先に結論から言うと『一条工務店でバルコニーやベランダは、明確な用途を決めて、最小限のスペースで設計すべき』です。
その理由は、下記の4点です。
- 軒が短く、用途が限られる
- 導入コストが坪2分の1と高い
- 定期的な掃除が手間になる
- 修理費が高く、雨漏りの原因に
一条工務店で1坪(2畳)のバルコニーを作ると「導入コストに35~40万円かかり、10~15年間の修繕コストは10~20万円」です。
例えば、最初の10年目は「簡単な再塗装だけ」のメンテナンスで済むものの、劣化が進む20年後・30年後になると更に高額な修繕コストが必要に、、、
そしてバルコニーの手入れが定期的に必要になり、掃除やメンテナンスを怠ると、バルコニーから雨漏りが発生するリスクも…。
そのため「バルコニーがあると便利そう」や「多くの家にバルコニーがあるし、一応 付けよう」と、安易にバルコニーを作ると後悔に繋がるので注意して下さい。
つまり、明確な用途が無い人は「バルコニーを作らない」、使い道が決まっている人は「必要最小限のバルコニーを作る」と良いでしょう。
ちなみに、我が家では「1坪(2畳)」とコンパクトなバルコニーを採用しており、下記の複数の用途を兼ねています。
- エアコンの室外機を置く
- 玄関外の屋根を兼ねる
- 洗濯物を干す&荷物置き
本記事では、実際に一条工務店で家づくりを行った筆者の体験談と実際の住まいの画像を元に解説を進めます。
なお、家づくり中で間取り設計や住宅メーカー選びにお悩みの方は、 タウンライフ家づくり を活用して下さい。
なぜなら、タウンライフ家づくりではオーダーメイドの「間取り図面・見積書」の作成を依頼でき、全てのサービスを無料で使えるからです。
使い方は、希望の間取り・プランを こちら に入力するだけで、手続きも3分ほどで完結と、スゴく簡単です。
間取りは「アイデアの宝庫」なので、家づくり中の方は情報収集に活用しない手はありません。気になる方は、ご活用ください。
当ブログの管理人
一条工務店のバルコニー、ベランダ「3つの特徴」
最初に、一条工務店のバルコニー、ベランダの3つの特徴を解説します。
まずは「一条工務店では、どのようなバルコニーが、どれくらいの価格で作れるのか?」をチェックしておきましょう。
その1:デザインは、4種類より
一条工務店のバルコニーは「全4種類」あり、住まいの雰囲気に合わせて選ぶと良いでしょう。
- ファインバルコニー
- アルミ笠木
- コープレイJY型
- ルーフガーデン
ちなみに我が家は、デザイン性と使い勝手を両立させた結果、「②アルミ笠木」を採用しました。
その理由と実際の画像も含めて、下記で紹介します。
種類1:ファインバルコニー
一条工務店のベランダの1つ目は『ファインバルコニー』です。
ファインバルコニーの特徴は、バルコニーの手摺りに「ガラス」が使われており、見た目を重視したカッコ良いデザインです。
ガラスは「透明ガラス」と「ミストガラス」の2種類から選べ、光を取り込み易いことから部屋を明るくしたい人にもおすすめです。
ファインバルコニーの注意点(デメリット)は、下記の3点です。
- 外からバルコニーの中が丸見え
- 外から部屋の中も丸見え
- ガラスで汚れが目立つ
例えば、バルコニーにエアコンの室外機を置くと、ファインバルコニーのガラス張りだと外から丸見えなので、見た目が決して良いとは言えないですよね、、、
ちなみに、一条工務店のほとんどの住宅展示場がファインバルコニーを採用しており、下記の通りです。
種類2:アルミ笠木
一条工務店のバルコニーの2つ目は『アルミ笠木』です。
アルミ笠木の特徴は、バルコニーの手摺りが「タイル貼り」なので、家のタイル外壁との相性・統一感がバツグンです。
アルミ笠木は「見た目&デザイン性」を両立したデザインだと考えており、その理由は下記の4つです。
- タイル外壁と見た目の相性が良い
- 外からベランダの中が見えない
- 外から部屋の中が見えない
- ガラスほど汚れが目立たない
つまり、バルコニーの実用性を考えた場合、アルミ笠木のデザインが最も使い易そうです。
アルミ笠木のカラーは「①アーバン、②ホワイト、③ブラック」から選べ、窓サッシと同じ色を選ぶと、家全体の統一感を出せます。
ちなみに我が家は、バルコニーのタイル外壁は「ホワイト」、アルミ笠木の手摺りは「アーバン」を選んでおり、色の相性もバッチリです。
種類3:コープレイJY型
一条工務店のバルコニーの3つ目は『コープレイJY型』です。
コープレイJY型は、主にアイキューブで採用されるベランダで、格子窓のデザインと相性が非常に良いです。
先に紹介したファインバルコニーやアルミ笠木は「カッコ良さ重視」で、コープレイJY型は「可愛さ重視」のデザインという印象ですね。
コープレイJY型の手摺りの色は「ブラック」と「ホワイト」の2色から選べます。
種類4:ルーフガーデン
一条工務店のバルコニーの4つ目は『ルーフガーデン』です。
ルーフガーデンの特徴は、外からはバルコニー内が見えないため、家族で楽しむプライベート空間に最適なバルコニーです。
例えば、バルコニーで観葉植物を育てたり、机・椅子を置いて読書したり、家族でバーベキューをしたりと、色んな用途がありますよね。
ですが、明確な利用用途がないのに面積が広いルーフガーデンを作ると、数十年後にかかる高額なメンテナンス費用に後悔するので注意して下さい。
とは言え、広さは正義です。ルーフガーデン級の広さがあると、庭と同じような感覚で何にでも使えるので、使い勝手は無限大とも言えますよね。
その2:床材は、2種類より
一条工務店のバルコニー、ベランダで採用できる床材は、下記の2種類です。
バルコニー、ベランダの床材
- タイル仕上げ
- WPC仕上げ
ちなみに我が家は、デザイン性と手入れのし易さを重視した結果、「タイル仕上げ」を採用しました。
種類1:タイル仕上げ
バルコニー・ベランダの床材の1つ目は『タイル仕上げ』です。
タイル仕上げは、バルコニーの防水塗装(FRP)の上に「磁器質タイル」を張り付ける方法です。
タイルは耐久性が高いため、防水塗装(FRP)の紫外線による劣化を防ぎ、ベランダの耐久性をより高くできます。
タイル表面は、凹凸が少ないことから掃除もカンタンで、「ブラシで擦って、水で流すだけ」とノーストレスです。
注意すべきは、もしもバルコニーで雨漏りが発生した場合、タイルを剥がして防水塗装(FRP)の補修を行うので、WPC仕上げより修繕費が高くなるという点です。
種類2:WPC仕上げ
バルコニー・ベランダの床材の2つ目は『WPC仕上げ』です。
WPC仕上げは、ベランダの防水塗装(FRP)の上に「WPCパネル」を敷く方法です。
こちらはWPCパネルを剥がすと、その下に防水塗装(FRP)が隠れているので、メンテナンス費用(再塗装)もタイル仕上げより価格を安く抑えられます。
その一方で、タイル仕上げよりも日常的な手入れがやりにくく、下記の通りです。
- パネルの「隙間」に汚れが溜まる
- パネルの「裏側」が掃除しにくい
- WPCパネルが高温で反り返る(劣化)
その3:導入コストは、坪単価2分の1
一条工務店のバルコニー、ベランダの導入コストは『坪単価2分の1』が必要です。
バルコニーの「広さ」に応じて料金がかかり、おおよそのオプション費は下記の通りです。
グレード | 坪単価 | ベランダ(坪) |
---|---|---|
グランスマート | 85万円 | 42.5万円 |
グランセゾン | 80万円 | 40.0万円 |
アイスマート | 75万円 | 37.5万円 |
アイキューブ | 70万円 | 35.0万円 |
例えば、アイスマートで2坪のバルコニーを作る場合だと「2坪×37.5万円=75万円」となる計算です。
「屋根付きのバルコニー」を作ることもでき、この場合のオプション費は「坪単価1分の1」になるケースもあります。
いずれにせよ、バルコニーは広さに比例して導入コスト・メンテナンス費用が高額になるので、用途に相応しい必要最低限の広さで設計しましょう。
なお、一条工務店は「一条ルール」という自社独自の基準があるため、詳しい価格は タウンライフ家づくり から一条工務店に問い合わせて確認しましょう。
こちらは、間取り設計や見積書の発行がネットから依頼でき、全てのサービスが無料で使えます。
各グレードの坪単価も毎月のように見直しが行われるので、間取り・見積書のオーダー設計を依頼するついでに確認してみると良いでしょう。
【一条工務店】バルコニー、ベランダの「3つの活用法」
続いて、一条工務店のバルコニー、ベランダの「3つの活用法」を解説します。
我が家の場合、下記の3つの用途を目的に、1坪(2帖)のコンパクトなバルコニーを1箇所だけ作りました。
バルコにを小さくした理由は、バルコニーの導入コストは「坪単価2分の1(35~40万円)」と高額で、将来的に高額なメンテナンス費用がかかり続けるからです。
例えば、定期メンテナンスを怠ると、雨漏りが発生し、構造躯体や断熱材を劣化させる原因になりかねません。
そのため「バルコニーを何に使うか?」を明確にし、必要最低限でコンパクトなバルコニーを設計するようにしましょう。
その1:エアコン室外機の置き場所に使う
一条工務店のバルコニーで1つ目の活用法は『エアコン室外機の置き場所に使う』です。
その理由は、2階の洋室にエアコンを設置する場合、室外機は「①庭に設置、②バルコニーに設置」の2択で、庭に室外機を置くと取り付け料金が高額になるからです。
具体的には「エアコン配管と化粧カバーの延長+高所作業代」が追加でかかり、およそ5~10万円ほどの工事料金です。
これが2部屋・3部屋と部屋数が増え、そしてエアコンの買い替えサイクルの10~20年毎に必要になるため、高額な工事費がかかると想定されます。
そして、エアコンの室外機を庭に置くとなると、景観を損なうだけじゃなく、庭の使えるスペースも狭くなりますよね。
つまり、バルコニーは導入コストに坪単価2分の1かかるものの、エアコンの追加工事費や室外機の置き場所など総合的に考えると、実は割安な選択肢とも言えます。
その2:玄関外の屋根を兼ねる
一条工務店のバルコニーで2つ目の活用法は『玄関外の屋根を兼ねる』です。
その理由は、一条工務店の玄関外の屋根に「アーバンルーフ」という有料オプションがあるものの、サイズが小さく、価格も10万円前後と高額だからです。
そこで「玄関上」にバルコニーを設置して、バルコニーとして使うだけじゃなく、玄関の屋根を兼ねられる設計がおすすめです。
その3:洗濯物を干す&荷物置き
一条工務店のバルコニーで3つ目の活用法は『洗濯物を干す&荷物置き』です。
これは説明いらずで、バルコニーで洗濯物を干したり、スタッドレスタイヤなどの荷物置きに使う方法です。
我が家の場合、部屋干しがメインですが衣類が増えた時の「臨時の物干しエリア」として考えています。(まだ1回も使ったことはありません…)
なお、洗濯物をバルコニーで干す場合、雨を防げるように「軒(のき)」を延長しておくと、使い勝手が良くなるでしょう。
【一条工務店】バルコニー、ベランダを採用する「4つの注意点」
続いて、一条工務店でバルコニー、ベランダを採用する「4つの注意点」は、下記の通りです。
つまり、バルコニーは「導入コストが高く、日々の手入れが手間で、メンテナンス費も高い」ので、必要最小限でコンパクトに設計しましょう。
例えば「バルコニーがあると便利そう」や「多くの家にバルコニーがあるし、一応 付けよう」などの理由で、安易に採用すると後悔の原因になるので注意して下さい。
下記でバルコニーの「4つの注意点」を解説済みなので、参考にして下さい。
その1:軒が短く、用途が限られる
一条工務店のバルコニーで1つ目の注意点は『軒(のき)が短く、用途が限られる』です。
その理由は、一条工務店の軒は指定すると最大90㎝まで無料で延長できるものの、何も指定しないと短い軒で設計されてしまうからです。
ここで注意すべきが、バルコニー上に軒(屋根)が覆いかぶさると、バルコニーの導入コストが坪単価1分の1に変更されるケースがあるということです。
この場合、普通に部屋数を作った方が使い勝手が良いので、バルコニー上に軒を延長しない方が得策と言えるでしょう。
一条工務店では、このような独自のルール(一条ルール)があり、少しの変更で建築コストが高額になるケースがあるので、打ち合わせでチェックしましょう。
ちなみにバルコニーを最大限に活用したいなら、軒の深さが特徴的な「セキスイハイム」や「住友林業」だと、バルコニーの用途が増えるはずです。
軒が深いと奥行感や凹凸が出ることで、住まいの外観デザインもカッコ良く仕上がるので、住宅メーカーを検討中の方は タウンライフ家づくり でプランを比較しみてください。
【ライバルを徹底比較】セキスイハイムvs一条工務店は、どちらで建てるべき?【一条を選んだ8つの理由】
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【住友林業vs一条工務店】徹底比較して一条のi-smartを選んだ理由
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その2:導入コストが坪単価2分の1と高い
一条工務店のバルコニーで2つ目の注意点は『導入コストが坪単価2分の1と高い』です。
その理由は、バルコニーに明確な用途が無い限り、1坪(2帖)あたり35~42万円かけてバルコニーを作るのは割に合わないからです。
例えば、一条工務店では「吹き抜け」の導入コストが「坪単価2分の1」とバルコニーと同じ金額です。
せっかく同じ金額を払うなら、家族全員が毎日使って、滞在時間も長いリビングにお金を使う方が満足感が高くなりそうですよね。
実際に我が家では、バルコニーを最小限のサイズに設計し、ダイニングに8帖の吹き抜けを作ったことで、大満足の住まいになりました。
一条工務店の吹き抜けについて知りたい方は「【一条工務店の吹き抜け】導入前に知っておくべき「3つの特徴・5つのメリット・7つの注意点」」の記事を参考にして下さい。
【一条工務店の吹き抜け】導入前に知っておくべき「3つの特徴・5つのメリット・7つの注意点」
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その3:定期的な掃除が手間になる
一条工務店のバルコニーで3つ目の注意点は『定期的な掃除が手間になる』です。
その理由は、一条工務店のバルコニーは屋根(軒)が無いので、2~3か月おきに掃除しないと、床材や手摺りに直ぐに汚れが溜まるからです。
参考までに、下記は「引き渡し後4か月」が経過した我が家のバルコニーの画像です。
このようにバルコニーは「砂汚れ」がヒドいので、バルコニー内に「散水栓コンセント」を設置しておくと掃除がし易くて便利ですよ。
その4:修理費が高く、雨漏りの原因に
一条工務店のバルコニーで4つ目の注意点は『修理費が高く、雨漏りの原因になる』です。
その理由は、バルコニーから雨漏りしないように、10~15年の頻度で防水塗装(FRP)の再塗装や補修が必要だからです。
もし定期メンテナンスを怠ると、バルコニーで発生した雨漏りが構造躯体に入り込み、壁や断熱材を劣化させ、更に被害が拡大する可能性があります、、、
家の雨漏りが最も発生し易い場所がバルコニーなので、定期的なメンテナンスは必須と考えておきましょう。
一条工務店のメンテンナンス費用について、事前に把握しておきたい人は「【一条工務店】本当は高額な3つのメンテナンス費用【維持費をぶっちゃけます】」の記事を参考にして下さい。
【一条工務店のメンテナンス費用】30年で300万円かかる「6つの理由」
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【一条工務店】バルコニー、ベランダに採用したい「4つのオプション」
最後に、一条工務店のバルコニー、ベランダで採用しておきたい「4つのオプション」を紹介します。
中でも、①散水栓コンセントや②屋外の物干し金物は低価格で導入できるので、バルコニーの使い勝手を向上させたい人は採用しておくと良いでしょう。
周囲からの視線を遮りたい人は、③や④を上手く活用すると、プライベートを楽しめるバルコニーが作れるはずです。
オプション1:散水栓コンセント
一条工務店のバルコニーで採用したい1つ目のオプションは『散水栓コンセント/26,500円』です。
なぜなら、バルコニーは汚れや砂が付着し易いので、散水栓からホースを延長すると簡単に水洗いでき、掃除をこまめに行うハードルを下げられるからです。
例えば、バルコニーで観葉植物を育てたり、ガーデニングを検討する場合は、散水栓が必須と考えておきましょう。
ちなみに我が家は「庭の立水栓からホースを伸ばして、バルコニーを掃除するから散水栓コンセントは不要」と考えていたものの、掃除の準備が手間で入居して1回も掃除できていません、、、
そのため、バルコニーを定期的に掃除して、キレイな状態を保ちたい人は、散水栓コンセントを設置しておくと便利でしょう。
オプション2:屋外の物干し金物
一条工務店のバルコニーで採用したい2つ目のオプションは『屋外物干し金物』です。
これはシンプルな理由で、バルコニーで洗濯物を干す際に欠かせないアイテムだからです。
- 壁付けタイプ /4,200円
- 天井付けタイプ/4,500円
- 腰壁タイプ /6,000円
ちなみに我が家は「①壁付けタイプ」を採用しており、使わない時は折りたたんで収納できるので、洗濯物を干さない時も邪魔になりません。
物干し金物の角度は「上20度・水平・下20度・下40度」と計4種類に変更でき、最大荷重は「30㎏」と安心の耐久性です。
こちらは、外壁に直接 固定するタイプで後付けが難しく、価格も1万円以下と高くないので、バルコニーで洗濯物を干す予定がある人は、採用しておきましょう。
オプション3:袖壁(壁の延長)
一条工務店のバルコニーで採用したい3つ目のオプションは『袖壁(壁の延長)』です。
袖壁を設置する理由は、45㎝までは無料で作ることができ、加えて下記の3点のメリットがあるからです。
- 目隠しになる
- 雨よけになる
- 見た目がカッコ良い
バルコニーに袖壁を設置する場合、近隣住宅からの目隠しに使えるので、特に住宅街に家を建てる人におすすめのアイテムです。
注意すべきは、袖壁にも「一条ルール」が適用され、建築コストが割高になるケースがある点です。
- 長さ45㎝までが無料
- 袖壁で3方向が壁になると、坪単価が1分の1になる
- グランセゾンは、有料オプション(60,000円/長さ3尺まで)
最も注意すべきは「②坪単価1分の1」で、詳しくは下記の通りです。
例えば、上記の玄関ポーチの横に袖壁を設置すると、袖壁なしの間取りに比べて建築費が84万円ほど高くなります。
高くなる理由は、玄関ポーチに袖壁があることで「赤の箇所(1.125坪)=3方向が壁」になり、坪単価が1分の1(75万円)で計算されるからです。
- 1.125坪×坪単価75万円=84.375万円
そもそも袖壁は、建物の耐震性を強化する役割の壁なので、不要な袖壁は「有料扱い」になるという理解で大丈夫です。
ちなみに我が家は、バルコニーで「アルミ笠木」を採用しており、こちらの「壁」は無料で延長できます。
袖壁のように追加料金が発生するリスクも無いので、一条工務店の数ある隠れオプションの中でもおすすめです。
なお、我が家が採用した一条工務店のオプションを「【2023年版】一条工務店で大満足のオプション20選【隠れオプションあり】」の記事にまとめたので、気になる方は参考にして下さい。
【2024年版】一条工務店で大満足のオプション20選【隠れオプションあり】
続きを見る
オプション4:デザインルーバー
一条工務店のバルコニーで採用したい4つ目のオプションは『デザインルーバー』です。
その理由はシンプルで、デザインルーバーを設置すると、周囲の目線を目隠しをしつつ、カッコ良い外観の住まいを作れるからです。
- スクリーンタイプ :192,000円
- オープニングタイプ:130,000円
こちらは「横幅182㎝あたり」の価格なので、施工面積毎に応じて価格が変わります。詳しくは、打ち合わせで確認して下さい。
デザインルーバーを採用した実例は、下記の通りです。
デザインルーバーは、バルコニー意外にも「窓」や「玄関」に採用することができ、タイル外壁のアクセントにぴったりのアイテムです。
注意すべきは、見た目のカッコ良さに反して、日々の手入れに手間がかかるという点です。
ルーバーの1本1本に汚れが付着するので、キレイな状態を維持するには、相応の手間がかかるので覚悟しておきましょう。
【結論】一条工務店の家にバルコニー・ベランダは、用途に合わせて最小限に
本記事の結論は『一条工務店の家にバルコニー・ベランダは、用途に合わせて最小限で設置すべき』です。
その理由は、バルコニーには坪単価2分の1の導入コストがかかり、高額な定期メンテナンスが10~15年毎に必要だからです。
具体的には、バルコニーの床材の修繕や再塗装、手摺りの補修のメンテナンスが必要で、安くても10万円以上かかります。
つまりバルコニーは、導入コスト・修繕コスト共に高額なので、明確な用途が無い限りはバルコニーを作らない方が無難と言えるでしょう。
ちなみに我が家は、下記の3つの用途で1坪(2帖)のバルコニーを1箇所だけ作りました。
- エアコンの室外機を置く
- 玄関外の屋根を兼ねる
- 洗濯物を干す&荷物置き
バルコニーを作るのに「1坪=37.5万円」がかかるものの、これだけの役割を兼ねるバルコニーはかなりコスパが良いと言えるでしょう。
ですが家づくりは奥が深く、正解はありません。
住宅メーカー選びや間取り設計でお悩みの方は、 タウンライフ家づくり を活用して、住宅メーカー各社の設計士からアイデアを貰うと参考になるはずです。
こちらは、オーダーメイドの「間取り図面・見積書」を依頼でき、全てのサービスを無料で使えます。
することは、希望の間取り・プランを こちら に入力するだけで、手続きも「3分」とスゴく簡単です。
なんと言っても、間取りはアイデアの宝庫なので、家づくり中の方は情報収集に活用しない手はありませんよね。