本記事の結論は『家づくりの予算に余裕がある人は全館さらぽか空調を採用すべき』です。
その理由は、全館さらぽか空調を採用は湿度をコントロールすることができるので、湿度が高くて不快な梅雨や夏が快適に過ごせるからです。
ですが、その一方で全館さらぽか空調の導入には、坪1.5万円のオプション費用がかかります。
例えば、建坪32坪の住まいだと「+48万円」のオプション費用がかかる計算です。(建坪32坪×坪1.5万円=48万円)
- 真夏に全館さらぽか空調だけは暑い
- エアコン冷房より電気代が1.5倍高い
- メンテナンス費用が高額になる
- 「うるケア」が採用できない
- サーキュレーターの掃除が大変
- 否定的な口コミが多く、不安要素が多い
中でも、不採用の決め手となった懸念は、上記の①と②です。
具体的には、全館さらぽか空調を50万円かけて導入しても夏の猛暑日は全館さらぽか空調だけだと部屋が暑くなり、エアコン冷房と併用して使わなければ快適な空間が作れません。
つまり、全館さらぽか空調の導入に約50万円のオプション費用がかかり、夏の暑さを凌ぐためにエアコンの購入費用(各部屋に設置すると約30〜50万円)がかかり、エアコン冷房と比べて導入後も約1.5倍の電気代がかかるという話です。
このように全館さらぽか空調は導入と維持にかかるコストが大きくなることから、我が家では不採用となりました。
参考までに、全館さらぽか空調と他社の全館空調システムにかかる導入費用を比較すると、下記の通りです。
一条工務店 さらぽか空調 | 約50万〜 |
---|---|
セキスイハイム 快適エアリー | 約120万〜 |
ヒノキヤグループ Z空調 | 約120万〜 |
トヨタホーム スマート・エアーズ | 150万〜 |
住友林業 エアドリームハイブリッド | 195万 |
パナソニック エアロハス | 200万 |
三井ホーム スマートブリーズ | 250万 |
積水ハウス エアシーズン | 250万 |
ミサワホーム エアテリア | 250万 |
一見、「一条工務店の全館さらぽか空調は割安」だと感じるかもしれませんが、これらの全館空調には性能や維持費に大きな違いがあるため、そうとも言い切れません。
例えば、先述した「夏はエアコン冷房を併用しないと暑い」という話です。3LDKの間取りでエアコンを設置すと30~50万円ほどかかり、エアコンは全館空調システムとは違って約10年ごとの買い替えで費用負担がその都度発生します。
他にも、各社の全館空調システムでは電気代や定期メンテナンス、電気代、寿命なども異なります。
このように全館空調システムの各社様々で、大規模で高額な設備ということもあって「どこの住宅メーカーで家を建て、どの全館空調システムを採用するか」が暮らしの快適性や支出を大きく左右すると言えるでしょう。
そこで全館空調システムや住宅メーカーの特徴、建築費用などを比較したい方は、 タウンライフ家づくり を使ってみてください。
タウンライフ家づくりとは、住宅メーカーから専用プランを取り寄せできるサービスで、具体的には下記の通りです。
ちなみに僕は「リビングが20帖以上で、間取りは3LDK、ランドリールームと書斎が欲しい、和室はいらない」などの条件のもと、住宅メーカーの設計士さんに間取りをオーダー設計して頂きました。
例えば「全館空調付きのマイホーム」を検討している方は、その条件を元に見積もりを作ってもらい、各社のプランや金額を比較すると良いでしょう。
タウンライフ家づくりは全てのサービスが無料で使えて、手続きもスマホ入力3分と簡単です。
住宅メーカーの展示場で面倒なアンケート用紙に記入したり、営業マンからの執拗な営業を受けるストレスもありません。
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家づくりで最初におこなう「住宅メーカー各社の比較」をラクに効率的に行いたい人は、タウンライフ家づくりを活用してみると良いでしょう。
当ブログの管理人
【一条工務店】全館さらぽか空調「3つの特徴」
まず最初に、全館さらぽか空調とは「夏はさらっと涼しく、冬はぽかぽかと暖かい」住まいが作れる一条工務店の全館空調システムです。
全館さらぽか空調を簡単に解説すると、下記の通りです。
その1:梅雨・夏を快適に過ごせる全館空調
一条工務店の全館さらぽか空調の1つ目の特徴は『梅雨・夏を快適に過ごせる全館空調』です。
その理由は、デシカント方式の除湿機で「湿度」をコントロールすることで、サラッと涼しさを感じる空間を作れるからです。
梅雨や夏の暑さの原因は「湿度の高さ」なので、その湿度を取り除くことで、サラサラした爽やかな空気に変えることができます。
そして床下に敷かれたパイプに「冷水」を循環させることで室温を下げ、天井に埋め込まれた「サーキュレーター(送風機)」で空気を循環させることで部屋の温度を均一にすることができます。
- 除湿 :湿度を低くし、過ごし易く
- 床冷房:床冷房で、ひんやり気持ち良い
- 送風 :空気を循環させ、ムラを無くす
このように全館さらぽか空調では「除湿+床冷房+送風」を併用することで、梅雨や夏も涼しくて快適な住まいを作れる全館空調です。
その2:オプション費用は坪1.5万円
一条工務店の全館さらぽか空調の2つ目の特徴は『オプション費用は坪1.5万円』です。
全館さらぽか空調のオプション費用は「建坪×1.5万円」で計算するため、家の建坪が大きくなるほど金額が高くなります。
- 25坪:37.5万円
- 30坪:45.0万円
- 35坪:52.5万円
- 40坪:60.0万円
一般的に最も主流である32坪の住まいだと「48万円」と、結構な高級オプションであることが分かりますね。
この金額だけを見ると「高いっ!」と感じるかもしれませんが、他社の全館空調と導入費を比較すると、かなり安いことが分かります。
一条工務店 さらぽか空調 | 約50万〜 |
---|---|
セキスイハイム 快適エアリー | 約120万〜 |
ヒノキヤグループ Z空調 | 約120万〜 |
トヨタホーム スマート・エアーズ | 150万〜 |
住友林業 エアドリームハイブリッド | 195万 |
パナソニック エアロハス | 200万 |
三井ホーム スマートブリーズ | 250万 |
積水ハウス エアシーズン | 250万 |
ミサワホーム エアテリア | 250万 |
とは言え、それぞれの全館空調でたくさんの性能の違いがあるので、総合的に判断するようにして下さい。
その3:iシリーズのみで採用できる
一条工務店の全館さらぽか空調の3つ目の特徴は『iシリーズのみで採用できる』です。
全館さらぽか空調は「iシリーズの一部のモデルだけ」で採用できるオプションで、対応モデルは下記の通りです。
- GRAND SMART(グランスマート)
- i-smart(アイスマート)
- i-cube(アイキューブ)
その理由は、iシリーズは「2×6工法」で建てる住まいで、気密性と断熱性が優れた家が建てられるプランだからです。
では「2×6工法と在来軸組工法は、気密性と断熱性がどれだけ違うのか」というと、下記の通りです。
工法 | UA値 | Q値 | C値 | |
---|---|---|---|---|
グランスマート | 2×6工法 | 0.25 | 0.51 | 0.59 |
アイスマート | 0.25 | 0.51 | 0.59 | |
アイキューブ | 0.25 | 0.51 | 0.59 | |
グランセゾン | 在来工法 | 0.38 | 0.98 | 0.61 |
このように、上位モデルでも「在来軸組み工法」で家を建てるGRAND SAISON(グランセゾン)では、全館さらぽか空調を採用できません。
そのため、全館さらぽか空調を導入したい人は、グランスマートやアイスマート、アイキューブで検討を進めましょう。
【一条工務店】全館さらぽか空調を不採用にした「6つの懸念」
全館さらぽか空調を採用することで、快適な住まいになることは間違いありません。
ですが「全館さらぽか空調が完璧な設備なのか」というと、そうとは言い切れません。
それは全館さらぽか空調には、下記の「6つの懸念」があるからです。
簡単に言うと「お金に余裕があって、少しでも良い家を作りたい人」は、全館さらぽか空調を採用した方が良いと思います。
ですが「建築費」や「日々の電気代」を安く抑えたい人は、全館さらぽか空調の導入を検討した方が良いでしょう。
その1:真夏にさらぽか空調だけは暑い
一条工務店の全館さらぽか空調の1つ目の懸念は『真夏にさらぽか空調だけは暑い』です。
その理由は、外気温が35度を超えると、全館さらぽか空調だけで過ごすのは難しいからです。
実際に、全館さらぽか空調を採用した多くの人から「真夏の日中は暑くて我慢できない」と、同じ意見を何度も聞きました。
具体的に、全館さらぽか空調だけで「昼・夜・就寝」を快適に過ごせるのは、外気温が30度以下までと考えた方が良さそうです。
6月〜7月前半 | 全館さらぽか空調のみ |
---|---|
7月後半〜8月 | 全館さらぽか空調とエアコンの併用 |
9月以降 | 全館さらぽか空調のみ |
となると、夏の猛暑日に使うエアコンを購入する必要があり、これが我が家にとって予算オーバーでした…。
- 全館さらぽか空調/50万円
- 洋室のエアコン /8万円×3台
→合計84万円
加えて、これらの空調機器が故障した時の「買い替えor修理」にかかる費用も一緒に考えておきましょう。
それは、エアコンも全館さらぽか空調も耐用年数が「10年」と、それほど長くないからです。(詳しくは、後述します)
今後の金銭面の負担が大きいと感じたため、我が家は全館さらぽか空調を不採用にしました。
その2:エアコン冷房より電気代が1.5倍高い
一条工務店の全館さらぽか空調の2つ目の懸念は『エアコン冷房より電気代が1.5倍高い』です。
その理由は、全館さらぽか空調は「家全体+24時間」で温度・湿度をコントロールするため、電気代が高くなってしまうからです。
例えば、全館さらぽか空調とエアコン冷房の電気代を比較すると、下記の通りです。
全館さらぽか空調 | エアコン冷房 | |
---|---|---|
7月 | 1万円 | 6千円 |
8月 | 1万2千円 | 8千円 |
9月 | 1万円 | 7千円 |
合計 | 3万2千円 | 2万1千円 |
このように全館さらぽか空調を使うことで、1シーズンの電気代が1万1千円ほど(+約50%)高くなることが想定されます。
近年は電気代が高騰していることもあり、有料オプションで太陽光発電を導入するなどして、電気代の対策を考えておく方が良いかもしれません。
その3:メンテナンス費用が高額になる
一条工務店の全館さらぽか空調の3つ目の懸念は『メンテナンス費用が高額になる』です。
その理由は、全館さらぽか空調に使われるデシカントとサーキュレーターは耐用年数が意外と短く、故障したら高額の交換費用が必要だからです。
それぞれの交換費用と耐用年数は、下記の通りです。
デシカント | サーキュレーター | |
---|---|---|
交換費用 | 約40万円 | 約3万円 |
耐用年数 | 10年間 | 8年間 |
こちらを元に10年後のメンテナンス費用(間取り3LDK)を比較すると、下記のようになります。
さらぽか空調 | エアコン冷房 | |
---|---|---|
デシカント | 40万円 | ー |
サーキュレーター | 12万円(4台) | ー |
エアコン | 24万円(3台) | 24万円(3台) |
合計 | 86万円 | 24万円 |
全館さらぽか空調は、エアコン冷房に比べて「+62万円」もメンテナンス費用が高くなることが想定されます。
先に解説した通りで、全館さらぽか空調は電気代が1シーズンで「+1万円」ほど高くなるため、10年間だと「+10万円」のコスト増になります。
このように、全館さらぽか空調はエアコン冷房に比べて、暮らしのランニングコストが高くなることを覚悟しておきましょう。
その4:「うるケア」が採用できない
一条工務店の全館さらぽか空調のつ目の懸念は『さらぽか空調を採用すると、うるケアが採用できない』です。
まず最初に「さらぽか」と「うるケア」の違いを解説すると、下記の通りです。
- さらぽか:空気を「除湿」する
- うるケア:空気を「加湿」する
簡単に言うと、さらぽかは「除湿機」で、うるケアは「加湿器」の性能を持ちます。
では「なぜ、どちらか片方しか採用できないのか」と言うと、いずれもロスガード90(全館換気システム)に機能を追加する仕組みだからです。
例えば、全館さらぽか空調を採用した場合、ロスガード90には「除湿」機能が追加されます。
その逆も然りで、うるケアを採用した場合は、ロスガード90には「加湿」機能が追加されます。
生活家電でも除湿機と加湿器が別に存在するように、ロスガード90もいずれか片方の機能しか追加できないようです。
嗜好品に近い全館さらぽか空調よりも、冬の必須アイテムである「うるケア(加湿)」を優先させたかったことも、さらぽか空調を不採用にした理由の1つです。
その5:サーキュレーターの掃除が大変
一条工務店の全館さらぽか空調の5つ目の懸念は『サーキュレーターの掃除が大変』です。
その理由は、全館さらぽか空調のサーキュレーター(送風機)の吸い込み口にはフィルターがあり、月1回ペースでフィルター清掃が必要だからです。
一条工務店の住まいは、全館さらぽか空調以外にも清掃が必要なフィルター類がかなりの量あるので、なかなか大変です、、、
- ロスガード90の排気フィルター、給気フィルター、防虫袋
- トイレの換気扇のフィルター
- 差圧感応式給気口のフィルター
他にも、各部屋のエアコンのフィルター掃除に加えて、全館さらぽか空調のサーキュレーターの清掃も必要となると、もう大変過ぎますよね…。
フィルター掃除が不採用の決め手にはならないものの、手間なフィルター掃除が定期的に必要になることを覚悟しておきましょう。
その6:否定的な口コミが多く、不安要素が多い
一条工務店の全館さらぽか空調の6つ目の懸念は『否定的な口コミが多く、不安要素が多い』です。
その理由は、全館さらぽか空調を採用した人の口コミを見ると、ネット上に否定的な意見がいくつか見られるからです。
全館さらぽか空調のネットの口コミを書き出すと、下記の通りです。
- 夏は床冷房で足元が冷え過ぎる
- 設定温度を下げると床が結露する
- 真夏にさらぽか空調だけは暑くて無理
- 部屋毎の温度調整ができない
ちなみに一条工務店の宿泊体験施設や入居宅訪問で、実際に全館さらぽか空調を体験した僕の感想は、下記の通りです。
- 梅雨や初夏、秋に使うと快適な全館空調
- 洗濯物を部屋干しすると乾きやすそう
- トイレなど小部屋に最適な空調
- 真夏は暑く、エアコン併用が必須になる
- 夏の就寝中は特に暑さを感じ易い
我が家は、1年ずっと部屋干しということもあり、全館さらぽか空調は魅力的に感じる設備です。
ですが全館さらぽか空調を不採用にしたのは、やはり「④真夏はエアコン必須+⑤就寝中は特に暑い」という、宿泊体験施設での実体験があったからです。
このように全館さらぽか空調は、まだまだ改善の余地がありそうなので、今後の進化に期待したいですよね。
【一条工務店】全館さらぽか空調を不採用にして後悔した「3つのシーン」
我が家は、全館さらぽか空調を不採用にしたため、それぞれの部屋のエアコンで冷房を行なっています。
これでも十分に快適なのですが「全館さらぽか空調があれば、もっと快適だったのに…」と後悔するシーンもあり、それが下記の3つです。
その1:夏の書斎やトイレは暑く、空調が難しい
一条工務店で全館さらぽか空調を不採用にして後悔する1つ目のシーンは『夏の書斎やトイレは暑く、空調が難しい』です。
その理由は、エアコンを取り付けできない狭い空間は、夏は全館空調がないと暑くて不快だからです。
他にも、廊下や脱衣所、ランドリールームなど、居室から離れた狭い場所は、どこも空調することが難しいです。
そして、これは一条工務店の全館床暖房を体験して「全館空調の快適性」を知ってしまったがゆえの後悔でもあります。
- 外出から帰宅しても暖かい
- お風呂あがりも寒さを感じない
- 真冬に布団1枚で寝られるほど暖かい
- 早朝も暖かいから寝起きが良い
例えば、全館さらぽか空調を採用すると「夏のトイレで汗だくになりながら、暑さに耐える」ようなシーンも無くなりますよね。
確かに「夏は全館さらぽか空調だけだと暑い」という意見があるものの、エアコン冷房が難しい場所を一定の温度までは涼しくできるので、住まいの快適性が大きく上がるはずです。
その2:春や秋は熱がこもって意外と暑い
一条工務店で全館さらぽか空調を不採用にして後悔する2つ目のシーンは『春や秋は熱がこもって意外と暑い』です。
その理由は、一条工務店は高気密・高断熱の住まいのため、室内の熱が外に逃げにくい構造だからです。
例えば「外気温は20度で涼しいのに、室温は25度で少し暑い」と感じるシーンが春や秋によくあります。
室内に熱がこもる原因として「人間の体温、調理の熱、家電の発熱、室内に入る日差しの熱」などが考えられます。
他にも「日中に太陽の日差しで暖められた室内が夜になっても室温が下がらずに暑い」といったことも多いです。
このように高気密・高断熱の住まいは「春や秋に室内が暑い」と感じるシーンが多くあります。
これは予想外だっただけに「全館さらぽか空調を採用しておけば良かった…」と、春や秋がくる度に定期的に後悔しています。
それほど暑くない「春・梅雨・初夏・秋」は、全館さらぽか空調だけで快適に過ごせます。もちろん、エアコン冷房を併用する必要もありません。
特に「湿度」が気になる梅雨は、全館さらぽか空調で家全体を除湿すると、かなり快適なのでおすすめですよ。
その3:梅雨はジメジメして、部屋干しが乾きにくい
一条工務店で全館さらぽか空調を不採用にして後悔する3つ目のシーンは『梅雨はジメジメして、部屋干しが乾きにくい』です。
部屋干しが乾きにくい原因は、湿度の高さです。
洗濯物を部屋干ししても、生乾きの状態が「5時間以上」続くと、菌の増殖して排泄物を出すことで、生乾き臭が発生します。
そこで全館さらぽか空調で「除湿」することで、梅雨の部屋干しでも洗濯物が乾き易くなり、部屋干し臭も大幅に減るはずです。
特に「梅雨のジメッとした空気が苦手な人」や「洗濯物を部屋干しで乾かす人」は、全館さらぽか空調を採用しておくと良いかもしれません。
【結論】家づくりの予算に余裕がある人は、全館さらぽか空調を採用すべき
本記事の結論は『家づくりの予算に余裕がある人は、全館さらぽか空調を採用すべき』です。
その理由は、夏の猛暑日はエアコン冷房との併用が必要になるものの、除湿や床冷房で快適にできるシーンが多いからです。
中でも「梅雨」の時期は、除湿することで空気がサラッとして快適になったり、部屋干しした洗濯物が乾き易くなるなど、メリットが多いのでおすすめです。
とは言え、全館さらぽか空調には懸念があるのも事実なので、下記の6つを理解した上で導入するようにして下さい。
- 真夏に全館さらぽか空調だけは暑い
- エアコン冷房より電気代が1.5倍高い
- メンテナンス費用が高額になる
- 「うるケア」が採用できない
- サーキュレーターの掃除が大変
- 否定的な口コミが多く、不安要素が多い
やはり全館空調という高級オプションということもあり、導入コストや電気代、メンテナンス費用などのランニングコストが高くなりがちです。
そのため、家の修繕費や家電の買い替え、子供の学費など、これから必要になる支出などを考慮し、総合的に判断するようにして下さい。