一条工務店

【見なきゃ後悔】一条工務店で作る吹き抜けのデメリットと対策「5選」

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「吹き抜けは開放感が最高だけど、デメリットも多い」

これ、多くの人が言いますよね。僕も完全に同感です。

一般的に、吹き抜けは「夏は暑く、冬は寒い」「天井が高くてメンテナンスが大変」「音やニオイが家中に広がる」など、いろんなデメリットがあると言われています。

このようなデメリットがあることは事実ですが、実はこれ、間取りや設備をちょっと工夫すれば簡単に解決できちゃうんですよね。

そこで今回の記事では、「一条工務店の家づくりでは、吹き抜けのデメリットをどのように対策すればよいのか」について紹介します。

紹介する吹き抜けのデメリットとその対策は次の5つです。

夏は暑く、冬は寒い
メンテナンスが大変で、費用も高額
音が家中に響いてうるさい
料理のニオイが2階まで届く
耐震性能が下がり、地震に弱くなる

我が家はダイニングに8帖の吹き抜けを作りました。ダイニングに階段を設置してオープン階段にしたこともあって、音やニオイが特に問題になりやすい間取りです。

ですが我が家は、対策をしっかりと行なったため、これまで2年5ヶ月暮らしてきて吹き抜けのデメリットをほとんど感じていません。

また、一般的には「吹き抜けのデメリット」と言われていることも、「一条工務店で家を建てると、そもそも当てはまらないこと」もいくつかあるので、このあたりも一緒に解説します。

この記事は、吹き抜けに関する記事としては2本目。前回の記事では「我が家の吹き抜けに採用したオプション」について紹介しているので、よければ一緒にご覧ください。

それでは本編に進みましょう。

【見なきゃ後悔】一条工務店で作る吹き抜けのデメリットと対策「5選」

その1:夏は暑く、冬は寒い

吹き抜けのデメリットその1、夏は暑く冬は寒い。

この意見は、吹き抜けのデメリットとして最もよく聞きますよね。吹き抜けは1階と2階を繋げて大空間を作るため、夏や冬の空調が効きにくくなるという話です。

我が家も一条工務店でマイホームを建てて吹き抜けを作りましたが、このデメリットは半分だけ当てはまります。冬の寒さは全く感じませんが、夏の暑さはけっこう感じますね。

まずは冬の話から。この家に住んで2年5ヶ月、すでに3度の冬を越しましたが、吹き抜けで寒さを感じたことは一度もありません。

その理由は次の3つだと思います。

高気密高断熱住宅で室温を均一に保てる

全館床暖房で家全体、特に足元が暖かい

ロスガード90の熱交換機能が優秀

我が家はダイニングに8帖の吹き抜けを作りましたが、真冬でもかなり快適です。さすが一条の家。

一方、夏はというと、吹き抜けのある2階部分がけっこう暑くなります。我が家の空調は、夏はリビングに設置したエアコンで冷房しているのですが、ダイニングの1階は快適でも、オープンステアの上段あたりから暑くなってきて、2階の廊下はかなり暑いです。

ですが、この原因と対策はすでに明確です。

空気には「暖かい空気は軽くて上にあがり、冷たい空気は重くて下に落ちる」という性質があります。この性質によって冷房の冷気は1階に滞留し、吹き抜けの2階部分には外からの熱気がこもりやすくなる。これが暑さの原因です。

この現象は僕も打ち合わせ中から想像していたので、そこまで驚きませんでした。

そして、この対策として考えられるのは2つ。ただし我が家では、それぞれの理由からどちらも採用していません。

対策1:シーリングファンまたはサーキュレーターで吹き抜けの温度を均一にする
→これは、2階の暑さがやわらぐ嬉しさよりも、メンテナンスの手間やお手入れの面倒さのほうが気になったため、不採用にしました。

対策2:2階廊下にエアコンを設置する
→このアイデア自体を打ち合わせ中に知らなかったため、採用できませんでした。24時間運転で全館空調するイメージです。

なので、これはちょっとした後悔ポイントでもあります。

とはいえ「夏が暑い」と言っても、暑いのは廊下。長く滞在する場所ではないので、少し暑くてもそれほど気になりません。

ちなみに我が家では、夏の夜8時になると寝室の冷房が自動でオンになるよう設定していて、開け放した寝室のドアから冷気が流れてきて、2階の廊下も自然と涼しくなるんです。

そのため、冷房が必須の季節になれば、廊下の暑さ問題も自然と解消されます。

まとめると「我が家の吹き抜けは冬でも超快適。夏は2階部分が暑いけど、生活スタイル的に大きな問題ではない」といった感じですね。

その2:メンテナンスが大変で、費用も高額

吹き抜けのデメリットその2。
メンテナンスが大変で、費用も高額。

吹き抜けの天井高は約5mと高いため、高い位置に取り付けた設備はメンテナンスが大変です。この高い位置での作業を自分たちで行うことは難しいため、基本的には業者へ依頼することになるでしょう。

天井高の吹き抜けでの作業は、通常の工事料金とは別に足場の組み立て料や高所作業料が加わることで、メンテナンス費用が高額になるケースがほとんどです。

この吹き抜けのメンテナンス問題への対策は、「吹き抜けの天井には何も付けない」、これだけです。

我が家の吹き抜けの天井はこちら。吹き抜けの天井には照明器具はもちろん、シーリングファンや火災報知器、ロスガードの給排気口など、なにも取り付けないように設計しました。

吹き抜けの照明は、ダイニングに設置したダクトレール。このダクトレールには、パナソニックのスポットライトを3つずつ設置。

ダクトレールにスポットライトを後付けするスタイルだと、照明の交換や位置の調整も自分で簡単に行えます。

階段の照明は、壁の手が届く高さに設置。2階廊下の照明は、天井の手が届く位置に設置しました。

我が家は、ダウンライトのメンテナンスのしやすさも重視したため、光源に「交換型LED」を採用。

一般的なダウンライトはLEDランプと電源が直結しているため、故障した時の交換は業者に依頼しなければなりません。

ですが交換式LEDのダウンライトだと、交換用ランプさえ購入すれば、電気工事の知識がゼロの僕でも簡単に交換できます。

「吹き抜けの手が届かない場所にはメンテナンスが必要な設備を設置しない」

これだけで、メンテナンス問題の多くを解消できるはずです。

その3:音が家中に響いてうるさい

吹き抜けのデメリットその3、音が家中に響いてうるさい

これは、いわゆる吹き抜けの音問題。吹き抜けを採用する「最大の懸念」と言っても過言ではありません。

吹き抜けは1階と2階を大空間で繋げるため、1階の音が2階まで届きやすくなります。その逆も然りです。

ましてや一条工務店のような高気密住宅では、家の隙間が少ないため、音が外に漏れにくく、家の中で音が反響しやすいという特徴もあります。

つまり「高気密住宅で吹き抜けを作る」ということは、音問題に繋がりやすい2つの条件が合わさっているということです。

ですが我が家では間取りを工夫したことで、吹き抜けの音問題をほぼ解決することができました。

改めて、我が家の間取りはというと、ダイニングに8帖の吹き抜けを作りました。ダイニングにオープンステアを設置したため、吹き抜けで1階と2階が繋がった「音が響きやすい間取り」と言えるでしょう。

ですが2階の廊下に追加した「1枚のドア」によって、吹き抜けの音問題は大幅に解消されました。

具体的には、2階廊下のドアと各部屋のドア、合計2枚のドアを閉めることで、音をしっかりと遮断できる間取りを作りました。

僕は仕事中にテレビの音とか、子供の声が聞こえると集中できないタイプなので書斎にはドアをもう1枚設置。書斎を主寝室の奥に作ることで、「2階廊下のドア、主寝室のドア、書斎のドア」と合計3枚のドアで音を遮断できる間取りにしました。

このようにドアを複数枚設置したことで、洋室は「そこそこ静かな部屋」、書斎は「かなり静かな部屋」に仕上がりました。

この間取りで音をどれくらい遮断できるのか、その検証として「iPadの最大音量で記事を再生すると、2階にどのくらいの音が届くのか」を調べました。

iPadを置く場所は吹き抜けがある1階のダイニングテーブルの上。使用するiPadは11インチiPadProの第3世代。撮影機材はiPhone16Proの内蔵マイク。再生するのは僕がYouTubeに投稿した前回の記事「【一条工務店の吹き抜け】我が家で採用した大満足オプション『5選』」。

記事の音がそれぞれの場所、そしてドアを閉めることでどれくらい変わるのかにご注目ください。

それでは再生してみます。まずは階段で2階に上がりますね。

吹き抜けの2階廊下では、ダイニングにいる時と音の聞こえ方がほとんど変わりませんね。

次に、洋室前に移動して廊下のドアを閉めます。ドアが閉まることで音が少し遮断されますが、それでもまだかなりうるさいです。記事の内容を把握できるくらい音がしっかりと聞き取れます。

次に主寝室に入ってドアを閉めます。2階廊下のドアと主寝室のドア、合計2枚のドアが閉まっていることで、音がかなり遮断されています。「耳をすませば記事の声をなんとか聞き取れるレベルの音」といった感じです。

この2枚のドアによって音がしっかりと遮断されていますね。

最後、主寝室と隣接する書斎に入ってドアを閉めます。書斎に入ると音がほとんど聞こえません。完全な無音とまではいきませんが、書斎で仕事や読書をしても僕は気にならないレベルですね。

最後にもう1度吹き抜けに戻ります。書斎から出てくると、ドアがあることで音がどれくらい遮断されているかがよくわかります。

ちなみに家族との距離感を感じたい時は、これらのドアを開けておけば声や物音がしっかりと聞こえるので、この辺りの調整がしやすいのもメリットです。

我が家の吹き抜けの音対策は、2階廊下に1枚のドアを追加しただけ。これだけで吹き抜けの音問題を大幅に解消できましたし、この施工は無料でできるのでコストパフォーマンスも最強です。

その4:料理のニオイが2階まで届く

吹き抜けのデメリットその4、料理のニオイが2階まで届く。

音問題と同じで、吹き抜けはニオイ問題も深刻だと言われます。

我が家はダイニングに吹き抜けを作ったため、ニオイが広がりやすい間取りと言えるでしょう。

このニオイ問題は、2つの方法で対策しました。

1つ目は、先ほど紹介した音問題と同じで、2階の廊下に設置したドアです。

このドアと各部屋のドアを閉めることで、ニオイをしっかりと遮断できます。

2つ目は、ロスガード90の給気口の位置を部屋の前に設置したことです。

ロスガード90とは、一条工務店の全館換気システムで、簡単に言うと「家に埋め込まれた巨大な空気清浄機」のイメージですね。

ロスガード90は一条工務店の標準仕様に含まれます。

2階廊下のドアを通過してしまったニオイは、部屋の前に設置したロスガード90の給気口が吸い込んでくれるイメージですね。

これまで、ダイニングでたこ焼きをしたり、キッチンで巨大なステーキ肉を焼いたことがありますが、これらのニオイが2階の部屋まで入り込んでしまったことは、まだありません。

ちなみに、ここは2階のトイレなんですけど、ニオイがきつい料理をする時は、あえてトイレのドアを開けて換気扇を動かしておくと、さらに安心です。

話をまとめると、吹き抜けのニオイ対策として、我が家は2階廊下にドアを追加し、ロスガードの給気口を部屋の前に設置したことで、吹き抜けのニオイ問題を大幅に解消することができました。

その5:耐震性が下がり、地震に弱くなる

吹き抜けのデメリットその5、耐震性能が下がり、地震に弱くなる。

吹き抜けは1階と2階を繋げた大空間を作るため、吹き抜けなしで建てる戸建てと比べて、耐震性能が低くなると言われます。

開放感と耐震性はトレードオフの関係なので、これは仕方がありませんよね。

ですが一条工務店では、建物の種類や間取りに関係なく、全ての住まいで耐震等級3をクリアしているので、吹き抜けの開放感と耐震性能を両立した家が建てられます。

これだけでも十分に安心だと思うんですが、僕は心配性ということもあって、耐震等級3ではなんか不安だったんですよね。

そこで、有料オプションの「2倍耐震」を採用して、耐震性能をさらに強化しました。

この2倍耐震とは、「ミッドプライウォール」という強靭な耐力壁を使うことで、耐震等級5相当の家を建てられるという一条工務店のオプションです。

耐震等級について改めて説明すると、耐震等級3とは「震度6〜7の『1.5倍』の地震でも倒壊しない家」のこと。

次に耐震等級5とは、「震度6〜7の『2.0倍』の地震でも倒壊しない家」のことを言います。

当時、営業さんからしてもらった説明が分かりやすかったので、一緒に紹介しておきますね。

その説明とは、

「震度7の地震がきても耐震等級が3あれば、家が倒壊することはありませんが、クロスや外壁が破損してしまう可能性があります。ですが、耐震等級5相当で建てると、家が倒壊しないことはもちろん、クロスや外壁が破損する心配すらありません。それくらい耐震性に優れた家が建てられます。」

というものです。

「震度7が起きてもクロスや外壁すら破損しない」という説明、個人的にめっちゃ安心できました。これが2倍耐震を採用した決め手です。

そもそも「そんなに地震が心配なら吹き抜けなんか作るなよ」と思うかもしれませんが、僕は心配性であると同時に欲張りなんです。

なので、8帖の吹き抜けで開放感を作りつつも、2倍耐震で耐震性を強化した耐震等級5相当の家を建てたかったんですよね。

結果、開放感と耐震性を両立したマイホームを建てることができたので、僕は大満足です。

まとめ

以上が、一条工務店の家で吹き抜けを作るデメリットとその対策でした。

最後に、今回の記事の内容をまとめます。

一条工務店の家で吹き抜けを作るデメリット

その1、吹き抜けは夏は暑く、冬は寒い
高気密高断熱住宅と全館床暖房で、冬でも吹き抜けは全く寒くありません。
我が家はシーリングファンが無いので、夏は吹き抜けの2階廊下が暑くなりますが、ここは通路なので全く気にしていません。
暑さが気になれば、サーキュレータを置く予定です。

その2、吹き抜けはメンテナンスが大変で、費用も高額
吹き抜けの天井に何も取り付けなければオーケーです。
我が家は照明やシーリングファン、火災報知器など、メンテナンスが必要な設備は手が届く高さに設置しました。
これだけで吹き抜けのメンテナンス問題の多くが解決します。

その3、吹き抜けは音が家中に響いてうるさい
吹き抜けの2階廊下にドアを設置して対策。
洋室のドアを含めた合計2枚のドアで、音をしっかりと遮断できます。
書斎に関しては合計3枚のドア。これで静かな仕事部屋が完成しました。

その4、吹き抜けは料理のニオイが2階まで届く
2階の廊下に設置したドアで、ニオイもしっかりと遮断できます。
部屋の前に設置したロスガード90の給気口で、吹き抜けのニオイはほぼ解決。
ニオイがどうしても気になる時は、トイレのドアを開けて換気扇を回せば、さらに安心です。

その5、吹き抜けは耐震性能が下がり、地震に弱くなる
一条工務店は耐震等級3が標準仕様なので安心。
僕は心配性なので、オプションで2倍耐震を採用し、耐震等級5相当にグレードアップ。
吹き抜けの開放感と耐震性能を両立したマイホームを建てられました。

以上が、吹き抜けのデメリットと我が家の対策でした。

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  • この記事を書いた人

あつぎり

一条工務店のグランスマート(2階建て・32坪)|住宅ローン 4,350万円の返済に励む、平凡な30歳サラリーマンの記録ブログ

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