
結論から言うと、我が家(i-smart/32坪/2階建て)のシミュレーションでは、30年間にかかるメンテナンス費用の総額は「約339〜393万円」になる見込みです。
「えっ、約400万円もかかるの!?高い!」と思ったかもしれません。
ですが、これは一般的な木造住宅と比べると、実はかなり安く抑えられている金額なんです。
まずは、我が家のメンテナンス費用の内訳(概算)を見てみましょう。
- 太陽光パネル・蓄電池:40〜50万円(パワコン交換など)
- 屋根材:6〜10万円(ガルバリウム部分の補修)
- タイル外壁:約68万円(シーリング打ち替えのみ)
- ロスガード90:90〜115万円(本体・フィルター交換)
- 全館床暖房:約105万円(不凍液・室外機交換など)
- ベランダ:30〜45万円(防水再塗装)
この合計額が約400万円です。
なぜこれでも「安い」と言えるのか。その理由は、一般的な住宅で最もお金がかかる「外壁」と「屋根」の修繕費が劇的に少ないからです。
例えば、一般的なサイディング外壁の家では、約10年ごとに塗装メンテナンスが必要です。
10年目に約100万円、20年目に約130万円、30年目には大規模修修繕で約150万円…と、外壁だけで30年間に「約380万円」もの修繕費が消えていきます。
一方、一条工務店は「ハイドロテクトタイル」が標準仕様。
このタイルは紫外線や雨に強い超高耐久素材なので、10年目・20年目の再塗装は不要。30年後に目地(コーキング)の打ち替えにかかる約68万円だけで済む計算です。

一条工務店の公式サイトよると、一般的な住宅と比較して60年間で「約740万円」ものメンテナンスコストを削減できるとされています。
これは高級車の新車が買えるほどの金額差です。


ただし、注意点もあります。
いくら建物が高性能でも、「間取り」や「設備の選び方」を間違えると、将来のメンテナンス費用は跳ね上がってしまいます。
例えば、無駄に広いベランダを作れば10年ごとに防水工事(再塗装)で数万円が飛びますし、太陽光パネルを載せすぎれば将来の交換費用や廃棄コストが心配になります。また、シロアリ対策の防蟻処理も、10年目以降は有償メンテナンスが必要になるケースがあります。
つまり、メンテナンス費用を極限まで安く抑えるには、「一条工務店で建てる」だけでなく、「維持費のかからない間取り」を設計することが不可欠なんです。
とはいえ、素人がそこまで計算して間取りを考えるのは難しいですよね。
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当ブログの管理人


【一条工務店のメンテナンス費用】30年で393万円かかる「6つの内訳」

冒頭でもお伝えした通り、一条工務店(i-smart/32坪)で建てた我が家の場合、30年間にかかるメンテナンス費用の総額は「約339〜393万円」と試算しています。
その具体的な内訳は以下の通りです。
この金額はあくまで我が家のケースですが、これから家を建てる方にとっても「30年後にどれくらいお金を用意しておけばいいか」のリアルな目安になるはずです。
特に、太陽光パネルの交換費用や、10年点検以降にかかる修繕費など、建てる前には見落としがちなランニングコストも含めて計算しています。
「意外と高いな…」と感じるかもしれませんが、何にどれくらいお金がかかるのかを知っておけば、事前に対策を打つことができます。
それでは、各項目の詳細と「費用を抑えるためのポイント」を一つずつ見ていきましょう。

その1:太陽光システム(蓄電池・パワコン)に40〜50万円

1つ目は、一条工務店の代名詞とも言える「屋根一体型太陽光システム」です。
結論から言うと、このシステムには30年間で約40〜50万円のメンテナンス費用(修繕費)がかかる見込みです。
その内訳は、パネル本体の故障ではなく、周辺機器の交換費用がメインになります。
| 項目 | 交換目安(寿命) | 概算費用 |
|---|---|---|
| 蓄電池 | 約20年 | 10万円 |
| パワコン | 約20年 | 20万円 |
| 配線類 | 約15年 | 1箇所/数千円 |
| 分電盤 | 約20年 | 3万円 |
| 売電メーター | 約15年 | 2万円 |
特に「パワーコンディショナー(パワコン)」や「蓄電池」は精密機器なので、20年前後で交換が必要になる消耗品と考えておいた方が良いでしょう。
「維持費だけで50万円もかかるの?」と不安に思うかもしれませんが、実はトータル収支で見ると大幅なプラスになるんです。
実際に、我が家のシミュレーション(搭載量11.25kW)を見てみましょう。

シミュレーション上では、導入コスト(約222万円)を最初の10年弱で回収し、その後の20年間で「約364万円」の売電収入が得られる計算になっています。
つまり、メンテナンス費用に50万円払ったとしても、手元には「約300万円」の利益が残るわけです。
万が一、30年後にパネルを撤去・廃棄することになったとしても、この利益があれば十分にお釣りが来ますよね。
ランニングコストはかかりますが、それ以上に稼いでくれる優秀な設備と言えます。
その2:屋根材のガルバリウム鋼板に6〜10万円

2つ目は、屋根の一部に採用した「ガルバリウム鋼板」です。
我が家の場合、30年間で約6〜10万円のメンテナンス費用を見込んでいます。
一条工務店では、屋根の構成を自由に決められますが、我が家は「約8割を太陽光パネル(強化ガラス)」、「残りの2割をガルバリウム鋼板(フラットルーフ)」という組み合わせにしました。
それぞれの維持費について詳しく見ていきましょう。
屋根一体型太陽光パネル:メンテナンス費用は0円

まず、屋根の大半を占める「太陽光パネル」部分ですが、ここのメンテナンス費用(修繕費)は実質0円です。
なぜなら、パネルの表面には超高耐久の「強化ガラス」が使われており、これが事実上の屋根材となっているからです。
ガラスは紫外線や雨風で劣化しない「メンテナンスフリー素材」なので、スレート屋根のような色あせや苔(コケ)の心配が一切ありません。
一般的な屋根材と比較すると、その差は歴然です。

多くの住宅で使われている「スレート屋根(コロニアルなど)」の場合、10年ごとに再塗装、20年〜30年で張り替えが必要です。
そのたびに高額な足場代がかかり、トータルで数百万円の出費になることも珍しくありません。
その点、強化ガラスなら半永久的に使えるため、将来の再塗装コストを丸ごとカットできるのが最大のメリットです。

ガルバリウム鋼板:メンテナンス費用は6〜10万円

次に、屋根の端などに使われる「ガルバリウム鋼板」部分です。
こちらは非常に錆に強い金属ですが、それでも30〜40年経つと防水塗装などのメンテナンスが必要になります。
一般的な相場は「1㎡あたり8,000〜10,000円」ほど。
我が家の場合は施工面積が約8㎡と少ないため、30年後に補修したとしても「約6〜10万円」で済む計算です。
もし、屋根全体をスレートやパラペット屋根にしていたら、10年点検のたびに数十万円の請求に怯えることになっていたでしょう。
「屋根は一度作ったら見えない場所」だからこそ、デザインよりも耐久性とメンテナンスコストを最優先して選ぶのが正解です。
詳しくは以下の記事でも解説しているので、屋根選びで後悔したくない方はぜひ参考にしてください。
-

【一条工務店】屋根材は「ガルバリウム+太陽光パネル」を採用!30年後の修繕費に数百万円の差
続きを見る

その3:外壁のハイドロテクトタイルに約68万円

3つ目のメンテナンス項目は、外壁材の「ハイドロテクトタイル」です。
ここにかかる30年間のメンテナンス費用(修繕費)は、約68万円を見込んでいます。
この金額は、一条工務店が公式に出しているメンテナンススケジュールの試算に基づいています。

「タイルはメンテナンスフリーじゃないの?」と思うかもしれませんが、実はタイルそのものではなく、目地に使われる「シーリング(コーキング)」の打ち替え費用です。
一般的な住宅だと10年ごとに必要になる補修ですが、一条工務店の高耐久シーリングなら30年後まではメンテナンス不要。
つまり、30年目に初めて打ち替え工事を行えばOKという計算になります。
これを一般的な「サイディング外壁」と比べてみましょう。
サイディングの場合、約10年ごとに防水のための「再塗装」が必要になり、そのたびに高額な足場代や人件費がかかってしまいます。
一方、一条工務店のタイルは紫外線や雨風に強く、塗り替えの必要がありません。
その結果、将来かかる維持費(ランニングコスト)を大幅にカットできるんです。

初期費用が少し高いと感じても、30年後、60年後を見据えれば、間違いなく元が取れる賢い選択だと言えます。
ちなみに、標準仕様の「石目調ボーダータイル」とオプションの「ハイドロテクトタイル」の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
-

【一条工務店の外壁】ハイドロテクトタイルvs石目調ボーダータイル!維持費と耐久性を徹底比較
続きを見る
その4:ロスガード90(24時間換気)に90〜115万円

4つ目は、一条工務店が誇る熱交換換気システム「ロスガード90」です。
ここには30年間で約90〜115万円のメンテナンス費用がかかる見込みです。
ロスガード90は、外気を室温に近づけてから取り込むことで「夏は涼しく、冬は暖かい」環境を作るための重要設備ですが、機械である以上、やはり維持費はかかります。
- 高性能フィルターで花粉を99%カット
- 熱交換で冷暖房効率をアップ(省エネ)
- 自動加湿機能「うるケア」で乾燥を防ぐ

ロスガード90の定期メンテナンス:90〜115万円

まず、大掛かりな「定期メンテナンス」ですが、30年間で約90〜115万円を見込んでいます。
これは機械本体や内部パーツの交換費用です。
| 項目 | 交換目安 | 概算費用 |
|---|---|---|
| 本体ユニット | 10〜15年 | 25万円 |
| 熱交換素子 | 15年 | 8万円 |
| ダクト清掃・交換 | 30年 | 25万円 |
少し衝撃的な数字かもしれませんが、ロスガード90の本体寿命は意外と短く、10年〜15年での交換が推奨されています。
10年ごとに25万円の出費は家計に響くので、毎月コツコツと修繕費を積み立てておくことを強くおすすめします。

ロスガード90の日常メンテナンス:約30万円

次に、日々の「フィルター交換」にかかる費用です。
こちらは30年間で合計約30万円になります。
建坪32坪の我が家の場合、交換が必要なフィルターは全部で6箇所あります。
| フィルター名 | 交換目安 | 単価(税込) |
|---|---|---|
| 給気高性能フィルター | 6ヶ月 | 1,182円 |
| 給気PM2.5対応 | 3ヶ月 | 1,306円 |
| 防虫袋 | 6ヶ月 | 137円 |
| キッチン給気 | 6ヶ月 | 563円 |
| 排気フィルター | 6ヶ月 | 185円 |
これらを計算すると、年間で約1万円、30年間で約30万円のランニングコストがかかります。
高性能な空気を維持するための「サブスク代」のような感覚ですね。
ただし、一条工務店では契約時期によって「フィルター10年分プレゼント」のようなキャンペーンを行っていることがあります。
我が家もこの特典のおかげで、最初の10年間はフィルター代がタダになりました!

こうしたキャンペーンは予告なく終了・変更されることが多いので、契約前に営業担当者にしっかり確認して、お得なタイミングを逃さないようにしましょう。
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【一条工務店】採用して大満足のオプション20選【隠れオプションあり】
続きを見る
その5:全館床暖房に約105万円

5つ目は、一条工務店の最大の魅力でもある「全館床暖房」です。
ここにかかる30年間のメンテナンス費用(修繕費)は、約105万円を見込んでいます。
「床暖房だけで100万円オーバー!?」と驚くかもしれませんが、その内訳を見ると納得できるはずです。
| 項目 | 交換・点検目安 | 概算費用 |
|---|---|---|
| 不凍液の補充 | 毎年 | 数百円(400円/kg) |
| 不凍液の全交換 | 10年 | 約5万円 |
| 室外機の交換 | 10〜15年 | 約30万円 |
| 配管の交換 | 50年〜 | 約40万円 |
費用の大半を占めるのは、実は床暖房そのものではなく「エアコン(室外機)の交換費用」なんです。
一条工務店の床暖房は、ヒートポンプ式の室外機でお湯を作って温める仕組みになっており、この熱源機として「長府製のエアコン(RAYエアコン)」が使われています。

一般的なエアコンと同じように、室外機の寿命は10〜15年ほど。
そのため、30年間住み続けると2回ほどの買い替えが必要になり、そのたびに工事費込みで約30万円(×2〜3回)の維持費がかかる計算になります。
また、床下を流れる「不凍液(ピンク色の液体)」も車のエンジンオイルのような消耗品です。
10年ごとの全交換(約5万円)や、毎シーズンの補充が必要になりますが、これは快適な暮らしを維持するための必要経費と言えるでしょう。

その6:ベランダの防水工事に30〜45万円

最後の6つ目は、意外と忘れがちな「ベランダ(バルコニー)」です。
ここには30年間で約30〜45万円のメンテナンス費用(修繕費)がかかる見込みです。
一般的なベランダの床には「FRP防水」という処理が施されていますが、これは紫外線に弱く、永久に使えるものではありません。
そのため、10年〜15年おきに表面を保護する「トップコートの再塗装」などのメンテナンスが必須となります。

もしメンテナンスを怠って防水層にヒビが入ると、そこから水が浸入し、最悪の場合は雨漏りを引き起こしてしまいます。
構造体や断熱材が腐ってしまうと、数百万円規模の修繕費がかかることもあるので、ベランダは「維持費がかかる贅沢品」と認識しておいた方が良いでしょう。

ここまでの内容をまとめると、一条工務店(i-smart/32坪)で建てた我が家の、30年間のメンテナンス費用総額は以下の通りです。
- 太陽光システム:40〜50万円(パワコン交換等)
- 屋根材 :6〜10万円(板金補修)
- タイル外壁 :約68万円(シーリング打ち替え)
- ロスガード90 :90〜115万円(本体・フィルター)
- 全館床暖房 :約105万円(室外機交換等)
- ベランダ :30〜45万円(防水再塗装)
➡ 合計:約339〜393万円
「維持費だけで400万円近くもかかるの? 一条工務店ってメンテナンス費用が高いんじゃない?」と感じた方もいるかもしれません。
ですが、これは一般的な木造住宅と比べると、圧倒的に安い金額なんです。
一般的な住宅の場合、10年〜15年ごとに「外壁の再塗装」や「屋根の防錆塗装」が必要になり、そのたびに高額な足場代(1回20万円前後)がかかります。
さらに、5年ごとのシロアリ対策(防蟻処理)も必要になるため、30年後までのトータルコストは600万〜800万円に膨れ上がることも珍しくありません。
一方、一条工務店は「メンテナンスフリーに近いタイル外壁」や「高耐久の屋根」、「加圧注入による防蟻処理」が標準仕様です。
最もお金がかかる「外壁・屋根・シロアリ」の維持費を大幅にカットできるため、トータルのランニングコストは非常に優秀だと言えます。
もちろん、10年点検の際に有償メンテナンスが必要になるケースもありますが、それでも生涯コストで考えれば、十分に元が取れる家づくりと言えるでしょう。

【一条工務店】メンテナンス費用を極限まで安くする「6つの裏技」

ここからは、一条工務店でこれから家を建てる方に向けて、将来のメンテナンス費用(維持費)をさらに安く抑えるための「6つのテクニック」を紹介します。
一条工務店の家は、標準仕様でも十分にメンテナンス費用が安い優秀な住宅です。
しかし、選ぶオプションや間取りによっては、30年後のランニングコストに数百万円もの差がつくことも事実です。
例えば「屋根材」ひとつとっても、標準のスレート屋根を選べば10年ごとの塗装費用がかかりますが、太陽光パネルを選べばメンテナンスフリーになり、修繕費を大幅にカットできます。
つまり、「何を採用して、何を削るか」の判断こそが、将来の家計を守る鍵になるのです。
ここからは、僕が実際に採用して効果を感じている「維持費削減のポイント」を具体的に解説していきます。
これから仕様決めをする方は、ぜひ参考にしてくださいね。
その1:屋根は「屋根一体型太陽光パネル」を採用する

メンテナンス費用を安く抑える1つ目のテクニックは、屋根材に「屋根一体型太陽光パネル」を採用することです。
なぜこれが最強なのかと言うと、パネルの表面が「強化ガラス」でできているから。
ガラスは紫外線や雨風で劣化しないため、実質的に「メンテナンスフリー」の素材なんです。
一般的な屋根材と比較してみると、その差は一目瞭然です。

- スレート(コロニアル):20〜30年
- パラペット(防水シート):20〜30年
- ガルバリウム鋼板:30〜40年
- 屋根一体型太陽光パネル:60年以上(ガラス部分)
スレート屋根やガルバリウム鋼板を選んだ場合、10年〜15年おきに「再塗装」などのメンテナンスが必要になります。
そのたびに高額な「足場代」や修繕費がかかり、30年後までのランニングコストは膨れ上がってしまいます。
一方、太陽光パネルなら塗装の必要がないため、将来のメンテナンス費用を大幅にカットできるというわけです。

実際に我が家も、この耐久性の高さを理由に「屋根の8割」に太陽光パネルを採用しました。
(残りの2割は屋根の形状的にパネルが載らなかったため、次点で耐久性の高いガルバリウム鋼板にしています)
ちなみに、金属屋根(ガルバリウム)だと「雨音がうるさい」「夏暑い」といったデメリットを心配されるかもしれません。
ですが、一条工務店には分厚い断熱材が入っているため、その心配は無用です。


その2:ベランダは「最小サイズ」で設計する

2つ目のテクニックは、ベランダ(バルコニー)を最小限のサイズにすることです。
「洗濯物を干すのに広い方がいい!」と思いがちですが、ここには維持費の罠が潜んでいます。
ベランダの床(FRP防水)は紫外線劣化が激しく、約10年おきに「トップコートの再塗装」、約20年おきに「防水層の再施工」といったメンテナンスが必須になります。
広ければ広いほど工事費は高くなりますが、参考までに我が家の「1坪ベランダ」の場合でも、以下のような費用がかかる見込みです。
- 10年目:約5万円(トップコート再塗装)
- 20年目:約10万円(FRP再施工)
たった1坪でもこれだけかかるので、もし広いベランダを作っていたら…と考えると少し怖いですよね。
メンテナンスを怠れば、ヒビ割れから雨漏りが発生し、さらに高額な修繕費がかかるリスクもあります。

そのため、我が家は「洗濯物は室内干し(ランドリールーム)」を基本とし、ベランダは必要最小限の1坪サイズに留めました。
用途も「1階玄関の屋根代わり」と「2階エアコン室外機の置き場」として割り切っています。
「とりあえず作っておこう」ではなく、「本当に必要か?」「維持費を払う価値があるか?」を自問自答してサイズを決めることが、将来のコストダウンに繋がりますよ。
その3:エアコンは「露出配管」を選ぶ

3つ目のテクニックは、エアコンの配管方法で露出配管を選ぶことです。
「せっかくの注文住宅だし、配管を壁の中に隠す『隠蔽配管』ですっきりさせたい!」
その気持ち、痛いほどわかります。でも、将来のメンテナンス費用(維持費)を安く抑えたいなら、迷わず露出配管を選びましょう。
なぜなら、隠蔽配管は見た目が美しい反面、エアコンの買い替えや修理のたびに高額な交換費用がかかってしまうからです。
隠蔽配管には、以下のようなリスクやデメリットが潜んでいます。
- 通常の工事よりも、取付・取外し費用が高い
- 30年後など、将来的に配管が劣化しても交換が難しい
- 配管洗浄に数万円の追加コストがかかる場合がある
- 水漏れなどのトラブル時に、壁を壊して修理する必要がある
- 対応できる機種や業者が限られてしまう
特に怖いのが、将来の買い替え時です。
一般的な壁掛けエアコンの寿命は10年〜15年ほど。
30年間住めば2回は買い替える計算になりますが、隠蔽配管だとそのたびに特殊工事費や配管洗浄費が上乗せされ、トータルのランニングコストが跳ね上がってしまいます。
また、万が一配管内でガス漏れや結露トラブルが起きると、壁や天井を剥がして修繕することになり、目も当てられない金額になることも…。
そのため、リスクを避けて安く済ませるなら、配管を外に出す「露出配管」が一番無難で賢い選択です。


その4:ダウンライトの数を「最小限」にする

4つ目のテクニックは、ダウンライトの設置数をできるだけ減らすことです。
天井に埋め込まれていて見た目はオシャレですが、実は維持費(メンテナンス費用)の観点では少し厄介な存在なんです。
一般的なダウンライト(一体型)は、電球が切れただけでも本体ごとの交換が必要になります。
その際、電気工事士の資格がないと作業できないため、必ず業者に依頼しなければならず、高額な交換費用が発生してしまいます。
- 照明本体代:約3,000円〜
- 交換工事費:約5,000円〜1万円
- 業者の出張費:約5,000円〜
たった1つの電球切れで、1万円以上の出費になるのは痛いですよね。
しかも、LEDの寿命(約10年)が来ると、同じ部屋のライトが一斉に切れ始めるため、まとめて交換すると数万円単位のコストがかかります。

そこで我が家は、リビングなどのメイン照明にはダウンライトを使わず、「シーリングライト」や「スポットライト(ダクトレール)」を採用しました。
これなら電球が切れても自分で交換できるため、業者を呼ぶ必要がなく、ランニングコストを格安に抑えられます。
照明の向きや明るさを自由に変えられるのも、住んでみて分かった大きなメリットですね。

もちろん、廊下やトイレなどダウンライトの方がすっきりする場所もあります。
そういった場所には、自分で電球交換ができる「交換型ダウンライト」を選ぶのが正解です。
本体ごと変える「一体型」よりも初期費用は少し上がりますが、将来のメンテナンス費用を考えれば、間違いなく元が取れる賢い選択ですよ。
その5:吹き抜けの天井に「何も設置しない」

5つ目は、意外と盲点になりがちな「吹き抜けの天井」です。
ここにシーリングファンや照明を設置しないことが、将来のコストカットにつながります。
なぜなら、手が届かない高所の器具が故障した場合、修理や交換のために室内用の「足場」を組む必要があるからです。
その費用は、足場代だけで1回あたり約5万円。
たった1つの電球交換やファンの修理のために、これだけの追加料金がかかるのはもったいないですよね。
「でも、シーリングファンがないと空気が循環しなくて暑いんじゃ…?」
そう心配される方もいるかもしれませんが、一条工務店の家ならその心配は無用です。
実際に我が家は「8帖の吹き抜け+ファンなし」という間取りですが、超高気密・高断熱なおかげで、真冬でも1階と2階の温度差を全く感じません。
ただし、夏の吹き抜けの2階部分(吹き抜けに面した廊下)は熱気がこもって少し暑いですね。
高性能な一条の家だからこそ、余計な設備を削っても快適さを維持できるんです。
メンテナンス費用を安く抑える鉄則は、「脚立で届かない場所には何もつけない」こと。
どうしても設置したい場合は、電動昇降機付きのものを選ぶなど、将来の交換方法まで考えておくのがおすすめです。
一条工務店の吹き抜けについては、以下の記事でメリット・デメリットを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
-

【一条工務店の吹き抜け】後悔しない5つの間取りと一条ルール2つを元に実例解説
続きを見る
その6:「全館さらぽか空調」を採用する

最後におすすめしたいのが、一条工務店の人気オプション「全館さらぽか空調」の採用です。
これは床暖房の配管を使って「夏の床冷房+除湿」を行うシステムで、一年中快適な室温を保てる優れもの。
実はこの設備、快適なだけでなく将来のメンテナンス費用(維持費)を安くする効果もあるんです。
「えっ、高機能な設備を入れたら維持費も高くなるんじゃない?」
そう思うかもしれませんが、逆の発想です。
さらぽか空調を採用すれば、家中の空調を1つのシステムでまかなえるため、各部屋にエアコンを設置する必要がなくなります。
- 初期費用:約24万円(8万円×3台)
- 10年目の買替:約24万円
- 20年目の買替:約24万円
- 30年間の合計:約72万円
一般的な住宅なら、寝室や子供部屋の数だけエアコンが必要になり、10年ごとの買い替えで数万円〜数十万円が飛んでいきます。
しかし、さらぽか空調ならメンテナンスするのは「専用エアコン1台」だけで済むため、将来の交換費用を大幅に圧縮できるのです。
導入には坪単価約1.5万円(30坪で約45万円)のコストがかかりますが、エアコンの設置・買替費用が浮くことを考えれば、十分に元が取れる投資と言えるでしょう。

【結論】一条工務店の30年間のメンテナンス費用は「339~393万円」と安い
本記事の結論は、『一条工務店の30年間のメンテナンス費用は「約340万円前後」と、一般的な住宅より安い』です。
我が家の試算(i-smart/32坪)では、30年間にかかる費用の総額は「約339〜393万円」になる見込みです。
ここで紹介したテクニックを反映させた、リアルな内訳は以下の通りです。
- 太陽光システム:40~50万円
- 屋根材(ガルバリウム):6~10万円
- タイル外壁:約68万円
- ロスガード90:90~115万円
- 全館床暖房:約105万円
- ベランダ:30~45万円
➡ 合計:約339~393万円
この安さの最大の理由は、やはり「屋根」と「外壁」の耐久性が段違いに高いからです。
屋根材に「強化ガラス(太陽光パネル)」

屋根一体型太陽光パネル(強化ガラス)を選べば、60年以上の耐久性を誇るため、実質的なメンテナンスフリーを実現できます。
スレート屋根のように10年おきの再塗装や足場代がかからないので、将来の修繕費を大幅にカットできます。
外壁材に「タイル」

また、標準仕様で選べる「タイル外壁」も強力な武器です。
一般的なサイディング外壁が10年ごとに約100万円のメンテナンス費がかかるのに対し、一条工務店のタイルなら30年間で約68万円(シーリング打ち替えのみ)で済みます。

とはいえ、これはあくまで我が家のシミュレーションです。
建物の大きさや選ぶオプション、そして何より「間取り」によって、将来かかる費用は大きく変わってきます。
「自分たちの希望する間取りだと、いくらくらいかかるんだろう?」
「もっとメンテナンス費用を抑えられる間取りはないかな?」
そう悩んでいる方は、一度プロの設計士に相談して、あなた専用の「資金計画書(見積もり)」と「間取りプラン」を作ってもらうのが一番の近道です。
タウンライフ家づくりこのサービスを使えば、希望条件を入力するだけで、厳選されたハウスメーカーのプロが作成した「間取り図」や「見積もり」を無料で一括請求できます。

タウンライフ家づくりで届いた「間取り・見積書・建築模型」
実際に我が家も、契約前に複数の会社から提案をもらうことで、「この間取りならメンテナンス費が安く済みそうだ」「こっちのメーカーは初期費用は安いけど、維持費が高そうだな」といった比較検討ができました。

家づくりは一生に一度の大きな買い物です。
「建ててから後悔したくない」「将来のお金の不安をなくしたい」という方は、ぜひプロの知恵を借りて、賢く、損のない家づくりを進めてくださいね!



