
落ちた原因が分からないんだけど、どうすれば口座開設の審査に通るんだろうか。
本記事では、こんな疑問にお答えします。
先に結論を言うと、DMMビットコインでの口座開設は諦めて別の取引所で口座開設を進めた方が良いです。
なぜならDMMビットコインは口座開設のハードルが他社より高いにも関わらず、なんとか口座開設を終えてもサービス内容が微妙だからです。
具体的には、下記の通りです。
- 取引所がなく、販売所のみで手数料が高い
- 取り扱い通貨の種類が少ない
- 積立投資のサービスが無い
具体的には「販売所で仮想通貨を買う = 取引所より+3%ほど手数料が高い」ため、かなり割高な価格で取引をすることになります。
どこで買っても同じビットコインに変わりないので、安い取引所で購入しないと手数料で損しますよ。
本記事では「DMMビットコインの審査に落ちた理由」を解説した後に「使った方が良い3つの取引所」を解説します。

本記事の内容
- DMMビットコインの審査に落ちた理由
- 他社の取引所を勧める理由
- オススメの取引所3選
この記事を書いた人


【DMMビットコインの口座開設】審査に落ちた3つの理由
まず最初に『DMMビットコインの審査に落ちた3つの理由』を解説します。
つまり「仮想通貨へ投資するほど資産に余裕がない」と判断されてしまい、審査に落ちた可能性が高いです。
なおDMMビットコインのFAQには、下記の記載があります。
- Q.口座開設の審査基準を教えてください。
→ A.審査基準の詳細につきましては公表しておりませんのでご了承ください。口座開設の際は、お客様のお申込み内容を当社の審査基準に照らして総合的に判断させていただいております。
そのため本記事で解説する「審査に落ちた理由」は、筆者の仮説・経験則による部分も多いですm(_ _)m
下記でそれぞれを詳しく解説します。
理由①:口座開設の申込基準を満たしていなかった
1つ目の理由は『DMMビットコインの口座開設の申し込み基準を満たしていなかったため、口座開設の審査に落ちた』可能性が高いです。
サービス基本約款の「第5条 ウォレット口座及びトレード口座の開設」のポイントを抜き出すと、下記の通りです。
- 20~75歳未満であること
- 日本に住んでいること
- 本人名義の銀行口座を使うこと
- 仮想通貨の特性を理解していること
- DMM指定の本人確認書類を提出すること
- 暴力団、反社会勢力に関係しないこと
- 詐欺などで取引口座を使わないこと
- 嘘、偽りない内容で口座開設すること
- 本人の自己資産で取引を行うこと
①〜⑧は、大半の人がクリアしているはずです。
そのため口座開設の審査に落ちた原因は「⑨本人の自己資産で取引を行うこと」を満たしていない可能性が高いです。
具体的には「借金・生活必要資金を含まない余剰資金が足りていない」と判断されたと推測できます。
理由②:ご職業の選択項目が原因で審査に落ちた
2つ目の理由は『職業の選択項目が原因で口座開設の審査に落ちた』可能性が高いです。
口座開設の申込手順における、下記の「ご職業」の項目ですね。
こちらは会社員・公務員以外にも「パートアルバイト・専業主婦・年金受給者・学生・無職」の選択肢が用意されています。
つまり「学生や無職でも、仮想通貨の口座が作れる」ということです。
ですが毎月、安定した収入が見込める「会社員」であることに越したことがありません。
なぜならDMMビットコインは取引手数料で稼ぐビジネスなので、継続的に取引してくれる人を求めているからです。
「自分は会社員で収入があるのに、何で審査に落ちたんだ?」という人は、下記の可能性が高いです。
理由③:年収・資産が基準外で審査に落ちた
3つ目の理由は『年収・資産が基準外で審査に落ちた』可能性が高いです。
DMMビットコインの口座開設で、下記の2つの項目を選択します。
- 年収
- 金融資産・自己資産
こちらが口座開設の審査落ちのキーになる部分なので、少し深掘りしたいと思います。
その①:年収
口座申込の基準に「⑨本人の自己資産で取引を行うこと(借金・生活必要資金を含まない余剰資金で)」が含まれています。
例えば、下記のケースだと口座開設は難しいかもしれません。
年収 350万 → 手取り年収 280万
家族構成 :妻・子供
住宅ローン:月7万円
車のローン:月3万円
生活費 :月10万円
手取り年収が280万円だと、1か月の所得は約23万円です。
いくら会社員で年収が安定していても「月23万円の手取りで、固定費が約20万円」だと、ちょっと厳しそうですよね。
他にも趣味や娯楽費等でもお金がかかるので、すると手元にお金が残らないはずです。
つまり年収が安定している人でも「生活必要資金を含まない余剰資金が足りていない」と判断されるケースは、いくらでもあるという話です。
その②:金融資産・自己資産
おそらく「金融資産・自己資産がどれだけあるか?」が口座開設において、最も重要な項目だと推測できます。
なぜなら「職業で無職が選べる = 収入ゼロでも口座開設できる」と解釈できるからです。
極端に言うと、例えば「株で儲けて脱サラした無職の資産3億円の人」が口座開設したいと手続きしているのに、DMMビットコイン側が断る理由がないですよね。
つまり口座開設の審査の重要度は「①金融資産・自己資産 → ②年収 → ③ご職業」の順番と推測できます。
口座開設の基準は、他社より厳しい?
DMMビットコインの口座開設は、他社よりも厳しいはずです。
なぜなら「DMMビットコインはレバレッジ2倍の取引ができる」からです。
レバレッジとは「50万円の手元資金で100万円分のビットコインが買える仕組み」のことを言います。(レバレッジ2倍のケース)
仮想通貨は価格変動が大きいため、投資リスクが高いです。
にも関わらず、レバレッジを使って自己資金の2倍の取引をすると更にリスクが高くなりますよね。そのためDMMビットコインの口座開設は、他社よりも厳しい基準で判断していると推測できます。
現に「DMMビットコインで口座開設の審査に落ちた…」という声が多いのも事実です。
DMMビットコインの審査落ちたwww
髪の毛スーパーサイヤ人で
笑顔の写真送ったからダメだったのか?収入なしのニートにはお断り😭 pic.twitter.com/jcMhLeEIjm
— さる (@osarusandesuyon) December 11, 2020
DMMビットコインの審査落ちた😭
なんでだろ?
学生だから?— hayashi (@hayashi16868095) February 18, 2021
DMMビットコインの口座開設審査落ちたwww
年収500万で資産10万以下とか落ちて当たり前だがな— 山達@FK8 (@DC5Syamatatsu) April 13, 2018
DMMビットコインの審査に落ちて良かった3つ理由
ですが「DMMビットコインの審査に落ちてしまった…」と落ち込む必要はありません。
なぜなら「DMMビットコインを使わない方が良い理由」があり、それは下記の3つです。
DMMは、元々FX(為替取引)で有名な取引所です。手数料の安さ・使い易さから、多くの利用者がいます。(「DMM FX」というサービス)
ですが、そんなDMMも仮想通貨のサービスになると、内容がかなり微妙なんですよね、、、
正直な話、他社の取引所と比べると劣る部分が多いのが事実です。
理由①:取引所がなく、販売所で手数料が高い
1つ目の理由は『取引所がなく、販売所のみで取引手数料が高い』からです。
取引手数料は「取引所 < 販売所」であり、販売所で仮想通貨を取引すると損をします。
取引において「手数料」はスゴく重要なので、下記で詳しく検証しますね。
販売所と取引所の違い
- 販売所:取引所の運営業者と仮想通貨を売買する
- 取引所:市場のユーザー間で仮想通貨を売買する
販売所を使うと「簡単な操作」で仮想通貨の売買ができます。
ですがメリットはそれだけで、下記の2つがデメリットです。
- 取引コストが高い
→ 取引手数料が無料だけど、スプレッドで損する - 指値注文ができない
→ 現在の価格でしか売買できず「○円になれば購入」や「○円になれば売却」といった予約注文ができない
結局のところ、販売所でも取引所でも取引できるのは同じ仮想通貨です。
そのためスプレッドで割高な価格で取引する販売所を使っている時点で、投資で損する可能性が高くなると考えておきましょう。(下記でスプレッドを解説します)
販売所で取引すると「8万円」も割高に…
下記で販売所と取引所のビットコインの価格差を検証します。
こちらはDMMビットコインの取引価格です。
- ビットコインの売却価格
→ 5,012,427円 - ビットコインの購入価格
→ 5,093,280円
仮に「②の価格で1ビットコインを買って、直ぐに①の価格で売却」すると、一瞬で約8万円も損します。この買値と売値の価格差がスプレッドです。
スプレッドは販売所を使うと、売買コストとして必要です。
ですが取引所で売買すると、上記の8万円の価格差が「約1,000円」にまで小さくなります。つまり「販売所を使う = 大損する」ということです。
ですがDMMビットコインには、取引所がありません。そのため全ての仮想通貨の取引を手数料の高い販売所で行う必要があります。
参考までに取引所で売買できる通貨数は、下記の通りです。
- DMMビットコイン:0通貨
- ビットフライヤー :2通貨
- コインチェック :5通貨
- GMOコイン :11通貨
- ビットバンク :14通貨
「取引コスト = 投資で稼ぐ利益」に直結するので、取引所の取り扱い通貨数が多い口座を選ぶようにしましょう。
主要な仮想通貨である「ビットコイン」と「イーサリアム」は、DMMビットコイン以外なら上記の全ての取引所で売買できます。
理由②:取り扱い通貨が11種類が少ない
2つ目の理由は『DMMビットコインは取り扱い通貨が11種類とやや少ない』からです。
各社の「販売所」の取り扱い通貨数を比較すると、下記の通りです。
- DMMビットコイン:11銘柄
- ビットバンク :14銘柄
- ビットフライヤー :15銘柄
- コインチェック :15銘柄
- GMOコイン :18銘柄
主要通貨である「ビットコイン」や「イーサリアム」等は、どこの販売所でも取り扱いがあります。
ですがマイナーな通貨だと取引できる・できないがあるので、注意して下さい。
理由③:積立投資のサービスが無い
3つ目の理由は『DMMビットコインには、仮想通貨の積立サービスがない』からです。
積立とは「毎日300円ずつビットコインを購入する」といったように、少額をコツコツと買い続ける投資法です。
購入タイミングを分散することでリスクを下げつつ、中・長期で保有する投資法が仮想通貨と相性が良いので、積立は使いたいサービスの1つですよね。
なぜならビットコインは短期的には急落するシーンが多くあるものの、長期で見ると過去の最高値を何度も更新し続けているからです。
例えば2018年の仮想通貨バブル崩壊のタイミングから積立投資を始めていても、2022年3月時点で「約5.4倍の価格上昇」と大きな投資リターンを得られています。
- 投資元本: 730,500円
- 評価額 :3,936,025円
※毎日500円ずつビットコイン購入し、評価額は2022年3月のビットコイン550万円を元に評価額を計算済み
もしバブルの最高値で一括で買っていると、投資リターンは「2.3倍」にまで下がります。
値動きの予想は難しいので、少額をコツコツと長期で投資する積立が初心者にもってこいの投資法です。
ですがDMMビットコインには積立サービスがありません。なので口座開設の審査に落ちたといっても、気にしなくて良いと思います。
DMMビットコインの審査に落ちた人向けオススメの仮想通貨の取引所3選
コインチェック:審査に通りやすい取引所
取引所で口座開設のハードルが低いのが『コインチェック』です。
僕の知り合いで「ブラックリストに入っていてクレジットカードを作れない人でも、コインチェックだと口座開設ができた!」人がいるくらいです。
DMMビットコインの審査に落ちた人は、ぜひ試してみてください。
- スマホアプリが使い易い
- 使い方を解説するブログが多い
- 積立投資が使える
「初心者が初めて使う取引所のオススメは?」と聞かれると、僕はコインチェックをオススメします。
無職で一般的な資産額の人でも口座開設できている人がいる事実があるので、ぜひお試しくださいm(_ _)m
ビットフライヤー:積立投資に優れた取引所
ビットフライヤーは老舗の取引所で、特に「仮想通貨の積立」をやりたい人にオススメです。
- ビットフライヤー
- コインチェック
- GMOコイン
積立が使える上記の3社でも、積立プランの内容はそれぞれ違います。
例えば「積立の頻度」や「積立の最低金額」、「開始・変更にかかる期間」等が異なり、総合的に判断するとビットフライヤーが最もオススメです。
詳しくは、下記の記事を参考にしてくださいm(_ _)m
-
【ビットフライヤーのかんたん積立】メリット・デメリットを知り、積立投資スタートする手順
続きを見る
ビットバンク:売買コストが安い取引所
取引手数料を安くしたい人は『ビットバンク』で口座開設を進めてください。
なぜならビットバンクは取り扱い通貨の全てが取引所で売買できるからです。
- DMMビットコイン:0通貨
- ビットフライヤー :2通貨
- コインチェック :5通貨
- GMOコイン :11通貨
- ビットバンク :14通貨
特に主要通貨であるビットコイン・イーサリアム以外も取引したい人は、ビットバンクやGMOコインといった取引所の通貨数の多さで選ぶようにしましょう。
繰り返しですが、DMMビットコインは全ての通貨を販売所の高い手数料で売買することになるので注意して下さい。
【まとめ】DMMビットコインの口座開設の審査落ちは、むしろ結果オーライ
最後に記事をまとめます。
DMMビットコインの口座開設の審査に落ちても、気にしなくて大丈夫です。
他社の取引所を使う方がメリットが多いので、むしろ結果オーライです。
- 取引所がなく、販売所で手数料が高い
- 取り扱い通貨が11種類と少ない
- 積立投資のサービスが無い
そこで別の取引所で口座開設をする際は、下記を参考にしてください。
- コインチェック :審査に通りやすい
- ビットフライヤー:積立プランが充実
- ビットバンク :売買コストが安い
どれも用途・特徴が異なる取引所なので、最初に口座を作っておくと便利ですよ。
例えば「積立はビットフライヤーで行い、その他の売買は手数料の安いビットバンクを使う」といった具合です。
ちなみに僕は「コインチェック」と「ビットフライヤー」をメインの取引所として使っていますm(_ _)m