といった悩みを解決できる記事です。
結論を言うと『建てられなくはないけど、家の満足度が下がりそう…』です。
その理由は、下記の通りです。
- 家の坪数が小さくなる
- 選べるグレードが下がる
- 太陽光が付けられない
- オプションに満足できない
- 外構工事がショボくなる
- 土地の条件が悪くなる
など、色んなデメリットがあります。
つまり「予算3000〜3500万だと、ちょっとキツイかも…」です。
いくつかの我慢ポイントが出るてくるので、本記事ではその解決策も用意しました。
また「予算3,000〜3,500万で最適な住宅メーカーを選ぶ方法」も記事の後半で解説済みです。
本記事の内容
- 予算別にシミュレーション
- 予算別の解決策を紹介
- オススメできない理由
- 予算に最適な住宅メーカー
この記事を読み終えると『一条工務店の注文住宅で予算3,000~3,500万で建てられる家をイメージできる』ようになります。
筆者の紹介
- マイホーム:一条工務店(i-smart)
- 住宅ローン:4,300万
- 家の特徴 :2階建て
- 家族構成 :3人暮らし
【一条工務店】土地込みで3,000~3,500万で建てられるのか
さっそく『一条工務店の家を土地込みで3,000~3,500万で建てられるのか?』を検証します。
本記事は、僕が一条工務店で家を建てた実体験「アイスマート・33坪」をベースに話を進めますね。
我が家の建築コストは、下記の通りです。
「アイスマート・33坪」の建築費
- 建物本体 :2,400万
- 太陽光 :230万
- オプション:180万
- 諸経費 :45万
- 付帯工事 :110万
- 外構工事 :165万
- 土地 :950万
- その他 :270万
家の特徴をお伝えすると、下記の通りです。
- リビング:22畳(和室ナシ)
- 間取り :3LDK+書斎
- その他 :吹き抜け、ランドリールーム
こちらで土地込みの合計金額は「4,350万」でした、、、
すると予算内に収めるには、下記の減額が必要になります。
- 予算3,000万:ー1,350万
- 予算3,500万: ー850万
かなりの減額が必要のため、おそらく「何かを我慢する」ことになりそうですね。
検証①:一条工務店で「土地込み3,500万」で建てるには?
一条工務店で「土地込み3,500万以下で建てる方法」は、下記の通りです。
「※マーク」が変更点です。
検証:土地込み 3,500万
- 建物本体 :2,190万(ー210万)
※30坪に小さく(ー3坪) - 太陽光 :0円(ー230万)
※太陽光ナシに - オプション:60万(ー120万)
※オプションを最低限に - 諸経費 :45万
- 付帯工事 :110万
- 外構工事 :115万(ー50万)
※外構工事を最低限に - 土地 :650万(ー300万)
※安い土地を買う - その他 :270万
こちらの合計金額は『3,440万 (ー910万)』です。
ポイント・注意点は、下記の通りです。
- 家の坪数は「30坪」が限界
- 太陽光発電・オプション無し
- 外構工事を安く、シンプルに
- 土地を「650万」以下で探す
アイスマートで計算済みですが、ランクが1つ下のアイキューブを選ぶと建物の価格が「ー210万」ほど安くなります。これも選択肢の1つですね。
検証②:一条工務店で「土地込み3,000万」で建てるには?
続いて、一条工務店の注文住宅で「土地込み3,000万以下で建てる方法」は、下記の通りです。
検証②:土地込み 3,000万
- 建物本体 :1,950万(ー450万)
※30坪に小さくする
※アイキューブを選ぶ - 太陽光 :0円(ー230万)
※太陽光ナシに - オプション:60万(ー120万)
※オプションを最低限に - 諸経費 :45万
- 付帯工事 :110万
- 外構工事 :115万(ー50万)
※外構工事を最低限に - 土地 :450万(ー500万)
※安い土地を買う - その他 :270万
こちらの合計金額は『3,000万 (ー1,350万)』です。
こちらは「アイキューブに変更して、オプションを絞って、安い土地を探して、何とか…」の状態なので、土地込み3,000万はかなりキツイと言えそうですね。
ポイント・注意点は、下記の通りです。
- アイキューブで満足度が下がる
- 家の坪数は「30坪」が限界
- 太陽光発電・オプション無し
- 外構工事は安くシンプルに
- 土地を「450万」以下で探す
ぶっちゃけ「一条工務店で建てられる最低ラインの注文住宅」といった感じで、満足度はかなり下がるかも…。
運や交渉力に左右される「④・⑤」がポイントになりそうですね。
一条工務店は標準仕様からグレードダウンする方法もあり、例えば「食洗機を削る=ー59,500円」といった方法も1つです。(一部の設備のみ)
一条工務店で予算3000~3500万(土地込み)は満足度が下がる
最後に「一条工務店の坪単価が高い理由」と「住宅メーカーを選びのポイント」を解説します。
一条工務店の家は魅力的です。ですが実は「合う・合わない」がハッキリ分かれる住宅メーカーだということを解説します。
標準仕様の充実で坪単価が高い
一条工務店は「標準仕様がモデルハウス仕様」とアピールしており、標準仕様がかなり充実しています。
ですが「標準仕様=無料ではない」点に注意です。標準仕様の設備は全て坪単価に含まれているので、どれも有料と同じですよね。
代表的な標準仕様は、下記の通りです。
- 全館床暖房:家全体を暖める
- 外壁タイル:修繕頻度を減らす
- ロスガード:空気清浄機の役割
導入価格は「推定 300万」です。
つまり充実した標準仕様が坪単価を押し上げていると言えますね。
こちらは「一条を選ぶと絶対に購入が必要な設備」なので、一条工務店が「合うか・合わないか」を判断するポイントです。
- 標準仕様に納得
→ 一条を選ぶとお得になる - 標準仕様が不要
→ 一条を選ぶと割高で損する
なお、上記の設備は導入費・メンテナンス費が共に高額であることに注意して下さい。
一条工務店のメンテナンス費は、下記の記事が参考になります。
一条に合わない人は、他社の住宅メーカーを選ぶと満足する
一条工務店の「標準仕様」に魅力を感じない人は、他社の住宅メーカーを選ぶ方が絶対に満足します。
なぜなら他社だと300万円分の設備が自分の好きな設備・オプションを自由に選べて、自由な家づくりができるからです。
例えば、下記の通りです。
- 家が安くなる・大きくできる
- 「立地が良い・広い土地」を買える
- 好きなオプションを導入できる
- 家具・家電がランクアップできる
一条工務店は坪単価が高いです。それを予算3,000~3,500万で建てようとすると、坪数がかなり小さくなります。すると間取りの制限も多くなり、暮らしにくい家になる可能性がグッと高くなるんですよね。
間取り設計は、下記の記事を参考にして下さい。
【まとめ】住宅メーカー選びは「合うか・合わないか」
最後に記事をまとめます。
住宅メーカー選びは「住む人に合うか・合わないか」なので、正解はありません。
一条工務店は魅力的な住宅メーカーですが、合わない人が実は多い点には注意ですね。
むしろ標準仕様が特徴的なので「合う・合わない」がハッキリと分かれるはず…。
もし「一条工務店の設備は魅力的だけど、別に無くてもいいかな…」と感じる人は、他社を選ぶ方が満足度が高くなるはずです。
好みが合わない住宅メーカーを選ぶと「割高な家」を買うことになるので、注意して下さいねm(_ _)m