本記事では、一条工務店の住まいで「天井高を作る3つのオプションと間取り設計の5つのコツ」を紹介します。
先に結論を言うと、一条工務店は天井を高く設計することが苦手な住宅メーカーです。
その理由は、全ての住まいで高い耐震性を担保するため、非常に厳しいルールを元に間取り設計を行っているからです。(通称"一条ルール")
一条工務店の人気モデルで標準仕様の天井高を紹介すると、下記の通りです。
- グランスマート:240cm
- アイスマート :240cm
- グランセゾン :265cm
- グランスマート:240cm
- アイキューブ :240cm
- アイスマイル :240cm
間取り設計の自由度が最も高いとされる在来軸組工法のGRAND SAISON(グランセゾン)でも天井高は265㎝となります。
これは大手住宅メーカーと比べると平均もしくは低めの天井高です。例えば、三井ホームやミサワホームだとプランによっては天井高300㎝を標準仕様で建てることもできます。
続いて、一条工務店で採用できる天井高のオプションを確認すると、下記の3つが選べます。
- 天井高(+20cm):2万円 × 坪数
- 吹き抜け:坪単価2分の1 × 坪数
- 勾配天井:施工面積毎に計算
これらの有料オプションを採用する注意点は、間取りに開放感を追求するほど間取り設計の規制が多くなることです。
実際の住まいを元に解説すると、我が家ではダイニングに8帖の吹き抜けを採用しました。
吹き抜けを作ったことでダイニングに開放感が生まれた一方で、耐震性を担保するための「タレ壁」をリビングとダイニングに設置する必要があると判断されました。
タレ壁を設置すると、このように天井が部分的に突出します。そのため開放感を作るつもりが逆に圧迫感に繋ってしまう可能性も考えられます。
一条工務店では、業界トップクラスの性能を誇る家づくりができる一方で、このように「天井が高く、開放的な間取り」を作ることは苦手な住宅メーカーであることを覚えておきましょう。
ここまでの話をまとめると、一条工務店の標準仕様の天井高は最大で265㎝です。これは大手住宅メーカーの天井高と比べると、平均的もしくは低い部類です。
天井高のオプションは3種類から選べるものの、間取りによっては耐震性を担保するためのタレ壁が必要となり、これが逆に圧迫感に繋がるケースもあるので注意して下さい。
また、天井高のオプションはどれも有料なので、坪単価とは別に追加工事費がかかることに注意して下さい。(しかも結構高い)
ここまで本記事を読んで、
- 「一条工務店で天井高の間取りプランを設計してみたい」
- 「一条工務店で家を建てる時の坪単価を知りたい」
- 「一条工務店で天井を高くするオプション費用を知りたい」
と感じた人は、タウンライフ家づくりを使って 家づくり計画書 を取り寄せてみても良いかもしれません。
僕がマイホームを建てた時にタウンライフ家づくりを使っており、下記の間取り図面や見積書、建築模型などを全て無料で貰うことができました。
家づくりを始めたばかり頃は間取りの見方すら分からなかったので、このような立体図面や建築模型、解説付きの間取り図面があったことでかなり助かりました。
間取り図面だけじゃなく、建築費や坪単価が分かる見積書まで貰えるので、マイホームを検討中の方は情報収集に使っておくと便利ですよ。
- 一条工務店の全10モデルの天井高
- 天井高を作るオプション3選
- 天井高を感じる間取り設計の5つのコツ
当ブログの管理人
一条工務店の天井高|全10シリーズの標準仕様を解説します
まず最初に『一条工務店の全10シリーズの天井高』を解説します。
先に結論を言うと、天井高を重視する人は「GRAND SAISON(グランセゾン)」などの在来軸組み工法で建てるシリーズがオススメです。
なぜなら在来軸組み工法は、間取り設計の自由度が高く、標準仕様で天井高265cmの家を建てられるからです。
一条工務店の全10シリーズの天井高(標準仕様)を書き出すと、下記の通りです。
こちらの通りで、天井の高さは「2×6工法=240cm」、「在来軸組み工法=265cm」と、家を建てる工法で違います。
下記で家のデザインや特徴をサクッと確認しましょう。
アイスマート:天井高240cm
最初は、一条工務店で人気No.1の「i-smart(アイスマート)」で、こちらは「天井高 240㎝」の家です。
一条工務店の人気を作る起爆剤となった商品で、2011年に発売されて以降、今もなお大人気の家です。
2×6のパネル工法で建てるため、天井高は240cmと低めです。
なぜならパネル工法は、建物を ”壁” で支えることで「断熱性・気密性・耐震性」に優れている一方で、間取り設計の自由度は低くなるからです。
例えば、他社の注文住宅や建売、マンションなどと比較しても、天井高240㎝は高くも低くもない平均的な高さと言えます。
アイスマートは ”間取り設計の自由度” よりも ”家の性能の高さ” を重視した家なので、天井が高くて開放的なお部屋を作るのは苦手です。
- 工法 :2×6工法
- 発売 :2011年
- 坪単価:約75万円〜
- 天井高:240cm
グランセゾン:天井高265cm
人気No.2の「GRAND SAISON(グランセゾン)」は、デザイン性を重視した家で、天井高は265cmです。
先に紹介したアイスマートより天井高が「+25㎝」高いものの、他社の住宅メーカーでは平均的な高さと言えます。
なぜなら、グランセゾンで天井を高くできる理由は「在来軸組み工法」によるもので、こちらは他社の住宅メーカーで一般的な工法だからです。
- グランセゾン:在来工法
→間取り設計の ”自由度” が高い - アイスマート:2×6工法
→断熱・気密・耐震などの ”性能” が高い
グランセゾンは、下記の「ハイドア」や「スリッドルーバー」などを組み合わせると、お部屋の開放感をより演出できます。
つまり一条工務店で「天井が高くて開放感のある家を建てたい」人は、グランセゾンを選ぶようにしましょう。
- 工法 :在来軸組み工法
- 発売 :2019年
- 坪単価:約78万円〜
- 天井高:1階265cm、2階250cm
一条工務店のアイスマートとグランセゾンの違いを知らない人は「【一条工務店】グランセゾンとアイスマートの「9つの違い」」の記事を参考にして下さい。
【一条工務店】グランセゾンとアイスマートの「9つの違い」
続きを見る
グランスマート:天井高240cm
一条工務店の2022年発売の新商品であるグランスマートは、天井高240㎝です。
こちらは、一条工務店の最上位グレードであるものの、2×6のパネル工法で家を建てるため、天井高は240㎝とアイスマートと同じです。
ざっくり言うとグランスマートは、アイスマートとグランセゾンの良いところを組み合わせた家で、下記の通りです。
- デザイン性:グランセゾンと同じ
- 断熱・気密:アイスマートと同じ
- 耐震性 :アイスマートと同じ
ちなみに「アイスマートを選んで、グランセゾンの設備を有料オプションで導入する」方が建築コストが安いケースもあるので、気になる人は一条工務店に 見積り を依頼してみましょう。
住宅メーカーの建築コストが知りたい人は、 タウンライフ家づくり を使うと「間取りプランの設計+見積書の発行+カタログ・建築模型」などの有益な情報が簡単に手に入ります。
こちらは、資料の取り寄せが ”スマホ入力3分” と簡単で、全てのサービスが ”完全無料” で使えます。
家づくりは調べ事が盛りだくさんで、時間がいくらあっても足りないので、 タウンライフ家づくり のような便利ツールを積極的に活用しましょう。
>>> 2024年:住宅メーカーの坪単価を確認する【無料で使えます】- 工法 :2×6工法
- 発売 :2022年
- 坪単価:約80万円〜
- 天井高:240cm
アイキューブ:天井高240cm
アイキューブは2×6のパネル工法で建てられる、天井高240cmの家です。
アイスマートやグランスマートと「設備の性能」や「デザインの高級感」では劣るものの、家の断熱性・気密性・耐震性などの性能面は上位グレードと同スペックです。
グランスマート | アイスマート | アイキューブ | |
---|---|---|---|
Q値(断熱性能) | 0.51 | 0.51 | 0.51 |
C値(機密性能) | 0.59 | 0.59 | 0.59 |
Ua値(断熱性能) | 0.25 | 0.25 | 0.25 |
耐震性能 | 耐震等級3 | 耐震等級3 | 耐震等級3 |
工法 | 2×6 | 2×6 | 2×6 |
例えば、キッチンや洗面台、お風呂などの性能や高級感に差があり、各シリーズの設備の違いは、下記の通りです。
つまりアイキューブは「家の性能は重視するけど、設備は平均的な品質で満足する人」にオススメの家と言えます。
- 工法 :2×6工法
- 発売 :2008年
- 坪単価:約70万円〜
- 天井高:240cm
アイスマイル:天井高240cm
アイスマイルは、4,000種類以上の規格プランから選ぶ規格住宅で、天井高は240㎝です。
坪単価が「60万円前後」と、先に紹介したどのシリーズより建築コストが安いです。
なぜなら、アイスマイルは「間取り・外観・設備」などを既に設計されたプランから選ぶため、注文住宅よりも生産コストを大幅に引き下げできているからです。
基本的な天井高は240cmであるものの、中には吹き抜けや勾配天井が組み込まれた間取りプランもあります。
家の広さも「20坪前半〜40坪以上」と幅広い選択肢から選べるため、お好みのプランが見つかれば、最もコスパが高い家とも言えます。
- 工法 :2×6工法
- 発売 :2014年
- 坪単価:約60万円〜
- 天井高:240cm
アイパレット:天井高240cm
アイパレットは、一条工務店で唯一の「建売分譲住宅」で、天井高は240㎝です。
間取りのこだわりが少ない人なら、アイパレットで「吹き抜けのある間取り」を選ぶと、割安なお値段で高性能な家を購入できます。
なぜなら、アイパレットは建売住宅であるものの、全ての家に「全面タイル外壁・屋根一体型の太陽光パネル・全館床暖房」などの高級設備が搭載されているからです。
これらは上位グレードのアイスマートやアイキューブの標準仕様と同じなので、アイパレットは建売とは思えないほど高スペックな家と言えます。
間取りは「3LDK or 4LDK」から選べ、吹き抜けがある間取りも多いので、チェックしてみましょう。
- 工法 :2×6工法
- 天井高:240cm
一条工務店で天井高を作る3つのオプション
続いて、一条工務店で『天井高を作る3つのオプション』を紹介します。
一条工務店の標準仕様だと「天井高265cm(グランセゾン)」が限界である一方で、下記のオプションを併用すると、開放的な空間が作れます。
1つ補足すると、人が「開放感」を感じる空間を作るには、単に天井を高くするよりも「天井の高低差」のある間取りを作りましょう。
例えば、下記の2つのパターンだと「②」の方が開放感を感じる空間になります。
- 天井高が全面300cmの間取り
- 天井高がキッチン220cm、リビング300cmで、各部屋が隣接した間取り
つまり「天井高220cmのキッチン→天井高300cmのリビング」に移動する時に「天井の高低差」が生まれることで、お部屋の開放感が生まれます。
こちらの間取り設計のコツを意識しつつ、一条工務店で天井高を作る3つのオプションを確認しましょう。
その1:吹き抜け/坪単価2分の1
一条工務店で天井高を作る1つ目のオプションは『吹き抜け』です。
吹き抜けは、1階と2階を1つの空間にすることで、天井高500㎝という圧倒的な開放感ある空間が作れます。
先ほど解説した通りで、人は「天井が”低い”空間 → 天井が”高い”空間」に移動する時に開放感を感じ易いため、間取り設計のポイントは「天井の高低差」です。
参考までに我が家は、下記のような間取りを作ることで、開放感あるお部屋が完成しました。
「①リビング/天井高240㎝」と「②ダイニング/天井高500㎝(=吹き抜け)」、「③キッチン/天井高240㎝」を隣接させたことで生まれる高低差260㎝により、開放感バッチリの間取りです。
なお、グランセゾンなどの在来軸組み工法だと「最大550㎝の吹き抜け」を作ることができ、下記の通りです。
- アイスマート:天井高 500㎝
1階/240㎝ + 2階/240㎝ + 2階床の厚み/20㎝ - グランセゾン:天井高 550㎝
1階/265㎝ + 2階/265㎝ + 2階床の厚み/20㎝
下記の「ファイン手摺り(166,000円)+オープンステア(20,000円)」のオプションを併用することで、吹き抜けに奥行き感が生まれ、更なる開放感に繋がります。
一条工務店の吹き抜けは、2階部分に「坪単価2分の1(約35~40万円)」のオプション費が必要で、建築コストが高額です。
- 坪35万円 × 4坪 = 140万円
※坪単価70万円のi-smartで8帖(=4坪)の吹き抜けのケース
オプション費で「吹き抜け/140万円 + ファイン手摺/16万円」が加わると、一条工務店よりも1ランク上の住宅メーカーの建築コストと同じくらいです。
つまり、一条工務店で天井高のオプションを付けるよりも、天井高300㎝が標準仕様の住宅メーカーで家を建てる方が建築コストが安くなるケースも考えられます。
そのため気になる住宅メーカーは、住宅展示場で見積りを依頼するか、 タウンライフ家づくり で間取り・見積書を取り寄せて、おおよその建築コストを把握した上で契約に進むようにしましょう。
>>> 住宅メーカーから専用プランを取り寄せ【無料です】一条工務店で吹き抜けを検討される方は「【一条工務店の吹き抜け】導入前に知っておくべき「3つの特徴・5つのメリット・7つの注意点」」の記事を参考にして下さい。
【一条工務店の吹き抜け】導入前に知っておくべき「3つの特徴・5つのメリット・7つの注意点」
続きを見る
その2:勾配天井/施工面積による
一条工務店で天井高を作る2つ目のオプションは『勾配天井』です。
勾配天井のオプション費は、勾配天井の角度・施工面積で異なり、1坪あたり「6〜8万円」になるケースが多いです。
- 4坪(約8帖) /24〜32万円
- 5坪(約10帖)/30〜40万円
- 6坪(約12帖)/36〜48万円
勾配天井の注意点は、下記の2つです。
- 間取りの自由度が大幅に下がる
- 充分な天井高を作れないケースも…
②を補足すると、勾配天井は屋根に傾斜を付けて天井を高くするため、「家の広さ」や「勾配天井を作る位置」によっては、天井の高さを十分に確保できないケースがあります。
なぜなら、一条工務店は「気密性・断熱性・耐震性」などの”家の性能”を維持するために、間取り設計の自由度が大幅に損なわれているからです。
例えば、吹き抜けや勾配天井など天井を高くする間取りは、高い耐震性をキープするために「タレ壁」や「耐力壁」が必要になり、逆に圧迫感が出るケースもあります。
こちらは実際に間取り設計を依頼してと詳細が分からないため、詳しくは こちら から確認して下さい。
その3:天井高+20cm/坪2万円
一条工務店で天井高を作る3つ目のオプションは『天井高+20cm』です。
こちらは、2×6工法で建てる1階全面の天井を「240㎝→260㎝」に+20cm高くするオプション(2階部分は除く)で、オプション費は「坪2万円 × 家の坪数」です。
- 25坪:50万円
- 30坪:60万円
- 35坪:70万円
- 40坪:80万円
天井高+20㎝のオプションは、導入コストが高額であることに加えて、間取り設計の制限が大幅に増えるため、我が家では ”不採用” にしました。
具体的には「タレ壁や耐力壁が増える」や「大きな窓を導入できない」、「そもそも天井高を+20㎝で施工できないお部屋もある」といった内容です。
他社の住宅メーカーだと「天井高270㎝」や「天井高300㎝」の家が標準仕様で建てられることを考えると、 ”家の開放感” を重視する人は一条工務店以外の住宅メーカーを選択肢に加えても良いかもしれません。
住宅メーカー | 天井高 | 坪単価 |
---|---|---|
一条工務店 | 265㎝ | 78万円~ |
住友不動産 | 270㎝ | 70万円~ |
タマホーム | 270㎝ | 60万円~ |
桧家住宅 | 300㎝ | 60万円~ |
三井ホーム | 300㎝ | 90万円~ |
例えば、坪単価が一条工務店より高い住宅メーカーでも「天井高300㎝が標準仕様で、天井高のオプション費が不要になり、トータルの建築コストが逆に安くなる」というケースも考えられます。
「自分たちの条件」と「住宅メーカーのコンセプト」がピッタリ合うと、建築コストが大幅に安くなるので、 タウンライフ家づくり でプラン設計を依頼してみましょう。きっと新しい発見があるはずです。
タウンライフ家づくり とは、家づくりを検討する多くの人が利用するサイトで、下記のような資料を取り寄せできます。
住宅メーカーの「カタログ」はもちろん、中でも自分たちの要望を元に設計された間取りプラン、こちらを元に作った見積書・建築模型は、家づくりで欠かせない情報源です。
これらの有益情報を気になる住宅メーカーから一括で取り寄せでき、全てのサービスが完全無料で使えます。
至れり尽くせりのサービスなので、1度は使っておかないと損ですよ。
天井高を感じる間取り設計の5つのコツ
最後に『天井高を感じる間取り設計の5つのコツ』を解説します。
先に解説した ”天井高のオプション” と併用すると効果的なので、ぜひお試しください。
こちらは、我が家でも活用したテクニックなので、画像付きで解説しますね。
その1:天井高の高低差を作る
天井高を感じる間取りを作る1つ目のコツは『高低差のある天井を作る』です。
この理由は、本記事で何度も解説した通りで、天井が高いだけの空間よりも人は「天井の高低差」が大きいほど開放的に感じるからです。
具体的には、下記のような間取りです。
- リビング :天井高240㎝
- ダイニング:天井高500㎝
- キッチン :天井高240㎝
我が家の場合、「①リビング」と「③キッチン」から「②ダイニング」に繋がる間取りを作り、天井高に約260㎝の高低差を作ることで開放感を演出しました。
その2:空や庭へ繋がる空間を作る
天井高を感じる間取りを作る2つ目のコツは『庭や空へ繋がる空間を作る』です。
なぜなら、家の中だけで作れる開放感には限界があり、部屋と外を繋げることで無限の開放感を生み出せるからです。
我が家の場合、吹き抜けとダイニングに大きな窓を設置して「部屋→空」への繋がりを意識した間取りを設計しました。
参考までに、我が家の吹き抜けで採用している窓は、下記の通りです。
- JF5961/50,000円
- JF2461 ×3枚/標準仕様
特に天気が良い日は、大きな窓から青空が見えて爽快な気分になれることに加え、日中はお部屋が照明が必要ない明るさなので大満足です。
その3:背丈の低い家具を選ぶ
天井高を感じる間取りを作る3つ目のコツは『背丈の低い家具を選ぶ』です。
その理由は、低いソファやテーブルを選んで天井を見上げるように暮らすことで、天井の高さを感じ易くなるからです。
例えば、ダイニングテーブルなども「ロータイプ」を選ぶようにしましょう。
家の間取りやオプションにお金をかけるよりも、家具選びを工夫する方が低コストで開放感に繋げられるのでオススメです。
その4:縦長の窓・設備を選ぶ
天井高を感じる間取りを作る4つ目のコツは『縦長の窓・設備を選ぶ』です。
なぜなら、床から天井に伸びる縦長デザインの設備を設置すると、天井を高く見せる視覚効果があるからです。
一条工務店のグランセゾンだと、下記の「ハイドア」や「スリッドルーバー」を採用すると、開放感に繋がり易いです。
こちらは、お洒落な雰囲気が作れるだけじゃなく、お部屋のアクセントにもなるので、グランセゾンで家を建てる人は、採用しておきたい設備です。
その5:奥行きを感じる設備を選ぶ
天井高を感じる間取りを作る5つ目のコツは『奥行きを感じる設備を選ぶ』です。
なぜなら、視線を遮る設備をお部屋から取り除き、廊下や階段を視覚的に1つの空間に取り込むことで開放感が出るからです。
我が家の場合、下記の「ファイン手摺」と「オープンステア」を併用することで、吹き抜けを更に開放的な空間へ仕上げました。
- ファイン手摺 /166,000円
- オープンステア/20,000円
ファイン手摺は、高額なオプションであるものの、家を1坪広くする(約70~80万円)よりもお値段が安いので、開放的な空間作りにおいてはコスパが良いオプションだと言えます。
【結論】一条工務店で開放感ある家を作るのは難しい
本記事の結論は『一条工務店で開放感ある家を作るのは難しい』です。
なぜなら、一条工務店の標準仕様の天井高は「240㎝ or 265㎝」と一般的な住宅メーカーより低いことに加え、間取り設計の規制(=一条ルール)が異常に厳しいからです。
例えば「吹き抜け」や「勾配天井」のオプションを採用することで、一条工務店でも開放的なお部屋が作れる一方で、下記のような「タレ壁・耐力壁」が必要になるケースが多いので注意して下さい。
このように住宅メーカー毎に、独自の設計ルールを決めているケースが多々あるので、契約前に必ず確認しておきましょう。
住宅展示場で間取りの相談をするか、 タウンライフ家づくり で間取りプラン・見積り書を取り寄せて、届いたオリジナルプランの内容から判断するようにしましょう。
こちらは自分が希望する家の条件を元に間取りプランを設計し、図面や見積書、建築模型を作ってくれるサービスです。
例えば「リビングは20帖以上で、300㎝の天井高が欲しい」といった希望を伝えると、その条件を元に住宅メーカーの設計士が専用プランを提案してくれます。
手続きは「スマホ入力 3分」と簡単で、全てのサービスが無料で使えるので、1度は使っておきましょう。