本記事では、一条工務店と「ライバル関係にある住宅メーカー6社」を比較します。
「一条工務店で建てたいけど、契約する前に他社の住宅メーカーとも比較しておきたい」とお考えの人は、必ずチェックしておきましょう。
一条工務店は「性能の高さを重視しつつ、コストパフォーマンスに優れた家を建てたい人」におすすめの住宅メーカーです。
その理由は、業界トップクラスの気密性と断熱性を誇り、全館床暖房やロスガード(全館換気システム)といった全館空調を標準仕様で導入できるからです。
他社の住宅メーカーでは「有料オプション」になるような設備・仕様が標準プランに数多く含まれており、詳しくは下記の通りです。
- 修繕費が安くなる「タイル外壁」
- 家全体が暖かい「全館床暖房」
- 家全体を換気する「ロスガード」
- 地震に強い家「耐震等級3」
- 高断熱住宅を作る「ハニカムシェード」
- 真冬でも結露しない「3枚サッシ」
ですが、一条工務店で家を建てれば、全ての人が満足するわけではありません。
その理由は、住宅メーカーには「得意・不得意」があるので、家づくりの条件が変われば、最適な住宅メーカーも変わるからです。
そこで本記事では、一条工務店とライバル関係にある住宅メーカー6社の比較を行います。
一条工務店と比較したい「住宅メーカー6社」
セキスイハイム | 一条工務店と最大のライバル関係 |
---|---|
アイフルホーム | 「高気密・高断熱」住宅を安く建てられる |
住友不動産 | 外装・内装のデザイン性が高い |
住友林業 | 間取り設計の自由度が高く、木の質感を重視 |
ヘーベルハウス | 重量鉄骨で強く、頑丈な家 |
タマホーム | 建築費を安く、家電・外構を充実 |
なお、本記事で解説する内容は、住宅メーカーの大まかな特徴に限られます。
自分たちの家づくりの条件を元に、より詳しく比較したい方は、 タウンライフ家づくり を使って判断して下さい。
タウンライフ家づくりとは、住宅メーカー各社の設計士にオリジナルプラン(間取りや図面など)の作成を依頼できるサービスです。
僕もマイホームを建てた際に活用しており、当時の写真は下記の通りです。
こちらは「リビング20帖、3LDK以上、ランドリールーム・書斎付き」という条件の元、各社の設計士にオーダー設計してもらいました。
こだわりポイントが手書きされていたりと、間取り図面を見慣れていない初心者の僕でもスゴく分かりやすかったです。
これほど充実した資料が貰えるにも関わらず、タウンライフ家づくりは全てのサービスが無料で使えます。
資料を取り寄せたからと言って、営業マンから電話でセールスされたり、どこかの住宅メーカーと契約しなければならないということもありません。
手間や時間をかけずに情報収集したい方は、タウンライフ家づくりを使うとスゴく便利ですよ。
一条工務店の取り扱いはもちろん、全国1,000社以上の住宅メーカーへ依頼でき、手続きは「たった3分だけ」と簡単です。
気になる方は、試しに使ってみて下さい。
当ブログの管理人
【一条工務店とライバル6社】競合他社を比較して一条で建てた「たった1つの理由」
一条工務店とライバル関係にある住宅メーカー6社を比較し、一条工務店と「どういった違いがあるのか?」を解説します。
「なぜ僕が一条工務店を選んだか?」は、本記事の最後で解説しています。
比較1:セキスイハイム
一条工務店と比較しておきたい1社目の住宅メーカーは『セキスイハイム』です。
その理由は、両社の家づくりの特徴や価格帯が似ており、一条工務店と最大のライバル関係にあるからです。
具体的な共通点は「タイル外壁」でメンテナンス費を安く抑えられたり、真夏・真冬でも快適に暮らせる「高気密・高断熱+全館空調」などが挙げられます。
他にも、一条工務店とセキスイハイムは「家づくりのあらゆる側面」が似ているので、下記の比較表をチェックしておきましょう。
セキスイハイム | 一条工務店 (アイスマート) | |
---|---|---|
坪単価 | 75~95万円 | 75~80万円 |
工法 | ユニット工法 (鉄骨or木造) | モノコック工法 (木造) |
外壁材 | 磁気タイル | 石目調タイル |
太陽光パネル | オプション対応 | |
気密性 (C値) | 0.99 | 0.59 |
断熱性 (Ua値) | 0.46 | 0.25 |
全館空調 | 快適エアリー | さらポカ・うるケア |
全館換気 (熱交換率) | 快適エアリー (80%) | ロスガード (90%) |
生産 | 工場生産 | |
天井高 | 250cm | 240cm |
耐震等級 | 3 | |
基礎 | ベタ基礎 | 布基礎 |
初期保証 | 30年 | 10年 |
セキスイハイムの坪単価は、一条工務店よりも10万円ほど高くなります。
ですが、標準仕様の中身が異なるため、必ずしも建築費が高くなるわけではありません。
例えばセキスイハイムだと、下記の設備・仕様が標準プランに含まれます。
- 耐震性が高いベタ基礎(約40〜50万円相当)
- 汚れが付きにくい磁気タイル(約40〜50万円相当)
- 天井高250cm(約60〜70万円相当)
- 長期で安心の30年間保証(住まいの状況で異なる)
その一方で「セキスイハイムだと有料でも、一条工務店だと標準プランに含まれる設備や仕様」も数多くあります。
つまり、住宅メーカーによって標準プランの内容が異なるため、「どういった家を建てたいか」によって建築コストも違ってくるという話です。
そこで「自分たちは、どこの住宅メーカーで建てるとお得なのか?」を知りたい方は、家づくりの条件を タウンライフ家づくり に入力してみて下さい。
すると入力された内容を元に、オーダー設計された「間取り図面」や「見積書」が自宅に届くので、それらを比較して判断すると良いでしょう。
なお、一条工務店とセキスイハイムの違いを更に詳しく知りたい方は、下記の「【ライバルを徹底比較】セキスイハイムvs一条工務店は、どちらで建てるべき?【一条を選んだ8つの理由】」を参考にして下さい。
【ライバルを徹底比較】セキスイハイムvs一条工務店は、どちらで建てるべき?【一条を選んだ8つの理由】
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比較2:アイフルホーム
一条工務店と比較しておきたい2社目の住宅メーカーは『アイフルホーム』です。
その理由は、一条工務店と同水準の気密性・断熱性の家を一条工務店より安い坪単価で建てられるからです。
そこでアイフルホームと一条工務店の「建築コスト・気密性(C値)・断熱性(Ua値)」を比較すると、下記の通りです。
一条工務店 | アイフルホーム | |
---|---|---|
坪単価 | 75〜80万円 | 50~60万円 |
32坪の建築費 | 2,400万円~ | 1,600万円~ |
気密性 (C値) | 0.59 | 0.43 |
断熱性 (Ua値) | 0.25 | 0.46 |
このようにアイフルホームでは、一条工務店と同水準の気密性・断熱性の家を一条工務店より800万円も安い価格で建てられます。
アイフルホームの坪単価が安い理由は、標準仕様をシンプルに設定しており、後から有料オプションで自分たち好みに設計する住まいだからです。
すると、自分たちが必要とする設備・仕様だけを後から追加できるので、プランの自由度も高くなりますよね。
そのため「高気密・高断熱の住まいを建てたいけど、内装の設備はシンプルにして建築費を安く抑えたい」という人には、アイフルホームがおすすめです。
その一方で、一条工務店の標準仕様には数多くの高級設備が含まれており、その代表例は下記の通りです。
- 修繕費が安くなる「タイル外壁」
- 家全体が暖かい「全館床暖房」
- 家全体を換気する「ロスガード」
- 地震に強い家「耐震等級3」
- 高断熱住宅を作る「ハニカムシェード」
- 真冬でも結露しない「3枚サッシ」
ここでの注意点は「標準仕様が充実している=良い家では無い」ということです。
なぜなら「標準仕様=全て有料」で、これらの導入コストは全て坪単価に含まれているからです。
一般的に、タイル外壁は「100万円〜」、全館空調は「100〜200万円」といずれも高額な設備です。
そのため「一条工務店の標準仕様が付いている家に住みたい」と考える人なら、一条工務店が間違いなくお得です。
ですが「高気密・高断熱の家に住みたいけど、それほど豪華な設備は必要ない」という人は、アイフルホームを選ぶ方とお得である可能性が高いです。
つまり「標準仕様=必要な設備が多い」だとお得である一方で、「標準仕様=不要な設備が多い」と損(割高)なので注意して下さい。
比較3:住友不動産
一条工務店と比較しておきたい3社目の住宅メーカーは『住友不動産』です。
その理由は、デザイン性に優れた住宅メーカーで「外装・内装」共に独自性があって、カッコ良い家・お洒落な家の設計が得意とするからです。
その一方で一条工務店は、注文住宅でも外装・内装共にデザイン数が限定的で、その種類の少なさに不満を抱く人がいるのも事実です…。
そのため、家づくりで「デザイン性を重視したい」という人は、住友不動産をチェックしておきましょう。
住友不動産のデザイン
住友不動産では、モデル毎に住まいの雰囲気が異なるため、好みのデザインがきっと見つかるはずです。
グッドデザイン賞を20年連続で受賞していることもあり、住友不動産はデザイン性に優れた住まいが建てられる住宅メーカーと言って良いでしょう。
一条工務店のデザイン
一条工務店は、外装・内装ともにデザインの種類が少ないため、注文住宅で建てても「似たようなデザイン」になりがちです。
キッチンや洗面所、シューズボックスなどの設備は「1グレード/1種類」で、カラーも「3~4色」と少なめです。
ですが、一条工務店は「少品種×大量生産」で良いモノを安く提供できる住宅メーカーのため、コストパフォーマンスの高さが最大の魅力です。
参考までに、一条工務店の「外壁材」を例にあげると、下記の通りです。
素材 | カラー | |
---|---|---|
石目調タイル (標準仕様) | タイル | 1色 (ホワイト) |
ハイドロテクトタイル (有料オプション) | タイル | 5色 |
標準仕様の外壁材は「1種類のみ(ホワイト)」と少なく、有料オプションの「ハイドロテクトタイル(40〜50万円)」を採用しても「全5色」に限定されます。
ですが、タイル外壁は一般的に100万円以上の有料オプションとして取り扱う住宅メーカーが多い高級素材です。
そのことを考えると、標準仕様でタイル外壁を採用できる一条工務店のコストパフォーマンスの良さに驚きですよね。
このように、一条工務店は標準仕様で高品質な住まいが作れる一方で、外壁や設備の選択肢は他社の住宅メーカーより少ないことを理解しておきましょう。
比較4:住友林業
一条工務店と比較しておきたい4社目の住宅メーカーは『住友林業』です。
その理由は、住友林業は「間取り設計の自由度」に優れている一方で、これは一条工務店が苦手とする分野だからです。
そこで、一条工務店と住友林業の特徴をまとめると、下記の通りです。
一条工務店 | 住友林業 | |
---|---|---|
坪単価 | 70万円前後 | 90万円前後 |
住まいの特徴 | 設備の充実度 | 木材の質感 |
工法 | 2×6工法 (ツインモノコック) | 在来軸組み工法 (ビッグフレーム) |
天井高 | 260㎝ | 280㎝ |
最大間口 | 4~5m | 7.1m |
間取りの自由度 | 苦手 | 得意 |
断熱性 (Ua値) | 0.25 | 0.75 |
気密性 (C値) | 0.59 | 記載なし |
耐震性 | 壁倍率7倍 | 壁倍率22.4倍 |
初期保証 (最長) | 10年 (30年) | 30年 (60年) |
住友林業の最大の特徴は、ビッグフレーム工法という「一般的な柱の5倍の太さのビックコラム」を使って建てる住まいです。
このビッグフレーム構法によって「最大間口710㎝」という柱なしの大空間を作りつつも、自由度の高い間取り設計を可能とします。
住友林業のビックコラムは、壁倍率「22.4倍」という耐震性の高さも兼ね備えています。
壁倍率とは「数値が高いほど、大きな力に耐えられる壁」で、耐震性を判断する1つの基準となります。
壁倍率の比較は、下記の通りです。
- 建築基準法の最高倍率:5倍
- 一条工務店の標準仕様:5倍
- 一条工務店の2倍耐震:7倍
- 住友林業のBF構法 :22.4倍
住友林業のビッグフレーム構法の壁倍率が群を抜いて高いことが分かりますよね。
住友林業で実施された耐震実験では、最大3,406ガル(阪神淡路大震災の4倍)の揺れに合計22回も耐えたことが証明されています。
住友林業では「木の質感」や「木の暖かさ」を活かした内装も特徴的なので、下記でチェックしておきましょう。
住友林業では、標準仕様のフローリング材で人気の「無垢板」や「挽板」を採用できます。
他にも、天井や設備などに「本物の木」がふんだんに使われており、高級感ある内装が印象的ですよね。
対する一条工務店では、フローリング材に「化粧シートフローリング」が使われており、下記の通りです。
- EBコートフローリング(標準仕様)
→化粧シートタイプ - モクリア(有料・坪/8,000円)
→化粧シートタイプ
化粧シートフローリングとは「木目を印刷したシートを張り付けた床材」のことです。
つまり「EBコートフローリング」と「モクリア」は、いずれも本物の木材を使ったフローリング材ではありません。
そのため、化粧シートフローリングは耐久性が低く、フローリングに物が落ちると簡単に傷が付きます。
そして表面がへこむと中から白い素材が露出するため、付いた傷も目立ちやすいんですよね、、、
ここまでの話をまとめると、一条工務店と住友林業は「家づくりのコンセプト」が大きく違う住宅メーカーです。
例えば、下記の4つの特徴に当てはまる人は、住友林業を比較しておくと良いかもしれません。
- 間取り設計の自由度を高めたい
- 少しでも耐震性の高い家に住みたい
- 「木」本来の良さを感じる家に住みたい
- 30年間の長期アフター保証を受けたい
「住友林業は坪単価が高くて、建築予算をオーバーしそう…」とお考えの人は、割安に家が建てられる「規格住宅」を検討してみると良いでしょう。
規格住宅とは、選べる間取りや設備の種類を減らすことで、住友林業の家を「坪単価70万円前後」という低価格で建てられるお得なプランです。
住友林業の住まいが気になる方は、 タウンライフ家づくり を使って「注文住宅」と「規格住宅」の両方のプランをまとめて取り寄せしておきましょう。
比較5:ヘーベルハウス
一条工務店と比較しておきたい5社目の住宅メーカーは『ヘーベルハウス』です。
その理由は、ヘーベルハウスは「重量鉄骨」で建てる強靭さに加え、揺れを逃す「制震装置」を備えており、業界トップクラスの耐震性を誇る住宅メーカーだからです。
特に「地震に強い家に住みたい」と考える人は、ヘーベルハウスをチェックしておきましょう。
重量鉄骨や制震装置と言えば、いずれも「高層ビル」や「高層マンション」の建設に使われるほど、地震に強い構造です。
そこで「高層ビルと同じ構造で建てる2階建ての家」をイメージすると、ヘーベルハウスの耐震性の高さが直ぐに理解できるはずです。
その証拠に、過去に起きた災害で「熊本の大地震でも倒壊数ゼロだった」や「鬼怒川が氾濫しても流されずに耐えた」と、その強靭さが何度も話題となっています。
一条工務店も「耐震性の高さ」が有名な住宅メーカーで、建てる全ての家で耐震等級3をクリアしています。
そして有料オプションである2倍耐震(約10万円)を採用すると、更に地震に強い「耐震等級5相当の家」を建てることも可能です。
ですが、注意すべきポイントは「一条工務店は間取り設計の自由度が低い住宅メーカー」だということです。
その理由に、一条工務店では耐震性を担保するために「タレ壁」や「耐力壁」などが必要になることが多く、間取り設計のルールも他社より厳格に決められているからです。
実際に、我が家で建てたグランスマートは、リビングとダイニングの中間に「タレ壁」と「耐力壁」が必須と判断されました。
このように一条工務店では「タレ壁や耐力壁、窓のサイズ」で妥協しなければならないことが多いことを理解しておきましょう。
なお、一条工務店でも構造体への負荷が小さい「平屋」、もしくは在来軸組み工法で建てる「グランセゾン」を選ぶことで、間取り設計の自由度を高めることが可能です。
では「ヘーベルハウスの間取り設計は、どれほど自由度が高いのか?」と言うと、下記のような変幻自在な間取りを作ることができます。
その理由は、ヘーベルハウスでは重量鉄骨で最高峰の強度を誇るため、壁や柱を減らした大空間で自由度の高い住まいを作れるからです。
比較6:タマホーム
一条工務店と比較しておきたい6社目の住宅メーカーは『タマホーム』です。
その理由は、何といってもタマホームの「坪単価50万円」という安さです。
この価格帯で「完全自由設計の注文住宅」が建てられるとは、タマホームのコストパフォーマンスの高さに驚きですよね。
そこで「45坪の建築費」を比較すると、下記の通りです。
一条工務店 | タマホーム | |
---|---|---|
坪単価 | 75万円 | 50万円 |
建築費 (45坪) | 3,375万円 | 2,250万円 |
こちらは「坪単価」を元にした単純計算ではあるものの、同じ45坪の家だとタマホームの方が約1,100万円も安く建てられることが分かります。
ここで注意すべきは「建築費だけ」を比較するのではなく、将来的に必要なメンテナンス費も含めた「生涯の住居費」で比較することです。
メンテナンスは「どういった屋根材や外壁材が採用されるか?」によって、将来的に必要となるメンテナンスの概算が分かります。
各社で使われることが多い「屋根材」と「外壁材」の耐久年数は、下記の通りです。
一条工務店 | タマホーム | |
---|---|---|
外壁材 (耐久年数) | タイル (60年) | サイデイング (30年) |
屋根材 (耐久年数) | 強化ガラス (半永久) | スレート (30年) |
そこで「外壁材」を比較すると、一条工務店の公式サイトには「60年間で約740万円のコスト節約になる」と書かれています。
- タイル : 68万円
- サイディング:809万円
→ タイル外壁だと「約740万円」の節約に!
これほど価格差が開く理由は、タイルは定期メンテナンスが不要である一方で、サイディングは「再塗装(張り替え)」が10年毎に必要な外壁材だからです。
そして、スレート屋根も定期メンテナンスが必要で、60年間だと「約300〜400万円」のメンテナンス費用がかかります。
これらのメンテナンス費用を建築費に加えて、「60年間の住居費」を計算すると、下記の通りです。
一条工務店 | タマホーム | |
---|---|---|
建築費 (45坪) | 3,375万円 | 2,250万円 |
外壁修理 | 約68万円 | 約800万円 |
屋根修理 | 0円 | 約300万円 |
住居費の総額 | 3,443万円 | 3,350万円 |
このように「60年間の住居費(建築費+メンテンナンス費)」で比較すると、タマホームと一条工務店の住居費はほとんど変わらないことが分かります。
ですが、こちらは一般的なサイディングやスレートからの試算なので、タマホームが想定するメンテンナンス費用と異なる可能性が高いです。
そのため、より詳しいシミュレーションしたい方は、タマホームから「見積書」や「メンテナンス費用」の資料を取り寄せて、比較した上で判断して下さい。
一条工務店でマイホームを建てた「たった1つの理由」
我が家が一条工務店でマイホームを建てた理由は『コストパフォーマンスの高さ』に惹かれたからです。
より具体的に言うと「一条工務店の標準仕様=我が家が欲しい設備」だったため、どこの住宅メーカーよりも割安に家を建てることができました。
中でも、代表的な一条工務店の標準仕様は、下記の6つです。
- 修繕費が安くなる「タイル外壁」
- 家全体が暖かい「全館床暖房」
- 家全体を換気する「ロスガード」
- 地震に強い家「耐震等級3」
- 高断熱住宅を作る「ハニカムシェード」
- 真冬でも結露しない「3枚サッシ」
他社の住宅メーカーだと、例えば「タイル外壁=100万円~」や「全館空調=100~200万円」といった高額なオプション費用が追加でかかります。
ですが一条工務店では、これらを標準仕様に含めて「少品種×大量生産」することで、他社の住宅メーカーよりも割安な価格で購入することができます。
つまり「一条工務店の標準仕様とマイホームの条件が近い」という人は、一条工務店の住まいはコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
とは言え、「どういった家を建てたいか?」は住む人によって違うので、実際に見積もりを行った上で判断して下さい。
タウンライフ家づくり で間取り図面や見積書の作成を依頼し、それぞれの家づくりの条件を元に比較すると良いでしょう。
【結論】一条工務店と他社を比較し、条件が合う住宅メーカーと契約しよう
本記事の結論は『一条工務店と他社を比較し、条件が合う住宅メーカーと契約しよう』です。
その理由は、住宅メーカー毎に家づくりの得意・不得意があり、あなたが「どういった家を建てたいか」で住宅メーカー選びの答えが違ってくるからです。
例えば、一条工務店は「少品種×大量生産」を得意とする住宅メーカーで、コストパフォーマンスの高さに優れています。
ですが選べるプランの種類が少ないため、一条工務店の住まいは「合う・合わない」で意見が大きく分かれるのも事実です。
そのため「一条工務店の標準仕様」をしっかりと把握した上で、契約に進むようにして下さい。
- 修繕費が安くなる「タイル外壁」
- 家全体が暖かい「全館床暖房」
- 家全体を換気する「ロスガード」
- 地震に強い家「耐震等級3」
- 高断熱住宅を作る「ハニカムシェード」
- 真冬でも結露しない「3枚サッシ」
注意すべきは「一条工務店の標準仕様=全て有料の設備」だということです。
例えば、標準仕様である「全館床暖房(60万円相当)」や「タイル外壁(100万円相当)」の導入コストは、全て坪単価に加算されています。
そして、これらの標準仕様は、一条工務店で家を建てる以上は「購入が必須となる設備」です。
つまり、一条工務店の標準仕様を必要とする人は「お得」な一方で、不要な設備が多い人ほど「割高」なので、注意して下さい。
そして、住宅メーカー選びにお悩みの方は、下記の6社をチェックしておきましょう。
一条工務店と比較したい「住宅メーカー6社」
セキスイハイム | 一条工務店と最大のライバル関係 |
---|---|
アイフルホーム | 「高気密・高断熱」住宅を安く建てられる |
住友不動産 | 外装・内装のデザイン性が高い |
住友林業 | 間取り設計の自由度が高く、木の質感を重視 |
ヘーベルハウス | 重量鉄骨で強く、頑丈な家 |
タマホーム | 建築費を安く、家電・外構を充実 |
中でも、一条工務店と似た住まいが建てられる「セキスイハイム」と高気密・高断熱の家を低価格で建てられる「アイフルホーム」は見逃せません。
これらの住宅メーカーの魅力を知らないまま家づくりを進めると、一生の後悔になりかねないので、 タウンライフ家づくり で必ず各社を比較しておきましょう。
タウンライフ家づくりは、全てのサービスが「無料」で使えて、手続きも「スマホ入力3分だけ」とかなり簡単です。