本記事の結論は『書庫ユニットは採用せずに、ワークデスクを購入して書斎を作るほうが満足度が高い』です。
これには6つの理由があり、下記の通りです。
- デスクと書棚が固定式で動かせない
- デスクのサイズ感がイマイチ
- 書棚が必要なかった
- 木目調の統一感が不要だった
- デスク表面がザラザラで文字が書けない
- オプション費用が7〜8万円と高い
個人的には、上記の「①デスクと書棚が固定式で動かせない」が不採用にした最大の理由です。
なぜなら、新築当初は書斎として使う予定の部屋でも10年後や20年後、30年後も書斎として使い続けている(使いたい)かは分からないからです。
例えば、10年後は書斎が不要になり、書庫ユニットを設置する予定の部屋を「物置き」や「部屋干し」など、別の用途で使いたい可能性もあります。
つまり、生活スタイルは変化し続けるため、幅広い選択肢に柔軟に対応できる部屋を作るべきと判断しました。
これは タウンライフ家づくり を通じて、住宅メーカー各社の設計士さんと間取りについて相談したことで辿り着けた考え方です。
タウンライフ家づくりとは、自分たちが考える家づくりの要望をもとに、間取り図面や見積書、建築模型などの作成を無料でお願いできるサービスです。
僕はマイホームを建てる時に利用しており、当時の写真は下記の通りです。
我が家は「リビングは20帖以上で、間取りは3LDK以上、ランドリールームと書斎が欲しい」という条件で依頼したところ、住宅メーカー各社からこのような間取りプランが届きました。
なかでも、3Dの間取り図面や建築模型を頂けたことで、マイホームの完成系を具体的にイメージすることができたので良かったです。
例えば、書斎の間取りでも「主寝室と隣接した書斎」もあれば、「キッチン横に作るワークスペース」、もしくは「一室で独立した書斎」など、色んなアイデアを提案していただけました。
最終的には一条工務店と契約したものの、住宅メーカー各社の設計士さんから頂いたアイデアがあったことで、間取りの満足度を1ランクも2ランクも高められたといっても過言ではありません。
タウンライフ家づくりは、全てのサービスが無料で使えます。
手続きも簡単で、家づくりの要望を こちら に入力するだけです。すると1週間ほどで自宅に家づくり計画書が届きます。
きっと新しい発見があるはずなので、気になる方は使ってみてください。
当ブログの管理人
【相性バツグン】グランセゾンの書庫ユニット
書庫ユニットのポイント
- カラーはグランセゾンの4色より
- 設置は最低1.5帖以上
- 種類は全3種+書棚2種
- デスク・書棚のサイズは一般的
- 引き出しはオートクローザー付き
- 付属コンセント無し
【4色】書庫ユニットのカラー
書庫ユニットは『木目・4色』から選べます。
グランセゾンの木目が書庫ユニットに使われており、「ホワイト・サンド・グレージュ・ダーク」の4色です。
「キッチン・シューズBOX・洗面化粧台」と同じグランセゾンの木目なので、家の統一感はカンペキですね。
カラー:サンド
一条工務店の書庫ユニット\(^o^)/
カラーは「サンド」ですね。
カラー:ホワイト
一条工務店の京都五条展示場の書庫ユニット\(^o^)/
こちらは「ホワイト」です。
カラー:グレージュ
カラーは「グレージュ」です。
カラー:ダーク
カラーは「ダーク」です。
ちなみに書庫ユニットは、グランセゾンの発売直後だと1箇所まで無料で設置が出来たそう…。2020年1月より有料オプションに変更に( ゚Д゚)ハァ?
書庫ユニットの設置スペース
次に書庫ユニットの設置条件を解説しますね。
1.5帖あれば設置可能
我が家の書斎の図面です。
広さは2帖ですが、書庫ユニットは最低1.5帖あれば取り付けが可能です。(図面でいう3マス分)
「書斎が1.5帖って、狭くないの?」って思うかもですが、書斎は2帖(4マス)が一般的なので、1.5帖はやや狭いくらいで問題ナシです。
ハウスプレゼンテーションの書斎の雰囲気
こちら↑は書斎2帖に書庫ユニットを設置したハウスプレゼンテーションです。
「広さ・使い勝手」的にも2帖あれば、全く問題なさそうですね♪
ちなみに個室が必須では無く、リビングや洋室の端に書庫ユニットの設置もできますよ。
書庫ユニットがある部屋は、建築法で、居室の扱いになる可能性があります。
そして図面で「洋室(=居室)」と表記される部屋は、窓が必須です。
つまり「書庫ユニット→洋室扱い→窓が必須→窓無しの書斎は取り付け不可」となり、書庫ユニットが設置できないケースがあります。
書庫ユニットは全5種類から選べる
続いて、書庫ユニットの種類を解説します。
セット 3種類 + 棚だけ 2種類
書庫ユニットの種類は、全5種類で下記の通りです。
- デスク+小書棚(SG-2060)
→ 70,000円 - デスク+中書棚(SG-4560)
→ 75,000円 - デスク+大書棚(SG-6060)
→ 87,000円 - 中書棚(SG-4510)
→ 42,000円 - 大書棚(SG-6010)
→ 49,000円
①~③の「デスク+書棚」セットを選んで、書棚が足りないケースは④か⑤を追加するイメージですね。
書庫ユニットは「デスク+書棚」のセットだと、両方の取り付けが必須です。
なので「窓があって書棚が取り付けできないから、セットで買ってデスクだけ設置」といったことはできません。
セットと書棚の組み合わせ
例えばこういった↑組み合わせですね。
- セット:デスク+中書棚(SG‐4560)
→ 75,000円 - 背面:大書棚(SG-6010)
→ 49,000円
書庫ユニットの寸法
書庫ユニットの寸法を全て解説します。
書庫ユニットのデスクのサイズ
寸法はこちらの通りです。
- 横幅:170㎝
- 奥行:60㎝
- 高さ:70㎝
特に「奥行」が浅く、「床→机」の高さが足りないと僕は感じました(´・ω・`)
書庫ユニットの足元左の書棚は、効率的に使える収納スペースとして、便利そうですね。
書庫ユニットの書棚のサイズ
こちらは「SG-6060」の1番大きいサイズの書棚ですね。
寸法は下記の通りです。
- 横幅:159㎝
- 高さ:119㎝
- BOXサイズ:37.5㎝ × 37.5㎝
一般的な棚のサイズで、
無印良品のアイテムがシンデレラフィットするという噂です。
その他の書庫ユニットの機能
引き出しのオートクローザー
書庫ユニットの引き出しには、オートクローザー機能があります。
勢いよく引き出しを閉めても、最後はゆっくりと閉まってくれる機能のことですね。
付属コンセントは無い
書庫ユニットには、内臓コンセントがありません。
この価格ならデスクにコンセント埋め込みでも良さそうですが、書庫ユニットには何もないです…。
デスクの中央部分に配線孔という、ケーブルを通す穴があるだけです。
近くに電源コンセントの設置が必要ですね。
【本気レビュー】書庫ユニットを選ばなかったワケ
次は僕が書庫ユニットを採用しなかった理由を、メリットとデメリットに分けて解説します。
書庫ユニットのメリット
僕が思う書庫ユニットのメリットはこちらです。
書庫ユニットのメリット
- グランセゾン木目の統一感
- 在宅ワークに最適な空間
- 傷が付きにくい材質を使用(木目同調エンボスパネル)
- 変色しにくく、水に強い木目調
正直、70,000~87,000円のオプションにしては、「ちょっと魅力に欠けるな…」という印象です。
②~④は大体のデスクが対応しており、
すると書庫ユニットの魅力は「①グランセゾン木目の統一感だけかな…」という結論に。
最近は在宅ワークの人気化で、
書斎・ワークスペースに力を入れる住宅メーカーが増えています。
一条工務店の書庫ユニットも、その1つですよね\(^o^)/
そこで「良い感じの書斎が作れる住宅メーカーってどこなんだろ?」と気になる人は『大満足のマイホームを作る方法【でも間取り設計は難しい】』の記事が参考になるはず。
こちらは住宅メーカーの「資料請求・間取り設計・見積書が無料で貰える優れモノ」です(/・ω・)/
書庫ユニットを不採用にしたワケ
逆に書庫ユニットのデメリットは、かなり多めです。
調べるほど、
「不採用の理由(デメリット)」が増えました…( ゚Д゚)
書庫ユニットのデメリット
- デスクと書棚が壁に固定で動かせない
- 買い替えは大掛かりなリフォームが必要
- デスクのサイズ感が合わない
- 書棚の使い道が見いだせない
- 書斎でグランセゾン木目の統一感は不要
- 机の表面が木目でザラザラで文字が書けない
- 70,000~87,000円と価格が高い
「書庫ユニット=不採用」に決めた7個の理由を解説しますね。
【理由①】デスクと書棚が壁に固定で動かせない
書庫ユニットは、「壁にガッチリ固定されており、移動が出来ない」です。
今は書斎の部屋でも、10年後・20年後も同じ使い方をするかは不明ですよね。
むしろ生活スタイルは変わるものなので、数年後は違う用途の部屋になっている可能性の方が高いです。
【理由②】買い替えは大掛かりなリフォームが必要
書斎ユニットは「後でデスクの買い替えが難しい」です。
全体が壁固定なので「デスク交換=リフォーム」と業者に依頼する大掛かりな工事なはず。
例えば下記のケースだと、書庫ユニットの柔軟性はかなり低めです。
- 書斎以外の用途で使うため、書庫ユニットを撤去
- 机の木材が劣化で、新デスクに買い替え
- 大きなデスク、高さの違うデスクへ買い替え
どれも数年のうちにありそうですが、壁にガッチリ固定の書庫ユニットだと大変そうです…。
【理由③】デスクのサイズ感が合わない
これはサイズ感が「合うか・合わないか」の話だけですね。
僕はサイズ・用途共に合いませんでした。
- 机の奥行きが浅い
→「モニター+キーボード」だと目の距離が近くなる - 机の高さが低い
→椅子のひじ掛け部分が当たる
【理由④】書棚の使い道が見いだせない
壁に設置される書棚ですが、僕は使い道が見いだせなかったです。
僕が書斎に置くものは「①PC、②kindle、③スマホ、(④拡張モニター)」だけなので、書棚がムダになりそうです。
ここで補足ですが…
注文住宅を買う方には、「本→kindle(電子書籍)」への切り替えがおススメです!
理由は「本の保管代」ですね。
本棚の置き場所を無くと「建築コスト 75万が安くなる」話です。
例えば、下記の3ステップで進めると「建築費・書籍代」が共に安くなりますよ。
- Amazonのkindleに登録
→スマホでも専用端末でもOK - 「本→kindle」に切り替え
→30日無料期間で判断 - kindleに徐々に移行
→Amazonセールで70%OFFで買える
「Amazon→kindle」に切り替えて「本棚2個分のスペース」が要らなくなると、「1坪=75万」も建築コストが下がりますよ\(^o^)/ステキ
【理由⑤】書斎でグランセゾン木目の統一感は不要
書斎のデザインがグランセゾン仕様だと、家の統一感はカンペキです。
とは言え、我が家の書斎がある場所は寝室の隣です。
書斎の近くにはグランセゾンの木目は一切なく、木目の統一感が気にならないエリアです。
それに書斎は僕しか使わない、完全な自己満エリアなので有料オプション採用の優先度は低めでした(´・ω・`)
【理由⑥】机の表面が木目でザラザラで文字が書けない
デスクの表面は、木目の凹凸感がクッキリです。
「一条工務店さんっ!書斎デスクの表面がコレで、文字を書く時どーすんの( ゚Д゚)」と一条工務店に強く言いたいです。
最近はペンで文字を書くことも少ないです。ですが書斎デスクなら「文字を書くことを想定した表面」にして欲しかったですね。
【理由⑦】70,000~87,000円と価格がかなり高い
「デスク+書棚」で70,000~87,000円って、正直かなり高いです。
多分ですが「グランセゾンの木目と統一感を出せるのは、一条工務店の書庫ユニットだけ」で価格を高めに設定しているはず。
「グランセゾンの付加価値」により、コスパが悪いです。
【補足】書庫ユニットの建築費は+80万
書庫ユニットに必要な建築コストは、オプション費だけではありません。
例えば『2帖の書斎+書庫ユニット』の建築コストは、下記の通りです。
- 1坪追加 → +70万
- 書庫ユニット → +7~8.7万
- コンセント → +1~2万
合計80万~が「書斎+書庫ユニット」の建築コストです。
部屋の端に小さな机を置いて作業することと比べると、かなりお高い作業空間ですよね。
マイホームを購入した人限定で、SUUMOのアンケートに答えると「5,000円分のギフトカード」が貰えます。
サクッと答えて稼いじゃいましょう。
【まとめ】書庫ユニットは不採用
『書庫ユニット』の記事をまとめます。
書庫ユニットが不採用になった理由は、記事で解説した通りです。
- デスクと書棚が壁に固定で動かせない
- 買い替えは大掛かりなリフォームが必要
- デスクのサイズ感が合わない
- 書棚の使い道が見いだせない
- 書斎でグランセゾン木目の統一感は不要
- 机の表面が木目でザラザラで文字が書けない
- 70,000~87,000円と価格が高い
書庫ユニットは、カッコ良いです(´・ω・`)
逆に魅力はそれだけで、
書斎デスクとしては使いにくい高額な机だと判断しました。
「見た目は良いけど、実用性や機能性が悪そう…」が僕の結論ですね。
設計士がプランをお作りします。
「アイデア・魅力」が詰まった
あなた専用のオリジナルプランです。