
「見た目がカッコよくて、夏も冬も快適に暮らせ、メンテナンスもラクできる家」
誰もがこんな家に住みたいですよね。こういった家を建てるには「軒」がすごく重要な役割を果たすことをご存知ですか?

例を挙げるなら、一条工務店グランセゾンのモデルハウス。1階・2階ともにグッと突き出した軒が奥行き感を演出しており、見る人を思わず振り返らせるほどカッコ良い外観です。
軒の長さがあるだけで、外観の印象はガラリと変わる。グランセゾンのように軒の出が深いと、光と影のコントラストが生まれ、建物に立体感が出ます。これが「カッコいい外観」の正体のひとつです。

参考までに、同じ一条工務店の人気モデル「アイスマート」と外観を比較するとこの通り。軒がある・ないだけで、外観のカッコよさがまるで別の家のように変わりますよね。「一条工務店 アイスマート 軒がダサい」と検索する人がいるのも、この差を見れば納得できます。
軒には室温をコントロールする役割もあります。軒の出が深いほど、夏は強い日射しを遮って部屋を涼しく保ち、冬は低い角度の太陽光を室内に取り込んで暖かくできます。
太陽の動きに合わせて熱と光を上手にコントロールする設計を「パッシブデザイン」といい、最近のエコハウスや高性能住宅で定番の手法。一条工務店の太陽光パネルと組み合わせることで、さらに電気代を抑えた暮らしが実現します。
他にも軒があることで雨を遮れるため、窓ガラスや外壁が汚れにくくなり、メンテナンスの手間とコストを大幅に削減できます。軒天(のきてん)の素材やデザインにこだわれば、外観のアクセントにもなりますし、軒下スペースは荷物置きや雨の日の作業スペースとしても活躍します。
とは言っても、軒を活かした間取りを考えるのはなかなか難しいもの。そこで、軒をしっかり活用した暮らしやすくて利便性も高い、そして電気代を安く抑えられる家を建てたい人は タウンライフ家づくり をお試しください。
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快適な暮らしに欠かせない「軒の5つの役割」

軒は、家づくりの中で「地味だけど、実は超重要なパーツ」のひとつ。一条工務店の軒を検討するうえでも、まず「軒がどんな役割を果たすのか」を知っておくことが大切です。
軒の長さや軒天の種類・色をどう選ぶかで、暮らしの快適さも外観の印象もガラッと変わります。軒を軽視して家づくりを進めると、「日差しが強くて夏は暑い」「外壁の汚れが目立つ」といった後悔につながることも。
快適で便利な家に「軒が欠かせない5つの役割」は、下記の通りです。

その1:太陽光を調整して、室温を快適に

快適な家づくりに軒が欠かせない1つ目の役割は、『太陽光を調整して、室温を快適にする』こと。
これは、太陽の位置(日差しの角度)が夏と冬で大きく異なる特性を利用したもの。軒の長さを適切に設計するだけで、室内に取り込む太陽光の量をコントロールできます。

| 太陽の位置 | 軒の役割 | |
|---|---|---|
| 夏 | 高い | 日差しを遮る |
| 冬 | 低い | 日差しを取り込む |
夏は高い位置にある太陽光を軒で遮ることで室内の温度上昇を抑え、冬は低い角度から差し込む太陽光を室内に取り込んで自然の暖かさを活用。軒ひとつで、夏涼しく冬暖かい家を実現できます。
特に効果が大きいのが、南向きのリビングや大きな窓がある部屋。日当たりが良い分だけ、軒による温度調整の恩恵を受けやすく、冷暖房費の節約にも直結します。一条工務店で太陽光パネルを搭載するなら、軒の設計との兼ね合いも合わせて検討したいポイントです。

その2:建物が雨・日差しで劣化するのを防ぐ

快適な家に軒が欠かせない2つ目の役割は、『建物が雨・日差しで劣化するのを防ぐ』こと。
軒(屋根)があることで、外壁や窓ガラスに雨や紫外線が直接あたるのを防げます。これが、建物の寿命を大きく左右するポイント。軒の長さひとつで、10年後・20年後のメンテナンスコストが変わってくるといっても過言ではありません。

軒がない・または短い場合、真夏の強烈な日差しが室内に直接差し込みます。紫外線はフローリングを乾燥・変色させ、家具やカーテンの色あせも加速。見た目の劣化だけでなく、素材そのものの寿命も縮めてしまいます。
雨への影響はさらに深刻。軒が短い建物は軒が長い建物と比べて、雨漏りが発生する確率が「5倍」高いというデータがあります。さらに、雨漏りの7割が「軒のない箇所」から発生しているという事実も。
一条工務店で軒延長オプションを検討する際は、こうしたメンテナンスコストの削減効果も含めてトータルで考えると、費用対効果の高さを実感できるはずです。
その3:窓・壁の汚れを防ぎ、掃除の頻度を減らす

快適な家に軒が欠かせない3つ目の役割は、『窓・壁の汚れを防ぎ、掃除の頻度を減らす』こと。
理由はシンプルで、軒があると窓ガラスや外壁への雨・砂・鳥のフンなどの付着を防げるから。軒の長さが十分にあるほど、外壁や窓の汚れにくさは大きく変わります。



窓ガラスの汚れは日々の掃除の手間に直結し、外壁の汚れは将来的なメンテナンス費用に直結します。汚れを防ぐことは、暮らしの快適さとランニングコストの両方に効いてくる、地味に大事なポイント。
一条工務店でグランスマートやアイスマートを検討している方は、標準の軒の長さだけで本当に十分かどうか、入居後の汚れやすさまで含めてしっかり考えておくことをおすすめします。軒延長オプションの費用と、将来の掃除・メンテナンスの手間を天秤にかけてみてください。
その4:雨避けになり、軒下は通路や荷物置きに

快適な家に軒が欠かせない4つ目の役割は、『雨避けになり、軒下を通路や荷物置きとして活用できる』こと。
軒があるだけで、雨の日の暮らしがぐっとラクになります。軒下は「ちょっとした雨宿りスペース」として、日々の暮らしの中で何度も活躍する場所。地味に見えて、実は生活動線に深く関わっています。
たとえば、軒がないと雨の日に窓を開けて換気することができません。梅雨や台風シーズンには、これが毎日のプチストレスになります。グランセゾンのように軒の出が深い設計だと、雨の日でも窓を少し開けておけるのが大きなメリットです。


また、軒下を荷物置きや自転車置き場として使えると、別途「物置」や「サイクルポート」を購入する必要がなくなります。軒延長の費用と比べても、こうした設備費用の節約効果は十分に見合うケースが多いです。
軒がない・短い家では、こうした使い方がすべてできなくなる。バルコニーまわりの軒も含め、生活動線をイメージしながら軒の長さを検討することをおすすめします。

その5:奥行き感あるカッコ良い外観デザイン

快適な家に軒が欠かせない5つ目の役割は、『奥行き感あるカッコ良い外観デザインが作れる』こと。
1階・2階の軒を出すことで建物に凹凸感が生まれ、光と影のコントラストがメリハリある外観を作り出します。「軒がある家はカッコいい」と感じる理由は、まさにこの立体感にあります。実例を見てもらうのが一番早いので、下記の画像をチェックしてください。
一条工務店の外観|グランセゾン



一方、アイスマートやグランスマートは軒が短めの設計が標準仕様のため、「軒がなくてダサい」「もっと軒を出せばよかった」と後悔する声も聞かれます。軒延長オプションを活用すれば印象は大きく変わるので、外観にこだわりたい方は設計段階でしっかり検討しておきましょう。
合わせて、「軒」が特徴的な他の住宅メーカーの外観もチェックしておきましょう。
住友林業の外観|軒

「軒が深い外観」といえば、住友林業。1階・2階の軒を共に長く設計し、室内と屋外に連続性を持たせた開放的な間取りを得意とする住宅メーカーです。


住友林業は独自のビッグフレーム構法で、最大7.1mという大開口を実現しながら、壁倍率20倍という驚異的な耐震性を誇ります。


住友不動産の外観|軒

住友不動産は、グッドデザイン賞を20年連続で受賞しており、軒を長く設計したカッコ良い外観が大きな特徴。

外観デザインだけでなく内装のデザイン性も高く、「とにかくお洒落な家を建てたい」という人に特におすすめの住宅メーカーです。
セキスイハイムの外観|軒

一条工務店を検討中の方は、セキスイハイムとの比較も必ず行っておきましょう。両社は家づくりの特徴が非常に似ているため、多くの方がこの2社を比較した上で最終判断をしています。

| 一条工務店 | セキスイハイム | |
|---|---|---|
| 坪単価 | 65〜80万円 | 75〜95万円 |
| 工法 | 木造 | 鉄骨or木造 |
| 外壁材 | 石目調タイル | 磁気タイル |
| 全館空調 | 全館床暖房 | 快適エアリー |
| 全館換気 | ロスガード | 快適エアリー |
| 太陽光パネル | 屋根一体型 | 屋根全面 |
| 基礎 | 布基礎 | ベタ基礎 |
| アフター保証 | 10年 | 30年 |
| 生産 | 工場生産 | 工場生産 |
基本的に一条工務店とセキスイハイムは似た特徴を持ちますが、坪単価で10万円前後の差が開くこともあり、標準仕様やサービス内容にも違いがあります。
セキスイハイムは「種類豊富なタイル外壁」「ベタ基礎が標準仕様」「30年の長期アフター保証」といった強みがあります。鉄骨住宅ならではの広々としたリビングや大開口の窓が実現できるのも大きなポイント。
まだ両社を比較していない方は、 タウンライフ家づくり からプランを取り寄せて、間取りや見積書をしっかり比較してみましょう。

一条工務店の軒を徹底解説|長さ・軒天・破風・樋の全4項目

一条工務店の軒を理解するには、下記の「4つの特徴」を押さえておくことが重要です。軒の長さ・軒天の種類と色・破風の色・樋の色、これらすべてが外観の完成度に直結します。

その1:軒の長さは最大90cm

一条工務店の軒で1つ目の特徴は、『軒の長さは最大90cmまで延長できる』こと。
ただし、これは一条ルールで定められており、モデルによって1階・2階それぞれで延長できる長さが異なります。まずは下記の表で、自分が検討しているモデルの軒の長さを確認しておきましょう。
| 工法 | 1階 | 2階 | |
|---|---|---|---|
| グランスマート | 2×6工法 | 0cm | 90cm |
| グランセゾン | 在来工法 | 90cm | 90cm |
| アイスマート | 2×6工法 | 0cm | 90cm |
| アイキューブ | 2×6工法 | 0cm | 90cm |
表を見て分かる通り、1階に軒を出せるのはグランセゾンだけ。在来軸組み工法を採用しているグランセゾンは、1階のパラペット屋根を延長することで最大90cmの軒を作ることができます。

一方、グランスマート・アイスマート・アイキューブは2×6工法のため総2階建てが基本となり、「1階の建坪=2階の建坪」という構造上、1階に軒を出すことができません。「アイスマートの軒がダサい」「グランスマートの外観が物足りない」と感じる方の多くが、この1階に軒を出せないという制約を気にしています。
軒延長の費用や実際に延長できる長さは間取りの設計によっても変わるため、具体的な数値は タウンライフ家づくり から一条工務店へ間取り設計を依頼して確認してみましょう。

その2:軒天は2種類・全7色

一条工務店の軒で2つ目の特徴は、『軒天は2種類・全7色から選べる』こと。
軒天とは「軒の裏面」のこと。軒を見上げたときに目に入る天井部分の素材で、外観の印象を大きく左右する重要なデザイン要素です。選べる種類は下記の2種類。
- 塗装版サイディング(全4色)
- 木目調サイディング(全3色)
どちらもサイディング素材なので耐久性に大きな差はありません。外壁タイルの色や破風・樋の色との組み合わせを意識しながら、トータルの外観デザインで選ぶのがポイントです。
種類1:塗装版サイディング

1種類目の軒天は『塗装版サイディング』。ホワイト・ベージュ・グレー・ダークグレーの全4色から選べます。

シンプルな無地デザインなので、どの外壁色とも合わせやすいのが塗装版の強み。外観をスッキリまとめたい方に向いている選択肢です。
我が家はダークグレーを選択。ハイドロテクトタイルのブラックと色味がよくマッチしており、引き締まった外観に仕上がっています。



種類2:木目調サイディング

2種類目の軒天は『木目調サイディング』。ダークブラウン・チャコールグレー・イエローブラウンの全3色から選べます。

木目調は塗装版と比べて外観に温かみと高級感が出るのが最大の魅力。グランセゾンやグランスマートの深い軒との組み合わせは特に相性が良く、外観の完成度がグッと上がります。
なお、チャコールグレーはブラックに近い色味なので、軒天を目立たせてお洒落な外観に仕上げたい方は、明るめの「ダークブラウン」や「イエローブラウン」を選ぶのがおすすめ。


一条工務店のグランセゾンの特徴が知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
-

【一条工務店】グランセゾンとアイスマートの違い9選【32坪で160万円の価格差とは】
続きを見る
その3:破風色は2種類・全7色

一条工務店の軒で3つ目の特徴は、『破風色は2種類・全7色から選べる』こと。
破風(はふう)とは屋根の妻側(側面)の端部分のこと。軒天や外壁タイルと並んで、外観の色バランスを左右する重要なパーツです。地味な存在ですが、破風色の選び方ひとつで外観の完成度が大きく変わります。
一条工務店の破風色は、素材別に下記の2種類から選べます。
- ガルバリウム鋼板(全4色)
- アルミニウム(全3色)
種類1:ガルバリウム鋼板

種類2:アルミニウム

破風色は屋根・軒天・タイル外壁・樋の色との統一感を意識して選ぶのが基本。単体で見て好きな色を選ぶのではなく、外観全体のカラーバランスで判断することが大切です。
参考までに、我が家の軒天・破風色・樋の組み合わせは下記の通りです。

- 外壁 :ブラック×ホワイト
- 軒天 :チャコールグレー
- 破風色:アイボリー
- 樋 :アイボリー
外壁と軒天にブラック系を使いながら、破風色と樋をアイボリーで統一したことで、メリハリがありつつも引き締まった外観に仕上がっています。強い色を使う箇所と抑える箇所のバランスが、外観デザインの決め手。後悔しないためにも、必ず色の組み合わせを事前に確認しておきましょう。
その4:樋は4色

一条工務店の軒で4つ目の特徴は、『樋(とい)は4色から選べる』こと。
樋には「軒樋」と「縦樋」の2種類があります。樋は面積こそ小さいですが、外観の色バランスを整えるうえで意外と目立つパーツ。周囲の破風色や外壁タイルの色に合わせて選ぶのが基本です。

- 軒樋:計4色
アイボリー、ダークブラウン、ダークグリーン、ブラック - 縦樋:計9色
ブラック、メロウグレー、ダークグリーン、ダークブラウン、セピアブラウン、キャメル、ホワイト、ベージュ、アイボリー
縦樋は色の選択肢が9色と豊富なので、外壁タイルや破風色との組み合わせに幅が出ます。軒樋と縦樋をそれぞれ別の色にするのか、統一するのかで外観の印象が変わるので、設計時にしっかり検討しておきましょう。
参考までに、我が家の樋の配色は下記の通りです。

軒樋は破風色と同色のアイボリーを採用。破風と樋の色を揃えることで、軒まわりに統一感が生まれています。

縦樋は周囲のハイドロテクトタイルの色味に合わせて選択。外壁に溶け込む色にすることで、樋の存在感を抑えてスッキリした外観に仕上がります。


一条工務店で軒を延長する「3つのオプション」

一条工務店で『軒を延長する3つのオプション』は、下記の通りです。
軒延長の方法は無料〜有料まで複数あります。オプション費用そのものは比較的安価な場合でも、軒の延長に伴って発生する付帯工事の費用が思わぬ高額になるケースがあるので要注意です。

オプション1:最大90cmまで軒を延長する

一条工務店で軒を延長する1つ目のオプションは、『軒を延長して、長くする』こと。
一条工務店の軒延長費用は「坪あたり5,000円」。最大90cmまで延長でき、全方向に延長する必要はなく、日差しが強い南・西面だけ、あるいはリビング上だけといった部分的な延長も可能です。
例えば、32坪の家で軒延長を行った場合の追加料金の目安は下記の通りです。
- 19坪×5,000円=95,000円
坪5,000円という軒延長費用自体はそれほど高くありません。ただし、軒を延長することで連動して発生する追加コストが思わぬ高額になるケースがあるので要注意です。
- バルコニーが坪単価1分の1になる
- 太陽光パネル・ダミーパネルの追加でオプション費が高くなる

注意点1:バルコニーが坪単価1分の1になる

1つ目の注意点は、『軒がバルコニーを覆うと、バルコニーの坪単価が1分の1になる』こと。
一条ルールでは、バルコニーの導入コストが「屋根あり・なし」で大きく異なります。
- 「屋根なし」のバルコニー
→バルコニーの坪数×坪単価2分の1
(例)1.5坪×32.5万円=48.75万円 - 「屋根あり」のバルコニー
→バルコニーの坪数×坪単価1分の1
(例)1.5坪×75.0万円=112.5万円
軒を延長してバルコニーに屋根がかかると「屋根ありバルコニー」扱いになり、導入コストが一気に2倍に跳ね上がります。しかも一条工務店の見積書には「屋根ありバルコニー/×××万円」といった内訳は記載されず、「建物本体/××××万円」と総額だけ。気づかないまま打ち合わせが進んでしまうケースも少なくありません。
軒延長を検討している方は、必ず打ち合わせの場で「バルコニーにいくらかかっているか」を確認するようにしましょう。

注意点2:太陽光パネル・ダミーパネルの追加でオプション費が高くなる

2つ目の注意点は、『軒を延長すると太陽光パネルやダミーパネルが追加され、オプション費が高くなる』こと。
軒を延長すると屋根面積が広がります。広がった屋根の分だけ、太陽光パネルまたはダミーパネルを追加しなければならないのが一条工務店のルールです。


ダミーパネルとは、見た目は太陽光パネルとほぼ同じですが、発電しない見せかけだけのパネルのこと。屋根のサイズが一定を超えると太陽光パネルを増やしても売電時に損をするため、超過分の屋根材としてダミーパネルを使用します。

上記の赤丸部分にダミーパネルを採用しただけで、およそ14万円の追加費用が発生します。軒延長の本体費用が安くても、太陽光・ダミーパネルの追加コストで総額が大きく膨らむケースは珍しくありません。

まとめると、一条工務店の軒延長費用(坪5,000円)自体は比較的安価です。ただし、バルコニーの坪単価変更や太陽光・ダミーパネルの追加費用が連動して発生するため、トータルコストで判断することが必須。後悔しないためにも、設計段階で必ず総額を確認しておきましょう。
オプション2:片屋根をズラして軒を作る

一条工務店で軒を延長する2つ目のオプションは、『片屋根をズラして軒を作る』こと。
片屋根の中心位置をいずれかの方向にずらすことで、ずらした側の軒を長くする方法です。何かを追加したり延長するわけではなく、屋根をかける位置を調整するだけなので追加費用は一切かかりません。
コストをかけずに軒の長さを確保したい方にとって、まず検討すべき選択肢。南面や西面の日差しが強い方向に軒を長く出したい場合に特に有効な方法です。

オプション3:パラペットを延長して軒を作る

一条工務店で軒を延長する3つ目のオプションは、『パラペットを延長して軒を作る』こと。
これはグランセゾンなどの在来軸組み工法でのみ設計できる方法で、2×6工法のアイスマートやグランスマートでは対応できない1階の軒を作ることができます。
パラペット延長のオプション費は「坪単価2分の1」と、通常の軒延長(坪5,000円)と比べると少し高め。それでも、1階に軒を出すことで得られるメリットは多く、費用対効果は十分に高いと感じます。
活用例を挙げると、雨よけの通路・自転車やスタッドレスタイヤの保管スペース・エアコン室外機の設置場所など、日常生活で役立つシーンは幅広い。屋外に置きたいものが多い家庭ほど、1階軒下スペースの恩恵は大きくなります。
特に注目したいのがエアコン室外機の設置活用。2階用エアコンの室外機を1階の庭に置く場合、配管や化粧カバーの延長工事で5〜10万円の追加費用がかかるケースも。延長した1階の軒下に室外機を置ければ、その工事費を丸ごと節約できます。

【結論】一条工務店で軒を生かすには「グランセゾン」で建てる
本記事の結論は『一条工務店で軒を生かした快適でカッコ良い住まいを作るなら、グランセゾンで建てる』です。
グランセゾンは在来軸組み工法を採用しているため、1階・2階ともに最大90cmまで軒を出すことができます。軒が深いほど、快適性・耐久性・外観デザインのすべてが高いレベルで実現できるのが最大の理由です。
軒「5つの役割」
- 太陽光を調整して、室温を快適にする
- 雨や日差しによる建物の劣化を防ぐ
- 窓・壁の汚れを防ぎ、掃除の頻度を減らす
- 雨避けになり、軒下は通路や荷物置きに
- 奥行き感あるカッコ良い外観デザイン
一方、2×6工法のグランスマートやアイスマートは構造上1階に軒を出せないため、軒を生かした設計が難しく、「軒がなくてダサい」「もっと軒を延長すればよかった」と後悔する声も聞かれます。



他社と比較すると、住友林業・セキスイハイム・住友不動産も軒が長く、見た目と実用性を高いレベルで両立している住宅メーカーです。



中でもセキスイハイムは一条工務店と住まいの特徴が非常に似ており、住友不動産は一条工務店が苦手とするデザイン性を強みとする住宅メーカーです。いずれも坪単価が一条工務店と近い価格帯なので、比較検討しておく価値は十分にあります。
複数の住宅メーカーを比較したい方は タウンライフ家づくり を活用してみてください。自分たちの要望をもとに、各社の設計士がオーダー間取り図面を無料で作成してくれるサービスです。軒の設計を含めた間取りのアイデアを複数集めることで、後悔のない家づくりに近づけます。


