本記事では『一条工務店が選ばれる9つの特徴』を解説します。
先に結論を言うと、一条工務店の人気の理由は「充実した標準仕様」です。
なぜなら、一条工務店は「標準仕様がモデルハウス仕様」が特徴の住宅メーカーで、下記の計500万円近くする高級設備(想定価格)が全て標準仕様に含まれるからです。
一条工務店の標準仕様の設備
- 全館床暖房(100~200万円相当)
→廊下、トイレ、風呂も含む家全体の床暖房 - 外壁タイル(100~200万円相当)
→高耐久な外壁材でメンテナンス費が安くなる - ロスガード(50万円相当)
→全館換気システムで窓の換気不要になる
他にも「業界トップクラスの高気密・高断熱」や「耐震等級3で地震に強くて安心」など、一条工務店の住まいには多くの魅力があります。
ですが、全ての人に一条工務店をオススメできるわけではありません。
なぜなら、住宅メーカーには「良い所・悪い所」があり、住む人にとって「合うか・合わないか」で、家の良し・悪しが変わるからです。
例えば、一条工務店を判断する最大のポイントは「標準仕様の設備がいるか?いらないか?」です。
一条工務店の標準仕様は、大量生産により設備を ”割安価格で買える” という特徴がある一方で、これらが不要な人は「一条工務店のお家 = 割高」になるので注意して下さい。
そこで、住宅メーカー各社の建築コストを比較したい人は、 タウンライフ家づくり を活用しましょう。
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当ブログの管理人
一条工務店が選ばれる9つの特徴|人気の理由は「充実した標準仕様」にあり
本記事では『一条工務店が選ばれる9つの特徴』を下記の順番で解説します。
こちらの①~⑧は、全て標準仕様に含まれる設備・仕様です。
つまり、こちらの標準仕様が必要であれば「一条工務店は ”お得”」であり、不要であれば「一条工務店は ”割高”」だと言えます。
それでは、一条工務店が選ばれる9つの特徴をサクサクっと確認しましょう。
その1:「高級感ある住設」で、大満足の高品質
一条工務店が人気である1つ目の特徴は『 ”高級感ある住設” で、大満足の品質が標準仕様の設備に含まれる』です。
なぜなら一条工務店は、設備の選択肢を減らし、これらを自社生産することで「良いモノを安く作る」ことに優れている住宅メーカーだからです。
もちろん ”高級感” や ”高品質” は、個々で感じ方が異なるため、参考までに我が家の画像を貼付しておきます。
キッチンの背面カップボードの木目との統一感がバツグンで、モデルハウスと同じ仕上がりです。
参考までに、下記が一条工務店のモデルハウスのキッチンの写真です。
一条工務店は「モデルハウス仕様が標準仕様」を掲げており、標準仕様でこのクオリティの設備を導入できます。
同じくGRAND SAISONのシューズボックスで、横幅255㎝と特大サイズにも関わらず、こちらも標準仕様に含まれます。
なお、一条工務店の住設は「最小~最大」の全サイズが標準仕様なので、どのサイズを選んでも追加料金はかかりません。
その2:「外壁タイル」で、メンテナンス費が安い
一条工務店が人気である2つ目の特徴は『 ”外壁タイル” で、将来のメンテナンス費を安く抑えられる』です。
なぜなら、タイル外壁は耐久年数が約50年と長持ちのため、一般的な外壁材よりもメンテナンス回数を大幅に減らせるからです。
一般的な外壁材のメンテナンス周期は、下記の通りです。
- サイディング/10年間
- ガルバリウム/20年間
- タイル /50年間
例えば、サイディング外壁だと塗り替えにかかる費用は「1回/70~150万円」が相場で、このメンテナンス費が10年毎にかかります。
タイル外壁は「高耐久」であることに加え、メンテナンス時もタイルは1枚単位で交換できるため、費用を安く抑えることができます。(1枚/100円~)
一般的な住宅メーカーだと、タイル外壁は「100~200万円」の高級オプションであるものの、一条工務店だと「タイル外壁=標準仕様」である点が特徴です。
その3:「高断熱」住宅で、電気代が安い
一条工務店が人気である3つ目の特徴は『 ”高断熱” 住宅で、省エネ性能が高く、電気代が安く抑えられる』です。
なぜなら、一条工務店のお家には「超極厚140㎜の高性能ウレタンフォーム(一条オリジナル断熱材)」が外壁・天井・床の全てに使われており、少しの空調運転でも効きが良いからです。
※画像:一条工務店の断熱材|高性能ウレタンフォーム
- 一般的な断熱材(グラスウール)の2倍の断熱性能を持つ
- 湿気に強く、劣化しないため、断熱性能が長続き
参考までに、我が家は「賃貸/2LDK→一条工務店/3LDK+書斎」に引っ越して、お家が広くなったにも関わらず、電気代は–10%ほど安くなりました。
ちなみに我が家のダイニングに作った「8帖の吹き抜け」でも、夏・冬ともに1階と2階で温度差がなく、快適に暮らせています。
”高断熱” が特徴の住宅は、日々の暮らしが快適になることに加え、生涯の電気代を安く抑えることができます。
一条工務店の断熱性能(Ua値)
UA値 | |
---|---|
一条・GRAND SMART | 0.25 |
一条・i-smart | 0.25 |
一条・GRAND SAISON | 0.25 |
一条・i-cube | 0.25 |
三井ホーム | 0.43 |
セキスイハイム | 0.46 |
住友林業 | 0.75 |
積水ハウス | 0.75 |
ヘーベルハウス | 0.87 |
その4:「高気密」住宅で、外の音が聞こえない
一条工務店が人気である4つ目の特徴は『 ”高気密” 住宅で、外の音が聞こえにくく、静かな暮らしができる』です。
なぜなら、一条工務店は「高気密」を得意とする ”パネル工法(2×6)” を採用し、お家の隙間を極限まで減らすことで、屋外の周囲の音を遮断できるからです。
例えば「近所の子供が騒ぐ声」や「お家の前を車が通り過ぎる音」は、全く気になりません。
周囲の騒音問題は、近所トラブルで最多であり、自分達でコントロールできない部分なので、一条工務店の気密性の高さは安心できます。
C値 | |
---|---|
一条工務店/グランスマート | 0.59 |
一条工務店/アイスマート | 0.59 |
一条工務店/グランセゾン | 0.59 |
一条工務店/アイキューブ | 0.59 |
一条工務店/アイスマイル | 0.59 |
アイフルホーム | 0.61 |
スウェーデンハウス | 0.71 |
セキスイハイム | 0.99 |
三井ホーム | 2.00 |
ヤマダホームズ | 3.70 |
トヨタホーム | 5.00 |
その5:「全館床暖房」で、お家全体が暖かい
一条工務店が人気である5つ目の特徴は『 ”全館床暖房” でお家全体が暖かくなり、冬でも快適に過ごせる』です。
なぜなら、全館床暖房は「お部屋・キッチン・廊下・トイレ」などお家全体を床暖房で暖めることで、真冬でも快適に暮らせるからです。
例えば、豪雪地帯の我が家でも「冬でもTシャツ1枚で過ごせる」や「寝る時も電気毛布いらず」といったように、お家の中では ”冬の寒さ” を全く感じません。
同じ全館空調でも ”エアコン暖房” とは違い、足元から暖める ”床暖房” だと暖房を24時間使っても体がしんどくならない特徴もあります。
全館床暖房|標準仕様 or オプション
グランスマート | 標準仕様 | グランセゾン | 標準仕様 |
---|---|---|---|
アイスマート | 標準仕様 | セゾンA | オプション |
アイキューブ | 標準仕様 | ブリアール | オプション |
アイスマイル | 標準仕様 | セゾンF | オプション |
アイパレット | 標準仕様 | 百年 | オプション |
その6:「耐震等級3」で、地震に強くて安心
一条工務店が人気である6つ目の特徴は『 ”耐震等級3” で、地震に強くて安心』です。
なぜなら、全モデルが耐震等級3を ”標準仕様” でクリアしており、全ての間取りに 構造計算を行なって ”耐震基準をクリアしているか?” を確認しているからです。
ですが、逆の見方をすると「間取り設計のルールが厳しく、天井高や間口の広い開放的な設計が苦手な住宅メーカー」とも言えます。
つまり、一条工務店は ”耐震性に優れたお家” が作れる一方で、”開放的な間取り設計が苦手” という特徴があります。
その7:「ロスガード」で、夏も冬も快適に換気
一条工務店が人気である7つ目の特徴は『熱交換換気システム「ロスガード」で、夏も冬も快適に換気できる』です。
こちらも ”一条工務店の標準仕様” で、冬の冷気をお部屋に取り込まずに換気できるので、冬の暖房費を3分の1に節約できる設備です。
ロスガードの熱交換の仕組みは、下記の通りです。
例えば、普通に窓を開けて換気すると、冷たい外気でお部屋が冷えきってしまい、もう1度 暖房でお部屋を暖めるのに電気代がかかりますよね。
ですがロスガードだと、外気を暖めてからお部屋に取り込むので、室温を下げることなく換気できます。
なお、ロスガードは ”湿度交換” にも対応しており、夏場は「除湿」、冬場は「保湿」した上で換気を行うので、湿度調整にも優れた設備です。
その8:「ハニカムシェード」で、カーテン必要なし
一条工務店が人気である8つ目の特徴は『 ”ハニカムシェード” で、カーテンが必要なし』です。
なぜなら一条工務店は、全ての窓にハニカムシェードが標準搭載しており、こちらは「目隠し、日除け、暖気・冷気の遮断」など、カーテンと似た役割を持つシェードだからです。
ハニカムシェードとは、下記の設備です。
ハニカムシェードには「断熱・レース・遮熱(オプション)」の3種類があり、窓の用途に合わせてお好みで選べます。
開閉が手間であれば「1ヶ所/1万円」で ”電動式” に変更したり、2種類のハニカムシェードを組み合わせる ”ダブルハニカムシェード” を採用できたりと、様々な用途で使えます。
ハニカムシェード|標準仕様 or オプション
グランスマート | 標準仕様 | グランセゾン | 標準仕様 |
---|---|---|---|
アイスマート | 標準仕様 | セゾンA | オプション |
アイキューブ | 標準仕様 | ブリアール | オプション |
アイスマイル | オプション | セゾンF | オプション |
アイパレット | オプション | 百年 | オプション |
その9:「屋根一体型太陽光」で、売電収入が得られる
一条工務店が人気である9つ目の特徴は『 ”屋根一体型太陽光” で、売電収入が得られる』です。
こちらはオプション設備で、32坪のお家で「約200万円」が目安です。
こちらが人気の理由は、太陽光パネルの導入コストが安いため、設置後8年ほどで設置費用を回収でき、売電収入に繋がりやすいからです。
また、太陽光パネルの表面には「強化ガラス」が使われており、こちらは ”メンテナンスフリー” の屋根材のため、屋根の定期メンテナンスが不要です。
例えば、一般的な屋根材の「サイディング」は、10年毎の定期メンテナンスで「1回/約50〜150万円」と高額です。
一条工務店の屋根一体型の太陽光パネルだと、売電収入が得られることに加え、屋根の定期メンテナンスも不要になるので、金銭面でのお得が大きいです。
ここまでの話をまとめると、一条工務店が選ばれる9つの特徴は、下記の通りです。
一条工務店が選ばれる9つの特徴
- 「高級感ある住設」で、大満足の高品質
- 「外壁タイル」で、メンテナンス費が安い
- 「高断熱」住宅で、電気代が安い
- 「高気密」住宅で、外の音が聞こえない
- 「全館床暖房」で、お家全体が暖かい
- 「耐震等級3」で、地震に強くて安心
- 「ロスガード」で、夏も冬も快適に換気
- 「ハニカムシェード」で、カーテン必要なし
- 「屋根一体型太陽光」で、売電収入が得られる
これらの ”充実した標準仕様(上記の①〜⑧)” を魅力を感じて、マイホームに一条工務店を選んでいる人が多いです。
なぜなら、上記と似た条件でお家を建てるとなると、他社の住宅メーカーだと比較にならないくらい建築コストが高額になるからです。
ここで絶対に忘れてならないのが「標準仕様の導入コスト = 坪単価に加算済み」であることです。
つまり、一条工務店の標準仕様が暮らしに必要な設備なら ”一条工務店を選ぶとお得” である一方で、これら標準仕様の設備が不要の人は ”一条工務店は、割高なお家” だと言えます。
住宅メーカー選びは、住む人とお家が「合うか?合わないか?」なので、特に標準仕様の設備(=購入が必須となる設備)の内容を理解した上で、契約に進みましょう。
なぜなら「建てたいお家の条件 = 標準仕様に多く含まれる」と、建築コストが安く抑えられるからです。
「住宅メーカーの建築コスト」を知るには、下記の6ステップで進めると確実です。
- 住宅展示場に行く
- お客様アンケートを書く
- 営業マンの話を聞き、相談する
- 設計士に間取り・見積書を依頼する
- 上記「①〜④」を各社で行う
- 貰った資料を比較する
こちらの問題点は、プランを貰うのに「膨大な時間」が必要になることです。
1社あたり2〜3回の訪問が必要になり、仮に5社の住宅メーカーを比較したい人は、仕事の休日をフル活用しても3〜4ヶ月ほどの時間が必要です。
そして住宅展示場にはストレスが多く、例えば「営業マンからの猛アピールに疲れる」、「膨大な項目のお客様アンケートを書くのがシンドイ」など、なかなか行く気になれませんよね…。
何より「休みの度に住宅展示場に行って、疲労・ストレスを溜めるだけじゃなく、大事な家族との時間を潰すのは嫌だ」という人は、 タウンライフ家づくり を活用すると良いでしょう。
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【一条工務店の特徴】全12項目に分けてポイント解説!
ここからは『一条工務店の特徴をもっと詳しく知りたいっ!』という人に向けて、下記の「全12項目」から特徴を解説します。
「12の特徴」を読み切ると、一条工務店の「良いところ〜悪いところ」までが分かります。
その1:全10モデルの機能・価格一覧
まず最初に一条工務店を詳しく知るために、全10モデルの機能・価格などを一覧で解説します。
グランスマート | アイスマート | アイキューブ | アイパレット | アイスマイル | グランセゾン | セゾンA | ブリアール | セゾンF | 百年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
坪単価 | 85万円 | 75万円 | 70万円 | 60万円 | 60万円 | 75万円 | 65万円 | 65万円 | 65万円 | 70万円 |
外壁材 | ◎ハイドロテクト | ◎タイル ●ハイドロテクト | ◎ハイドロテクト | ◎サイディング ●レンガタイル | ◎サイディング | ◎サイディング ●レンガタイル | ◎サイディング | |||
屋根材 | ◎ガルバリウム鋼板 ●太陽光パネル | 太陽光パネル | ◎スレート ●太陽光パネル | ◎スレート●瓦 ●太陽光パネル | ◎テラコッタ瓦 ●太陽光パネル | ◎スレート●瓦 ●太陽光パネル | ◎いぶし瓦 | |||
全館床暖房 | ◎ | ● | ||||||||
さらぽか空調 | ● | - | ||||||||
窓サッシ | 防犯トリプル | ペアガラス | 防犯トリプル | |||||||
ハニカムシェード | ◎ | ● | ◎ | ● | ||||||
工法 | 2×6工法 | 在来工法 | ||||||||
免震 | - | ● | ||||||||
天井高 | 240㎝ | 265㎝ | ||||||||
ロスガード | ◎ | |||||||||
太陽光 | ● | ◎ | ● | - | ||||||
Ua値(断熱性) | 0.25 | 0.32 | - | |||||||
Q値(断熱性) | 0.51 | 0.89 | 0.98 | |||||||
C値(気密性) | 0.59 | 0.61 |
※「◎=標準仕様、●=オプション」
ちなみに我が家は、アイスマートで契約したにも関わらず、グランセゾンの設備を「無料」で導入できました。
なぜなら、一条工務店が定期的に行う大規模キャンペーンを狙って、そのタイミングで契約したからです。
具体的には「キッチン・シューズボックス・洗面化粧台」のグランセゾンの設備(全80万円相当)を ”無料” で導入できました。
キャンペーン内容は、毎月のように変わるので「どのタイミングで契約するか?」次第で、建築コストに大きな差が開きます。
これは一条工務店に限らず、他の住宅メーカーも共通なので、小まめにキャンペーン情報をチェックしておきましょう。
>>> タウンライフ家づくり:最新のキャンペーン特典を確認する
その2:「徹底したコスト削減」で、良いお家を安く建てられる
一条工務店の2つ目の特徴は『 ”徹底したコスト削減” で、良いお家を安く建てられる』です。
なぜなら一条工務店は、下記の方法で「コスパの良いお家づくり」に特化した住宅メーカーだからです。
- 「小品種 × 大量生産」で生産を効率化
- 海外工場(フィリピン)で人件費を安く
- テレビCMを行わず、口コミ・紹介を重視
- 大半の設備を自社工場で生産する
例えば「①小品種 × 大量生産」は、外壁カラーは「最大5色」や住設のデザインは「1モデル/1種類のみ」というように選択肢が少ないです。
そのため一条工務店は「良いお家を安く建てられる」一方で、選べる設備やデザイン数が少ないので「イメージ通りのお家が作れるか?」は、最初に確認しておきましょう。
また「有料オプション」でパナソニック等の社外品の設備を導入できるものの、他社の住宅メーカーよりも導入コストが割高なので注意ですね。(メーカーとの取引数が少ないため)
その3:「工場生産率80%」で、安定した高品質
一条工務店の3つ目の特徴は『 ”工場生産率80%” で、安定した高品質』です。
なぜなら一条工務店は、部材の大半をフィリピン工場で完成させて日本に輸入し、現場では組み立てを行うだけで、お家の80%が完成するからです。
工場生産を行うメリットは、下記の3つです。
- 専用の機械・熟練の技能者により、品質が安定する
- 「雨・風・雪」等の自然の悪影響を受けない
- 短い期間で作れるため、建築コストが安くなる
例えば、お家の上棟は「タイル・窓・断熱材が組み込まれた壁」をクレーンで吊り上げて、金物で接続するだけなので、たった3日間でお家の外枠が完成します。
上記は「上棟1日目」、下記は「上棟2日目」の我が家の画像です。
他にも、工場生産を行う住宅メーカーとして「積水ハイム」や「トヨタホーム」が有名です。
これらは、一条工務店と特徴(強み)が似た住宅メーカーなので「間取り・建築コスト・デザイン」などを比較した上で、良し・悪しを判断しましょう。
「知らなかった…」
これ以上に後悔する理由は、ありませんからね。
その4:「値引きナシ」で、紹介割・企業割のみ
一条工務店の4つ目の特徴は『 ”値引きナシ” で、紹介割・企業割のみ』です。
なぜなら、顧客間で「得した・損した」という差を生まないことと、一条工務店には ”値引きしなくても売れる” という商品への圧倒的な自信があるからです。
なお、下記の3つの条件に当てはまる人は、割引・特典を受けることができます。
- 知人紹介割 /10〜30万円相当のオプション
- 法人紹介割 /建築費 × 2〜3%の値引き
- 工場見学特典/10〜30万円相当のオプション
こちらの注意点は、①と②を併用できないことです。
そのため「①+②」もしくは「①+③」の組み合わせを比較して、還元率の高い割引・特典を選びましょう。
その5:「豊富なネット情報」がお家づくりの参考になる
一条工務店の5つ目の特徴は『 ”豊富なネット情報” がお家づくりの参考になる』です。
なぜなら「家は3回建てなければ、本当に良い家はできない」という格言?があるほど、注文住宅は住んだ後に多くの後悔ポイントが見つかるからです。
例えば「一条工務店 後悔ポイント」で検索すると、既に一条工務店でお家を建てた人の体験談を知れるので、その情報を自分達のお家作りに活かせますよね。
他にも「間取り設計のコツ」や「おすすめのオプション」など、一条工務店の幅広い情報がネットで見れるので、最初で最後のお家づくりでは超有益な情報源です。
その6:仮契約で坪単価が固定されて安心
一条工務店の6つ目の特徴は『仮契約で坪単価が固定されて安心できる』です。
なぜなら「一条工務店の坪単価」は、過去に値下げされたことは1度もなく、毎月のように建築コストが値上げされているからです。
例えば「アイスマートの過去の坪単価」は、下記の通りです。
アイスマートの坪単価の推移
坪単価 | 建築コスト(35坪) | |
---|---|---|
2012年 | 55万 | 1,925万円 |
2015年 | 60万 | 2,100万円 |
2018年 | 65万 | 2,275万円 |
2021年 | 70万 | 2,450万円 |
2022年 | 75万 | 2,625万円 |
一般的な35坪のお家だと、直近10年間で建築コストが700万円も高くなっており、値上げが止まりません、、、
ちなみに我が家は、仮契約後にウッドショック(木材価格の高騰)が起きたことで、アイスマートの坪単価が「+3万円」値上げされたものの、仮契約で坪単価が固定されていたことで、値上げ前の坪単価でお家が建てられました。
一条工務店では「坪単価の見直し」が毎月のように行われているので、マイホームを検討中の人は早めの仮契約がオススメです。
なお「近年の坪単価の値上げ」は、他社の住宅メーカーも状況は同じなので、"キャンペーン情報" などを確認して、お得なタイミングでの契約を狙いましょう。
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その7:お家の引き渡し完了までの期間が長い
一条工務店の7つ目の特徴は『お家の引き渡し完了までの期間が長い』です。
なぜなら一条工務店は、部材の80%をフィリピン工場で作っており、受注した順番に生産され、その後 日本に輸出されるからです。
つまり「工場の生産スピード」が原因で、一般的な住宅メーカーより工期が「3ヶ月ほど」遅いです。
- 一条工務店 :12ヶ月
- 他社の住宅メーカー: 9ヶ月
もし1ヶ月の家賃を「9万円」とした場合、3ヶ月遅れると「27万円(月9万円×3ヶ月)」も、家賃で損することになります。
例えば「予算27万円」あると、新しい家電製品に買い替えできます。
- お掃除ロボット:8万円
- オーブンレンジ:5万円
- 炊飯器 :5万円
- 縦型洗濯機 :9万円
「工期が遅い」は、一条工務店の特性として仕方がない一方で、「家賃」で計算すると大きな買い物ができる金額になります。
契約時は、住宅メーカー毎に工期が「3〜4ヶ月ほど違う」という点に意識しておきましょう。
その8:開放感ある間取り設計ができない
一条工務店の8つ目の特徴は『開放感ある間取り設計ができない』です。
なぜなら一条工務店は「2×6のパネル工法」でお家を建てるシリーズが多く、こちらは「高気密・高断熱」を重視した工法だからです。
例えば、人気シリーズだと「グランスマート、アイスマート、アイキューブ、アイスマイル」は全て ”2×6のパネル工法” で、グランセゾンのみが ”在来軸組み工法” です。
我が家(アイスマート)だと、ダイニングの吹き抜け(8帖)で解放感を作れた一方で、リビングには「タレ壁・耐力壁」が必須となり、同時に圧迫感も出てしまいました、、、
他にも ”解放感” という点で、大手ハウスメーカーと「天井高・間口」比較すると、下記の通りです。
天井高 | 最大間口 | |
---|---|---|
一条工務店 | 240〜265㎝ | 500㎝前後 |
三井ホーム | 240〜300㎝ | 730㎝ |
住友林業 | 240〜352㎝ | 710㎝ |
一条工務店は、解放感ある間取り設計が苦手な一方で、業界トップクラスの「気密性・断熱性」を誇り、下記の通りです。
Ua値(断熱性) | C値(気密性) | |
---|---|---|
一条工務店 | 0.25 | 0.59 |
三井ホーム | 0.43 | 2.00 |
住友林業 | 0.75 | 記載なし |
こちらは、Ua値(断熱性)が「0.1下がる=1ヶ月の電気代が500円安くなる」が目安で、C値(気密性)が加わると省エネ性の差が更に開きます。
つまり住宅メーカーには「得意・不得意」があり、一条工務店は「高気密・高断熱 = お家の快適性・省エネ性」を重視する人にピッタリです。
住む人によって住宅メーカー選びの正解が違うので、少なくとも5社以上を比較した上で、契約に進みましょう。
その9:アフター保証が「2〜10年」と短い
一条工務店の9つ目の特徴は『アフター保証が2〜10年と短い』です。
一条工務店は、アフター保証を「初期保証10年、延長保証30年」としており、お家の部位・設備毎に保証期間が異なるので、確認しておきましょう。
まず最初に、住宅メーカー各社の初期保証・延長保証は、下記の通りです。
住宅メーカー | 初期保証 | 延長保証 |
---|---|---|
一条工務店 | 10年間 | 30年間 |
三井ホーム | 10年間 | 60年間 |
タマホーム | 10年間 | 60年間 |
住友不動産 | 10年間 | 60年間 |
セキスイハイム | 30年間 | なし |
ヘーベルハウス | 30年間 | 60年間 |
パナソニックホームズ | 20〜35年間 | 60年間 |
住友林業 | 30年間 | 60年間 |
大和ハウス | 30年間 | 60年間 |
トヨタホーム | 30〜40年間 | 60年間 |
積水ハウス | 30年間 | 永年 |
ミサワホーム | 35年間 | 永年 |
※延長保証の期間は、住宅メーカー指定のメンテナンスを行なった場合に限る
築10年目に一条工務店が指定する有償メンテナンスを受けた場合に限り、保証期間を30年に延長できます。
ですが、有償メンテナンスが高額である(他社に依頼する修理費よりも割高)ことを理由に、一条工務店の大半の施主が保証を延長していないようです。
続いて、一条工務店の「初期保証10年間の中身」を確認すると、大半の項目が「2年 or 5年」と短い期間で設定されており、下記の通りです。
一条工務店のアフター保証期間【主要20項目】
床・階段 | 2年 | 配管 | 5年 |
---|---|---|---|
外壁 | キッチン | ||
屋根 | 食洗機 | ||
内壁 | トイレ | ||
天井 | 洗面化粧台 | ||
建具 | 照明器具 | ||
塗装 | 太陽光発電 | 10年 | |
浴室 | 全館床暖房 | ||
断熱材 | ロスガード | ||
バルコニー | 樹脂サッシ |
確かに、一条工務店の特徴である "標準仕様の設備" は「保証期間=10年」で設定されているものの、大半の設備が「2年保証 or 10年保証」と保証期間が短めです、、、
つまり一条工務店は、他社よりも「お家の性能」が優れている一方で、アフター保証の内容はあまり重視していないように受け取れますね。
その10:数十年後のメンテナンス費が高額になるかも
一条工務店の10個目の特徴は『数十年後のメンテナンス費が高額になるかも…』です。
なぜなら一条工務店は「数多くの高額家電が組み込まれたお家」で、高性能・大規模な機械ほどメンテナンス費も高額になるからです。
例えば、高額なメンテナンス費が懸念される設備と費用の目安は、下記の通りです。
- 全館床暖房:120万円
- 太陽光発電:55〜205万円
- ロスガード:73万円
メンテナンス費は「合計248〜398万円」と、標準仕様に高級設備が多いため、メンテナンス費も高額になることが想定されます、、、
加えて、30年後には「外壁材・屋根材・ベランダ塗装・お風呂・キッチン・家電」などのメンテナンス・買い替えも必要ですよね。
こちらは、全てのお家に同じことが言えるものの、メンテナンス費は「建てる住宅メーカー」や「間取り」で大きな差が開きます。
住宅メーカーに依頼すると「10年後・30年後・50年後に想定されるメンテナンス費」を教えてくれるので、気になる人は こちら (家づくり計画書)から確認しましょう。
お家は "建てた後にお金がかかる" ので、契約前に必ず確認しておきましょう。
その11:Wi-Fi環境が悪く、ネットに繋がらない
一条工務店の11個目の特徴は『Wi-Fi環境が悪く、ネットに繋がらない』です。
なぜなら、一条工務店のお家の床に埋め込まれている「床暖パネル」がWi-Fi電波を遮断することで、1階と2階でWi-Fi環境に大きな違いが出るからです。
例えば、Wi-Fiルーターを1階に設置した場合、2階床の床暖パネルがWi-Fiの電波を遮断することで、2階でネットに繋がりにくくなります。(もしくは、全く繋がらない)
こちらの対策は、下記の3つです。
- 吹き抜けを作る(=Wi-Fi電波が飛び交う環境を作る)
- 平屋でお家を建てる
- メッシュWi-Fiを選ぶ
なお、全館床暖房は、一条工務店の大半のシリーズが標準仕様です。
つまり「一条工務店のWi-Fi環境の悪さ」は、一条工務店でお家を建てる全ての人が抱える課題だと言えます。
今の時代、快適なWi-Fi環境は暮らしに必須です。住んでからストレスを感じないよう、上記を意識した間取り設計を行いましょう。
その12:ロスガードのフィルター掃除が大変
一条工務店の12個目の特徴は『ロスガードのフィルター掃除が大変』です。
ロスガードとは、一条工務店の換気システム(=標準仕様)で、全館換気を行うためにフィルターがお家の各所に設置されています。
つまり、お掃除を行う箇所が「ロスガードのフィルター + 通常設備のフィルター」で数が多くなり、かなり大変です、、、
例えば、我が家(32坪・アイスマート)で設置されている一条工務店 ”特有” のフィルターは、下記の通りです。
フィルター | 設置数 | 交換頻度 |
---|---|---|
排気グリル | 2ヶ所 | 1ヶ月毎 |
排気フィルター | 2ヶ所 | 2〜3ヶ月毎 |
防虫袋 | 1ヶ所 | 定期的に |
給気フィルター | 1ヶ所 | 2〜3ヶ月毎 |
着圧感応式換気口 | 1ヶ所 | 1ヶ月毎 |
ナノイー | 3ヶ所 | 2週間〜3ヶ月毎 |
こちらで既に「10ヶ所」あり、更に「キッチン換気扇(1ヶ所)、トイレの換気扇(2ヶ所)、浴槽の換気扇(1ヶ所)」が加わり、合計14ヶ所です。
ロスガードは、冬の冷たい外気温の影響を受けずに換気できる素晴らしい設備ですが、フィルター掃除は大変なので覚悟しておきましょう。
【結論】一条工務店の人気の理由に納得も、住宅メーカー選びは「合うか・合わないか」を特徴から判断すべき
本記事の結論は『一条工務店の人気の理由に納得も、住宅メーカー選びは「合うか・合わないか」を特徴から判断すべき』です。
なぜなら、住宅メーカーには「良い所・悪い所」があり、住む人に「合うか・合わないか」で、お家の「良し・悪し」が変わるからです。
例えば、一条工務店のお家の特徴は ”充実した標準仕様の設備” なので、こちらの「いる?いらない?」の見極めがかなり重要です。
下記の①~⑦は、標準仕様に含まれます。
- 「高級感ある住設」で、大満足の高品質
- 「外壁タイル」で、メンテナンス費が安い
- 「高断熱」住宅で、電気代が安い
- 「高気密」住宅で、外の音が聞こえない
- 「全館床暖房」で、お家全体が暖かい
- 「耐震等級3」で、地震に強くて安心
- 「ロスガード」で、夏も冬も快適に換気
- 「ハニカムシェード」で、カーテン必要なし
- 「屋根一体型太陽光」で、売電収入が得られる
自分たちがイメージするマイホームをお得な価格で建てられるかを知りたい人は、 タウンライフ家づくり で建築コストを見積りしてみましょう。
こちらは僕も使っており、下記のような「間取りプラン・見積り書・建築模型・カタログ」が貰えたことで、住宅メーカーの比較・検討をスムーズに進められました。
特に、既製プランではなく、自分たちの要望を元に設計された ”オリジナル計画書” を気になる住宅メーカーから取り寄せできるので、建築コストを簡単に比較できます。
お家づくりは、調べ事が盛り沢山なので、便利なサービスは積極的に使って、時間を有効活用しましょう。
最初の情報収集は、タウンライフ家づくりのようなサイトを使うと便利ですよっ!