

屋根材に「強化ガラス」

一条工務店の屋根一体型の太陽光パネル(強化ガラス)を屋根材に使うと、耐久性60年間のメンテナンスフリー素材のため、メンテナンス費用を「0円」に抑えることができます。

外壁材に「タイル」

一条工務店では、多くのモデルで「タイル外壁」が標準仕様で採用できるため、30年間のメンテナンス費用を「68万円」と安く抑えることができます。

一般的な家だと10年毎に「外壁=50~100万円」、「屋根=50~100万円」ほどのメンテナンス費用がかかるため、一条工務店の安さはかなり魅力的です!
あつぎり

このように一条工務店のメンテナンス費用は、30年間という長期で考えても、かなり安いことが分かります。

ですが、これは我が家のケースなので、実際のメンテナンスなどのシミュレーションを行いたい人は、一条工務店に確認した上で判断して下さい。

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あつぎり

一条工務店で建てた注文住宅の話。間取りは2階建ての3LDK+書斎あり。年収500万円で、住宅ローンは4,350万円。金利上昇に苦しむ2025年。

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