
2021年には700万円を超えたらしいけど、価格が上がる理由を知りたいな…。
本記事では、こんな疑問に答えます。
先に結論を言うと「ビットコインの価値は何か?」の明確な答えはありません。
なぜならビットコインをどう見るか・判断するかで、人それぞれで価値の感じ方が違うからです。
「ビットコインの価値」は、大きく下記の7つです。
- 決済手段に使える
- 国際送金が簡単・速い・便利
- 銀行口座を持てない人でも使える決済手段
- ブロックチェーン技術は世界を変える
- ビットコイン投資は大きく儲けられる
- 価値の保存手段に最適
- 為替の影響を受けない
ちなみに僕がビットコインに価値を感じるポイントは「⑤・⑥・⑦」で、つまりビットコインの投資先として魅力です。
なぜならビットコインを保有しておくと「高い投資リターンが狙えて、通貨のインフレ対策にもなり、為替の影響も受けない」からです。
これはビットコインの過去の値動きから、証明されています。
特に2020年以降の金融政策で大量の通貨が発行されたことで、世界中の法定通貨の価値が下がっており、そこへ日米の金利差の拡大が加わり、大幅に円安が進みました。
なんと、たった1年間で「102円→131円」と約30%の円安が進みました。これは「日本円の貯金100万円の価値が70万円に目減りした」のと同じです。
これから更に円安が進むと専門家は予想されていることもあり、僕は日本円をビットコインへ資産の形を変えています。
なぜならビットコインは最大発行枚数2100万枚の希少性の高さに加え、近年は高いリターンが見込める投資先として大きな資金が流入しているからです。
その証拠にビットコインは過去最高値を何度も更新しており、「自分の資産を増やす・インフレから守る資産」として注目されています。
2022年4月時点では「1ビットコイン=500万円」と、かなりの高額で取引されています。そこで「ビットコインは、なぜこれほどの価値があるのか?」を本記事で詳しく解説します。
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ビットコインには、なぜ価値があるの?【価格が上がる7つの理由】
さっそくビットコインに価値がある7つの理由を解説します。
先にお伝えした通り、僕は「⑤・⑥・⑦」に価値を感じるものの、その人の生活・考え方で価値を感じるポイントは違います。
自分が共感できるポイントを見つけるのも1つですが、世界的に視野を広げた時に「どこに価値を感じる人が多いのか?」を予想すると良いかもしれません。
なぜなら価格は「需要(買いたい人):供給(売りたい人)」のバランスで決まるからです。
ビットコインを買う人が増えると価格は上がり、売る人が多くなると価格が下がります。
供給量は「発行上限2100万枚」と決まっているため、どこに需要があるのかを予測し、それが買いたい人と売りたい人の需給バランスを判断するといった具合です。
それでは順番に解説を進めますm(_ _)m
その①:ビットコインは決済手段に使える
1つ目は『ビットコインは決済手段に使えるから価値がある』です。
ビットコインは世界中で使える共通の決済手段です。日本円と米ドルといった為替は関係なく、日本でもアメリカでも共通の決済方法として使うことができます。
例えばスマホ決済サービスで世界一のPayPalは2021年11月にビットコインの決済に対応しました。(他にもイーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュに対応)
PayPalはビットコイン決済に対応し、約数百万のネット店舗で使えるようになりました。その後、2900万以上の加盟店でも使えるようになる予定とのことです。
ちなみに日本でも「ネット店舗 82件、実店舗 268件」と多くの店舗が対応しており、大手ではDMM.COMやビックカメラがビットコイン決済に対応しています。
PayPalによるビットコイン決済は数秒で完了し、決済手数料は無料で使えるため、普及が広まると海外の旅行先などでは特に便利そうですよね。
その②:国際送金が簡単・速い・便利
2つ目は『国際送金が簡単・速い・便利だから価値がある』です。
ビットコインは、国際送金の問題を解決できる仮想通貨です。
なぜなら今の国際送金は、問題ばかりでデメリットが多いからです。
参考までに、下記は楽天銀行で日本円を送金するケースです。
- 送金手数料が約5,000円と高い
- 送金額の上限が100万円と低い
- 着金は約1週間後と遅い
国際送金は「日本の銀行→日本の中継銀行→海外の中継銀行→受取先の銀行」といった具合で、複数の銀行をまたぐため、手数料が高く・送金制限が多く・着金に時間がかかります。
ですがビットコインだと、送金時間は10〜20分ほどで、送金する金額に上限がなく、仮に数千万円〜数十億円と高額の送金でも手数料は3,000〜5,000円と安いです。
また送金先の国の制限もなく、相手の送金先アドレスが分かれば自由に送金することができます。この送金革命はビットコインの価値の1つと言えるでしょう。
その③:銀行口座を持てない人でも使える決済手段
3つ目は『銀行口座を持てない人でも使える決済手段だから価値がある』です。
なぜなら日本ではほぼ全ての人が銀行口座を所有していますが、世界の発展途上国を見ると「銀行口座を作りたくても作れない人」がかなり多いからです。
具体的には、インドでは15歳以上で約2億人(約15%)が銀行口座を作れないと言われています。
またエルサルバドルでは約70%の人が銀行口座を所有していないこともあり、ビットコインがエルサルバドルの法定通貨に採用されました。(※2022年4月には中央アフリカもビットコインを法定通貨に採用)
つまり世界には「銀行口座は持っていない・作れないけど、スマホは持っている人」が多いことから、ビットコインを普段の決済手段として使いたい需要があります。
特にインドは世界第2位の人口なので、インドでビットコイン決済が普及すれば大きな需要が見込めそうですよね。
日本で暮らしているとイメージしにくいかもしれませんが、世界的にはビットコインの大きな実需が存在していると言えそうですね。
その④:ブロックチェーンは世界を変える技術
4つ目は『ブロックチェーンは世界を変える技術だから価値がある』です。
ビットコインはブロックチェーン(公開取引台帳システム)という技術を元にシステムが稼働している仮想通貨です。
ビットコインの過去の取引記録はネット上に公開されており、誰でも確認することができることから嘘が付けない仕組みです。また、過去の取引記録の改ざんは絶対にできません。
銀行口座を使わなくても「個人↔個人」で仮想通貨の送金のやり取りができるのは、信頼のおけるブロックチェーン技術があるからです。
今までは企業(管理者)に依存していた金融がブロックチェーンという技術が現れたことで、個人で通貨のやり取りが成立するというのは大きな革命です。
つまり「送金や決済に使えて便利」や「投資してお金を儲けたい」ではなく、ブロックチェーンという世界を変える技術に価値を感じてビットコインを所有したい人が一定数います。
今では色んな仮想通貨でブロックチェーンが使われています。ですがブロックチェーン技術を最初に生み出したのはビットコインなので、その技術に魅了される人はビットコインにも価値を感じるといったワケです。
その⑤:ビットコイン投資は大きく儲けられる
5つ目は『ビットコイン投資は大きく儲けられるから価値がある』です。
もちろん投資なので100%ではないものの、ビットコインは過去最高値を何度も更新しており、長期で保有する人は大きな利益を出せています。
具体的には、2019年は40万円ほどだったビットコイン価格が2021年には最高値で780万円にまで上昇しました。たった2年間で、価値が約20倍になりました。
そこで「ビットコインに投資すれば儲かる」と聞いて、ビットコインを買う人が増えている事実があります。
ビットコインには「①最大発行数2100万枚、②新規発行量は減り続ける」というデフレ資産の特性を持つことから、価格が上がり易い特性があります。
具体的にビットコインへ投資する人は、下記の通りです。
- 仮想通貨で儲けたい個人投資家
→ベトナム・インド・オーストラリア、人口の20%以上が仮想通貨へ投資 - 上場企業もビットコインへ投資
→マイクロストラテジー 約13万BTC(約6,500億円)、テスラ 約4.3万BTC(約2,100億円)など、アメリカ企業の大口資金が流入 - 機関投資家の買い需要
→ 2026年までに運用資金の約7.2%(約30兆円)が仮想通貨へ流入する見込み
他にもビットコインETFがアメリカで承認され、1日で10億ドルの取引高を記録したりと、これまでは「仮想通貨=ギャンブル」だったものの今は「仮想通貨=投資」へと変わりました。
つまり「ビットコインの価値=お金が増える魅力的な投資先」といったシンプルな理由です。
その⑥:価値の保存手段に最適である
6つ目は『ビットコインは価値の保存手段に最適である』です。
ビットコインは最大発行枚数が2,100万枚と上限が決まっており、その発行枚数の少なさと通貨の希薄化が起こらないことから一定の価値が担保されます。
例えばゴールド(金)は「地球上から採掘できる量に限りがあるからこそ、希少性が生まれるから価値が高い」といった特徴がありますよね。
このようにビットコインとゴールド(金)は特徴が似ていることから、ビットコインは「通称 デジタルゴールド」と呼ばれています。
またビットコインは利便性の高さや技術力から、本来の価値は「ゴールド(金)<ビットコイン」と言われています。
そこでビットコインとゴールドの時価総額を比べると、下記の通りです。
- ビットコイン : 約100兆円
- 金(ゴールド):約1200兆円
つまりビットコインは、更に約12倍以上の価格の成長余地があると言われているため、将来の価格を5,000〜6,000万円と予想する人も多いです。
ちなみに金・銀・石油などは、新たな埋蔵拠点が見つかるケースがあるものの、ビットコインの発行枚数は確実に「2,100万枚」と確定していることからより希少性が高い資産と言えますよね。
希少性を元にビットコイン価格を予測する指標に「ストックフローモデル」というものがあります。この指標によると、ビットコインは2024年に3160万円になり、2032年に1億円にまで価値が上がると予想されています。
詳しくは「 【ビットコイン】ストックフローモデル(S2F)だと2024年に3000万円を超える理由 」の記事でまとめているので、参考にしてくださいm(_ _)m
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【ビットコイン】ストックフローモデル(S2F)だと2024年に3000万円を超える理由
続きを見る
日本円は、国が無限に発行できることから供給量がどんどん増えており、同じ1円でも今と昔では価値が違いますよね。
特に2020年はコロナ対策で大規模な金融緩和が行われたことで、通貨の供給量が増え、法定通貨の価値が大きく下がりました。(アメリカのFRBは約250兆円もの資金供給を行った)
ビットコインは、上記のような希薄化で価値が下がるリスクがありません。ストックフローモデルの仕組みを知ると、その理解が深まるはずですm(_ _)m
その⑦:ビットコインは為替の影響を受けない
7つ目は『ビットコインは為替の影響を受けないから価値がある』です。
なぜならビットコインは世界共通で使える通貨なので、円安や円高といった為替の影響を受けないからです。
特に2022年は日本円の価値が大幅に下がっており、通貨リスクを回避する1つの方法としてビットコインが選ばれています。
具体的には2021年→2022年はドル円が「102円→129円」へと25%以上も円安が進んだことで、日本円の価値が大きく下がりました。
例えば、日本円で100万円の貯金がある人だと、価値が75万円に目減りしたのと同じです。今、日本円はかなりヤバイ状況ですよね…。
この原因は、アメリカが大規模な金融緩和を行ったことで、アメリカの金利が上がり、日米の金利差が拡大したからです。
結果、低金利の日本円を売って、高金利の米ドルが買われたことで急激な円安が進みました。この円安は135円あたりまで進むと言われています、、、
この原因は「為替」ですが、世界共通で使われるビットコインには為替の影響がありません。
通貨安のリスクを回避できるだけじゃなく、ビットコインは長期的に価格が上がる可能性が高いです。なので僕は日本円を米ドルやビットコイン、ゴールド等に積極的に交換しています。
なにより日本円の価値が下がり続けている以上、資産を日本円だけで保有するのはキケンですよね。
日本円は価値が下がるリスクが高いけど、価値が上がる可能性はほぼゼロだから、どうせリスクを取るなら投資した方が良いよね!

【まとめ】ビットコインの7つの価値
最後に記事をまとめます。
本記事では、下記のビットコインの7つの価値を紹介しました。
- 決済手段に使える
- 国際送金が簡単・速い・便利
- 銀行口座を持てない人でも使える決済手段
- ブロックチェーン技術は世界を変える
- ビットコイン投資は大きく儲けられる
- 価値の保存手段に最適
- 為替の影響を受けない
個人的には「⑤・⑥・⑦」に価値を感じており、ビットコインは投資対象として魅力的です。
おそらくビットコインに投資する大半の人が「ビットコインは価格が上がり易い→なら投資先として魅力的だ→だからビットコインへ投資しよう」といった人が多いはずですよね。
特に「最大発行枚数2,100万枚」と「4年に1度の半減期で供給量が減り続ける」といったデフレ資産の特性は、ビットコインが高く評価されている2大要素です。
このビットコインの特性を知っておくと「早売りしてしまい、大きな利益を取り損ねた…」という失敗を防げるはずなので、詳しくは下記の記事を参考にして下さいm(_ _)m
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