

玄関の後悔ポイント、その数5つ。
打ち合わせ当時は、我が家の間取りを自画自賛していて、「完璧な間取りが完成した」「後悔ポイントなんか出てくるわけがない」と思っていました。
ですが実際は、この家で暮らす時間が経てば経つほど、後悔ポイントが見つかります。
例えば、シューズインクローゼットを作れなかったことで大きな物を保管する場所がなくて後悔、防犯警報装置を超目立つ位置に取り付けてしまって後悔、といった感じです。
後悔ポイントが現在進行形で増え続けている我が家ですが、今回の記事では2年6ヶ月暮らして分かった玄関の後悔ポイントについてご紹介します。
これから一条工務店で注文住宅を建てられる方、特に玄関の間取り設計でお悩みの方は参考になる内容だと思うので、良ければ参考にしてください。
【一条工務店の玄関】2年6ヶ月住んで分かった後悔ポイント「5選」
一条工務店で我が家の玄関の後悔ポイントは、下記の5つです。
その1:防犯警報装置の位置が目立ち過ぎた
一条工務店で建てた我が家の玄関、後悔ポイント1、防犯警報装置の位置が目立ち過ぎた。
一条工務店の家は、防犯警報装置が標準仕様で設置されます。
この警報装置は、警報オンの状態で窓が開くと、警報音が発報される仕組み。
親機と子機で構成されていて、警報のオンオフの切り替えを行う親機は玄関に設置しました。
この親機を玄関土間のこの位置に設置してしまったことで、とにかく目立つます。
「もっと見えない場所を選べばよかった」と、今は後悔していますね。
警報のオンオフを定期的に切り替えて使う人ならこの位置でいいかもしれません。ですが我が家は、警報装置を24時間・365日オンのまま。
というのも、一条工務店の家は標準仕様のロスガード90で全館換気できるため、窓を一年中開けなくても空気を綺麗に保てるからです。
つまり、これは「警報装置の親機を1年で1回も操作しないにも関わらず、玄関の超目立つ位置に付けてしまった」という後悔になります。
警報装置を玄関に設置した理由は、設計士さんに提案されたから。
打ち合わせ当時、設計士さんから「外出時に警報装置をオンにする人が多いから、親機は玄関に付けておくと動線に無駄がなくて便利ですよ」みたいな説明を受け、それに同意して玄関に設置しました。
窓を日頃から開閉していて、不在の時だけ警報装置を使う人ならこれで大丈夫だと思います。
ですが我が家のように警報装置が常にオンの家は、そもそも親機を操作することがないので、玄関のこんな目立つ位置に取り付ける必要は一切ありません。
ちなみに親機の下にある屋外コンセントのスイッチも同じ後悔。これも日常的に操作するものではないので、玄関の隣のランリールームに隠して設置すればよかったです。
その2:照明の人感センサーの位置が悪い
一条工務店で建てた我が家の玄関、後悔ポイント2つ目は、照明の人感センサーの位置が悪かった。
この後悔は、玄関に設置した照明の人感センサーが隣接するリビングの人を検知し、玄関の照明が付いてしまうというもの。
これは入居後に修正してもらいましたが、最初はこの状態での暮らしがかなりストレスでしたね。
玄関の照明がいらないのにチカチカと点灯する
人感センサーが反応するのがウザいので、その都度リビングドアを閉めなければならない
時間がある時はセンサーの検知エリアを調整して試してみる
こんな状態が半年くらい続いていました。
というのも玄関照明の人感センサーは、元々は壁のこのあたりに設置されていて、人感センサーがリビングから丸見えだったんですよね。
なのでリビングのドアが開けっぱなしだと玄関の照明がチカチカと点灯してしまいます。
この問題は、玄関照明の人感センサーを天井に移設し、照明のスイッチは隣のランドリールームに移設して対策。
天井に設置した人感センサーはかなり良い感じで、検知エリアも自分たちが思った通りの範囲ですし、検知スピードも十分な早さです。
人感センサーとスイッチが見えない位置に移設されたので、玄関の見た目もスッキリしました。
ちなみに、我が家はこれと全く同じ問題を抱える場所が2階にもあります。
具体的には、2階廊下の人感センサーが洋室にいる人を検知してしまい、廊下の照明が点灯するというもの。
こちらも洋室のドアを閉めれば解決する問題ではあるものの、実際はドアを開けっぱなしにすることが多いので、今後は何かしらの対策が必要になりそうです。
この後悔から学んだことは、人感センサーを取り付ける場所が「完全な廊下」でない限り、壁に取り付けるべきではないということ。
これから間取りを考える人は、壁よりも天井に人感センサーを取り付けるのがオススメですよ。
その3:土間にコンセントがいらなかった
一条工務店で建てた我が家の玄関、後悔ポイント3、土間にコンセントがいらなかった。
玄関土間には、コンセントを1つ設置。
打ち合わせ当時、コンセントに明確な目的はなく、「この辺りにコンセントを付けておけば、何かのシーンで便利かも」と考え、何となくで設置しました。
ですが、この家で暮らして2年6ヶ月、玄関でコンセントを使いたいと思うシーンは未だにありません。
この玄関のコンセントになんとか役目を持たそうと色々考えたものの、全てボツになりました。
むしろ「玄関に何かを置いて、コンセントを使う」という当時の考え方が変わってしまい、「玄関の掃除が手間になるから土間には何も置きたくない」とすら最近は感じます。
予備のコンセントを設置するくらいなら、もっと利用頻度が高かったり、幅広い用途で使えそうな場所に設置すればよかったですね。
例えば、脱衣所の足元にコンセントがあれば、いま直ぐにでも用途があります。
話をまとめると、玄関土間に設置したコンセントは、今後も用途が見つかりそうにありません。玄関にコンセントを設置するくらいなら、利用用途がある別の場所に設置すれば良かったと後悔しています。
その4:シューズインクローゼットを作りたかった
一条工務店で建てた我が家の玄関、後悔ポイント4、シューズインクローゼットを作りたかった。
これは95%くらいが願望です。
というのも、シューズインクローゼットを作りたいなと、打ち合わせ当時から考えていたからです。
ですが、シューズインクローゼットを作ると建坪がそれだけ大きくなるため、建築費用もそれだけ高くなります。
我が家は、一条工務店で注文住宅を建てると決めた時点で、家づくりの予算をオーバーしています。
なので予算の関係上、シューズインクローゼットは諦めるしかありませんでした。
シューズインクローゼットが無くて困っていることは、大きな物を保管する場所がないこと。
具体的には、キャンプ道具や子供の三輪車、雪かきの道具など、主に外で使う大きな物の保管場所がありません。
あと地味に困っていることは、ダンボールの保管場所がないこと。
にも関わらず、我が家の買い物は大半がネット通販。
大量の段ボールが定期的に届く状況にも関わらず、家の中にはダンボール置き場がないので、今は僕の愛車のトランクが段ボール置き場となっています…。
最終的には、段ボールを車に乗せて捨てにいくので、よく言えば「無駄がない動線」ですが、嫌なところは段ボールのニオイ問題。
段ボールって意外とクサイんですよね。トランクの限界がくるまで段ボールはトランクに積みっぱなしなんですけど、通勤で車を使うたびに匂ってくる段ボール臭がプチストレス、特に夏のニオイが酷いです。
話をまとめると、玄関にはグレイスシューズボックスのGM166Rを採用したので、小さな物を保管する場所はたくさんあります。
ですが、シューズインクローゼットを採用できなかったことで、大きな物を保管する収納がありません。
当時は屋外用物置を購入する予定でしたが、外で物を保管すると湿度でカビやすくなると聞いたので、この計画は頓挫。
その結果、間取りを調整してシューズインクローゼットを採用しておけば良かった…という、今の後悔に繋がっています。
その5:土間に自在棚を設置すれば良かった
一条工務店で建てた我が家の玄関、後悔ポイント5、土間に自在棚を設置すれば良かった。
自在棚を設置すれば良かったと後悔している場所は、土間の左のスペース。
自在棚とは、棚の高さを自由自在に変えられる一条工務店で大人気の収納棚。
使い勝手が良いだけじゃなく、オプション費用も安いので、我が家ではキッチンに採用しました。型番はAS1530、オプション費用は20,200円でした。
このコストパフォーマンスの高さから、ランドリールームや脱衣所などにも採用している人が多いですよね。
打ち合わせ当初、ここの玄関土間はフリースペースとして使うため、あえて何も設置しませんでした。
具体的には、子供が小さいうちはベビーカーや三輪車を置く、キャンプから帰ってきた時に道具を一時的に置くといったように、その時々の用途に合わせて使えるスペースをイメージして作りました。
玄関に何でもスペースを作ったことは大正解。ですが「ここに自在棚を設置しておけば、土間の使い道がもっと広がったのにな…」と今は後悔しています。
なぜなら自在棚を設置しておくことで、下段は今と同じ用途で使いつつも中段から上段は収納として使えるからです。
シューズインクローゼットほどの収納量はなくても、自在棚があれば少し大きい物なら十分に置けますよね。
予算の都合上、我が家は玄関にシューズインクローゼットを作れませんでした。ですが今になってシューズインクローゼットがやっぱり欲しいと思っていることもあり、玄関土間に自在棚を作っておけばよかったという後悔は大きいですね。