
結論から言うと、全館床暖房のある暮らしは快適そのものです。
真冬でも半袖・半ズボンで過ごせるほど暖かいですし、お風呂に入る時のヒヤッとする寒さもありません。
24時間運転の全館空調なので、「仕事から帰った時に家の中が寒い」とか、「寒くて朝布団から出られない」といった冬のストレスもなし。
まさに、最高の暖房設備です。
個人的には「一条工務店の全館床暖房を採用して大正解!」と感じていますが、生活スタイルや重視するポイントによっては、「うちはいらないかな…」と判断する人がいるのも事実。
そこで本記事では、採用する前に必ず知っておきたい『5つの特徴(デメリット)』をご紹介します。
これらの注意点を事前に知っておけば、住み始めてから「想像と違った…」と後悔することもなくなるはずです。
- 空気が激しく乾燥し、湿度が30%台まで下がる
- 生活スタイルによっては電気代が割高になる
- Wi-Fiの電波が遮断され、通信速度が遅い
- 導入コスト(坪単価)に50〜80万円ほど含まれる
- メンテナンス費用は30年で約95万円と高額
特にメンテナンスや故障のリスク、将来的なコストについては、契約前にしっかり把握しておく必要があります。
もし、今の時点で「予算的に厳しいかも…」と不安を感じているなら、一度プロに資金計画や間取りを相談してみるのがおすすめです。
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一条工務店の全館床暖房はいらない?後悔しないための「5つの注意点」と判断基準
繰り返しになりますが、私自身は一条工務店の全館床暖房に心から満足しています。
ただ、すべての人にとって最高の設備かというと、必ずしもそうとは言い切れません。
住む人の感覚や生活スタイルによっては、「全館床暖房はいらない」「むしろデメリットの方が多い」と感じてしまう可能性があるからです。
何事も「合う・合わない」があるので、一条工務店の仕様があなたにとって最適なのか、冷静に判断することが大切です。
そこでこの章では、あとから後悔しないために知っておきたい「5つの特徴(注意点)」を包み隠さず解説しますね。
後悔しないために知っておきたい5つの特徴
このなかでも特に深刻なのが、1つ目の「空気の乾燥」です。
全館床暖房を使っていると、冬場は湿度が30%台まで下がってしまうことも珍しくありません。
そのため「冬は加湿器が必須」というオーナーさんも多いのですが、そうなると部屋の数だけ加湿器を置くことになります。
毎日の水の補充や、定期的なフィルター掃除の手間が増えるのは、地味ですがかなり大変な作業です。
私自身、これまでの人生で乾燥を気にしたことはほとんどありませんでしたが、一条工務店の家に住み始めてからは肌や喉の乾燥が気になるようになりました。
乾燥が苦手な方にとっては、日々のストレスにつながる大きなデメリットになり得るため注意が必要です。
その1:空気が乾燥し、湿度が30%台まで下がる
全館床暖房に後悔しないために知っておきたいこと1つ目は空気が乾燥し、湿度が30%台まで下がることです。
冬の最適な湿度の目安は40〜60%。湿度が40%を下回ると肌や髪が乾燥したり、感染症にかかりやすくなります。
全館床暖房を使った時の湿度は平均30~35%、乾燥が酷い時期は20%台まで下がることもあります。
湿度がこれだけ下がる原因は、床暖房で家全体を暖め、24時間運転を行っているからです。
改めて「全館床暖房」とは、名前の通り家全体に床暖房が設置される設備。リビングやダイニングはもちろん、他にもキッチンや玄関、脱衣所、トイレ、浴室、ウォークインクローゼットの床までと、本当に家全体です。

これだけ大規模な床暖房を24時間ずっと動かし続けるので、空気が乾燥して湿度が30%を下回ってしまいます。
ちなみに我が家は、うるケアを採用していてこの湿度。
うるケアとは、パナソニックが開発した全館加湿システムのこと。
全館換気システムのロスガード90に水道を直結することで自動給水&自動メンテナンスが可能で、加湿器の運用に手間がかかりません。


ですがこのうるケアを使っても湿度は30~35%台なので、乾燥が苦手な人は別に加湿器が必要になる可能性が高いです。
全館空調なので乾燥は仕方がないかもしれませんが、乾燥は全館床暖房の最大の弱点と言えるでしょう。
その2:生活スタイルによっては電気代が割高になる
全館床暖房で後悔しないための2つ目のポイントは、『生活スタイルによっては、エアコンよりも電気代が高くなる可能性があること』です。
全館床暖房は「省エネで電気代が安い」と営業担当から聞いているかもしれませんが、実は誰にとってもお得というわけではありません。
なぜなら全館床暖房は、一度スイッチを入れたら「24時間つけっぱなし」にすることが基本ルールだからです。
床暖房は暖まるまでに時間がかかるため、「寒い時だけスイッチを入れる」「出かける時は消す」といったこまめな操作ができません。
そのため、仕事が忙しくて「家には寝に帰るだけ」という方や、出張が多くて家を空けがちな方にとっては、いない間も暖め続けるのはムダになってしまいます。
これなら、必要なときだけすぐに温風が出る「エアコン」を使ったほうが、トータルの電気代は安く抑えられるはずです。
参考までに、わが家の2025年2月の電気代は「約16,000円」でした。
一条工務店の家は性能が良いのでこれでも十分安いほうですが、もし床暖房を使わずにエアコンだけで過ごしていたら、もっと節約できていたかもしれません。
「家にいる時間が短いから、全館床暖房はいらないかも…」
そんなふうに迷っている方は、ご自身のライフスタイルとランニングコストを天秤にかけて判断してみてください。
その3:Wi-Fiの電波が遮断され、通信速度が遅い
3つ目の注意点は、『Wi-Fiの電波が遮断されて、ネットの通信速度が遅くなること』です。
特に「2階建て」の家を建てる方は、この問題をしっかり理解しておかないと入居後に後悔するかもしれません。
なぜなら、床下に敷き詰められた床暖房のパネルが、Wi-Fiの電波を遮断してしまうからです。

写真のように、家全体が銀色の金属パネルで覆われるため、1階と2階の間で電波が通り抜けにくくなってしまうんです。
実際にわが家では、Wi-Fiルーターを「2階」に設置しています。
吹き抜けのあるリビングなどは快適に使えるのですが、天井がパネルで塞がれている「1階のトイレ」や「脱衣所」では、電波がほとんど届きません。
Wi-Fiよりもスマホの4G回線を使ったほうが速いくらいで、ひどい時はそもそも繋がりません。
現代の生活でネットが遅いのは、かなり大きなデメリットですよね。
この問題を解決するには、複数のルーターで網の目のように電波を広げる「メッシュWi-Fi」の導入がほぼ必須になります。
一条工務店で2階建てを建てるなら、快適なネット環境を作るために「ルーターへの課金」が必要になることを覚悟しておきましょう。
その4:導入コストに50〜80万円ほどかかる
4つ目の注意点は、『全館床暖房の導入に約50〜80万円の初期費用がかかること』です。
「標準仕様だから実質タダじゃないの?」
と思うかもしれませんが、実際は坪単価の中にしっかりと費用が含まれています。
導入コストがいくらなのか、一条工務店の規格住宅「HUGme(ハグミー)」のオプション価格(坪2万円)を参考に計算してみましょう。
- 25坪:50万円
- 30坪:60万円
- 35坪:70万円
- 40坪:80万円
わが家は32坪なので、計算すると全館床暖房の導入コストは約64万円。(坪2万円 × 32坪)
注意点は全館床暖房は冬しか使えないため、夏を快適に過ごすには別途エアコンが必要であること。
つまり、冬用の「床暖房」と夏用の「エアコン」、2種類の空調設備にお金がかかってしまうのです。
3LDKの間取りで各洋室にエアコンを設置すると、プラス25万円ほどかかります。(6畳用エアコン8万円 × 3台と仮定)
合計すると、空調設備だけで90万円近くになる計算です。

とはいえ、エアコンのみで空調する一般的な住宅に比べると、どうしても導入コストは割高になりがちです。
予算オーバーで後悔しないためにも、「初期費用」と「快適さ」のバランスをよく検討してみてください。
もし「予算オーバーしそう…」と悩んでいるなら、視野を広げてみるチャンスです。
同じ予算で他社ならもっと広い家が建つかもしれませんし、逆に初期費用0円で全館空調を入れられるメーカーが見つかるかもしれません。
わざわざ展示場に行かなくても、スマホ一つで複数社のプランを取り寄せられるので、比較して「納得感」を得てから契約しましょう。
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その5:メンテナンス費用は30年で約95万円と高額
全館床暖房で後悔しないために知っておきたい5つ目のポイントは、メンテナンス費用が30年で約95万円と高額になることです。
家を建てるとき、僕は将来の維持費(ランニングコスト)を安く抑えることにこだわっていたので、当然ながら全館床暖房の維持費についても徹底的に調べました。
メンテナンスが必要な項目と費用をまとめたものが、下の表です。
| 頻度 | 修理費 | |
|---|---|---|
| ①不凍液の補充 | 毎年 | 1㎏/400円 |
| ②不凍液の全交換 | 10年 | 5万円 |
| ③エアコン故障 | 10年 | 30万円 |
| ④配管の全交換 | 50年 | 40万円 |
これらを計算すると、30年間で合計95万円もの費用がかかることが分かります。
いくつか補足して解説しますね。
まず①と②の「不凍液」とは、床下の配管内を循環して家を暖めるピンク色の液体のこと。
この不凍液は蒸発して少しずつ量が減ってしまうため、床暖房を使い始めるシーズン前に毎年補充し、さらに10年ごとにすべて入れ替える交換作業が必要です。
次に「③エアコンの故障」についてですが、一条工務店の全館床暖房は専用エアコンの室外機を使ってお湯を作っています。
冷房・暖房・床暖房と1台3役をこなす高性能な室外機なので、一般的なエアコンよりも価格設定が高く、耐用年数を迎えて交換する際の出費も大きくなりがちです。
さらに50年が経つと、「④配管の全交換(40万円)」というかなり大掛かりなメンテナンスも控えています。
50年後の僕は80歳…。
「そんな歳なら、もうメンテナンスしなくていいかな」とも思いましたが、高齢になった時のヒートショック対策を考えると、やはり無視できない出費になりそうです。
このように、全館床暖房はエアコンだけの生活に比べて維持管理の手間や費用がかかります。
導入してから「維持費が高い!」と嘆くことがないよう、契約前に将来のメンテナンス計画もしっかり確認しておくことが大切です。
まとめ:全館床暖房は「いらない」?後悔しないための判断基準
今回は、一条工務店の全館床暖房を採用する前に知っておきたい「5つの特徴」について解説しました。
記事の内容を振り返ると、全館床暖房は最高の快適さを提供してくれる一方で、導入コストや維持費、Wi-Fi環境といったデメリットも存在します。
- メリット:家中どこでも暖かく、冬のストレスがゼロになる
- 注意点:空気が激しく乾燥するため、加湿対策が必須
- 注意点:24時間運転が基本のため、不在が多いと電気代が割高に
- 注意点:Wi-Fiが繋がりにくくなるため、メッシュWi-Fi等の対策が必要
- 注意点:導入費や将来のメンテナンス費用が高額になる
結論として、全館床暖房が「いらない」かどうかは、あなたの生活スタイルと予算次第です。
「とにかく冬を快適に過ごしたい」「ヒートショックを防ぎたい」という方には最高の設備ですが、「初期費用や維持費を抑えたい」「家には寝に帰るだけ」という方にとっては、オーバースペックで後悔の原因になるかもしれません。
大切なのは、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解した上で、「自分たちにとって本当に必要か?」を冷静に判断すること。
もし予算や間取りで迷っているなら、 タウンライフ家づくり を使ってプロの提案と比較してみるのも一つの手です。
後悔のない家づくりのために、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!