本記事のポイントを3つにまとめると、下記の通りです。
- 天井高No.1はトヨタホームで「天井高442㎝」
- 大手ハウスメーカーだと「天井高300㎝」
- 開放感を作る目安は「天井高270〜280㎝以上」
開放感を重視したい人は、天井高270㎝以上の家が建てられる住宅メーカーを選びましょう。
その理由は、一般的な家の天井高が「240㎝」なので、+30〜40㎝の天井高が高い部屋は開放感に繋がり易いからです。
具体的な住宅メーカーをいくつか出すと、住友不動産(天井高270㎝)や住友林業(天井高280㎝)、ローコストメーカーだとタマホーム(天井高270㎝)が挙げられます。
加えて、単に天井が高い部屋を作るのではなく、1つの空間で「天井高の高低差」を作ることが間取り設計において重要です。
なぜなら、低い天井と高い天井が隣接した間取りを作ることで生まれる「天井高の高低差」が解放感に繋がり易いからです。
具体的には、下記の「①より②」の間取りを作ると、効果的です。
- リビング/天井高280㎝+和室・キッチン/天井高280㎝
- リビング/天井高280㎝+和室・キッチン/天井高220㎝
②のように天井高220㎝という「低い天井」をあえて作ることで「高低差60㎝」が生まれることで、リビングの天井高280㎝をより実感できようになります。
このように間取りで工夫ができるのも「天井高を再現できる構造躯体の強さ+間取り設計の自由度」が前提となるため、どこの住宅メーカーで家を建てるかがスゴく重要です。
そこで「それぞれ住宅メーカーで天井高が何㎝くらいの家が建てられて、どれくらいの建築コストが必要なのか?」を詳しく知りたい方は、 タウンライフ家づくり で見積もりして確認しておきましょう。
タウンライフ家づくりは、住宅メーカーの「間取り+見積書」を無料で取り寄せできる優れモノで、詳しくは下記の通りです。
こちらは、僕が タウンライフ家づくり を使って取り寄せした資料です。
よくある資料請求サイトとタウンライフ家づくりが大きく違うのは「オーダー設計された自分たち専用の間取りプラン・見積書」を無料で取り寄せできるという点です。
そして、難しい手続きは必要なく、例えば「リビングに8帖の吹き抜けが欲しい・2階に3部屋は欲しい・書斎を作りたい・収納は多く」といった、家づくりの要望を こちら へ入力するだけ。
すると、およそ1週間で、住宅メーカーの設計士が作った「間取りプラン・見積書」が自宅に郵送で届きます。
簡単に言うと、従来の「住宅展示場に行く→打ち合わせをする→間取り・見積書を貰う」という情報収集の手間を「ネット完結+手続き3分」で実現させたサービスが タウンライフ家づくり です。
プロの設計士が作る間取りのアイデアを知れたり、具体的な建築コストを知れたり、家の外観デザインや家具の雰囲気を知れたりと、得られる情報が盛り沢山何ですよね。
例えば「住宅メーカーの坪単価を知りたい」といった、簡単な依頼でももちろんOKです。
なんにせよ、 タウンライフ家づくり は全てのサービスが無料で使えるので、1度は使っておかないと損です。
>>> 2024年:住宅メーカーの坪単価を確認する【無料で使えます】当ブログの管理人
天井高が得意なハウスメーカー・工務店【全25社を比較してみた】
本記事では、開放的なリビングを作りたい人向けに『天井高を得意とする住宅メーカー』をランキング形式で紹介します。
先に「天井高が得意な住宅メーカーTOP10」を紹介すると、下記の通りです。
住宅メーカー | 天井高 | |
---|---|---|
1位 | トヨタホーム | 442cm |
2位 | ミサワホーム | 300cm |
3位 | 三井ホーム | 300cm |
4位 | 桧家住宅 | 300cm |
5位 | 住友林業 | 280cm |
6位 | 積水ハウス | 274cm |
7位 | 大和ハウス | 272cm |
8位 | セルコホーム | 270cm |
9位 | パナソニックホームズ | 270cm |
10位 | 住友不動産 | 270cm |
こちらのランキングには注意点があり、下記の3つです。
- 間取りによっては、天井高を再現できない
- 高額な追加料金がかかるケースがある
- 間取りの自由度が低くなることも
なぜなら、天井が高くなるほど耐震性が低くなるため、耐震性を補うために柱・壁などの補強材が必要になったり、間取りの制限が増えるケースが多いからです。
仮に「天井高270cm」の家が建てられる住宅メーカーでも、間取り設計の自由度や追加コストの有・無などは、住宅メーカー毎に違います。
そこで、自分たちがイメージする間取りや建築コストから条件がピッタリな住宅メーカーを知りたい方は タウンライフ家づくり で見積りして判断しましょう。
繰り返しですが、こちらはプロの設計士があなたの要望を元に専用の間取りプランをイチから設計してくれるサービスです。
家づくりのボンヤリしたイメージを間取りに再現できるだけじゃなく、プロが考える「家づくりのアイデア・テクニック」を知れる良い機会になるので、試しに使ってみると良いでしょう。
タウンライフ家づくり は、完全無料で全てのサービスが使えるので、活用しない手はありません。
>>> 住宅メーカーから専用プランを取り寄せ【無料です】【25位:アキュラホーム】天井高 240㎝
アキュラホームの天井高は『240㎝』です。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 無し |
2階 | 240cm | 無し |
ですがアキュラホームでは、天井の一部分だけを高くする「折り上げ天井」や床を低くする「ダウンフロア」などのオプションを採用することで、リビングの一部分だけを天井高290㎝にする設計が可能です。
【24位:アイ工務店】天井高 240㎝
アイ工務店の天井高は『240㎝』です。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 無し |
2階 | 240cm | 無し |
アイ工務店も同様に、天井高の標準仕様が「240cm」で、天井を高くできる有料オプションはありません。
ですが、アイ工務店は「吹き抜け」を得意としており、上記のような開放的だけじゃなく、快適さと安さが両立した家が建てられます。
なぜなら、アイ工務店は業界トップクラスの断熱性と気密性を誇るため、吹き抜けのような大空間でも快適さをキープできるからです。
例えば、快適性を判断する指標である「断熱性(Ua値)」と「気密性(C値)」は下記の通りです。
断熱性(Ua値) | 気密性(C値) | |
---|---|---|
アイ工務店 | 0.4 | 0.4〜0.5 |
一条工務店 | 0.25 | 0.51 |
三井ホーム | 0.43 | 1.61 |
住友林業 | 0.75 | 1.91 |
アイ工務店は、坪単価が60〜70万円と安いにも関わらず、大手ハウスメーカー・工務店と比べても性能が高い家を建てられます。
天井高で言うと、例えば「1階に天井高300cmの吹き抜けを作り、2階部分に天井高200cmの物置きや書斎を作る」というような、間取り設計の柔軟性も兼ね備えています。
他にも、下記のように「天井の梁(柱)」を出して「+30㎝ほど」天井を高く見せる設計もできます。
なお、アイ工務店で天井高にかかるオプション費は、CADで間取り設計した後に明確な価格を計算するため、天井高のオプション費は公表されていません。
そのため住宅展示場に足を運んで営業担当に相談するか、 タウンライフ家づくり で間取り・見積書を取り寄せして、オプション費用を確認しておきましょう。
【23位:ユニバーサルホーム 】天井高240㎝ LAVISTA
ユニバーサルホームの天井高は『240㎝』です。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 無し |
2階 | 240cm | 無し |
ユニバーサルホームも標準仕様の天井高は、1階・2階共に240cmですが、LAVISTAシリーズを選ぶと、リビングの一部の天井を370㎝まで高くできます。
こちらは1階全体を高くするのではなく、部分的な天井高なので「吹き抜け」のイメージに近い設計です。
ユニバーサルホームは「坪単価 40万」と安く、この坪単価でこれほど大規模な吹き抜けが作れる住宅メーカーは珍しいです。
【22位:ヘーベルハウス】天井高240㎝ NEXT HEBEL HAUS 新大地
ヘーベルハウスの天井高は『240㎝』です。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 無し |
2階 | 240cm | 無し |
ヘーベルハウスには、1フロア全体の天井を高くするオプションがありません。
ですが、下記の2つの方法で部分的な天井高を作れます。
- 折り上げ天井:+10㎝(天井高250㎝)
- ダウンフロア:+30㎝(天井高270㎝)
こちらの①と②を組み合わせた間取りが作れるだけじゃなく、更に勾配天井やロフトを組み合わせて、間取りを自由自在に組み合わせできることが特徴的です。
なぜならヘーベルハウスは、マンションや高層ビルと同じ「重量鉄骨」で家を建てることで、超強靭な構造躯体を持つ家を建てられるからです。
そこでヘーベルハウスで作れる間取りを2パターンほど、紹介します。
折り上げ天井+ダウンフロア+ロフト+勾配天井
1階は、通常の天井高240cmに「折り上げ天井+10cm」と「ダウンフロア+30cm」を併用することで、280cmの天井高を作ることができます。
そして2階は天井を無くし、屋根裏と繋げることで「勾配天井+ロフト」を組み合わせることもできるので、間取り設計の自由度がかなり高いです。
勾配天井520cm+クロスフロア320cm
ヘーベルハウスのNEXT HEBEL HAUS 新大地を選ぶと「マルチフロアシステム」という、床(天井)の高さを自由自在に調整した間取り設計ができます。
- 1階:床をー40cm、天井を−80cm低くする
- 2階:天井高320cm、勾配天井520cmが作れる
上記の間取りだと「1階→階段→2階→2階の窓から見える外」と視線が抜けることで「広さ」を感じ易く、そして2階に開放感バツグンのリビングを作ることもできます。
このような自分たちがイメージする間取りを自由に設計したい人(間取り設計に妥協したくない人)は、 タウンライフ家づくり で各社の間取りプランを取り寄せして比較しましょう。
なぜなら、選ぶ住宅メーカーによって作れる間取りも大きく変わるので、住宅メーカー選びに失敗すると間取り設計にも失敗する確率が高くなるからです。
住宅メーカーにも「得意・不得意」があるので、開放感ある間取りを作りたい人は、天井高の設計が得意な住宅メーカーを選ぶようにしましょう。
>>> 住宅メーカーから専用プランを取り寄せ【無料です】【21位:セキスイハイム】天井高 250㎝
セキスイハイムの天井高は『天井高 250㎝』です。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 250㎝ |
2階 | 240cm | 240㎝ |
標準仕様の天井高は、1階・2階共に240cmですが、1階の天井高をオプションで「+10cm」高くできます。
天井高のオプション費は無料ですが、天井高250cmに対応した窓が有料オプションなので、注意して下さい。
例えば、下記のような掃き出し窓(床〜天井まで続く窓)は有料になり、設置する窓の「種類・数」で金額が変わります。
セキスイハイムは、2×6工法という「壁・床」で家を支える構造体を採用しています。
2×6工法とは「耐震性・気密性・断熱性」に優れた家が建てられる一方で「間取りの自由度・天井高」が苦手です。
そこで「セキスイハイムで家を建てたいけど、開放感も重視したい」という人は、下記のような吹き抜けを活用すると良いでしょう。
天井高は「1階/240cm、吹き抜け/510cm」となり、この270cm差の天井高がバツグンの開放感に繋がります。
【20位:ヤマダレオハウス】天井高260㎝
ヤマダレオハウスの天井高は『260㎝』です。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 260㎝ |
2階 | 240cm | 250㎝ |
ヤマダレオハウスの天井高は、標準仕様で250cmと10cm高いことに加え、有料オプションで更に10cm高くして天井高260cmの家が建てられます。
天井高を+10cmにかかるオプション費は間取り毎に料金が異なるため、詳しくはヤマダレオハウスから間取り設計・見積り書を取り寄せして確認しましょう。
ヤマダレオハウスは「吹き抜け」も得意で、1階〜2階が繋がる吹き抜けエリアの天井高は「約530cm」と開放感がバツグンです。
これはヤマダレオハウスの天井高が1階・2階共に250cmと一般的な住宅メーカーよりも高いため、それだけ吹き抜けの開放感に繋がっています。
また「標準仕様」の天井が高いと、下記のようなメリットがあります。
- 天井高のオプション費がかからない
- 耐震性や間取りの自由度を阻害する心配が無い
特に、ローコストメーカーで天井高250cmの家が標準仕様で建てられるのはかなり珍しいので、ヤマダレオハウスは要チェックですね。
>>> 住宅メーカーから専用プランを取り寄せ【無料です】【19位:アイダ設計】天井高 260㎝
アイダ設計の天井高は『260㎝』です。
標準仕様の天井高は240cmですが、有料オプションで天井を+20㎝高くできます。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 260㎝ |
2階 | 240cm | 260㎝ |
アイダ設計で天井高の家を建てる魅力は、1階・2階の両方を天井高260cmにできる自由度の高さと、建築コストと天井高のオプション費の安さです。
- 坪単価:35万円〜
- 天井高のオプション:50万円前後
(1階・2階共に天井高にしたケース)
この坪単価の安さを実現できる理由は、アイダ設計は自社のプレカット工場で生産した木材で家を建てることで、原材料コストを大幅に削減できる仕組みがあるからです。
更に、アイダ設計は他社の住宅メーカー向けに木材の販売業も行っており、こちらで企業の利益を確保することで「日本で坪単価が最も安い住宅メーカー」を実現できています。
下記でアイダ設計で建てられる天井高の間取りをいくつかチェックしておきましょう。
こちらは「吹き抜け」の間取りです。
1階と2階を繋げることで抜群の開放感を作り、2階の窓から差し込む光で日中は照明を付けなくても、部屋の明るさを十分に確保できそうですね。
続いて、吹き抜けに「くつろぎスペース」を組み合わせた間取りで、このような独自性の高い設計ができるのは、さすがは設計事務所が建てる注文住宅です。
ローコスト住宅で天井高の間取りを検討中の人は、必ずチェックしておきましょう。
【18位:ヤマダホームズ(エスバイエル)】天井高260㎝
ヤマダホームズ(エスバイエル)の天井高は『260㎝』です。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 260㎝ |
2階 | 240cm | 240㎝ |
ヤマダホームズの天井高の標準仕様は「240㎝」ですが、有料オプションを使うことで天井を「+20㎝」高くすることができます。
天井高のオプション費は「1坪/10,000~12,000円」なので、一般的な35坪の家だと「35~42万」の追加コストがかかります。
加えて、下記にような「梁」を見せた施工を行うことで、更に「+30㎝」ほど天井を高く見せることもできます。
このようにヤマダホームズで「天井高+梁」を併用した時の天井高は、下記の通りです。(選ぶ工法で天井高が異なります)
- 在来工法:最大290㎝
(天井高260㎝+梁出し30㎝) - パネル工法:最大360㎝
(天井高330㎝+梁出し30㎝)
パネル工法だと、天井高360㎝の住まい作れるものの、注意点として「2階部分に部屋が作れない」施工になるため、本記事では18位にランクインです。
下記でヤマダホームズの天井高の間取りをチェックしておきましょう。
ヤマダホームズの「天井高+梁」
このように柱(梁)を残すと、リビングにお洒落な雰囲気を演出しつつ、家の耐震性をアップさせることもできるので、一石二鳥です。
ヤマダホームズの「吹き抜け」
「吹き抜け+大開口の窓」を組み合わせると、日中は照明いらずで過ごせる明るいリビングを作ることができます。
【17位:ヤマト住建】天井高 260㎝
ヤマト住建の天井高は『260㎝』です。
ヤマト住建は、標準仕様の天井高240㎝から、有料オプションで天井を「+20㎝」高くすることができます。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 260㎝ |
2階 | 240cm | 240㎝ |
ヤマト住建に確認したところ「間取りによっては天井高を+20㎝以上高くできる」ということなので、設計の条件やオプション費は、ヤマト住建に要確認ですね。
【16位:クレバリーホーム】天井高 260㎝
クレバリーホームの天井高は『260㎝』です。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 260cm | 無し |
2階 | 242cm | 無し |
クレバリーホームは、天井高260㎝を標準仕様で建てられる(=ハイ天井)ことが最大の特徴で、自由な間取り設計が可能です。
なぜなら、有料オプションで天井高260㎝を作る住宅メーカーだと、その特殊な施工により「間取り設計の制限・追加コスト」がかかるからです。
有料オプションを使って天井高を作る住宅メーカーだと、下記の3点に注意する必要があります。
- リビングを広く設計できるか?
- 強度不足を補う壁、柱が増えないか?
- 天井高のオプション費用は高くないか?
ですが、クレバリーホームだと「天井高260㎝」を標準仕様で採用しているため、これらを心配する必要がありません。
天井高に加えて、下記の高さ240㎝の「ハイサッシ」や「ハイドア」を併用することで、実際の天井高260cm以上の開放感なリビングが作れます。
こちらの「ハイ天井/260cm+ハイドア/240cm+ハイサッシ/240cm」を併用しつつ、更にリビングに吹き抜けを作るとバツグンの開放感がある住まいになるでしょう。
こちらは「ハイ天井+ハイサッシ+ハイドア」の合わせ技です。
大きな窓を採用して間口を広く設計することで「部屋↔外」が繋がり、帖数以上の広さを感じられるリビングです。
【15位:アエラホーム】天井高 260㎝
アエラホームの天井高は『260㎝』です。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 242cm | 260㎝ |
2階 | 242cm | 260㎝ |
標準仕様の天井高は242cmですが、1階・2階共に天井高260cmの住まいが作れます。
モデルによっても標準仕様の天井高が異なり、下記の通りです。
- クラージュ:天井高260cm
- プレスト :天井高242cm
プレストで天井高260cmの住まいを作る場合、およそ50万円の追加料金がかかります。
クラージュは、プレストより坪単価が10万ほど高くなるものの、天井高や標準仕様が充実していたりするので、総合的に判断しましょう。
アエラホームでは「大開口の窓」や「ガラス手摺り」を上手く活用した間取りが印象的で、実際の空間以上に広く感じるリビングが作れます。
【14位:アイフルホーム】天井高 262㎝
アイフルホームの天井高は『262㎝』です。
アイフルホームは、標準仕様の天井高が242cmですが、有料オプションで天井を+20cm高くできます。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 262㎝ |
2階 | 240cm | 242㎝ |
アイフルホームは、気密性・断熱性が業界トップ級で快適性に強みを持つ家なので、天井高にこだわる人は必ずチェックしておきましょう。
なぜなら、天井高や大開口の窓を採用した間取りは、気密性・断熱性が高くないと「夏が暑く、冬は寒い」ようなストレスが溜まる住まいになってしまうからです。
例えば、気密性・断熱性が低い家に「吹き抜け」のような大空間を作ると、1階と2階で温度差で不快に感じるだけじゃなく、空調に高額な電気代がかかってしまいがちです。
そこで、天井高の間取りを作りたい人は「気密性(C値)」と「断熱性(Ua値)」が低く、快適性に優れた住宅メーカーを選ぶようにしましょう。
断熱性(Ua値) | 気密性(C値) | |
---|---|---|
アイフルホーム | 0.3 | 0.5 |
一条工務店 | 0.25 | 0.51 |
三井ホーム | 0.43 | 1.61 |
住友林業 | 0.75 | 1.91 |
続いて、下記でアイフルホームの天井高プランをいくつか紹介します。
梁を見せることで、お洒落な雰囲気を作りつつ、天井を約50cm高く見せることができます。
こちらは、折り上げ天井とダウンフロアを組み合わせた間取りです。低いソファ・低い机を合わせることで、実際の天井高以上の開放感に繋がっていますね。
吹き抜けと折り上げ天井を組み合わせたリビングです。
このようにアイフルホームでは、天井高を作る複数のワザを組み合わせることで、開放的な間取りを作ることができます。
これらの「天井高・梁を出す・ダウンフロア・折り上げ天井」にかかるオプション費用は「CADを使って間取り設計後に明確な金額が分かる」ということなので、まずはアイフルホームに間取り設計を依頼してみましょう。
【13位:一条工務店】天井高 265㎝ グランセゾン
一条工務店の天井高は『265㎝』です。
一条工務店では、2×6工法と在来軸組み工法で「標準仕様の天井高」や「天井高オプションの有・無」が変わり、下記の通りです。
1階 | 2階 | |
---|---|---|
在来軸組み | 265cm | 250㎝ |
2×6 | 240cm | 240㎝ |
なぜなら、在来軸組み工法は「自由な間取り設計」を得意とする一方で、2×6工法は「気密性・断熱性・耐震性」などの性能面を得意としており、天井高は苦手だからです。
例えば、一条工務店の人気モデルに使われている工法は、下記の通りです。
- 在来軸組み工法
グランセゾン、セゾン、ブリアールなど - 2×6工法
グランスマート、アイスマート、アイキューブ、アイスマイルなど
2×6工法だと、天井高の有料オプション(坪/2万円)を採用することで、天井を「+20㎝」高くし、最大で天井高260㎝の住まいを作ることができます。
ですが、一条工務店で天井高の有料オプションを採用する人の割合は、かなり低いです。
なぜなら、一条工務店では間取り設計のルール(通称、一条ルール)が厳しく、耐震等級3をクリアできない家は建てない工務店だからです。
例えば、天井高の有料オプションを採用すると「部屋・窓を大きくできない」や「耐力壁・タレ壁が必要になる」といった間取りの制限が多発するので注意しましょう。
そこで、一条工務店では「吹き抜け」を活用して開放的なリビングを作る人が多く、マイホームに一条工務店を選んだ我が家でも「8帖の吹き抜け」を採用しています。
このように吹き抜けの2階部分に「大開口の窓」を設けたことで、日中は照明を付けなくても家の中が明るく、カフェのようなオシャレな空間?を作ることができました。大満足です。
上記をまとめると、一条工務店で天井高にこだわりたい人は「在来軸組み工法 × 吹き抜け」を選ぶようにしましょう。
在来軸組み工法だと、標準仕様でも天井高265㎝の住まいを作ることができ、吹き抜けと併用すると約560㎝の天井高を作ることができます。
下記の記事で、一条工務店の中でも人気である「グランセゾンとアイスマートの比較」を解説済みなので、参考にしてください。
【12位:タマホーム】天井高 270㎝ 大安心の家
タマホームの天井高は『270㎝』です。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 250cm | 270cm |
2階 | 250cm | 250cm |
タマホームは標準仕様の天井高が250㎝ですが、有料オプションで天井を高くして、天井高270〜285㎝の住まいを作ることができます。
270〜285㎝と幅がある理由は、構造計算して間取りごとの耐震性を判断し、天井高の上限を決めるからです。
例えば、リビングを広く設計すると耐震性が下がる一方で、2階が無い平屋だと耐震性は高くなるため、より天井を高くできます。
タマホームは「天井高の上限・オプション費用」共に間取り設計後にしか分からないため、まずは見積もりを依頼してみましょう。
>>> 住宅メーカーから専用プランを取り寄せ【無料です】【11位:スウェーデンハウス】天井高 270㎝
スウェーデンハウスの天井高は『270㎝』です。
標準仕様の天井高は240㎝ですが、有料オプションで+30㎝高くし、天井高270㎝の住まいを作ることができます。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 270㎝ |
2階 | 240cm | 270㎝ |
スウェーデンハウスは、天井高を「1階だけ・2階だけ・両フロアとも」と選べる自由度の高さが最大の特徴です。
- 1階だけ、天井高を270㎝にする
- 2階だけ、天井高を270㎝にする
- 1階も2階も、天井高を270㎝にする
なぜなら、スウェーデンハウスは耐震性に優れた住宅メーカーで、構造体の強さが間取り設計の自由度に繋がっているからです。
天井高のオプション費は「坪/16,000円」前後になるケースが多く、一般的な35坪の家だと下記の通りです。
- 1階だけ :56万
- 2階だけ :56万
- 1階・2階:112万
下記でスウェーデンハウスで天井高を採用した間取りを何パターンかチェックしておきましょう。
【10位:住友不動産】天井高 270㎝ ジェイ・レジデンス
住友不動産の天井高は『天井高 270㎝』です。
住友不動産の標準仕様は「天井高240㎝」ですが、有料オプションで+30㎝高くできます。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 270㎝ |
2階 | 240cm | 270㎝ |
住友不動産は、天井高270㎝に加えて「高さ240㎝のドア・窓」を採用することで、開放感のある部屋を作ることができます。
また住友不動産は、過去に何度もグッドデザイン賞を獲得するなど、内装・外観がカッコ良いのも魅力の1つなので、下記でチェックしておきましょう。
【9位:パナソニックホームズ】天井高 270㎝
パナソニックホームズの天井高は『270㎝』です。
標準仕様の天井高が250㎝ですが、有料オプションを採用することで「天井高/270㎝」の住まいを作ることができます。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 270㎝ |
2階 | 240cm | 270㎝ |
パナソニックホームズは「鉄骨」で家を建てる住宅メーカーで、間取り設計の自由度が高く、天井高においても複数のパターンから選べます。
- 1階・2階共に天井高270㎝が作れる
- 天井の高さを4段階で調整できる
- 2階でも天井高300㎝を作れる
なぜなら、パナソニックホームズは天井高・家の幅を15㎝単位で調整できる独自フレームを使うことで「敷地や空間の有効活用」を得意とする住宅メーカーだからです。
その特徴を下記でチェックしておきましょう。
天井の高さを15㎝単位で調整できる
天井高は240㎝を基準に「225㎝・250㎝・270㎝」の計4種類から選べます。
例えば、上記のように2階の床を15㎝下げることで「1階の無駄を無くす+2階の天井を高くする」ことができ、空間の無駄を有効活用できます。
このようにマルチモジュールシステムだと「無駄を無くす」ことで、小さな土地・小さな家でも広く活用できる結果、建築コストを安くすることが可能です。
2階でも天井高300㎝が作れる
2階でも天井高270㎝を作ることができ、更にダウンフロア(床を低くする施工)と勾配天井を組み合わせることで、天井高300㎝の住まいが作れます。
2階リビングは光を取り込み易く、日中でも照明いらずの明るい部屋を作りやすいのが特徴的ですね。
また、2階リビングだと外からの目線も気にならないので、特に「家の前が人通りの多い道路」や「家が密集した地域」に建てる人にオススメの間取りです。
上記の通り、パナソニックホームズの最大の特徴は「間取り設計の自由度の高さ」です。
そのため、他社の住宅メーカーでは再現できない間取りでも、パナソニックホームズだと作れるケースが多くあります。
間取り・土地の無駄を無くし、スペースを有効活用することが得意な住宅メーカーなので、コスパの良い住まいを作りたい考える人はチェックしておきましょう。
【8位:セルコホーム】天井高 270㎝
セルコホームの天井高は『270㎝』です。
標準仕様の天井高は240cmですが、有料オプションを使うことで天井高を260cm、もしくは270cmにすることができます。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 260cm or 270cm |
2階 | 240cm | 260cm or 270cm |
天井高は「1階だけ」や「2階だけ」、「1階も2階も両方」のいずれかから選ぶことができます。
オプション費用は、およそ30〜80万円と「天井高にするフロア」と「何cm高くするか?」によって変わります。
セルコホームは、カナダの輸入住宅で人気の住宅メーカーなので、外観や内装のデザインがお好みの方は要チェックですね。
【7位:大和ハウス】天井高 272㎝ ジーヴォジグマ
大和ハウスの天井高は『272㎝』です。
大和ハウスは、天井高の標準仕様が「272cm」で、詳しくは下記の通りです。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 無し |
2階 | 240cm | 272cm |
天井高の有料オプションを使うと「1階・2階の両方で天井高272cm」や「2階だけ天井高272cm」といった間取りの設計もでき、下記の通りです。
天井高に加えて、大和ハウスは間口710cmという「大開口」も得意としており、この合わせ技により下記のようなバツグンの開放感が作れます。
続いて、下記は「グランリビングモア(ダウンフロア)」を採用した天井高308cmのリビングです。
天井高は標準仕様の272cmをそのままに、床を36cm低くすることで、空間のメリハリと天井高のある空間が作れます。かなりオシャレですよね。
更に更に!大和ハウスでは「折り上げ天井+グランリビングモア」を併用することで、天井高316cmの住まいを作ることもでき、下記の通りです。
こちらのオプション費は「折り上げ天井/15〜20万円」、「グランリビングモア/90万円(10帖)」が目安の金額です。
上記のように、様々な天井高のオプションを提供でき、更に複数の施工方法を併用した住まいを作れるのは、大和ハウスの強靭な構造体があってこそです。
中には「天井高○cmの住まいが作れます」と公式HPに書きつつも、実際は「リビングの広さ」などを理由に耐震性が下がり、充分な天井高を確保できない住宅メーカーもあるので注意してください。
【6位:積水ハウス】天井高 274㎝ イズ・シリーズ
積水ハウスの天井高は『274㎝』です。
積水ハウスは、標準仕様の天井高である250cmから、オプションで+24cm高くすることで、天井高274cmの住まいが作れます。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 274㎝ |
2階 | 240cm | 247cm or 227cm |
積水ハウスは、天井高274cmの住まいに加え、下記のような最大700cmの大空間のリビングを柱無しで作ることができます。(ダイナミックビーム)
また、積水ハウスは、鉄骨と木造の両方から選ぶことができ、木造(シャーウッド)だと「梁」を出すことで、天井を+30cmほど高くすることができます。
梁にかかるオプション費は「約10万円」で、梁を出す面積によって価格が変わります。
続いて、下記は積水ハウスの「ダウンフロア」です。
ダウンフロアは「-18cm」や「-36cm」から選ぶことができ、下記の通りです。
このように積水ハウスでは、あらゆる天井高の間取り設計ができ、項目をまとめると下記の通りです。
- 天井高 :274㎝(+24cm)
- 梁を出す :+30㎝
- 折り上げ天井:+30㎝
- ダウンフロア:+36㎝
積水ハウスは、それぞれのオプション費用を公表しておらず、建てる家毎にその都度 見積もりを行うことで、明確な金額が分かります。
なお、積水ハウスの2階は「天井高 247㎝」もしくは「227㎝」から選べます。
【5位:住友林業】天井高 280㎝
住友林業の天井高は『280㎝』です。
住友林業は、標準仕様の天井高が240㎝ですが、天井高オプションを使うと280㎝まで高くできます。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 280㎝ |
2階 | 240cm | 240㎝ |
「梁を出す/+30㎝」や「ダウンフロア/+42㎝」を併せると、部分的な天井高にはなるものの、最大で「352㎝」の天井高という開放的な住まいが作れます。
住友林業で採用できる天井高のプランは、下記の5種類です。
天井高 | 施工の変化 | オプション費 | |
---|---|---|---|
標準仕様 | 240㎝ | ー | ー |
天井高① | 260㎝ | +20㎝ | 30〜40万円 |
天井高② | 280㎝ | +40㎝ | 30〜40万円 |
折上天井 | 310㎝ | +70㎝ | 40〜50万円 |
折上+床下げ | 352㎝ | +112㎝ | 50〜60万円 |
また、住友林業では「ハイドア(高さ240㎝のドア)」や「ハイサッシ(高さ240㎝の窓)」を採用でき、これらを併用した住まいが下記の画像です。
また、最大710㎝という大開口の窓を採用して「リビング↔︎外」を繋げることで、天井高に頼らずとも開放的な住まいを作ることができます。
住友林業で天井高の選択肢が豊富な理由は、ビッグフレーム工法という「一般的な柱の5倍の太さの柱」により、耐久性バツグンの構造体で家を建てるからです。
柱1本1本の強度を高くすることで、下記のように「柱の本数」を減らすことができ、間取りの自由度が格段にアップします。
天井高を実現できても「間取り設計の制限」が増えてしまい、その結果「満足のいく間取りが作れない…」という事態は本末転倒ですよね。
そのため天井高の標準仕様・オプションに加えて、家の「耐震性(構造体の強さ)」や「間取り設計の自由度」も一緒に確認しておくことが大事です。
>>> 住宅メーカーから専用プランを取り寄せ【無料です】【4位:桧家住宅】天井高 300㎝
桧家住宅の天井高は『300㎝』です。
桧家住宅は、標準仕様の天井高250㎝を有料オプションで「+50㎝」高くすることができます。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 250cm | 300㎝ |
2階 | 250cm | 250㎝ |
桧家住宅は「坪単価/50〜60万円」と安く、ローコスト住宅で天井高300㎝の住まいが作れる数少ない住宅メーカーです。
天井高のオプション費は、間取り設計した後にしか分からないため、まずは桧家住宅に見積もりを依頼してみましょう。
なぜなら、天井高のオプション費は「使う木材の量」で異なるため、間取りから「壁・床・天井」に使う木材量を計算し、その後に天井高のオプション費が計算されるからです。
例えば、桧家住宅では「耐震等級3をクリアしない家は建てられない」というルールがあり、そのため耐震等級3をクリアできるように「耐力壁」を増やす必要があります。
ちなみに「吹き抜け」だと、天井高よりも安く作れる(2階の床が無くなる=木材量が減る)ので、併せて検討しても良いかもしれません。
【3位:三井ホーム】天井高 300㎝ (エクセレントフリー)
三井ホームの天井高は『300㎝』です。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 260cm | 300㎝ |
2階 | 260cm | 260㎝ |
三井ホームには、3種類のオーダープランがあり、その中の「エクセレントフリー」を選ぶと、標準仕様で天井高300㎝の住まいが作れます。
本記事で解説する天井高ランキングで、三井ホームは「天井の高さ+間取り設計の自由度」で最も優れた住宅メーカーです。
なぜなら、1フロア全体で天井高300cmの住まいを作れる住宅メーカーは少なく、他社の住宅メーカーは「梁・ダウンフロア」を併用することで天井高300cm超えを実現しているからです。
具体的に、住宅メーカー毎の「天井高」と「天井高のオプション」は、下記の通りです。
標準仕様 | オプション | 梁出し | ダウンフロア | |
---|---|---|---|---|
積水ハウス | 250cm | +24cm | +30cm | +36cm |
大和ハウス | 272cm | 無し | +8cm | +36㎝ |
住友林業 | 240cm | +40cm | +30cm | +42cm |
どこも大手ハウスメーカーですが、標準仕様の天井高で300㎝を超えるハウスメーカーはありません。
続いて、下記で三井ホームの天井高300cmの住まいをチェックしておきましょう。
「三井ホーム=坪単価が高くて、手が出ない」というイメージがあるものの、実は中価格帯の商品もあるので、気になる人はチェックしておきましょう。
【2位:ミサワホーム】天井高 300㎝ CENTURY AreaONE
ミサワホームの天井高は『300㎝』です。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 300cm | 360㎝ |
2階 | 240cm | 無し |
ミサワホームの最大の特徴は「蔵のある家」です。
下記の天井が低い部屋を「蔵(くら)」と言い、住まいにある無駄なスペースを「物置き」などに有効活用できる設計です。
下記のように床下に「大収納空間(蔵)」を作ることで、住まいのムダを最大限に活用できます。
こちらの立体図面を元に作られた家が下記の画像です。
こちらの特徴をまとめると、下記の通りです。
- 最大で天井高360㎝で開放感を作れる
- 天井高が不要なエリアに蔵を作り、床下を活用(=スキップフロア)できる
収納に1部屋を設けるのではなく、床下や屋根裏のデッドスペースに「蔵」を作って住まいの無駄を活用することができます。
また、ミサワホームの1フロア全体の天井高は300㎝ですが、天井高のエリアを「リビングだけ」に限定すると「最大360㎝」の天井高で設計できます。
この場合、多くの住宅メーカーでは「1階を天井高360㎝にすると、2階の天井が低くなる」というケースが大半ですが、ミサワホームだと2階の部屋を天井高240㎝で作れる点が最大の強みです。
更に更に!ミサワホームでは、下記のような間取り設計も可能です。
- 2階をベランダにすると、1階を「天井高350〜390cm」で作れる
- 2階にリビングを作ると「天井高450cm」が作れる
ミサワホームは「大空間の間取り&建築コストの削減」を両立できる住宅メーカーだと言えますね。
【1位:トヨタホーム】天井高 442㎝ マルチ天井高システム
トヨタホームの天井高は『442㎝』です。
標準仕様 | 天井高オプション | |
---|---|---|
1階 | 240cm | 442㎝ |
2階 | 240cm | 408㎝ |
トヨタホームがランキング1位の理由は「最大442㎝・最大19通り」で設計できる天井高の自由度の高さです。
詳しくは、下記の通りです。
このようにトヨタホームの天井高は種類が多いので、下記で5パターンだけチェックしておきましょう。
天井高 442㎝
こちらは「吹き抜け」のため、1フロア全体の天井高ではありません。
なお、トヨタホームで1フロア全体の天井を高くする場合だと「1階だけ・最大260㎝」と平均的な天井高になるので、この点は注意しておきましょう。
天井高 408㎝
エリア毎に床の高さを変更することで「1階→階段→2階」と空間に広がりが生まれ、建坪以上の開放感が生まれます。
2階にリビングを作ると、天井を高くし易いのもポイントですね。
- 建物の負荷が小さいほど、大空間を作り易い
- 「1階に洋室を作る=壁が増える」ことで、建物の耐震性が高くなる
天井高 350㎝
天井高 317㎝
天井高 104㎝
最後に、本記事で解説した「住宅メーカーの天井高ランキングTOP25」を振り返っておきましょう。
住宅メーカー | 天井高 | |
---|---|---|
1位 | トヨタホーム | 442cm |
2位 | ミサワホーム | 300cm |
3位 | 三井ホーム | 300cm |
4位 | 桧家住宅 | 300cm |
5位 | 住友林業 | 280cm |
6位 | 積水ハウス | 274cm |
7位 | 大和ハウス | 272cm |
8位 | セルコホーム | 270cm |
9位 | パナソニックホームズ | 270cm |
10位 | 住友不動産 | 270cm |
本記事で解説した天井高ランキングの注意点は、下記の2点です。
- 天井高は、間取り毎に異なる
- 建築コストは、条件毎に異なる
そのため、ランキングは参考程度にして頂き、実際の「天井高」や「建築コスト」は住宅メーカーから見積りを取り寄せて判断するようにしてください。
なぜなら、住宅メーカーの「得意・不得意」で再現できる間取りは大きく異なり、天井高にかかる追加料金も住宅メーカーで大きく異なるからです。
例えば「坪単価が安い住宅メーカーでも、天井高のオプションを採用すると建築コストが割高になる」というケースも多々あります。
逆に「天井高が標準仕様で、坪単価は少し高くなるけど、トータルの建築コストは安くなる」というケースもあるので、見積もりを確認した上で判断しましょう。
>>> 住宅メーカーから専用プランを取り寄せ【無料です】開放感を作る間取り設計「4つのコツ」
最後に『天井高の住まいを作るのが苦手な住宅メーカーでも、開放的を生み出す4つの方法』を解説します。
こちらは「家の外観や設備は△△ハウスが良い、だけど△△ハウスは天井高の住まいを作るのが苦手」というケースにぴったりな方法です。
上記の4つの方法における共通点が「天井高の高低差」です。
その理由は、単に天井が高い部屋よりも「天井の高低差がある部屋」の方が解放感に繋がり易いからです。
具体的には「低い天井・吹き抜け・外と繋げる設計・勾配天井」などを上手く組み合わせて、天井高の数字以上に開放感ある間取りを完成させましょう。
とは言え、間取りは自分で全て考えるのではなく、設計士との打ち合わせの中で完成させるものなので「設計士の提案力」に委ねられるのも事実です。
「住宅メーカー選び」と「設計士選び」
この両方に失敗しないには、少なくとも3〜5社に間取り設計・見積りを依頼して判断しましょう。
他にも「坪単価」や「天井高のオプション費」、「施工上の独自ルール」など、注意すべき点は多いので、まずは タウンライフ家づくり などのネットで情報を集めた上で展示場に行くと良いでしょう。
>>> 住宅メーカーから専用プランを取り寄せ【無料です】その1:「低い天井」の部屋を作る
開放感を作る間取り設計の1つ目のコツは『低い天井の部屋を作る(=下がり天井)』です。
その理由は、天井を高くするよりも建築コストを安く抑えられることに加え、家の耐震性が下がってしまう心配も無いからです。
先述した通りで、開放感を出すには「天井高の高低差」が重要で、下記のような間取りが効果的です。
- 「和室→ダイニング」:高低差60㎝
- 「リビング→ダイニング」:高低差40㎝
下がり天井は「和室」や「キッチン」に採用するとマッチし易いので、多くのリビングで活用できるテクニックです。
その2:「吹き抜け」を作る
開放感を作る間取り設計の2つ目のコツは『吹き抜けを作る』です。
その理由は、1フロア全体の天井高の家を作れる住宅メーカーは少ない一方で、吹き抜けが作れる住宅メーカーは数多く存在するからです。
吹き抜けを上手く活用すると、住宅メーカーや間取りの選択肢が増えるだけじゃなく、建築コストを下げることもできます。
参考までに、我が家も吹き抜けを採用した結果、下記のような開放感ある住まいを作ることができました。
天井高 | |
---|---|
①リビング | 240㎝ |
②ダイニング | 510㎝ |
③キッチン | 240㎝ |
吹き抜けの天井高は「約510cm」あり、隣接するリビング・キッチンの天井高「約240㎝」と「高低差/約270cm」が作れたことで、抜群の開放感に繋がっています。
併せて、抑えておきたいポイントは「部屋→窓→外」と繋がりのある間取り設計です。すると天井の高さ以上に空間の広がりを演出できます。
こちらは下記で解説済みです。
その3:「部屋→窓→外」を繋げる
開放感を作る間取り設計の3つ目のコツは『部屋→窓→外を繋げる』です。
その理由は、部屋と外(空・庭など)の空間を1つに繋げることで、無限の開放感を「無料」で作れるからです。
例えば、下記のような間取り設計が考えられます。
- 吹き抜け → 窓 → 空
- 2階リビング → バルコニー(窓) → 空
- 1階リビング → ウッドデッキ(窓)→ 庭
我が家のダイニングは「8帖」と一般的な広さですが、吹き抜けや大開口の窓を活用したことで、帖数以上の広さを感じる住まいが作れました。
併せて、2階の廊下に透明の手摺りを採用することで、廊下の面積を吹き抜け(ダイニング)に取り込むことができ、より広さを感じ易くなります。
単純に「天井を高く」や「リビングを広く」という方法だと建築コストが高額になるので「空間の繋がり」を意識して間取り設計を行いましょう。
その4:「勾配天井」を作る
開放感を作る間取り設計の4つ目のコツは『勾配天井を作る』です。
勾配天井とは、天井を無くして屋根裏を室内に取り込む設計で、平屋や2階リビングの間取りに採用するケースが多いです。
ですが、勾配天井はオプション費のわりに天井高をそれほど感じられないことが多いので注意しましょう。
なぜなら勾配天井は、屋根の傾斜に合わせて天井を高くする設計なので「家の建坪」や「リビングの広さ」がないと、十分な天井高を確保できないからです。
そして勾配天井は、間取り設計の難易度も高いです。
例えば、屋根の傾斜で天井が最も高くなる位置にリビングを配置し、これを日当たりや周辺環境、外観デザインなども考慮しつつ間取りを設計するのは、想像以上に難しいです、、、
これは「低い天井」や「吹き抜け」、「外との繋がり」など、間取り設計全般に言えることで、とにもかくにも「間取り=アイデア次第」なので色んな設計士に相談してみると良いでしょう。
【結論】開放感ある住まいは「住宅メーカー選び」と「設計士の間取りの提案力」が重要になる
最後に記事をまとめると、開放感ある住まいを作るには大手ハウスメーカーを選びましょう。
天井高が得意な住宅メーカーTOP10は、下記の通りです。
住宅メーカー | 天井高 | |
---|---|---|
1位 | トヨタホーム | 442cm |
2位 | ミサワホーム | 300cm |
3位 | 三井ホーム | 300cm |
4位 | 桧家住宅 | 300cm |
5位 | 住友林業 | 280cm |
6位 | 積水ハウス | 274cm |
7位 | 大和ハウス | 272cm |
8位 | セルコホーム | 270cm |
9位 | パナソニックホームズ | 270cm |
10位 | 住友不動産 | 270cm |
その理由は簡単で、大手ハウスメーカーほど耐震性が高い傾向にあり、間取り設計の自由度が高くなることで、天井高の住まいを作り易くなるからです。
- 「天井高」が得意
- 「間取り設計の自由度」が高い
中には「大手ハウスメーカーは坪単価が高くて、予算オーバーになりそう…」と考えるかもですが、多くの人が想像するほど大手のハウスメーカー・工務店の建築コストは高くありません。
なぜなら大手ハウスメーカーと言えど、坪単価が高いプランばかりではなく、予算に合わせて「低価格〜高価格の幅広いプラン」から選べるからです。
参考までに、我が家はマイホームに「一条工務店(坪単価/80万円)」を選びましたが、下記の理由から建築コストは「割安」だと思います。
- 充実した標準仕様で、オプションの追加料金が減る
- 超省エネ住宅で電気代、ガス代が安い
- 屋根材、外壁材が高耐久で、メンテナンス費が安い
- 太陽光パネルが他社より割安で、売電収入が得られる
例えば、坪単価が安い住宅メーカーを選んでも「オプション費用」がかさみ、住んだ後も割高な「電気代・ガス代・メンテナンス費」がかかる家では本末転倒ですよね、、、
これらの理由から20〜30年先を見越すと、実は一条工務店とローコスト住宅では、住居費にそれほど大きな違いはありません。
このように「大手ハウスメーカー・工務店は、世間のイメージよりも安く建てられる」ケースが多いので、実際の建築コストを元に判断しましょう。
住宅メーカーを比較する際に、使うと便利なサービスが タウンライフ家づくり です。
もちろん、住宅展示場に足を運んでも良いのですが、その場合「1社/2〜3時間」はかかるので、各社の建築コストを調べるだけでも膨大な時間がかかることを覚悟しておきましょう。
僕がオススメの進め方は、下記の2ステップです。
- タウンライフ家づくり で、大まかな建築コスト・特徴を知る
- 気になる住宅メーカーの展示場に行き、深く調べる
全てのサービスが完全無料で使えて、下記のような超充実の情報が貰えるので、1回は使っておかないと逆に損ですよね。
>>> 住宅メーカーから専用プランを取り寄せ【無料です】