本記事では、一条工務店の最上位モデルの「グランスマート」と大人気モデルの「アイスマート」を比較し、その違いを解説します。
先に結論を言うと『グランスマートとアイスマートは住まいの性能が同じなので、設備や外観デザイン、建築費の違いで判断すべき』です。
その理由は、グランスマートは「アイスマートの『性能』とグランセゾンの『デザイン性』」を組み合わせた住まいで、アイスマートとほぼ性能を持つ住まいだからです。
つまりアイスマートの内装や外装に満足している人は、更に上位モデルのグランスマートを選ぶメリットはほとんどありません。
グランスマート | グランセゾン | アイスマート | |
---|---|---|---|
坪単価 | 85万円 | 80万円 | 75万円 |
外壁 | ハイドロテクト | 石目調タイル | |
屋根材 | ガルバリウム、スレート パラペット、太陽光パネル | スレート、パラペット 太陽光パネル | ガルバリウム、スレート パラペット、太陽光パネル |
全館床暖房 | 標準仕様 | ||
全館さらぽか空調 | オプション | 非対応 | オプション |
壁断熱 | 外内ダブル断熱 (EPS:内140mm、外50mm) | EPS (120mm) | 外内ダブル断熱 (EPS:内140mm、外50mm) |
天井断熱 | 硬質ウレタン (235㎜) | EPS (145㎜) | 硬質ウレタン (235㎜) |
床断熱 | 硬質ウレタン (内140mm、外50mm) | EPS (120㎜) | 硬質ウレタン (内140mm、外50mm) |
樹脂サッシ | 防犯トリプル (クリプトンガス) | ||
工法 | 2×6 | 在来軸組 | 2×6 |
天井高・1階 | 240㎝ | 265㎝ | 240㎝ |
天井高・2階 | 240㎝ | 250㎝ | 240㎝ |
フローリング | モクリア | EBコート | |
石目調フローリング | 標準仕様 | 非対応 | |
ロスガード90 | 標準仕様 | ||
うるケア | 標準仕様 | オプション | |
ハニカムシェード | 標準仕様 | ||
軒天 | 木目調orサイディング | サイディング | |
太陽光パネル | オプション対応 | ||
断熱性(Q値) | 0.51 | 0.98 | 0.51 |
断熱性(Ua値) | 0.25 | 0.38 | 0.25 |
気密性(C値) | 0.59 | 0.61 | 0.59 |
スリッドスライダー | 1箇所標準 | 設定なし | 1箇所標準 |
こちらの一覧表からグランスマートとアイスマートの違いを6つ抽出すると、下記の通りです。
- グレイスシリーズの設備
- ハイドロテクトタイル
- モクリアフローリング
- 石目調フローリング
- ロスガード90うるケア
- 木目調の軒天
これら6つの設備はグランスマートだと標準仕様に含まれる一方で、アイスマートではオプション対応(有料)もしくは採用できない設備です。
このなかでも「①グレイスシリーズの設備」と「②ハイドロテクトタイル」、「③モクリアフローリング」は導入費が高く、アイスマートで採用するには100万円以上のオプション費用がかかります。
これらの設備を有料でも採用したいと思う人は、グランスマートがおすすめです。
その一方で、アイスマートの内装や外装に満足している人は、上位グレードであるグランスマートを選ぶメリットはほとんど無いでしょう。
グランスマートとアイスマートの各プランの特徴や建築費などの違いについて詳しく知りたい人は、 タウンライフ家づくり で間取りと見積書を取り寄せてみると良いでしょう。
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当ブログの管理人
【一条工務店】グランスマートとアイスマート「6つの違い」
まず最初に、グランスマートとアイスマートは坪単価に10万円ほどの価格差があります。
- グランスマート:85万円
- アイスマート :75万円
こちらの坪単価を元に、建坪ごとの建築コストを計算すると、下記の通りです。
グランスマート 坪単価85万円 | アイスマート 坪単価75万円 | 価格差 | |
---|---|---|---|
25坪 | 2,125万円 | 1,875万円 | 250万円 |
30坪 | 2,550万円 | 2,250万円 | 300万円 |
32坪 | 2,720万円 | 2,400万円 | 320万円 |
35坪 | 2,975万円 | 2,625万円 | 350万円 |
40坪 | 3,400万円 | 3,000万円 | 400万円 |
一般的に選ばれることが多い建坪32坪の住まいだと、建物だけで320万円の価格差があります。
この価格差320万円が本パートで紹介するグランスマートとアイスマートの違いであり、具体的には下記の6つが挙げられます。
その1:グレイスシリーズの設備を標準仕様で採用できる
グランスマートとアイスマートの1つ目の違いは、『グランスマートではグレイスシリーズの設備を標準仕様で採用できる』です。
グレイスシリーズの設備には、木目の柄と木本来の凹凸感を一致させた「木目同調エンボスパネル」が扉に使われており、高級感あるデザインが特徴です。
グランスマートでは、グレイスキッチンやグレイスドレッサー、グレイスシューズボックスを標準仕様で採用できます。
グレイスキッチン
最初に紹介するグレイスシリーズの設備は『グレイスキッチン』です。
グレイスキッチンのカラーは、下記の4色から選べます。
- ホワイト
- サンド
- グレージュ
- ダーク
ちなみに我が家では、グレイスキッチンのグレージュ色を採用しており、下記の通りです。
グレージュ色は、明るくも暗くもない中間色の木目調のため、家具や家電の色合いと合わせやすいデザインだと思います。
グレイスキッチンの前面には「グラビオエッジ」が使われており、4デザイン・16カラーから選べます。
グレイスキッチンのワークトップには、パナソニック製の上位モデル(Lクラス)のキッチンに採用される「グラリオカウンター」が標準搭載されます。
表面素材に採用される「スゴピカ素材(有機ガラス系)」によってキッチン汚れが落ちやすくなり、日々のお掃除がかなりラクになります。
グラリオカウンターのカラーは「ホワイト、ベージュ、ブラック」の3色から選べます。
ちなみにキッチンのデザインの統一感を出したい人は、キッチンのワークトップや側面のキッチンボード、床材の石目調フローリングを同じカラーで統一しておくと良いかもしれません。我が家はブラック色で統一しました。
グレイスキッチンの高さは「80センチ・85センチ・90センチ」の3種類から選べます。
食洗機は「パナソニック製の深型タイプ」が標準仕様で採用でき、有料オプションで「洗剤の自動投入モデル」などに変更することも可能です。
一条工務店のグレイスキッチンについて詳しく知りたい方は『【一条工務店】グレイスキッチンの「9つの標準仕様」と「7つのオプション」』の記事を参考にして下さい。
【一条工務店】グレイスキッチンの「9つの標準仕様」と「7つのオプション」
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グレイスドレッサー
続いて、2つ目に紹介するグレイスシリーズの設備は『グレイスドレッサー(洗面化粧台)』です。
グレイスドレッサーのカラーもグレイスキッチンと同じで、下記の4色から選べます。住まい全体の統一感を出したい人は、同じ木目調のカラーで統一しておくと良いでしょう。
グレイスドレッサーは12種類のサイズが用意されており、洗面所に合ったサイズをお好みで選べます。
ちなみに一条工務店の設備は、どのサイズを選んでも標準仕様に含まれるので、住まい全体の建坪が大きくならない限りは大きいサイズを選んでおくとお得です。
我が家は、最も大きなサイズの「W444R」を採用しました。
その理由は、ドレッサーの両側に多くの棚があり、洗剤や衣類、日用品などを保管する収納棚に使えて便利だからです。
中央の天棚は「ダウンウォール」で棚を目線の高さまで下せるので、脚立などを使わなくても物の出し入れが簡単に行えます。
グレイスシューズボックス
最後に紹介するグレイスシリーズの設備は『グレイスシューズボックス』です。
グレイスシューズボックスは20種類から選べ、同じくどのサイズを選んでも標準仕様に含まれます。
ちなみに我が家は、最も大きなサイズである「GM166L」を採用しました。
その理由は、シューズボックスに靴を収納することはもちろん、他にも日用品や小型家電、古紙などの収納棚として使うためです。
グレイスドレッサーのカウンター天板には「天然御影石」が標準搭載しており、これだけで玄関の高級感が1ランク上がりますよね。
その2:ハイドロテクトタイルが標準仕様に
グランスマートとアイスマートの2つ目の違いは『ハイドロテクトタイルが標準仕様になる』です。
ハイドロテクトタイル | 石目調ボーダータイル | |
---|---|---|
グランスマート | 標準仕様 | 標準仕様 |
アイスマート | オプション | 標準仕様 |
アイスマートでは、ハイドロテクトタイルを採用するには「坪1.3万円」のオプション費用がかかり、下記の通りです。
- 25坪:325,000円
- 30坪:390,000円
- 35坪:455,000円
- 40坪:520,000円
ハイドロテクトタイルは、一条工務店の注文住宅で建てた90%以上の家が採用する人気の外壁材で、その人気の理由は下記の2つです。
ハイドロテクトタイル「人気の理由」
- セルフクリーニング機能
- 外壁カラーが計5色に増える
セルフクリーニング機能
ハイドロテクトタイルを採用すると、外壁材をいつまでもキレイな状態で維持することができます。
その理由は、TOTOの光触媒技術により、外壁の汚れを太陽光で分解して雨で洗い流す「セルフクリーニング機能」を持つタイル外壁だからです。
- 空気中の水分で外壁表面に水膜を形成
- 太陽光の紫外線で汚れを分解する
- 雨で汚れを浮かせて洗い流す
例えば「ベランダが無くて掃除が難しい2階部分の外壁」などの掃除を行う手間を大幅に減らせます。
10年後・20年後・30年後も外壁をキレイな状態で維持したい人にハイドロテクトタイルはおすすめです。
外壁カラーが計5色に増える
ハイドロテクトタイルだと外壁材のカラーが「計5色」に増えるため、お好みの外観デザインが作れます。
- ホワイト(TD-11)
- ブラック(TD-12)
- オレンジ(TD-13)
- ピンク(TD-14)
- ブラウン(TD-15)
その理由は、アイスマートで標準仕様の石目調ボーダータイルだと、外壁色が「ホワイトのみ」に限定されるからです。
ですがハイドロテクトタイルだと「ホワイト、ピンク、オレンジ、ブラウン、ブラック」の計5色から、単色もしくは2色の組み合わせで選ぶことができます。
ちなみに我が家は、ハイドロテクトタイルで「ブラック×ホワイト」の2色を組み合わせました。
ホワイトは、ややクリーム色に近く、真っ白ではありません。ブラックも真っ黒ではなく、ダークネイビーに近い色合いです。
ハイドロテクトタイルだと、他にも様々な配色が選べます。
そのため、周囲の家と違った外観デザインを作りたい方やホワイト単色の外観が好ましくない方にハイドロテクトタイルはおすすめです。
オプションで「グレイスタイル」が採用できる
グランスマートでは、有料オプションで『グレイスタイル』が採用できます。
グレイスタイルとは、1枚当たり「約30センチ×60センチ」の大判タイルです。
オプション費用は「30,000円/㎡」と高額のため、外観のアクセント用のタイルとして採用されることが多いです。
グレイスタイルのカラーは「イエロー、サンド、ブラック」の計3色から選べます。
ハイドロテクト機能も搭載したお洒落なタイル外壁なので、予算に余裕のある人はおすすめですよ。
その3:モクリアフローリングが標準仕様に
グランスマートとグランセゾンの3つ目の違いは『モクリアフローリングが標準仕様になる』です。
モクリア | EBコート | |
---|---|---|
グランスマート | 標準仕様 | 標準仕様 |
アイスマート | オプション | 標準仕様 |
モクリアフローリングとは、床板の幅が広くて高級感があり、耐久性が高くて天然木に近いフローリング材です。
- 床板の幅が広く、部屋も広く感じる
- 木目柄がくっきりで、高級感がある
- 継ぎ目の彫りが深く、高級感がある
- 表面がサラサラして、肌ざわりが良い
- 耐久性が高く、傷が付きにくい
- 紫外線で劣化、色あせが起きにくい
無垢板のフローリング材とは違って「傷が付きやすい」や「水を吸い込みやすい」といった不安も無いので、定期的なメンテナンスも必要ありません。
モクリアフローリングは、下記の「全4色」から選べます。
- ホワイトウォールナット
- ライトウォールナット
- グレーウォールナット
- ビターウォールナット
ちなみに我が家は、フローリング材に「グレーウォールナット」、グレイスシリーズの設備に「グレージュ」を選びました。
グレーウォールナットとグレージュは、かなり似た色合いで、いずれも一条工務店のオリジナル設備ということもあり、統一感もバツグンです。
アイスマートだと、モクリアフローリングは「坪/8,000円」のオプション費用がかかり、下記の通りです。
- 25坪:20万円
- 30坪:24万円
- 35坪:28万円
- 40坪:32万円
モクリアフローリングは、シートフローリングと無垢板フローリングの両方の良さを兼ね備えたフローリング材だと言えます。
その4:石目調フローリングが標準仕様に
グランスマートとアイスマートの4つ目の違いは『石目調フローリングが標準仕様になる』です。
- グランスマート:標準仕様
- アイスマート :非対応
グランスマートだとキッチンや洗面所、トイレなどの水回りの床材に石目調フローリングを標準仕様で採用できます。
耐久性はモクリアフローリングと同等で、防水機能が強化された床材です。
石目調フローリングは、下記の「全4色」から選べます。
- ブラック
- グレー
- ベージュ
- ホワイト
ちなみに我が家は、石目調フローリングに「ブラック」を採用しました。
フローリング材と設備と「明るい木目」で統一しておき、そこに石目調フローリングに「ブラック」を採用することで全体が引き締った印象になります。木目とブラックのコントラストが良い感じです。
その5:ロスガード90うるケアが標準仕様に
グランスマートとアイスマートの5つ目の違いは『ロスガード90うるケアが標準仕様になる』です。
- グランスマート:ロスガード90うるケア
- アイスマート :ロスガード90
ロスガード90とロスガード90うるケアの違いは「加湿機能の有無」です。
ロスガード90うるケアは、住まい全体を加湿できる「メンテナンスフリーの加湿機能」を搭載しています。
加湿機なのにメンテナンスフリーである理由は、ロスガードが「排水→乾燥→給水」を自動で行うことができるからです。
そのため、加湿器のメンテナンスで最も手間がかかる「毎日の給水」や「フィルターの掃除」を行う必要がありません。
その上、ロスガード90うるケアにかかる電気代は「月/300円」と安く、省エネ性能にも優れています。
では「なぜ加湿機能が必要か?」と言うと、一条工務店の全館床暖房を使うと空気がかなり乾燥するからです。
冬に全館床暖房を使って加湿を何も行わないと湿度が30%台に下がるため、例えば「朝起きたら乾燥で喉が痛い」というシーンが多くなるはずです。
そのため、冬は置き型の加湿器、もしくはロスガード90うるケアが必須と考えておきましょう。
アイスマートでロスガード90うるケアを採用する場合、オプション費用「+10万円」で採用できます。
- グランスマート:標準仕様
- アイスマート :オプション(+10万円)
その6:軒天の木目調サイディングが標準仕様に
グランスマートとアイスマートの6つ目の違いは『軒天の木目調サイディングが標準仕様になる』です。
木目調サイディング | 塗装版サイディング | |
---|---|---|
グランスマート | 標準仕様 | 標準仕様 |
アイスマート | 非対応 | 標準仕様 |
グランスマートでは、軒天に「木目調サイディング」と「塗装版サイディング」の両方が標準仕様となり、下記の通りです。
木目調サイディング
木目調サイディングとは、名前の通りで軒天に「木目調」のデザインを採用できます。
木目調サイディングは、下記の全3色から選べます。
- ダークブラウン
- チャコールグレー
- イエローブラウン
チャコールグレーは、ブラックとかなり似た色合いです。
そのため木目調サイディングを採用するなら、木目がハッキリと分かるダークブランやイエローブラウンを選ぶ方が良いかもしれません。
また、こちらは「木目調」なので本物の木ではないことに注意して下さい。
加えて、サイディング材質が使われているので、耐久性は塗装版サイディングと同じです。
そのため、どちらの軒天を選ぶかは「デザイン」を元に、お好みで判断すると良いでしょう。
塗装版サイディング
塗装版サイディングは、下記の4色から選べます。
- ホワイト
- ベージュ
- グレー
- ダークグレー
塗装版サイディングを選ぶ際は、タイル外壁や破風色と同じ色を選んでおくと統一感のある外観に仕上がるはずです。
【一条工務店】グランスマートとアイスマート「15の共通点」
グランスマートは「アイスマートの性能」を元に作られた住まいため、グランスマートとアイスマートは特徴がかなり似ています。
そこで本パートでは『グランスマートとアイスマートで共通する15の特徴』を解説します。
その1:2×6工法(ツインモノコック構造)
グランスマートとアイスマートの1つ目の共通点は『2×6工法(ツインモノコック構造)で建てる』です。
一条工務店が建てる全ての住まいは耐震等級3をクリアしており、その中でもグランスマートとアイスマートの2×6工法は特に耐震性能に優れています。
その理由は「壁・床・天井」を結び付けた強靭な箱型のツインモノコック構造により、大きな地震の揺れを「面」で受け止めることで、揺れを分散できるからです。
建築基準法で定められる最高水準の強度である「壁倍率5倍の耐力壁」をバランスよく配置することで、住まいの耐震性を向上させています。
例えば、従来式の「木造軸組み構造」だと、地震の揺れを「点(柱と柱の接合部)」で受ける構造です。
その結果、地震の揺れが1点に集中することで構造体が歪みやすく、耐震性の低い住まいになります。
そのため、一条工務店で耐震性の高い住まいを建てたい人は、2×6工法(ツインモノコック構造)で建てるモデルを選ぶことをおすすめします。
- グランスマート
- アイスマート
- アイキューブ
- アイスマイル
その2:高耐久・高耐震の基礎
グランスマートとアイスマートの2つ目の共通点は『高耐久・高耐震の基礎』です。
一条工務店で採用される基礎は、建築基準法で定められる基礎よりも耐久性と耐震性に優れています。
その理由は、基礎の土台幅や立上りを広く、鉄筋の「配筋ピッチ」を狭い間隔で施工しているからです。
一条の基礎 | 建築基準法の基礎 | |
---|---|---|
土台幅 | 140㎜ | 89㎜ |
立上り幅 | 160㎜ | 120㎜ |
配筋ピッチ | 200㎜ | 300㎜ |
主筋異形鉄筋 | 16㎜ | 13㎜ |
防湿 | 防湿コンクリ80㎜+防湿フィルム | 防湿フィルムのみ |
基礎の強さは「コンクリートの厚みや幅」や「配筋の間隔」、「鉄筋の太さ」に比例するので、他社の住宅メーカーとの違いがひと目で分かるはずです。
加えて、一条工務店では、建設地の地盤調査も自社で責任を持って行い、最適な基礎の選定を行っており、この点も信頼が置けます。
その理由は、周辺環境や土地の軟硬、地盤の偏りなどの70万件以上の地盤データベースから判断しているからです。
一般的な住宅メーカーだと地盤調査は地域の業者に依頼することが多いため「調査の精度の低さ」や「もしもの時の責任の所在」が不明になるリスクがあります。
どれだけ耐震性に優れた構造体でも地盤が弱かったり、最適な基礎が選ばれていないと全く意味がありません。
その点、一条工務店では「地盤調査→基礎選定→施工→保証」を全てを自社で一貫して行っているため、安心ですよね。
その3:防腐・防蟻処理
グランスマートとアイスマートの3つ目の共通点は『防腐・防蟻処理』です。
一条工務店は、1階の広範囲に防腐・防蟻処理を行っており、その持続性は75年間と高寿命です。
一般的な防腐・防蟻処理だと「表面塗布」で行うため、薬剤が蒸発・気化し易く、持続年数は5~10年と短くなります。
その効果が切れる度に「1回/10~20万円」かかる高額な薬剤を散布する必要があり、将来的なメンテナンス費用の負担も大きくなります。
一条工務店の防腐・防蟻処理の持続期間が75年と長い理由は「加圧注入(高い圧力で薬剤を浸透させる方法)」で薬剤を木材の内部まで浸透させることで、薬剤の蒸発・気化を防げるからです。
具体的には「ACQ」という薬剤を加圧注入で木材の内部に浸透させます。
- 薬剤の持続性に優れている
- 人や自然に悪影響が無い
- 腐食に強い
そのため一条工務店の防腐・防蟻処理だと、10年毎に床下や構造体の定期点検を行うだけで、後からメンテナンス費用が発生することはありません。
加えて、一条工務店の防腐・防蟻処理は、建築基準法の規定を超える広い範囲に施工されます。
- 建築基準法:地上から1メートルの高さ
- 一条工務店:床下、1階全ての構造体と断熱材、破風板
新築時は耐震性に優れた住まいでも、その耐震性の高さを20年・30年・40年と長く持続できないと意味がありません。
そして5~10年毎に10~20万円と高額な防腐・防蟻処理が必要となれば、その費用負担も大きくなりますよね。
ですが一条工務店だと、1階全てのエリアに持続性75年の防腐・防蟻処理が行われているので、あらゆる面で安心ですよね。
その4:エアーフローシステム
グランスマートとアイスマートの4つ目の共通点は『エアーフローシステム』です。
エアーフローシステムとは「壁の中の風の通り道」のことで、壁の中を風が通ることで結露や湿気を防げます。
具体的には「断熱材の外側に通気層」を作ることで、外壁や屋根裏、床下の湿気を逃がして換気することができます。
では「なぜ、エアーフローシステムが必要なのか?」と言うと、壁の中で結露するとカビや腐れが発生し、建物の劣化やアレルギーの原因になるからです。
壁の中が結露する原因として、例えば「夏型結露」が挙げられます。
夏型結露とは「暑い屋外」と「冷房の効いた涼しい室内」の温度差が原因で、壁の中で発生する結露です。
一条工務店では「エアーフローシステム+高性能ウレタンフォーム」で夏型結露を引き起こさないよう対策がされています。
なぜなら高性能ウレタンフォームは、水分を含みにくくて変形しにくいことに加え、耐久性の高さに優れた断熱材だからです。
- グラスウール :170
- ウレタンフォーム:1.4
最も主流な断熱材であるグラスウールやロックウールだと、夏型結露で発生した水分を吸収してしまい、その重みで断熱材が変形して隙間ができ、家の断熱性が下がってしまいます。
ですが一条工務店だと「夏型結露の対策」と「断熱材の耐久性の高さ」が両立した住まいが建てられるので、安心ですよね。
その5:屋根材+太陽光パネル(蓄電池)
グランスマートとアイスマートの5つ目の共通点は『屋根材+太陽光パネル(蓄電池)』です。
グランスマートとアイスマートでは、下記の3種類の屋根材が採用できます。
- パラペット屋根
- スレート屋根
- ガルバリウム屋根
中でも、ガルバリウム屋根(フラットルーフ)が標準仕様で採用できるのは、個人的にかなり嬉しいポイントです。
その理由は、ガルバリウム鋼板は「耐久性」と「軽さ(=耐震性)」に優れた材質だからです。
まず屋根材の耐久性は、一条工務店の標準仕様の屋根材の中で最も優れており、下記の通りです。
- パラペット :20~30年
- スレート :20~30年
- ガルバリウム:30~40年
パラペットやスレートを使った屋根は、10~20年毎に防水塗装を行う必要があり、メンテナンス費用が高くなります。
ガルバリウム鋼板は、メンテナンスフリーとまではいかないものの、メンテナンスの頻度を減せるため、その費用も安く抑えられます。
そしてガルバリウム鋼板は「軽量素材」のため、住まいの耐震性を損なう心配もありません。
その理由は、屋根材に使う素材によって、構造体への荷重が大きく違うので、耐震性の差に繋がるからです。
- 瓦 :6000キロ
- スレート :2000キロ
- ガルバリウム: 600キロ
このようにガルバリウム鋼板は、耐久性に優れつつも軽量素材であることから、一般的にはスレート屋根よりも導入コストが高くなります。
ですが一条工務店では、ガルバリウム鋼板の屋根材を標準仕様で採用できるので、かなりお得だと言えます。
その6:バルコニーは4種類より
グランスマートとアイスマートの6つ目の共通点は『バルコニーは4種類から選べる』です。
グランスマートとアイスマートで採用できるバルコニーは、下記の4種類です。
- ファインバルコニー
- アルミ笠木
- コープレイJY型
- ルーフガーデン
ちなみに我が家は、下記の「アルミ笠木」のバルコニーを採用しました。
その理由は、タイルの壁でバルコニーの中を隠せることと、部屋の窓の目隠しに使えるからです。
我が家は、バルコニーにエアコンの室外機を2台置く予定のため、ガラス張りで中が丸見えになるファインバルコニーは不向きでした。
また、アルミ笠木は採用率が低いバルコニーなので、周囲の一条工務店の住まいとは少し違った外観デザインに仕上がるのも理由の1つです。
一条工務店のバルコニーの床材は、下記の2種類から選べます。
- タイル仕上げ
- WPC仕上げ
我が家は「タイル仕上げ」を選びました。
その理由は、WPC仕上げは「防水塗装」の上に「パネル」を敷いたデザインのため、紫外線などで塗装が劣化し易いからです。
加えて、敷かれたパネルの表面やパネルと塗装の間に汚れが溜まり易く、掃除に手間がかかるのも懸念の1つに挙げられます。
タイル仕上げだと水を流すだけでキレイに掃除できるので、バルコニーのお手入れをラクしたい人におすすめです。
その7:高断熱「外内ダブル断熱構法」
グランスマートとアイスマートの7つ目の共通点は『高断熱「外内ダブル断熱構法」』です。
外内ダブル断熱構法は、グランスマートとアイスマートのみに採用される構法で、業界トップクラスの断熱性と省エネ性に優れた住まいが作れます。
その理由は、一般的な断熱材のグラスウールに比べて2倍の断熱性能を持つ「高性能ウレタンフォーム」を家全面(外壁や天井、床)に採用した住まいだからです。
グランスマート | アイスマート | グランセゾン | |
---|---|---|---|
床下 | 硬質ウレタンフォーム140ミリ | EPS90ミリ | |
外壁 | 硬質ウレタンフォーム140ミリ+50ミリ | EPS120ミリ | |
天井 | 硬質ウレタンフォーム235ミリ | EPS145ミリ |
中でも外壁は、壁の「内側」と「外側」の両方に高性能ウレタンフォームを組み込むことで、真夏も真冬でも快適に過ごせる住まいが作れます。
ウレタンフォームは湿気を含みにくく、変形しにくい長寿命の断熱材のため、新築当時の快適さを何十年先まで維持することが可能です。
業界トップクラスの断熱性を誇る一条工務店の中でも、グランスマートとアイスマートの性能は群を抜いているので、性能を重視したい人におすすめのモデルです。
その8:高気密構造で隙間の無い家
グランスマートとアイスマートの8つ目の共通点は『高気密構造で隙間の無い家』です。
グランスマートとアイスマートの気密性(C値)は、共に「0.59」と優れており、他社の住宅メーカーと比較すると下記の通りです。
C値 | |
---|---|
一条工務店/グランスマート | 0.59 |
一条工務店/アイスマート | 0.59 |
一条工務店/グランセゾン | 0.59 |
一条工務店/アイキューブ | 0.59 |
一条工務店/アイスマイル | 0.59 |
アイフルホーム | 0.61 |
スウェーデンハウス | 0.71 |
セキスイハイム | 0.99 |
三井ホーム | 2.00 |
ヤマダホームズ | 3.70 |
トヨタホーム | 5.00 |
家の気密性が優れていると、湿気や熱気、冷気、花粉、騒音、害虫が室内に入り込む隙間が無いため、日々の暮らしのあらゆるストレス源をシャットアウトできます。
一条工務店の住まいが気密性に優れている理由は、家づくりの80%を工場の専用機器で作る住まいだからです。
工場内で生産することで手作業で家を作るよりも品質・精度が高く、作業者による仕上がりのムラが発生する心配もありません。
具体的には、壁パネルにカットしたウレタンフォームをはめ込み、タイル外壁の貼り付けも行い、更に窓サッシの取り付けまでも工場の中で行います。
その後、ほぼ完成した壁パネルを建設予定地に運び込み、現場では壁と壁を繋ぎ合わせるだけ家の大枠が完成します。
このように現場だと難しい作業でも、工場内の専用機器を使うことで精度が上がり、業界トップクラスの気密性に優れた住まいを作ることができます。
加えて、一条工務店では工事中に1棟1棟の気密性を必ずチェックしているので、その点も安心できる1つの理由です。
その9:熱交換換気システム「ロスガード90」
グランスマートとアイスマートの9つ目の共通点は『熱交換換気システム「ロスガード90」』です。
ロスガード90とは、熱交換型で高性能フィルターを搭載した全館換気システムです。
かなりザックリ言うと、家に埋め込まれた巨大な空気清浄機をイメージすると分かり易いかもしれません。
単に空気をキレイにするだけじゃなく、室内に最適な「温度」や「湿度」をコントロールする機能も備えています。
ロスガード90の特徴は、下記の3つです。
ロスガード90「3つの特徴」
- 熱交換率が最大90%
- 湿度交換率が80%前後
- 花粉除去率99%の高性能フィルター
熱交換率90%で快適に換気
ロスガード90は、外気を室温と近い温度に切り替えた後に室内に取り込んで換気を行います。
- 「冷たい外気を暖めた後」に取り込む
- 「暑い外気を冷やした後」に取り込む
その熱交換率は「最大90%」と、世界最高レベルの温度交換率を誇ります。
例えば「外気温0度の空気もロスガード90を通すことで、18度の空気に切り替える」ことが可能です。
冷たい空気のまま室内に取り込む換気システムだと、換気で室温が低下し、その暖房に余分な電力を消費してしまいます。
ですがロスガード90だと、快適な室温をキープしたまま換気を行うことができます。
湿度交換率80%前後で除湿&保湿
ロスガード90は「湿度交換」機能も備えており、特に「夏の除湿」と「冬の保湿」に役立つ機能です。
- 夏:湿度を80%回収して、除湿する
- 冬:湿度を82%供給して、保湿する
ロスガード90があると、梅雨シーズンの室内の湿度も60%前後にコントロールすることができます。
花粉除去率99%の高性能フィルター
ロスガード90に専用の高性能フィルターを取り付けることで、換気と一緒に空気清浄を行えます。
- 花粉 :99%捕集
- カビの胞子:99%捕集
- 黄砂 :99%捕集
- PM2.5 :95%捕集
このようにロスガード90は「温度交換+湿度交換+空気清浄」と万能型の全館換気システムであることが分かります。
その10:防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ
グランスマートとアイスマートの10個目の共通点は『防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ』です。
防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシは、断熱性と防犯性に優れたサッシで、世界トップクラスの性能を持つ窓
「窓の性能」と聞くと何となく軽視してしまいがちですが、快適に暮らせる住まいを作るには最も大事な設備です。
その理由は、最も熱が流入・流出する場所が「窓」だからです。
- 夏:窓から「73%」の熱が侵入する
- 冬:窓から「58%」の熱が逃げる
そのため壁や床、天井に高性能な断熱材を採用するだけでは効果が低く、快適な住まいを作ることは出来ません。
そこで一条工務店では、下記の3つの方法で窓の性能を向上させています。
防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ「3つの特徴」
- 3層構造の窓ガラス
- 高性能の樹脂サッシ
- アルゴンガスで熱伝導率を低下
3層構造の窓ガラス
一条工務店では『3層構造の窓ガラス』を採用しており、断熱性と防犯性を合わせ持つ窓ガラスです。
その理由は、断熱性に優れた金属膜をコーティングされた「2枚のLow-E ガラス」に、高い強度で防犯性に優れた「防犯合わせガラス」を合わせた3層構造だからです。
窓ガラスは「1枚<2枚<3枚」とガラスの枚数が増えるほど、窓の断熱性も防犯性も高くなります。
窓ガラスの強度に関しては、例えば「窓ガラスをハンマーなどで殴られる」や「風速90m/秒の爆風が吹く」ようなケースでも、窓ガラスは簡単に割れません。
このように、それぞれの役割を持つ3層構造の窓ガラスにより、一条工務店の窓は断熱性と防犯性の両方に優れていると言えます。
高性能の樹脂サッシ
一条工務店の窓ガラスには、断熱性能に優れた『高性能の樹脂サッシ』が採用されます。
その理由は、樹脂サッシは窓サッシで採用率が高い「アルミサッシ」よりも熱伝導率が1000分の1と低く、結露の発生を大幅に抑えられるからです。
- アルミ:200W/m・K
- 樹脂 :0.17W/m・K
窓サッシの熱伝導率が高いほど「外の冷気→窓サッシ→室内」と温度が伝わり易くなり、室内にも冷気が侵入し易くなります。
すると室内と窓サッシの温度差で結露が発生し易くなり、更にカビやダニの発生にも繋がります。毎日のように家中の結露した窓サッシを拭き取りするのは大変ですよね…。
ですがグランスマートやアイスマートでは、全ての窓に熱伝導率の低い「樹脂サッシ」を標準搭載しているので、このような心配は必要ありません。
アルゴンガスで熱伝導率を低下
一条工務店の窓ガラスは「ガラスとガラスの間の層(中空層)」にアルゴンガスを充填しており、窓の熱伝導率を低下させています。
- アルゴンガス:0.016W/m・K
- ドライエアー:0.024W/m・K
一般的なペアガラスなどで使用されるドライエアーに比べて、1.5倍の熱伝導率の低さを誇ります。
その11:スリッドスライダー
グランスマートとアイスマートの11個目の共通点は『スリッドスライダー』です。
グランスマートとアイスマートで採用できるスライド式のドアで、1か所だけ標準仕様になります。
スリッドスライダーは「天井吊り下げタイプ」なので、スライド用のレールがフローリング側に不要であることが特徴です。
そのためレールにホコリが溜まらず、日々の掃除も簡単に行えます。
最後はゆっくりと閉まる「ソフトクロージング機能」が付いているので、ドアが閉まる衝撃音も大幅に抑えられます。
スリッドスライダーは、下記の2色から選べます。
- スギナチュラル
- ピュアホワイト
スリッド部分のガラスは「透明」もしくは「カスミ」から選べます。
ちなみに我が家は、片側タイプのスリッドスライダーをリビングのドアに設置しました。
- タイプ:片側式
- カラー:ピュアホワイト
- ガラス:カスミ
ピュアホワイトを選んだ理由は、周囲のフローリング材や建具、クロスと色合いが合わせ易いからです。
具体的には、スリッドスライダーのスギナチュラルは、グランスマートのモクリアフローリングやグレイスシリーズの設備とは少し違った木目色なので、色を合わせにくいです。
ピュアホワイトのスリッドスライダーを採用すると、周囲のクロスや設備、フローリング材、建具との色合いを気にする必要がありません。
特にグレイスシリーズの設備やモクリアフローリングと色合いを合わせたい人はスリッドスライダーは「ピュアホワイト」がおすすめですよ。
その12:ハニカムシェード
グランスマートとアイスマートの12個目の共通点は『ハニカムシェード』です。
ハニカムシェードとは、全ての窓に標準仕様で搭載されるシェードで「窓の断熱性」を1ランク引き上げることができます。
具体的には「室内の暖かい空気を外に逃がさず、窓からの冷気を室内に入れない」ように、ハニカムシェードでガードすることができます。
ハニカムシェードは、下記の3種類から選べます。
- 断熱タイプ
窓の断熱性を向上させるハニカムシェードの標準タイプ - 遮熱タイプ
窓の断熱性の向上と遮光機能を併せ持つハニカムシェード - レースタイプ
目隠し用で、レースカーテンと似た用途ハニカムシェード
標準仕様では「断熱タイプ」が全ての窓に採用されるため、窓の用途に合わせて「遮熱タイプ」や「レースタイプ」に変更すると良いでしょう。
寝室や子供部屋は、寝るシーンを想定して遮熱タイプへ変更しておくと良いかもしれません。
ハニカムシェードは標準仕様で「手動式」が採用され、有料オプションで「1か所/1万円」で電動式に変更することができます。
例えば、手が届かない「吹き抜けの窓」や毎日のように開け閉めする「リビングの窓」のハニカムシェードは電動式に変更しておくと便利かもしれません。
一条工務店では全ての窓にハニカムシェードが標準仕様のため、カーテンの購入費用(32坪で30万円前後が相場)がかからないことを考えると、かなりお得ですよね。
その13:スマートバス
グランスマートとアイスマートの13個目の共通点は『スマートバス』です。
スマートバスは、6時間で湯温が1度しか下がらない断熱性能に優れたお風呂です。
グランスマートやアイスマートの住まいで標準仕様のお風呂で、下記の3色から選べます。
- ウッディホワイト
- ウッディナチュラル
- ウッディブラウン
標準仕様で「1坪タイプ」と「1.25坪タイプ」の両方が選べるので、間取りに余裕があれば1.25坪を選んでおくとお得です。
なお、1坪も1.25坪も湯船の大きさは同じで、違うのは「洗い場の広さだけ」なので注意して下さい。
スマートバスは、標準仕様で「横長の鏡」が設置されており、意図的に鏡を小さく設計することは出来ません。(=一条ルール)
どうしてもスマートバスの鏡を小さくしたい人は「窓」を設置すると、鏡を半分のサイズにまで小さくすることが可能です。
スマートバスの床には、格子状で水がはけやすく、乾燥し易い床材が使われています。
床のカラーは、ウッディホワイトとウッディナチュラルは「グレー」、ウッディブラウンは「ブラック」が採用されます。
床の色がブラックだと「洗剤の残りカス」が目立ち易かったり、「黒カビの発生」が見つけにくかったりするので、グレー色の床材がおすすめです。
その14:全館床暖房
グランスマートとアイスマートの14個目の共通点は『全館床暖房』です。
全館床暖房とは、名前の通りで「住まいの全体(部屋や廊下、キッチン、トイレ、脱衣所、風呂)」に床暖房が設置される全館空調です。
全館床暖房は部屋ごとの温度ムラが発生しない
床暖房は「遠赤外線」で体の指先からつま先といった全身を暖められるので、エアコン暖房のように部屋の上下で温度差がありません。
床下の配管に低温のお湯を循環させるため、床の表面温度も25~28度と低温で、24時間の暖房運転でも体がダルくなる心配もありません。
全館床暖房の最大の特徴は、全館空調を24時間運転しても電気代が普通のエアコン暖房よりも安く抑えられることです。
その理由は、一条工務店は「業界トップクラスの高気密・高断熱」なので、小さなエネルギーで効率的に空調できる住まいだからです。
例えば、我が家の「2階建て・32坪」で全館床暖房を使った12月・1月・2月の電気代は「月1.5~2万円」と安いです。(オール電化の電気代の総額)
他にも、床暖房だと火事やヤケドに繋がるリスクがなかったり、空気を汚してしまう心配などもありません。
オプションで「全館さらぽか空調」が採用できる
グランスマートとアイスマートは、有料オプションで『全館さらぽか空調』を採用できます。
全館さらぽか空調の採用には「坪1.5万円」のオプション費用がかかり、導入コストは下記の通りです。
- 25坪:375,000円
- 30坪:450,000円
- 35坪:525,000円
- 40坪:600,000円
全館さらぽか空調とは、デシカントによる湿度調整機能付換気システムと全館床冷暖房を組み合わせた世界初の全館空調システムです。
全館さらぽか空調の特徴は、下記の2つに分けられます。
- 除湿機能で湿度をコントロール
- 床冷房で部屋を冷やして快適に
全館さらぽか空調は、ロスガード90で換気する際に熱交換機能と除湿機能を使って、外気の冷却と除湿を同時に行います。
例えば、梅雨シーズンで外気温が「湿度69%」でも、ロスガードでデシカント除湿を行うことで「湿度45%」にコントロールすることができます。
除湿に加えて、全館床暖房用の床下配管に「冷水」を循環させることで、室温・湿度共に快適な空間を作ることができます。
その15:スライド式の収納棚が標準仕様に
グランスマートとアイスマートの15個目の共通点は『スライド式の収納棚が標準仕様になる』です。
奥行きが90センチの収納には、少し変わった2種類の収納を採用できます。
- スライドハンガー
- ダブルハンガー
スライドハンガーは、名前の通りで「ハンガーポールをスライド式で手前に引き出せる仕様」の収納です。
そのため、奥行90センチの収納スペースをフルで使いつつも、奥に保管した物も取り出しやすい仕様のため、収納量と使い勝手を両立した収納棚と言えます。
ちなみに個人的には、奥行きが60センチの浅いタイプがおすすめです。
その理由はシンプルで、奥行きが深い収納は奥に入れた物が取り出しにくく、使い勝手が悪いからです。
そのため、収納の使い勝手を重視したい人は、奥行きが60センチの浅型タイプがおすすめです。
そして「使い勝手と収納量を両立した収納が欲しい」と言う人は、グランスマートで採用できるスライドハンガーやダブルハンガーを活用した収納が良いかもしれません。
グランスマートがおすすめの人の「2つの特徴」
最後に、グランスマートがおすすめの人の2つ特徴を解説して、記事を終えます。
その1:グランセゾンの「デザイン性」とアイスマートの「性能」の両方が欲しい人
グランスマートがおすすめ人の1つ目の特徴は『グランセゾンの「デザイン性」とアイスマートの「性能」の両方が欲しい人』です。
その理由は、グランスマートとアイスマートで「住まいの性能」は全く同じだからです。
そのため、アイスマートの標準仕様の設備やフローリング材、デザイン性に満足いく人は、わざわざ追い金してグランスマートを契約するメリットがありません。
例えば、アイスマートで契約して、有料オプションでグレイスシリーズのキッチンやドレッサー、シューズボックスを採用するのも1つの方法ですよね。
注意すべきは、グランスマートを選ばないと採用できない有料オプション(グレイスタイルや木目調の軒天、デザインルーバーなど)があるということです。
グランスマートとアイスマートの大きな違いは「デザイン性」なので、性能とデザイン(=木目調の高級感)が両立した家を建てたい人は、グランスマートがおすすめです。
その2:建物価格に予算3,000万円を用意できる人
グランスマートがおすすめ人の2つ目の特徴は『建物価格に予算3,000万円を用意できる人』です。
その理由はシンプルで、グランスマートは「坪単価/85万円前後」する超高級モデルだからです。
グランスマートの建坪ごとの建物価格は、下記の通りです。
- 25坪:2,125万円
- 30坪:2,550万円
- 35坪:2,975万円
- 40坪:3,400万円
こちらは「建物価格のみ」であることに注意して下さい。
家を建てるには建物価格に加えて、他にも「建築申請費や付帯工事費、ローン諸費用、外構費、保険料、登記費、水道負担金、オプション費」など、様々な費用がかかります。
建物価格に加えて、おおよそ「+30〜40%」ほど追加でお金がかかると考えておく方が良い
グランスマートは、一条工務店の最上位モデルということもあり、建築コストに3000〜4000万円(土地を除く)を想定しておきましょう。
グランスマートは、性能とデザイン性を両立した唯一無二のモデルなので、上記の予算をクリアできる人はおすすめの住まいです。
【結論】満足度が高い「グランスマート」とコストパフォーマンスに優れた「アイスマート」
本記事の結論は『満足度が高い「グランスマート」とコストパフォーマンスに優れた「アイスマート」』です。
グランスマートの満足度が高くなる理由は、アイスマートの「性能」とグランセゾンの「デザイン性」を兼ね備えた一条工務店の最上位モデルだからです。
その一方で、グランスマートとアイスマートの「性能」は全く同じなので、「建築コストを安く抑えたい方」や
「アイスマートの設備や外観に満足している方」はアイスマートがおすすめです。
例えば「アイスマートを選び、キッチンや洗面化粧台、シューズボックスにグレイスシリーズの設備を有料オプションで導入する」というのも1つの方法ですよね。
注意すべきは「採用したいオプションの種類」によって、グランスマートとアイスマートのどちらを選べば安くお得に建てられるかがケースバイケースで異なることです。
詳しい金額を見て判断したい方は、 タウンライフ家づくり から一条工務店に間取り図面や見積書を取り寄せて判断してください。