一条工務店

【一条工務店】グランセゾンとアイスマートの「9つの違い」

(PR)タウンライフ家づくり
悩むオヤジ
一条工務店のグランセゾンとアイスマートだと、どちらを選ぶべき?それぞれのプランの「決め手」や「特徴」、「違い」の比較を知りたいな…。

こんな疑問にお答えします。

まず最初に、本記事の結論を言うと高級感を重視したい人は「グランセゾン」、住まいの性能を重視したい人は「アイスマート」がおすすめです。

その理由は、同じ一条工務店が建てる家でも「建て方(工法)」や「コンセプト」が違うことで、住まいの特徴が大きく違ってくるからです。

グランセゾンとアイスマートの違いを一覧にまとめると、下記の通りです!
あつぎり
グランセゾンアイスマート
坪単価80万円75万円
工法
(間取り)
在来軸組工法
(自由度が高い)
2×6工法
(制限が多い、総2階)
設備・床材高級感スッキリ
断熱性(Ua値)0.380.25
気密性(C値)0.610.59
天井高1階/260㎝
2階/250㎝
1階/240㎝
2階/240㎝
屋根材太陽光
スレート
太陽光
ガルバリウム
ハイドロテクト標準仕様オプション対応
(坪/13,000円)
全館床暖房標準仕様
全館さらぽか空調非対応オプション対応
(坪/15,000円)
耐震性耐震等級3
ハニカムシェード標準仕様

グランセゾンとアイスマートの価格差である「坪単価 5万円」を元に建築費をざっくり計算すると、建坪32坪の家ではグランセゾンが160万円ほど高くなることが分かります。

ですが在来工法で建てるグランセゾンだと「2階を小さく設計する」こともできるので、間取りによってはアイスマートよりもグランセゾンの建築費が安くなるケースもあります。

2×6工法のアイスマートは「総2階(1階と2階を同じ広さの間取り)」で建てるため、2階が必要以上に広くなることで建築費が割高になることもあります!
あつぎり

他にも、設備や外壁材、空調機器など、どういった設備を採用するかによってオプション費用が大きく変わってくるので、詳しい金額を知りたい方は タウンライフ家づくり を使って一条工務店から専用プランを取り寄せましょう。

タウンライフ家づくりとは、住宅メーカーの設計士に「間取り・見積書」などの専用プランの作成を無料でお願いできるサービスで、下記のような「家づくり計画書」が貰えます。

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このようにタウンライフ家づくりでは「自分たちが建てたい住まいがどれくらいの価格で建てられるか」が分かるなど効率的に情報収集できるので、マイホーム検討中の人は使うと便利ですよ。

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間取りは「アイデアの宝庫」なので、情報収集の一環として専用プランの作成をお願いしてみても良いでしょう!

いずれにせよ、全てのサービスが無料なので、1度は使っておかないと損ですよね!

あつぎり
【本記事の前提条件】
アイスマートに「グランセゾンの住設」を有料オプションで採用することができ、すると各プランの違いが大幅に減ります。そのため、本記事では「標準仕様の違い」を解説済みです。

当ブログの管理人

一条工務店のグランスマートで暮らす、あつぎり(@atsugili01)が解説しますっ!
あつぎり

【一条工務店】グランセゾンとアイスマートの「9つの違い」

一条工務店|グランセゾンとアイスマート

一条工務店|グランセゾンとアイスマート

それでは一条工務店のグランセゾンとアイスマートの「9つの違い」を解説します。

グランセゾンとアイスマートを比較した時に、最も大きな違いは「家を建てる工法」です。

具体的には、グランセゾンは「在来軸組み工法」、アイスマートは「2×6工法」で家を建てます。

このように同じ一条工務店で建てる家でも「工法」が違うことで、気密性や断熱性、間取り設計の自由度、採用できるオプションの種類、耐震性などの違いに繋がります。

つまり「どういった家を建てたいか」によって選ぶべきプランが変わってくるので、本編を一読した上でグランセゾンとアイスマートのどちらを選ぶべきかを判断してください。

その1:坪単価に約5万円の価格差がある

グランセゾンとアイスマートの1つ目の違いは『坪単価に約5万円の価格差がある』です。

各プランの坪単価

  • グランセゾン:80万円
  • アイスマート:75万円

こちらの坪単価を元におおよその建築費を計算すると、下記の通りです。

グランセゾン
坪単価 80万円
アイスマート
坪単価 75万円
25坪2,000万円1,875万円
30坪2,400万円2,250万円
35坪2,800万円2,625万円
40坪3,200万円3,000万円

例えば、最も採用率が高い「32坪の住まい」だと、建築費でおおよそ150〜160万円の価格差が開くことが分かります。

こちらは坪単価の中央値で計算しています!なぜなら「建坪が大きな家ほど坪単価は割安に、建坪が小さな家ほど坪単価は割高になる傾向がある」からです!そのため建築費のおおよその目安としてお考えください!
あつぎり

では「なぜグランセゾンはアイスマートよりも坪単価が高いのか」と言うと、グランセゾンには「アイスマートでは有料オプションの設備・仕様」がいくつか含まれているためです。

主要な設備としては、ハイドロテクトタイルやグレイスシリーズの設備、モクリアフローリングなどが挙げられます。

一条工務店のハイドロテクトタイル(ホワイト色)

一条工務店のハイドロテクトタイル(ホワイト色)

ハイドロテクトタイルは、セルフクリーニング機能を持つ外壁材で、新築当初のキレイな状態をメンテナンスフリーで維持できるタイル外壁です。

ハイドロテクトタイルはグランセゾンでは標準仕様に含まれる一方でアイスマートでは坪13,000円のオプション費用がかかります。

例えば、建坪32坪の住まいを建てる場合、オプション費用は41.6万円となります。

グランセゾンで標準仕様のグレイスシリーズの設備(グレイスキッチン・グレージュ色)

グランセゾンで標準仕様のグレイスシリーズの設備(グレイスキッチン・グレージュ色)

続いて、グレイスシリーズの設備とは、木目同調エンボスパネルを全面に採用したグランセゾンで標準仕様の設備です。

グレイスシリーズの設備には、グレイスキッチンやグレイスシューズボックス、グレイスドレッサーなどがあり、アイスマートではいずれも有料オプションとなります。

グレイスシリーズの設備オプション費
グレイスキッチン+26万円
グレイスシューズボックス+11.3万円
グレイスドレッサー+14.3万円

グレイスシリーズの設備一式にかかるオプション費用を合計すると51.6万円となり、なかなかの高級オプションと言えますね。

グランセゾンで標準仕様のモクリアフローリング(グレーウォール色)

グランセゾンで標準仕様のモクリアフローリング(グレーウォール色)

最後にモクリアフローリングは、グランセゾンで標準仕様のフローリング材です。

モクリアフローリングをアイスマートで採用するには坪1.1万円のオプション費用がかかるため、建坪32坪の住まいだとオプション費用は35.2万円となります。

ここまでで紹介したハイドロテクトタイルやグレイスシリーズの設備、モクリアフローリングの導入にかかるオプション費用をまとめると、下記の通りです。

ハイドロテクトタイル41.6万円
グレイスシリーズの設備51.6万円
モクリアフローリング35.2万円

合計で約128万円と、オプション費用としてはかなり高額です。

そしてグランセゾンでは、他にも木目調の軒天や石目調フローリング、建具のデザイン、選べる窓の種類などもアイスマートと異なります。

このようにグランセゾンの標準仕様に含まれる設備は、アイスマートよりも高級仕様であることが分かりますね。

つまり、グランセゾンとアイスマートを比較される方は「グランセゾンの標準仕様に含まれる設備に、アイスマートとの差額である約160万円の価値があるか(建坪32坪のケース)」を1つの判断基準にすると良いでしょう。

その2:在来軸組工法と2×6工法

グランセゾンとアイスマートの「9つの違い」

グランセゾンとアイスマートの2つ目の違いは『在来軸組工法と2×6工法で家の強み・弱みが違う』です。

そもそも一条工務店の家づくりでは「在来軸組工法」と「2×6工法」の2つの工法を採用しており、プランによって工法が異なり、住まいの特徴の違いに繋がります。

家を建てる工法

  • グランセゾン:在来軸組工法
  • アイスマート:2×6工法

では在来軸組工法と2×6工法は「何がどのように違うのか」と言うと、下記の画像の通りです。

在来軸組工法と2×6工法の違い

在来軸組工法と2×6工法の違い
在来軸組工法
(グランセゾン)
2×6工法
(アイスマート)
間取り設計自由度が高い制限が多い
気密・断熱得意
耐震得意

アイスマートの2×6工法では「総二階(1階と2階が同じ広さの間取り)で建てなければならない」など、間取り設計における制限が多くなりがちです。

その一方で、2×6工法は気密性や断熱性、耐震性などを得意とするため、家づくりで「住まいの性能」を重視したい人にオススメです。

話をまとめると、「間取り設計の自由度」を重視したい人はグランセゾン、「住まいの性能」を重視したい人はアイスマートを選ぶと良いでしょう。

これはグランセゾンの気密性や断熱性、耐震性が劣っているという話ではなく、「2×6工法で建てるアイスマートに比べると…」という話なので心配ありません!
あつぎり

その3:設備・床材の「デザイン性」

グランセゾンとアイスマートの「9つの違い」

グランセゾンとアイスマートの3つ目の違いは『設備・床材のデザイン性』です。

設備のデザイン性の違い

  • グランセゾン:木目で高級感がある
  • アイスマート:すっきり&シンプル

設備・床材のデザインは「住む人の好み」なので、下記の画像をチェックして下さい。

「リビング」の違い

一条工務店のグランセゾンとアイスマートの違い|リビング

グランセゾンとアイスマートの違い|リビング

「キッチン」の違い

一条工務店のグランセゾンとアイスマートの違い|キッチン

グランセゾンとアイスマートの違い|キッチン

「シューズボックス」の違い

一条工務店のグランセゾンとアイスマートの違い|シューズボックス

グランセゾンとアイスマートの違い|シューズボックス

「洗面化粧台」の違い

一条工務店のグランセゾンとアイスマートの違い|洗面化粧台

グランセゾンとアイスマートの違い|洗面化粧台

「和室」の違い

一条工務店のグランセゾンとアイスマートの違い|和室

グランセゾンとアイスマートの違い|和室

ちなみに我が家は、アイスマートで家を建てたものの、全てグランセゾンの設備・床材を採用しており、下記の通りです。

グランセゾンの住設|キッチン・洗面化粧台・シューズボックス

グランセゾンの住設|キッチン・洗面化粧台・シューズボックス

こちらは、本来なら「90万円」近くかかる有料オプションですが、一条工務店のキャンペーン中に契約できたことで、全て「無料」で採用できました。

グランセゾンのキャンペーン特典|カップボード・ナノイー・交換用フィルター

グランセゾンのキャンペーン特典|カップボード・ナノイー・交換用フィルター

他にも「キッチンのカップボード/30万円相当」や「ナノイー/4.5万円相当」、「ロスガードの交換用フィルター/10万円相当」など、これらの設備も全てキャンペーンや特典により、無料です。

住宅メーカーは「契約するタイミング」次第で、このように「数十万〜数百万円といった特典」が貰えるキャンペーンを定期的に行なっているので、下記より問い合わせてみましょう。

>>> タウンライフ家づくり:最新のキャンペーン特典を確認する

その4:断熱性・気密性の違いは「誤差」

グランセゾンとアイスマートの「9つの違い」

グランセゾンとアイスマートの4つ目の違いは『断熱性・気密性の違いは誤差』です。

グランセゾンとアイスマートは、どちらも業界トップクラスの断熱性・気密性を誇ります。ですが「アイスマート」の方が断熱性も気密性も、少しだけ優れています。

一条工務店の断熱材|内断熱140mm+外断熱50mm

一条工務店の断熱材|内断熱140mm+外断熱50mm

なぜなら、アイスマートで使われている2×6工法は、分厚い壁で家を支える仕組みで、その壁の中に「内断熱140mm+外断熱50mm」という極厚の断熱材を採用しているからです。

その結果、「断熱性=Ua値」と「気密性=C値」は、下記のような違いが出ます。

グランセゾン
(在来軸組)
アイスマート
(2×6工法)
断熱性(Ua値)0.380.25
気密性(C値)0.610.59
「Ua値・C値」は、共に数値が低いほど性能が高いと言えます!
あつぎり

断熱性能のグレード

断熱性能のグレード

ちなみに「断熱性能」は全10段階に分類され、例えばアイスマートの「Ua値/0.25」は最上位ランクである「断熱等級7」に位置し、グランセゾンも上から2番目の「断熱等級6」です。

例えると、グランセゾンとアイスマートは、北海道や東北などの冬でも快適に過ごせる断熱性・気密性を備えている家なので、どちらを選んでも間違いありません。

上記を見る限り、Ua値・C値には若干の違いがあるものの、体感ベースだと分からないレベルなので、ほとんど気にしなくて大丈夫です!
あつぎり

その5:天井高に「25㎝」の差がある

グランセゾンとアイスマートの「9つの違い」

グランセゾンとアイスマートの5つ目の違いは『天井高に25㎝の差がある』です。

天井が高くて開放的な間取りを作りたい方は、天井高265㎝が標準仕様であるグランセゾンを選びましょう。

天井高の違い

  • グランセゾン:1階/265㎝、2階/250㎝
  • アイスマート:1階/240㎝、2階/240㎝

なぜなら、一条工務店が建てる家は「在来軸組工法」と「2×6工法」で、標準仕様の天井高が25㎝も違ってくるからです。

天井が高いと何かとメリットが多く、例えば「吹き抜け」や「勾配天井」を作る時も開放感を作りやすく、部屋を畳数以上に広く感じさせる効果があります。

ちなみに、アイスマートだと「坪/2万円」の有料オプションで、天井を「+20㎝」高くすることができるものの、同時に「間取り設計の制限」が増えてしまうので、採用する際は注意しましょう。

一条工務店の吹き抜け

一条工務店の吹き抜け
一条工務店では「吹き抜け」を採用する人が多く、我が家もダイニングに8畳の吹き抜けを作りました!高気密・高断熱の住まいということもあり、天井高の空間でも夏も冬も快適です!
あつぎり

その6:採用できる屋根材の「耐久性」

グランセゾンとアイスマートの「9つの違い」

グランセゾンとアイスマートの6つ目の違いは『採用できる屋根材の耐久性』です。

アイスマートで「太陽光システム+ガルバリウム屋根」の組み合わせを採用すると、屋根にかかるお金を最も安く抑えられます。

なぜなら、太陽光システムはおよそ200万円の導入コストが必要になるものの、およそ9〜10年間の売電で導入コストを回収でき、その後の30年間で300万円を超える売電収入を得られるからです。

一条工務店の太陽光システム|売電シミュレーション

一条工務店の太陽光システム|売電シミュレーション

そして共に抜群の「耐久性」を誇るため、メンテナンスを最小限に抑えることができます。

アイスマートの屋根材|屋根一体型の太陽光システム(左)、ガルバリウム鋼板(右)

アイスマートの屋根材|屋根一体型の太陽光システム(左)、ガルバリウム鋼板(右)
屋根材のメンテナンス費用

  • 太陽光システム :メンテナンスフリー
  • ガルバリウム屋根:20〜30年の耐久性
太陽光システム表面の「強化ガラス」がもしも割れてしまった場合は「火災保険」で修理することができます!
あつぎり

グランセゾンとアイスマートで採用できる屋根材は、下記の通りです。

グランセゾンアイスマート
太陽光システムオプション対応
スレート標準仕様
パラペット標準仕様
ガルバリウム非対応標準仕様

スレート屋根やパラペット屋根は、10年毎に塗り直しが必要になり、屋根のメンテナンス費用が高くなりがちなので、注意しましょう。

つまり、屋根のメンテナンス費用を安く抑えたい人は、アイスマートで「太陽光システム+ガルバリウム」の組み合わせがオススメです。

その7:標準仕様のタイル外壁

グランセゾンとアイスマートの「9つの違い」

グランセゾンとアイスマートの7つ目の違いは『標準仕様のタイル外壁』です。

アイスマートだと、ハイドロテクトタイルの導入に「30〜50万円(坪/13,000円)」のオプション料金がかかるものの、グランセゾンだと「標準仕様」に含まれます。

標準仕様の外壁材の違い

  • グランセゾン:ハイドロテクトタイル
  • アイスマート:標準タイル(石目調ボーダータイル)

なぜなら、グランセゾンの坪単価はアイスマートよりも5万円ほど高く、この坪単価の差額に「ハイドロテクトタイル」などの導入コストが含まれているからです。

一条工務店のタイル外壁|ハイドロテクトタイル

一条工務店のタイル外壁|ハイドロテクトタイル

ハイドロテクトタイルは、一条工務店で家を建てる8〜9割の人が採用するオプションで、標準タイルとの違いは下記の通りです。

標準タイルハイドロテクトタイル
カラーホワイト全5色
配色単色のみ単色 or 2色の組み合わせ
特徴一般的なタイルセルフクリーニング機能

例えば、よく見かける「黒ずんだ外壁」は、主に「ちり・ホコリ・排ガス・排煙・油汚れ」の蓄積が原因で、これらの汚れはハイドロテクトタイルのセルフクリーニング機能で、洗い流して外壁をキレイにできます。

下記は、我が家のハイドロテクトタイルですが、付着している汚れはなく、新築当時からキレイな状態をずっと維持できています。

一条工務店のハイドロテクトタイル|ホワイトの外壁

一条工務店のハイドロテクトタイル|ホワイトの外壁

アイスマートでハイドロテクトタイルを採用する場合、オプション費用「坪/13,000円」がかかり、下記の通りです。

【アイスマート】ハイドロテクトタイルのオプション費用

  • 25坪:32.5万円
  • 30坪:39.0万円
  • 35坪:45.5万円
  • 40坪:52.0万円

グランセゾンの標準仕様には「ハイドロテクトタイル/30〜60万円相当」が含まれているため、比較する際は「ハイドロテクトタイルが必要か?」の答えが出ると、選ぶべきプランが自然と決まるはずです。

その8:全館さらぽか空調が採用できる・できない

グランセゾンとアイスマートの「9つの違い」

グランセゾンとアイスマートの8つ目の違いは『全館さらぽか空調が採用できる・できない』です。

「全館床暖房」は両方のプランで採用できるものの、「全館さらぽか空調(=床冷房)」はアイスマートでしか採用できません。

なぜなら、グランセゾンは断熱性・気密性がアイスマートよりも劣るため、その環境で全館さらぽか空調を使うと「床」が結露してしまうからです。

グランセゾンアイスマート
工法在来軸組2×6
断熱性(Ua値)0.380.25
気密性(C値)  0.610.59

例えば、全館さらぽか空調で「設定温度を20度に下げたら床が結露した」という話もあるので、暑がりの人にはオススメしにくい全館空調とも言えます。

全館さらぽか空調は「坪/15,000円」で採用でき、下記の通りです。

全館さらぽか空調のオプション費用

  • 25坪:37.5万円
  • 30坪:45.0万円
  • 35坪:52.5万円
  • 40坪:60.0万円

「全館さらぽか空調が付いた家を建てたい」となると、その時点でグランセゾンが選択肢から消えるので、プラン選びの分かれ目とも言えますね。

その9:耐震性は「在来軸組<2×6工法」

グランセゾンとアイスマートの「9つの違い」

グランセゾンとアイスマートの最後の違いは『耐震性は在来軸組工法よりも、2×6工法が優れている』です。

両方のプランが耐震等級3をクリアしているものの、強力な「壁・床・天井」で支える2×6工法で建てるアイスマートの方が耐震性能が高いです。

グランセゾンアイスマート
工法在来軸組2×6
耐震性耐震等級3
オプション無し2倍耐震

なぜなら、在来軸組工法は地震の揺れを「点」で受けて負荷が1箇所に集中してしまう一方で、2×6工法だと揺れを「面」で受けて分散することができるからです。

グランセゾンとアイスマートの耐震性の違い

https://www.ichijo.co.jp/

これは一条工務店の公式HPにも明記されており、2×6工法で建てるアイスマートの方が耐震性に優れていることが分かります。

例えば、有料オプションで「2倍耐震」を採用すると、耐震等級3を超える「耐震等級5相当」という、更に地震に強い家を建てることができます。

耐震等級「3」と「5」の違い

  • 耐震等級3:震度7で潰れない、壁紙に亀裂が入る
  • 耐震等級5:震度7で潰れない、壁紙の損傷も無し

在来軸組工法で建てるグランセゾンは「間取り設計の自由度」に優れている一方で、耐震性はアイスマートより劣ります。

つまり、間取り設計の自由度を重視するなら「グランセゾン」、耐震性や気密性・断熱性などの性能を重視するなら「アイスマート」を選ぶべきと言えます。

【結論】高級感の「グランセゾン」と性能の「アイスマート」

本記事の結論は、高級感を重視するなら「グランセゾン」、性能を重視するなら「アイスマート」を選ぶと良いでしょう。

なぜなら、同じ一条工務店が建てる家でも特徴が違うため、家づくりで「何を重視するか」で、プラン選びの正解が変わってくるからです。

グランセゾンとアイスマート「9つの違い」

  • 坪単価に「約5万円」の差がある
  • 在来軸組工法と2×6工法
  • 設備・床材の「デザイン性」
  • 断熱性・気密性は「誤差」
  • 天井高に「25㎝」の差がある
  • 屋根材の「耐久性」の違い
  • 標準仕様に含まれるタイル外壁
  • さらぽか空調が採用「できる・できない」
  • 耐震性は「在来軸組<2×6工法」

もし「グランセゾンの高級感も、アイスマートの性能も捨てがたい…」と思う人は、2つの特徴を合わせ持つ「GRAND SMART(グランスマート)」も候補の1つに考えておきましょう。

一条工務店の最上位グレードで「坪単価/85万円」と高額な建築コストがかかるものの、これ以上ない満足感と後悔ポイントのないマイホームが建てられるはずです。

  • この記事を書いた人

あつぎり

一条工務店のグランスマート(2階建て・32坪)|住宅ローン 4,350万円の返済に励む、平凡な30歳サラリーマンの記録ブログ

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